前世は剣帝   作:イタク

4 / 65
あれから一年間が経ち嫌々ながらも一応冒険者登録しアリーゼの説得もあり、ファイはめんどく下がりながらもサポーターとしてダンジョンに入っていた


第4話ーとある居候四話

「さぁファイ!今日は一緒にダンジョンに入るわよ!」

 

「そうか……行ってらっしゃいアリーゼ俺は寝る」

 

しかしファイは行きたくなく未だにベットから出て居なかった

 

「全く!相変わらずねファイ!」

 

アリーゼは慣れた手つきでファイを引っ張り出るがファイは断固ベットから出ようとしないが

 

「こうなったら……最終兵器……アーディを呼ぶわよ!」

 

「はっ!そんな脅しが通じるとでも?だいいち他派閥の人間が俺の所に来るわけ無いだろ?」

 

「ファイ入るよー」

 

しかしファイの予測とは裏腹にアーディがファイの部屋に入ってきた

 

「!!」

 

ファイは急いで自身の窓から脱走しようとするが……

 

「ファイ覚悟して下さい!」

 

しかし既にリオンが窓の死角に入っておりあっさりと捕まるファイであった

 

 

ホームの食堂にて

 

「それにしても私の顔を見るなり逃げようとするのはどういう事かな?どういう事かな?ファイ!」

 

食堂にてアーディはファイに詰め寄る

 

(二回も言った……)

 

ファイはそれを無視しようとするがアーディはファイの顔に近づきファイは食べずらくなってしまう

 

「近い……アーディ」

 

「ファイ~理由を教えてよ~」

 

無邪気に振る舞うアーディにため息を吐くファイだったが

 

「絶対に教えない」

 

「ムーー」

 

とちゃっかりアストレアファミリアで朝食を取るアーディであった

 

 

 

 

オラリオのダンジョンの受付にて

 

「良し!今日はダンジョンに入るけど今回の目的は資金集めよ!」

 

今回の遠征はアストレアファミリアはアリーゼ、輝夜、ライラ、リオン、ファイ、そして今回、回復役としてガネーシャファミリアからアーディの六人からなるパーティーでダンジョンの中層に挑む事になっていた

 

「今回の最終目的地は中層の24層よ!」

 

「いや俺最近レベル2になったばっかりなんだけど……」

 

「それを言うのならアタシだってまだレベル2だ」

 

「そうだったなライラ……」

 

ファイはライラの方を向くと

 

「なんだ?アタシの顔に何か付いてるんか?」

 

「いや……ライラもしかして身長縮んだか?」

 

その言葉にライラはファイの腹を殴るいつもの光景だった

 

「グフゥ」

 

「殴られてぇーみたいだなファイ」

 

「いやもう……殴ってるよ……ライラ」

 

アストレアファミリアの会話の中遠くに居る冒険者が

 

「おい見ろよ……アストレアファミリアだぜ……いつ見て綺麗な女だ」

 

「あぁ……それにしても男のガキが混じってんぞ?」

 

「知らねえのか?アレはアストレアファミリアのお荷物だよ」

 

「お荷物?」

 

「そうだ……だがあのガキは武器を持たない腰抜けだ……男なのに女に養われているクズだ」

 

その言葉に他の冒険者は笑いながら

 

「それで神々が付けられた2つ名が……なんと【正義のお荷物(フリーライダー)】そして前から俺達冒険者が付けた非公式の2つ名がまぁ色々あったが最終的にヒモだ」

 

「ヒモってお前Www 」

 

ヒソヒソと陰口を叩き笑う冒険者の会話を聞いたリオンは陰口を叩く冒険者の方を向こうとするがファイはリオンの腕を掴み停める

 

「リオン良い……事実俺はサポーターでお前らに養われているクズだから」

 

「しかし……ファイ」

 

「それに俺は剣嫌いで有名だからな」

 

そう言うとファイはリオンを引っ張り

 

「アリーゼ分かったから早くダンジョンに潜ろう」

 

「分かったわファイ」

 

アストレアファミリアのパーティーはダンジョンの入り口に行くが

 

「やはりファイ貴方は剣を持つべきだ」

 

リオンはダンジョンに潜る早々にファイになめられないように注意をしていた

 

「何度も言うが俺は剣が嫌いだ」

 

「しかし……」

 

