前世は剣帝   作:イタク

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ファイとアーディそれからディース姉妹はエトンが用意した部屋で一泊した


第38話ーオリンピア五話

朝ファイはいつもより速く起きオリンピアを眺めた

 

(……ベルが居たら喜びそうだな、お土産でも買っとくか)

 

等と考えていると…

 

「「お義父様!!おはよう!」」

 

そこには何故か「お義父様」と呼ぶ元?闇派閥のディース姉妹が朝から元気よくファイの部屋を尋ねた

 

「あっ…………うん...おはよう」

 

ファイは今だなれないディース姉妹に困惑するが一応悪さをする気配が無いので挨拶した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝食時、全員と一緒に食事を取るがアーディは目はうとうとしながら朝食を取っ手いた

 

「何で眠そう何だ?アーディ」

 

「…………アハハ……実はちょと興奮して寝れなくて」

 

その言葉通りアーディの目にはクマが出来ていることに気がつく

 

「…………」

 

眠そうな体を他所に元気良く遊びに行こうとするアーディにファイは少し考え

 

「さーて!!早速オリンピアに!!」

 

「いや寝ろ」

 

「何で!?」

 

アーディはファイの言葉に反発しどうしたものかと考えていると隣に居るディース姉妹がキャキャしながら朝飯前を食べているのを見ると……ニヤリと笑い

 

「なぁディース姉妹」

 

その言葉にディース姉妹は目を輝く

 

「「何かしら!?お義父様!!」」

 

「アーディ……いやお義母が一緒に今から寝たいみたいだから一緒に寝てきたら?お前達もあんまり寝てないだろ?」

 

「えっ!?良いのお義父様!?」

 

「ちょ!」

 

アーディは直ぐに否定しようとするが……

 

「アーディは嫌がるかも知れないが、それは照れ隠しだから遠慮無く寝てこい」

 

「「ありがとう!?お義父様!!」」

 

「ファイ!?」

 

「さぁ行きましょ!お義母様!」

 

「お義母様と一緒に寝るの夢だったわ!!」

 

二人の言葉にアーディは拒否しようとするが……ディース姉妹の純粋な「夢」と言う言葉に一瞬躊躇してしまう

 

「さぁ一緒に寝ましょうお義母様!」

「一緒に気持ち良くなりましょ!」

 

ディース姉妹のディナの「気持ち良く」と言う言葉に危機感を覚えアーディは慌てる

 

「ちょと!それだけはダメだよ!?」

 

アーディは必死に抵抗するが、流石レベル5のディース姉妹から逃げられ無い

 

「ファイ!!助け~~~!!」

 

この元凶とも言えるファイに助けを求めるが……

 

「疲れる事はするなよ」

 

「「え~~~……」」

 

ディース姉妹はファイの真剣な様子を見ると……

 

「分かったわ」

「そう言う事ねお義父様!」

 

「「さぁ!一緒に寝ましょうお義母様!!」」

 

「えっ何!?と言うか何もしないよね!?しないよね!?お願いだから何か言ってよ!!!」

 

アーディは叫ぶがディース姉妹はニコニコ笑いながら寝室に向かうのであった

 

「助けてーーファイ!!!」

 

 

 

アーディの助けを無視し何事もなくファイは朝食を取ると

 

「えっ……何これ?」

 

一応ファイの接待役のイリアは……本気で戸惑うのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファイは1人で街を散策していた(接待役のイリアは無言でファイの後ろに着く)

 

「…………」

 

ファイは1人街の様子を観察する……街の人々の様子は特に違和感が無く人々の活気で賑わっていた

 

「凄い活気だな……」

 

ファイはオリンピアはアーディやディース姉妹により、鎖国状態である事は知ってたがここまで活気があるとは思わなかった

 

「ここはオリンピア1賑わう城下町ですから」

 

ファイの独り言にイリアが答える

 

「そうか……」

 

(それにしても妙だな?)

 

ファイは一つの疑問が浮かべる

 

(俺達が入る時門番の兵士は俺の顔を知っていた……まぁ新聞とかで似顔絵は出るとしても……街を歩いても誰も俺を見向きもしない)

 

その言葉通りファイはオリンピアに行くまでの道中何回か振り返られたりしたがここオリンピアでは誰もファイに対して振り返った人間は居ない……逆に巫女と呼ばれる者と兵士どけはファイに対して振り返った…………

 

(何なんだ?……この街は)

 

ファイは少し考えるが……分からなくなり

 

「なぁ……えっとイリアだっけ?」

 

「あっはい!何でしょう!」

 

イリアと呼ばれる少女は緊張しながらもファイの言葉に反応する

 

「なぁオリンピアで川釣り出来る所はあるか?」

 

「…………はい?一応有りますが?」

 

「教えてくれ」

 

「えっとそれって…………もしかして釣りですか?」

 

「あぁそうだが?逆にそれ以外にあるか?」

 

その言葉にイリアは盛大に溜め息を付くと

 

「何でですか!?」

 

今まで大人しかったイリアが大声を上げた

 

「いや釣りが…………」

 

ファイは釣りに行こうとするが

 

「ここはオリンピア!ここは今までずっと鎖国していた国で!貴方が!初めて商人以外でこれた方が!よりにもよって釣りですか!?」

 

「おっ……おう」

 

「大体よりにもよって川釣りって……目の前に広大な海が有るって言うのに!!」

 

イリアは接待役と言う事を忘れファイに対して物凄い剣幕で怒るのであった……

 

 

 

 

 

 

 

言いたいことを言ったイリアだったが我に返り落ち着き初め……

 

「…………ごめんなさい」

 

「まぁ……あれだ気にするな」

 

