前世は剣帝 作:イタク
第5話ー暗黒期一話
「さて!今日はここで一泊するわ!それからリオン今日は私の抱き枕よ!」
「あー!アリーゼずるい!リオン!今日こそ私の抱き枕になって!!」
「何故私が2人の抱き枕にならなければならない!?」
アリーゼとアーディの2人がリオンを抱き枕にしようとするがリオンは逃走するが直ぐにアリーゼとアーディに捕まり抱きつかれる
「全く何がしたいのか分からねぇな…うちの団長様は……」
「全くだ、おい末っ子いつもの場所にテントを張れ」
「…………」
「何だ?文句でもあるのか?」
「特に無い」
「…………」
ファイの言葉に輝夜は黙り舌打ちしつつもライラと一緒にテントを張っていると輝夜とファイがとある事に気がつく
「「…………」」
少し遅れてアリーゼとライラも街の異様に気がつく
「ライラ、リオン」
「何だ?団長」
「どうしましたか?アリーゼ」
「悪いけど2人は街の様子を見てきて、輝夜、ファイ、アーディ今たてているテントを回収して直ぐにここから発つ準備をして」
「団長それはいつもの勘か?」
「えぇそうよ輝夜」
「なら仕方がない……急いで撤収するぞファイ、アーディ」
「分かった」
「わっ分かったよ」
輝夜、ファイ、アーディの三人はテントをアリーゼは周囲警戒していると街に出ていたライラとリオンが戻って来た
「大変だアリーゼ!」
「何があったの!?」
「地上からの連絡で闇派閥の連中がオラリオの街を破壊して回っているって話しだ、それで主神を守るために今冒険者達は急いで地上に戻る準備をしているらしい」
その話を聞いたアリーゼは
「今すぐここを発つわ!輝夜、リオン、アーディは私と一緒に地上に戻り闇派閥の撃退、ライラとファイの2人はテントの物を全て回収した後で地上にて合流」
「分かったぜアリーゼ」
「は~い」
ファイとライラは残ったテントの物を回収していると
「アリーゼ2人を残して地上に戻るのですか!?」
「そうよリオン、ライラとファイのレベルは2、私達の足には付いてこれないわ、地上の情報が不確かな今は一秒たりともも無駄に出来ない」
「ですが……」
「ですがでもない!この青二才!今一秒たりとも無駄に出来ないとアリーゼが言っているだろ!今はその一秒で一人でも多くを救う事だけ考えろ!」
「!!」
輝夜の叱責でリオンは黙り込んでしまう
「そう怒るな輝夜、まぁそう言う訳だリオン、アタイ達の代わりに一人でも多く助けてくれ」
「分かりましたライラ、任せて下さい」
その後アリーゼ達が出発する
10分後
「さて片付けも済んだし、ファイ出発すんぞ」
「分かった」
ライラとファイは自身より大きい荷物を背負いダンジョンを上がる
「にしてもファイ」
「何だ?ライラ」
ライラは上手く立ち回り自身の武器の飛去来刃を使いモンスターを倒しながら進む
「ファイはリオンやアーディが苦手なのか?」
「そうか?、特に意識して無かったが……」
「いや、お前……」
ライラは頭をかきながら
「無自覚かよ、お前はいつもリオンやアーディを見るとすぐに逃げだすんだが?」
「…………」
「理由はあんのか?」
ファイは黙ってしまうそれはライラからの意外な指摘だった
(俺がリオンやアーディから逃げる……か)
ファイは昔のいや前世の記憶を
それはとても良い思い出とは言えない記憶……だがしかしファイの原点だった
まだ何も知らないガキだった頃、いつも仲間達からイジラレ、からかわれたが楽しかった記憶……
そして何より忘れられない年上の女の子……いつもイタズラされたり、からかわれて、無邪気で人懐っこくどこにいても一緒に過ごし……楽しかった……そして初めて友……いや違うな好きになった女の子にアーディは似ている……そして
リオンは昔の俺に似ている……不器用で頑固な所……回りに振り回され……そして何も失わなかった昔の俺に……あぁだからか
昔の自分に似ているから……アーディやリオンを見ると逃げているんだ俺は
あの2人からいつも逃げているんだ……
「…………」
「ファイ?」
「秘密だ」
「生意気だぞ末
「生意気ですいませんね……俺は
ファイはそう言うと少し前に進む
「全く、お前もめんどくせぇ奴だな……待てよファイ」
2人は順調にダンジョンに地上に帰還するとその異様な風景に2人は戦慄した
「何が起きてやがる……」
その光景に流石のライラも動揺するが
「ファイ!アタイは今すぐアリーゼ達と合流する!」
「分かったドロップアイテムの換金と荷物はホームに戻しておく」
「分かった!気をつけて帰れよ!」
ライラはそう言うとファイを慌てるギルドに換金を終えるとある程度事態を終わらせた豚……いや1人のギルド職員がファイの前に立っていた
