前世は剣帝 作:イタク
第42話ーオリンピア最終章一話
ファイ達はアーディ達を連れ原初の炎の結界から出ると……そこは地獄だった
「ファイ……オラリオ以上の……地獄だね」
「だな……もしオラリオで闇派閥に負けたらきっとこれと同じ位の地獄だったかもしれない」
「だね……これも負けられない戦いだね」
「だな……それに今は……」
ファイとアーディは元闇派閥のディース姉妹の方を向く
「お姉様!!まるで地獄に居るみたいだわ!」
「そうねヴェナ!でも私達はもうそれを望んでいないわ!」
「そうね!お姉様!」
「そうよ!ヴェナ!」
「「なら助けましょ!私達はお義父様とお義母様の綺麗で美しい!妖精だから!!」」
それは以前見た闇派閥のディース姉妹では無く美しい妖精になろうとするエルフの姿だった
「ファイ様アーディ様ディナ様ヴェナ様、準備の方はいかがですか?」
それは巫女長のレアの言葉だった……原因を解決出来ないとはいえ……それでも希望を繋げられる事に喜ぶ声だった
「大丈夫だよ、プロメテウス教団の方は?」
「無論いつでも行けます」
「分かった、ファイいつでも行けるよ」
「アーディ指揮は任せた」
「任せて!」
「行くぞ……
「「分かったわ!お義父様!!」」
そう言うとファイとディース姉妹は炎人に突っ込む
アーディが考えた作戦は簡単だった、リヴァイアサンを素材にした剣をファイが持ち炎人を倒す。そしてディース姉妹はファイの隙をカバーしアーディはプロメテウス教団と共に行動する、そしてファイとディース姉妹が疲れるとアーディとプロメテウス教団が居る所まで下がり休憩し代わりにアーディとプロメテウス教団達がファイ達を守ると言う簡単な作戦だった
作戦通りファイとディース姉妹は炎人の塊に突っ込む……
ファイは最初に目の前の炎人を斬ると前回戦った時の感触と違い確かな斬った感触が指に伝わる
「どうお義父様?」
「前回より斬れる感触がある……それに完全に斬った感触は無かった」
「じゃあ!お義母様の考え通りね!」
「そうねヴェナ!じゃあ後はお義父様を守るだけだわ!」
「分かったわ!お姉様!!」
そう言うとディース姉妹はファイが戦いやすいように援護する
「流石……レベル5だ」
ファイはディース姉妹の連携に驚かされる……元々ファイはディース姉妹と戦った時は二人の連携に驚かされたが、ファイが動きやすくする連携には驚かされる
「ずっとお義父様の動きを見てたのよ!」
「これくらい出来るわ!お義父様!」
その言葉にファイは引いた……
「もしかしてずっと俺の後を尾行していたのか?」
「?そうだけどお義父様!」
「ずっと見てたわ!風呂とトイレはお義母様から止められて動きの観察は出来なかったけど!」
「…………おい」
ファイはずれて…………いや結構ずれているディース姉妹に身の危険を感じ取る………が
(先にこの炎人をどうにかするのが先か)
そう考えたファイは目の前の炎人を斬るのであった
数時間経ちファイとディース姉妹は既に1万に及ぶ炎人を斬り続けた
「数が多いわ!お義父様!」
「魔法で吹っ飛ばしたわ!お義父様!」
「アーディから怒られるぞ?」
ファイからの忠告にディース姉妹は互いに顔を合わせ……何かを考え頷づくと
「それはダメねお義父様!けどお義母様から怒られたいわ!!」
「じゃあ一人ずつ斬って上げましょヴェナ!私もお義母様から怒られたいわ!ヴェナ!」
何故が最後にアーディから怒られたいと言う謎の欲求をぶちまけるが、それでもファイの忠告を素直に聞くのであった
その様子を見ていたオリンピアの兵士は……ただ唖然としていた
ディース姉妹の巧みな連携、アーディの的確な回復と援護……そして何より
ファイの卓越した剣技に周囲は驚きを隠せなかった
「あれが……オラリオの冒険者……そして英雄候補に近い人間」
それは一人の兵士が言った言葉だったが……周囲の人間は驚かずにいられなかった……「自分達は今……現代の英雄を見ていると」
ファイとアーディ達の戦いは順調だった……そう順調だった
ある男が戦いに加わるまでは
「あともう少しよ!お義父様!」
「そうだな」
ヴェナの言葉にファイは頷き同意する……あともう少しでこの戦いは終わり原初の炎が弱体化する……そう考えていた時だった
ボワッ!!!