ファイは頭をかきながら「どうしたものかとか」悩むと

 

「じゃあ……あれだ、バカなエピメテウスが一番行ってた場所ってどこか知っているか?」

 

その言葉にイリアは少しファイを睨みつけるが……客と言うこともあり

 

「では……エピメテウスが飾ってある銅像なのはいかがですか?」

 

「それは後日アーディと行く羽目になるからいい……」

 

その言葉にイリアはどこを連れていくべきか悩むと……とある場所を思い出す

 

「…………では……エピメテウス様が………最も大事な所に行くのはどうでしょうか?」

 

イリアは息を飲む様に勧めると

 

「あぁ……そこが良い」

 

ファイは何となくどんな場所なのか……あえて言わなかった……きっとそれは目の前の少女が気がつくと考えたからだ

 

 

 

 

 

 

 

ファイはイリアに案内され大量の石が置かれて居る所に辿り着く

 

そこは何もされてない場所だった……有るのは壊れた展望台と……古びた石が綺麗に置かれて居るだけで他は草で覆われている場所だった

 

「ここは……エピメテウス様が良く行かれてた伝わる場所です……そして()()の場所です」

 

その言葉にファイはゆっくりと座り目の前の石を触る

 

「断面は風化してるけど……文字が刻まれているな……」

 

ファイはゆっくりと触り読めもしない文字をなぞった……

 

「イリア……ここはエピメテウスと共にした戦友の墓か?」

 

「…………はい」

 

イリアの言葉にファイは長い間を置き

 

「……………………そうか」

 

ただ一言放った

 

その言葉は重く……そしてファイは胸の奥から何かが込み上げる

 

その様子にイリアは何かを思ったか……ただ一言

 

「何故貴方は……冒険者……いえ英雄候補に成ったのですか?」

 

その一言にファイは驚く……正直に言えば誤魔化せば良いが何故か誤魔化しては行けないように感じとってしまいただ一言

 

「…………拐われた」

 

「……えっ?」

 

「いや正確に言うと気がついたらアストレアが勝手に『神の恩恵』を刻まれた」

 

「…………えっとアストレア様は正義の眷属なのですよね?」

 

「そうだが?」

 

「そのアストレア様から拐われたと」

 

「あぁ正確に言うと団長のアリーゼが拐った」

 

「え~~~~」

 

イリアは「何故そうなったの!?」と言わんばかりの表情をするとファイは笑う

 

「それからな俺が何故英雄候補と呼ばれる様に成ったか知ってるか?」

 

「あっはい!それはもちろん闇派閥と呼ばれる者と最終戦で戦い勝利に……」

 

「それは違う」

 

「えーー」

 

イリアは「それも違うの!」と驚愕する

 

「俺はただバカ2人(アルフイアとザルド)を殴りに行って、そして我が友(エレボス)とか言う拗らせたバカな神を殴りたかっただけだ」

 

「えっ……神を…………殴った!?」

 

「そうだが?何ならアリーゼも神を殴ったぞ?」

 

「それ正義の眷属が一番やっちゃあダメなやつ!!」

 

イリアはただ1人慌てふためく……そして「下界の禁忌を犯す?……正義の眷属とは?」等と独り言を言うほど混乱していた

 

「……あっこれ言っちゃあダメなやつだった」

 

そう言うとファイはイリアの方を向きただ一言

 

「まぁ良いか」

 

「それ本当に良いの?」

 

イリアは少し考えるが心の中で黙っておく事にするのであった

 

 

 

 

 

ファイは置かれている墓石に一つ一つ花を置いた

 

「…………ありがとうございます」

 

「別に…………ただ忘れられた英雄に成れなかった人達に花を置いただけだ……忘れられるのは……辛いからな」

 

「……っ」

 

イリアは少し驚き瞳を閉じた

 

「所で愚者のエピメテウスの墓は無いのか?」

 

「申し訳ないのですが……エピメテウス様の墓はございません……私達巫女も調べたのですがどの文献にも乗っておらず」

 

「ふーん……そうか……そうだよな」

 

ファイは墓石を見渡す

 

(街から明らかに離れた所に有る……ということはエピメテウスが作った墓なのだろう……ならこの墓石の下には……何も無いかもしれないな)

 

そのファイの考えた通り、当時エピメテウスと共に戦った死んだ戦友は王の命令により墓を造るのを禁止された

 

しかしエピメテウスは王の命令を無視したった1人墓を造った

 

しかしその墓は全てでは無いが、墓の下には戦友の死体が無いのもあった……

 

それがどれ程辛いのか……ファイには想像出来ない程の辛さだと考えた、しかし一つだけ……たった一つだけファイに分かる事があった

 

 

(エピメテウス……お前も……大事な人達を助ける事が出来なかったのか)

 

 

その言葉通りファイは無数の墓石を眺めるのであった




今日の作者の独り言

さぁ連続投稿第二だん!

久しぶりの投稿にも関わらず約5000ものUAを頂ました!!

パチパチパチパチ

いやーシリアスな展開って書くの本当に難しいよね~何故なんだろ

まぁそんな話は置いといて

今後も面白い話を書いていきますので高評価お気に入り登録よろしくお願いします!

あとあと感想も待ってます!!

ではまた明日投稿をお楽しみください!

ファイのヒロイン候補何となく募集します!(アリーゼとアルフィアは除く) 期限は……特に無いがだいたい3ヶ月後には終わる予定

  • リヴェリア
  • アスフィ
  • フィルヴィス
  • アーニャ
  • クロエ
  • ルノア
  • ダフネ
  • 椿
  • シャクティ
  • アミッド
  • 輝夜
  • イリア (何となく入れてみた)
  • ゼノス ファイ
  • ヘイズ
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