「貴様……まだこんな所に居たか!」
「あっロイマン」
「貴様以外の現在居るアストレアファミリアは全員事態の収拾に当たって居るなか何故貴様はここに居る!」
「いや、ダンジョンの帰りで換金とファミリアの荷物を持って帰っている最中だから……流石に無理だろ」
「いやまぁいい……それよりも」
ロイマンは一つの羊紙を取り出す
「我々ギルド幹部は、ファイ貴様がアストレアファミリアの足を引っ張っていると判断した。ファイのオラリオからの退去をギルドからの正式な命令として出す。まぁ退去はレベル2となったお前へのギルドとして温情だ。後1ヶ月間だけオラリオの滞在を認め、退去時に他派閥の人間を連れて行って構わんが、レベル3までの他派閥の人間だ。そして同行者を含め約5年間の間オラリオに入る事を禁止だ……勿論断っても構わんが……」
ロイマンはファイの肩を触り
「もしそうなったら……アストレアファミリアにはペナルティが科せられるがな」
そう言うとロイマンはファイに羊紙をファイに渡した
「まぁせいぜい死なないように過ごすんだな」
ロイマンはそう言うとギルドに戻るのであった
(正式……ね)
ファイは周囲の冒険者を見るとニヤニヤと笑っていた
(嫉妬……か)
冒険者達はアリーゼ達女性のみの団に唯一男のファイに嫉妬し嘘の虚言を行った、無論ギルドはそれが嘘だと知ってはいるがギルド職員も男……正直アストレアファミリアの男の団員のファイに嫉妬しそれを受理した。無論ロイマン等も同じ理由だが最大の理由は別にファイをオラリオから追放したとしても戦いもしないサポーターの損失などたかがしれている、逆に虚言を言った冒険者達を脅迫し自身の懐に入れるヴァリスが多くなるのでファイのオラリオ追放を承認していた。
ファイは渡された羊紙を見る
(まぁちょうどいいな……ここに来て一年間……半ぐらいか?)
ファイはそう考えると自身のホームに帰るのであった
アストレアファミリアのホーム
夕方になるとアリーゼ達が帰って来て帰って来た時のロイマンの話をした
「そんな!私達が居ない時に!」
「「!!」」
「輝夜、リオンどこに行くつもりだ?」
武器を持つ2人の行動に流石のライラは止めに入る
「知れた事を……」
「同族としてけじめをつけてくる」
武器を片手に怒る輝夜とリオンだが当の本人は特に気にして無かった
「まぁあれだ気にするな輝夜、リオン」
「しかしファイ!」
納得が出来ないリオンにファイは
「元々俺は山で生活してたんだ、特に気にする事はねぇ……それに」
「俺はアストレアファミリアのお荷物なのは変わらねぇからな」
「ファイ……」
「~~~!!アリーゼ付き合え!今日は自棄酒だ!」
「分かったわ輝夜!じゃあねファイ、リオン、ライラ」
2人は部屋から出ていくと
「じゃあ俺は少し散歩してくるよ」
「ファイ、なら私が護衛を……」
「少し一人で街を歩きたい」
ファイはそう言う1人夜の街を歩く
ファイはお気に入りの場所に向かう道中にて
(そう言えば飯はまだだったな)
すると近くにジャガ丸君の存在に気がつく
「おばちゃんジャガ丸3……いや5つくれ」
「あいよ」
おばちゃんが慣れた手つきでジャガ丸君を作っていると
「ジャガ丸くん一つ下さい」
ファイと同じ年位の金髪の女の子がジャガ丸君を頼む
「お嬢ちゃんごめんよ、ジャガ丸君は今ちょうど終わったんだ」
「ガーーン」
ジャガ丸くんが無くなってしまい金髪の女の子は落ち込んでしまう
「あいよジャガ丸君5つ」
すると金髪の女の子はファイのジャガ丸くんに釘付けにされ
「はぁー」
ファイはジャガ丸君を一つ袋から取り出すと
「やる」
「良いの?」
「そんな顔をされたらこっちが困る……」
「やった!ありがとう!」
すると金髪の女の子は保護者と思われる緑色の髪を持つ女性の所に向かった
「あんた、優しい男だね」
「そう言う訳ではない」
「そうかい?でも次来たら1個サービスするよ」
「それは良いことをしたな……」
ファイはそう言うとお気に入りのとある廃墟に向かう
そこは周囲の建物とは変わった建物で誰も近づかない場所、ファイはそこが静かで気に入ってたまに1人ホームを抜け出して来ている
「……うん?」
ファイは一瞬立ち止まるが、その人物が殺意が無い事に気がつき廃墟に入る
「…………何だお前は?」
灰色の長い髪に黒いドレスを来ていた女はファイに警戒体勢を取っていた
「……名前を名乗る時はまず自分からだ」
「ほう……」
すると女はファイに殴る…………が
「!!」
ファイは紙一重にかわす
(見きった?……いや違う……これは私の攻撃を読んだ?……何だこの小僧は?)
