前世は剣帝 作:イタク
「では行くッスよ!」
「はい!ラウルさん!」
レフィーヤはラウルの後を追いファイはじっとラウルを見ていた
(……なぁアキ、ラウルのレベルは今いくつ?)
(レベル3……けどスキルや魔法は無いよ)
(……そうか……無いのか)
その事を聞いたファイはラウルの動きを観察する……そこには才能では無く純粋な剣で高みを目指す1人の男の姿だった
(毎日剣を振ってんだなラウルは)
(えぇそうよたまにアストレアファミリアのリオンさんに稽古付けて貰っているわ私も含めて)
(えっ……リオンが!アイツ手加減とか出来ないだろ?)
(まぁ……毎回気を失ってわいるわね私もだけど)
「さてシヅキくん!ここからモンスターが出るから気を付けるッス!」
「分かった、ラウル」
「もうシヅキさん!そこはラウルさんでしょ!」
「そうでしたラウルさん」
「自分は気にしてないので大丈夫スッよレフィーヤ」
(まぁ一応剣を教えて貰っている立場だからなんとも言えないわね、このままでも別に良いけど……ラウルどんな反応をするのかしら?)
少しイタズラ心に目覚めるアキであった
「そう言えばラウルさんアキさん!」
「何スッか?」
「なにかしら?」
「剣姫さんってどれくらい強いんですか?」
「アイズさんは……レベル5の第一級冒険者だから物凄く強いっスッよ!今はアストレアファミリアと一緒に剣帝を探して居るッス」
「えっ!剣帝がオラリオに来ているんですか!?」
ラウルから剣帝が帰ってきている情報を知ったレフィーヤは興奮したままラウルの方を見る
「そうスッ!今神々が剣帝がオラリオに来ている事に気がついて賞金をかけているスッ!」
「「…………」」
その言葉を聞いてファイとアキは黙り
(おいアキ…………知ってた?)
(私も初めて知った)
「因みにラウルさんその懸賞金は?」
「確か今は1億ヴァリスだったはずスッ」
「凄い!そんだけあれば……色んな物が買える!」
「因みに本人自ら名乗ったらどうなるんですか?ラウルさん」
「ん~やっぱり剣帝が貰う事になるスッかね?」
「じゃあ私も剣帝を探して賞金をゲットします!」
「いや剣帝は簡単に見つからないスッよ?」
「それもそうですね……剣帝いったいどんな人なんでしょうか楽しみです!」
(…………らしいわよ剣帝)
(……オラリオから逃げようかな)
(最近私新しい武器が欲しいんだよね……どっかに1億の懸賞金居ないかな?)
(後で新しい剣を買ってやるから黙っててくれ)
(ありがとうファイ)
ファイはこの猫人……と少し睨むのであった
「普段はもう少し多くパーティーメンバーでダンジョンに進むんスッけど……アキからシヅキの実力は自分達と同じ位だから大丈夫って団長から許可貰っているけど……そこん所どうなんですか?シヅキ」
「まぁラウルよりは強いな」
「自分レベル3スッよ?」
「俺もレベル3だ」
「マジッスか!?」
「マジだ」
と驚くラウルであった
道中ダンジョンのモンスターが現れラウルとアキそれから
「レフィーヤここが17階層つまり階層主が居る所スッ……まぁ学区の研修期間はギルドからの依頼で第一級冒険者が、討伐する事となっているから今は居ないスッけど正直レベル3の自分達のレベルじゃあ相手にならないスッけどね」
「ラウルさん達でもですか?」
「そうスッよ……確か今日の担当はアストレアファミリアだったと思うんですけど……どうやら街道のモンスターの討伐をしている見たいスッね」
ラウルの説明にレフィーヤは「レベル3単独では階層主に勝てないんだ……」とレフィーヤは周囲を見渡していると
ゆっくりと地面が揺れ始めているように感じとっていると
「……止まるッス」
「ラウルさん?」
ファイ、ラウル、アキは違和感に気が付きとある場所を一点を見つめていた
「よりにもよって今ッスッか……」
ラウルはそう言うとラウル、アキ、
ゴロゴロ!!