それは突然ファイ達の後方……いやアーディ達が居る本隊からの爆発であった
「爆発!?」
その予想外の攻撃に驚くファイは直ぐに後方を見る……
そこには
倒れて気絶しているアーディの顔を踏むエトンの姿だった
「やはり原初の炎が弱体化しているな……これでは俺の計画が崩れてしまうでは無いか」
その言葉にファイは驚き目の前の男に剣を向ける
「…………どういうつもりだエトン?お前は」
ファイは状況確認の為にもエトンに話かけようとするより先にディース姉妹が動いた
「「お義母様から……離れろ!!!!」」
それはアーディの顔を踏むエトンに最速で猛攻を仕掛けるディースだった
「殺す殺す殺す!!!」
「お義母様の顔から足を退けろ!!!」
二人は最速のスピードにエトンは少し驚くが
「散々人を殺しておいて被害面か?……醜いエルフだな……いや妖魔だったか?」
「「うるさい!!」」
エトンは二人の攻撃を剣でいなす
「なっ!!」
「私達の攻撃を避けた!?」
「攻撃重視の戦い方だな、その程度で俺に勝てると思っているのか?」
そう言うとエトンは炎を纏う大剣でディース姉妹を吹き飛ばす
「防がれたか……流石レベル5だな」
エトンは吹き飛ばしたディース姉妹にゆっくりと近づくとファイがエトンの前に立つ
「もう一度聞く……エトンどういうつもりだ?」
「何簡単な事だ、穢れた原初の炎をこれ以上弱体化しないように止めているのだよ」
「お前達エピメテウス教団は穢れた原初の炎の浄化だと聞いているが?」
「それはエピメテウス教団の目的であって俺の目的では無い」
「お前の目的?」
エトンが言う目的がいったい何なのか分からずにいるとエトンは笑いながら答えた
「私の目的……それは黒竜の討伐」
「…………三大クエストの黒竜の討伐だと?それといったい原初の炎の弱体化に関係するのか?」
「勿論だ……ただの原初の炎では黒いモンスターを討伐する事が出来ない、だがしかし十分穢れた原初の炎では?」
「だとしても黒いモンスターを討伐不可能では無いのか?」
「いいや可能だとも……それをファイ
「俺が?」
「
「!!」
エトンが言う通りファイが持っているリヴァイアサンの剣は既に限界が来ていた……そしてファイは剣が負担がかからないように立ち回っていたか
「その顔は図星みたいだな」
「だとしても……このままだと穢れた原初の炎は世界を消滅させる危険がある、それがお前だけの都合で世界を滅ぼす権利は無いはずだ」
「いいや……ある、俺だけはこの世界を滅ぼす権利を持っている!」
「いや無い」
「いいやある……俺は」
エトンはそう言うと自身に炎を出しその場を炎の海に変え
「天界から見下ろすだけだった神々にすらなくとも。
その言葉にファイは思考を停止してしまう「三千年」そして「人類を救い続けた」そして何よりここ「オリンピア」でこの言葉に該当する英雄はファイは一人しか知らなかった
そしてファイの察した顔にエトンはニヤリと不気味な笑みを浮かべ
「我が
今日の作者の独り言
何でだろう……また熱を出しました
連休に入ると何で熱出るんだ?
そう思う今日の作者であった
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ファイのヒロイン候補何となく募集します!(アリーゼとアルフィアは除く) 期限は……特に無いがだいたい3ヶ月後には終わる予定
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リヴェリア
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アスフィ
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フィルヴィス
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アーニャ
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クロエ
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ルノア
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ダフネ
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椿
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シャクティ
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アミッド
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輝夜
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イリア (何となく入れてみた)
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ゼノス ファイ
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ヘイズ