(こいつ……音を置き去りにしやがった……当たっていたら死んでたな)
一触即発の状況になるが
「落ち着け俺はレベル2のサポーターだ……今回はただ星を見に来てだけで戦う気は無い……現に俺の2つ名は
「サポーターだと?」
女はファイの言葉に驚きながらも
「ならさっさと私の目の前から消えろ」
「いや目を閉じているから見えていねぇだろ」
女性はファイの言葉にイラつくが当の本人のファイはお気に入りの石で出来た椅子に横になる
「…………いったい何をしている?」
「何って星を見ている」
「星を?」
「あぁ」
ファイは夜空の星を見上げる
「…………」
女は立ち止まり何かを考えているとファイは
「おい女」
「…………殺されたいのか?」
「物騒だな……それよりそこに突っ立て無いで星を見ないか?」
「何?」
「俺は静かに星を見に来てるんだ、ならお前も静かに星を見に来ているんじゃあ無いのか?」
「…………あぁそうだな……だが私は静かだからここに来ているだけだ」
「そうか」
ファイはそう言うと夜空の星を見上げ道中で買ったジャガ丸君を食べる
「おい小僧……」
「何だ?」
「ここが妙に綺麗なのはお前の仕業か?」
「まぁそうだな、うるさいアリーゼやリオンから逃げてここに来たは良いが……夜空の星が見えない時はここを掃除をしているな」
「…………そうか」
女性は特に何も言わなかった……だがファイはチラッと女の顔を見ると微笑んでいた
「何だ?」
「何も……綺麗な笑顔だな……て」
その瞬間女の圧倒的な拳の速度に反応が少し遅れてかすってしまい
「あっ」
その言葉を聞いた最後にファイの意識が途切れる
ファイは目が覚めると殴られた女が近くに座っていた
「…………死ぬかと思った」
「目覚めたのか?」
「まぁな……だが殴られた所は物凄く痛いがな」
ファイは殴られたオデコをさわり自身にたんこぶが出来ていることに気がつく
「変な事を言ったお前が悪い」
(理不尽……)
ファイはため息をつきながら残っているジャガ丸君を食べようとしたが
「……あれ?無い?」
「美味しかったぞ」
「…………食ったのかよ!」
「だが、ザルドの料理の方が美味いがな」
「いや知らねぇよ!てかザルドって誰だよ!……あ~もう良い」
ファイは、そう言うと立ち上がる
「帰るのか?」
「まぁな、そろそろ帰らないと俺の保護者達がうるさいからな」
「そうか」
「じゃあな、名も知らない女」
「アルフィアだ」
「?」
「私の名前だ覚えとけ」
「分かった覚えておく」
「まぁもっとも忘れられないようになるがな」
(いや忘れられねぇだろ、暴力女)
「何か言ったか?」
「いや何も、じゃあなアルフィ……あっそれから俺の名前はファイだ、気が向いたら覚えておいてくれ」
「そうしておく」
ファイはそう言うと廃墟を後にし、自身のホームに帰るのであった
作者の独り言
「…………そう言えばこれ思いつきだから……ヒロイン決めて無いな…………」
作者はヒロインを考えるが
「ダメだ…………思い付かない……」
とヒロインが思い付かず投稿を遅れる作者であった
それはそうとUA25000越えお気に入り登録700越え
「これは夢か?」
作者は少し混乱するのであった
お気に入り登録と高評価よろしくお願いします