断固として剣を持たないファイに今回一緒に居るアーディが

 

「なら私の剣とかどうかな?」

 

「アーディの?」

 

「うん」

 

アーディは鞘から自分の片手剣を抜き

 

「この剣セイクリッド・オースと言って……簡単に言うと魔力を流すと切れ味が落ちるんだよ」

 

アーディは武器をファイに見せ

 

「これならファイの希望に叶うんじゃあ無いかな?」

 

しかしファイの答えは

 

「断る。俺は剣を持たねぇ……」

 

「「ファイ……」」

 

リオンとアーディはファイの答えに落ち込む

 

 

その会話を聞いていたアリーゼ、輝夜、ライラの三人は

 

(これで良いのかしら?アストレア様)

 

三人はファイの剣の腕を知っている為アストレア様から釘を刺されていた

 

『ファイ……あの子の正義は迷っている、偶然にもファイの実力を知った貴女達が言ってもファイの心は動かせないでしょう……いえ逆にあの子は正義の道から遠ざかってしまう』

 

『だから無理にとは言えないわ、だけどあの子に構って欲しい、そして見守って欲しいのあの子の正義を』

 

『分かりましたアストレア様……だけどリオンに秘密にする理由を教えて貰っても良いですか?』

 

『勿論よ……リオンとあの子は似ている』

 

『似ている?』

 

『えぇすぐに感情が表情に出てわかりやくて、頑固で不器用……それに優しい所……リオンに似てるでしょ』

 

『確かに似てるわね……輝夜、ライラ』

 

『だな、まぁリオンと違いを挙げるとしたらリオンとは違い現実を見て青二才とは言えない所位か』

 

『全くいつもリオンに厳しいな輝夜は』

 

『リオンが青二才過ぎるからだ!もっと現実を見ろいつも言っているのだが』

 

『おぉ~厳しいね暴力極東女は』

 

『やるか?ライラ』

 

『ほらすぐに暴力に訴える所が暴力極東女と言われるんだ』

 

『まぁまぁ輝夜もライラも落ち着いて、今はファイを見守る事を話しているのだから』

 

『無論私は構わない』

 

『アタシも賛成、他の奴はどうだ?』

 

『良いよ~』

『分かったわ』

『だな、私も見守る事賛成だ』

『ボクも賛成』

『まぁそれが一番良いよですし』

『だね、私も賛成』

『あっ私も』

 

アストレアファミリアの会話の賛成していた

 

(これが正解とは限らない……でも私はあの子の中にある正義を信じる)

 

アリーゼのパーティーは道中のドロップアイテムに目もくれずひたすら中層に行くためにダンジョンに潜る、そして一休みがてら迷宮の楽園で宿泊する事を決めると休憩がてらリヴィラの街を見て回る事にした

 

「リオン!見てよこれオラリオで見ない変わった香水が売ってるわ」

 

買い物を楽しむアリーゼであったが

 

「見ろよアレ……アストレアファミリアだぜ…………そしてクズの正義もいやがる……あーあ俺と代わってくんねぇかな~」

 

「お前の見た目だと無理だろ」

 

「オウオウ言ってくれるぜテメェの見た目もダメだろ」

 

「ウルセェ」

 

しかしダンジョンの入り口とは違いわざとファイに聞こえるように話す冒険者にアーディが少しずつ怒り出しリオンに至っては今にも爆発しそうになる事を知ったライラは

 

「アリーゼ!リオンが限界だ早くテントに戻るぞ」

 

「そうね……さぁ皆早くテントに戻りましょ!」

 

アリーゼの先導に一行はいつもの宿営地に行こうとする中

 

「おうおう女に養われて恥ずかしく無いのか!正義の足枷(フリーライダー)さんよ」

 

その言葉を聞いたリオンは爆発しそうになるが

 

「落ち着けこの青二才!」

 

「輝夜!しかし」

 

「落ち着けと言っているだろ!この青二才!今お前が暴れるとそれは只の暴力だ!私はお前を心の底から失望しなくては行けなくなるぞ!」

 

「すまない輝夜」

 

「全くこの青二才が……」

 

輝夜の悪態に輝夜は悪態をつくが陰口を叩いた冒険者に殺意を飛ばし黙らせるのであった

 

「全くここの冒険者は陰口を叩きすぎる!ファイが何をしたって言うんだ!」

 

しかし宿営地ではリオンが不満をぶちまけていた

 

「違うぞリオン、俺は何もしてないからだろ?リオン」

 

「ファイ貴方が言う事ですか?」

 

「現に俺はサポーターとしていつも付いていっているだけだしな」

 

「ならファイせめて剣が嫌いなら弓を使ってみたらどうですか?……それなら」

 

「リオンこの話は終わりだ、俺は寝る……安心しろ流石に朝は早く起きる」

 

ファイはそう言うとテントを出る

 

「…私には…………分からない……どうすればファイが冒険者として立派になってくれるのか……アリーゼ、私はどうすれば良いのでしょうか?」

 

冒険者として立派になって欲しいリオンとは裏腹にファイはやる気を示さなかった

 

「大丈夫よリオン、ファイはいつか自分の正義を見つけるから!」

 

「アリーゼ……」

 

「それに!いつか私達より強くなると思うから!」

 

リオンはアリーゼの言葉に少し安心する

 

「けど!保護者として負けるつもりは無いわ!バチコーン!」

 

「おいアリーゼ!それだと既にファイと並んでいるアタイがすぐに負けるだろ!」

 

「あっそうだったわライラ!ならライラもファイに負けないようにレベルアップしないといけないわね!」

 

「無茶言ってくれるぜうちの団長様は!簡単にレベル上げたら苦労しねぇよての!」

 

ライラは悪態をつきながらその日は就寝するのであった

 

 

 

 

朝になるとファイの宣言通り直ぐに起きテントの撤収をしていた

 

「あら今日は早いわね!ファイおはよう!」

 

「おはようアリーゼ!」

 

「全くいつも早いと助かるだがな~」

 

「そう言ってやるな、ライラ、朝が弱い人間はたくさん居る」

 

「そう言う輝夜も朝はちゃんと起きて欲しいのですが……」

 

「うるさいぞポンコツエルフ!」

 

「輝夜ー!いつも言って居ますが私はポンコツでは無い!」

 

「おぉ言うようになりましたね~、ポンコツエルフさん」

 

「カーグーヤー!!」

 

いつもの日常にライラは

 

「おいファイ朝飯作るから手伝え」

 

「……あー確かにこのメンツならそうなるか」

 

ファイはしぶしぶであったがライラと共に朝食の準備をしていた……何故そうなったかはファイがホームに来て早々やらかしたアリーゼとリオンだった

 

(食べられないわけでは無いが……)

 

そうアリーゼのご飯は何故か料理をすると全て赤く辛くなり、そして自信満々に出したリオンのご飯は…………不味すぎる…………勿論昔に比べれば食べられるが、正直二度と食べたくない料理だった、そして輝夜に至っては飯を作るのをめんどぐさがりサボってしまうので必然的にライラが朝食を作る事になりファイはそれを手伝うのであった

 

「さすがファイね!保護者として鼻が高いわ!」

 

「保護者として鼻が高いのならもっとまともな飯を作れ」

 

「リオンより美味しいわよ!」

 

「食べ物と呼べないものと比べるなアリーゼ」

 

「ファイ!!それはどういう意味ですか!?」

 

「言葉通りの意味だリオン」

 

「ファ~イ~!!」

 

リオンは悔しそうにファイの方を向くが特に気にせずたべ中層に向かうのであった






次回、暗黒期の始まり






作者の独り言

前話投稿日の事

作者は作品を投稿した初日に具体的なストーリーの流れを大体決めると

「……ふと思ったが……新作のランキングで乗ってるんならワンチャン日間ランキングにも載ってんじゃね?」

と思いランキングを見た

日間ランキング13位

「…………はぁ?」

(;ωゞゴシゴシ・・・

日間ランキング13位

「待て待て待て……俺の作品そんなに読まれては…………」

UA6000越え

「はぁ?」

ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿

そしてその日だけでお気に入り登録が237

「おかしいだろ!?」

翌日投稿していないのに2125

「よし急いで書こう!」

作者はそう言うにおもうのであった

ちなみに現在

お気に入り登録が497 総合評価1304

「なんか……頭がおかしくなる……たった2日……しかもたった1話投稿したけなのに……2倍に増える…………なんて」

そう言いながら本日投稿する作者であった




  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。