その場所は……ここの階層主が出現する場所から大岩が転がり始め……
「ウッオオオオオオ!!!!」
突然として現れラウルとアキは内心は慌てている……ここには守るべきレフィーヤの存在……彼女をいかに守るべきか考えていた
「ゴライアス……しかも通常のゴライアスより一回りデカイスッ」
ラウルは苦笑いしながらも……目の前のゴライアスに剣を向ける
「ゴライアスの討伐してから3日しか立っていないのに……何で現れているの?」
「そうッスね……しかもここにはレベル3が3人とレベル2が1人……勝てるっスッかね」
「弱気にならないのラウル……それにこのモンスターの声を聞いたらアストレアファミリアが直ぐにこっちに来るわ」
ラウルとアキの冷静な話にレフィーヤは
「何で……何で落ち着いていられるのですか!?先程ラウルさんやアキさんだけじゃあ対象出来ないっておっしゃていたじゃあ無いですか!何で……そんなに落ち着いて」
その言葉にラウルとアキは少し笑う
「いや心の中じゃあ物凄く慌てて居るッスよ?」
「そうね……正直今すぐにでも逃げ出したいわ……けど」
「「剣帝は逃げなかった……
「それに勝算もあるスッ!アストレアファミリアはゴライアスの産声を聞いて駆けつけない訳が無いスッから!」
「ラウルの言う通りよ……彼女達はオラリオ1の正義のファミリアだから……絶対駆けつけてくれるわ」
「行くッスよアキ!」
「足を引っ張らないでよラウル!」
2人は走り出す……勝てないと分かっていてもレフィーヤを守るために
「何で……逃げないですか?……勝てるわけが無いのに」
レフィーヤは立ち尽くす……2人の冒険者が……勝てないと分かっていてもレフィーヤを守るために……
「シヅキさんは……元冒険者だったんですよね?」
「ん?あぁそうだが?」
「何で……逃げないんですか?ラウルさんとアキさんは」
「いや?恐らく俺達が居なかったら普通に逃げてるぞ?」
「えっ」
「ラウルとアキはレフィーヤお前を守る為に戦っている……まぁ意地と言うやつだ」
「何で?」
「何でって……それは決まって居るだろ?ここはオラリオ冒険者の街だ。そしてオラリオは命知らずの人間が夢を叶える為に集まる所だ。ある者は戦いを求め、ある者は金儲けを、そしてある者は家族の為に、ある者は世界を見る為に、ある者は世界を救う為に、そしてある者は…正義を求める者…………そしてある者は」
ファイは少し懐かしく思い言葉を続けたそれは昔名もない村に居るとある少年が言った言葉を今のレフィーヤに伝える
「英雄に憧れる者」
「英雄……に憧れる者」
レフィーヤは目の前のファイがまるで英雄を目指す1人の人間だと思い……質問した
「もしかして……シヅキさんも英雄に成るべくオラリオに来たのですか?」
「そんな訳無いだろ?俺はどっちかと言うと今の主神と団長に誘拐された側だ」
「え~~~」
思った答えとは裏腹に誘拐されてここに居るシヅキに驚くレフィーヤだったが
「まぁオラリオには色々会るが……レフィーヤこれだけは言える」
「??」
「オラリオには悲しい事や辛い事もある……けどそれと同時にこんなにうるさくて楽しい事は無いぞ?」
それは今まで見たことが無い
元々レフィーヤは元々
『俺の古郷は盗賊に襲われ全員死んだ』
その事を聞いてレフィーヤは
しかし彼は実力が卓越していた……魔法では無く剣1本でレフィーヤ達が苦戦するモンスターを軽々とあしらい討伐していった
そして何より
そしてそんな中、今回ロキファミリアの眷属募集に
(冒険者の
前から少し気になっていた……前から
ならいっそダンジョンで
そしてロキファミリアのラウルさんとアキさん……そして
レフィーヤは
しかし彼はいつも通りの状況だった……こんな時でも……不器用に私を励ましてくれているのだから
「シヅキさんは……逃げて下さい」
「レフィーヤ?」
「わたしはここに残り2人を援護します!剣士の連携はシビアだと聞きます2人の戦い方を知らないシヅキでは足を引っ張るだけです!なら後衛の私が援護を……」
レフィーヤの覚悟を決めた言葉にシヅキはいきなりレフィーヤの頭を叩いた
「何をすんですか!?シヅキ!私の覚悟を……」
「うるせぇ勝手に死のうとするやつがあるかバカ!
「バカとは何ですか!バカとは!」
「勝手に死のうとするやつはバカって話だそれにいつ俺が死ぬ気だと思ってんだ!このバカ!」
その言葉にレフィーヤは涙目になるが
「それに俺はラウルとアキの戦い方を知っている」
「えっ!それってどういう意味ですか?」
レフィーヤの疑問にシヅキは答えなかった
ただ1ついつもの用にモンスターに向かって歩く
「ちょシヅキ!こっちに来たら危ないっスッよ!」
ラウルの言葉にシヅキは聞かない……ただモンスターに向かって歩るく……そしてシヅキが持っている剣を地面に刺すと言う意味不明な行動に焦りだす
「危ないスッ!シヅキ!アキ!シヅキを……」
ラウルは直ぐアキの方を向くと逆に彼女は少し笑っていた
「アキ?」
「ラウル……私達がいったいどこまで彼に近づいたか……今の私達がどれくらい高みの存在を目指した彼……先輩達を大勢救った彼の……本気の戦いを見ましょう……ラウル」
「アキ?何を言っているんすか?そんなのは……」
アキの言葉は分からなかった……いったい誰の事を言っているのか……最初は分からなかった……しかしラウルの頭の中には……かつてラウルに剣を教えてくれた彼の存在を思いだした
そしてラウルが思い出すと同時にシヅキ……いや彼が魔法を詠唱した
「【ひと
そしてラウルは確信した………この魔法は彼だけの詠唱魔法だから
「【
この瞬間オラリオにシヅキの正体がファイだと知らしめる事となるのであった
今日の作者の独り言
前回の投稿した後に気がついたのですがUAが400,000を越えました!!
いやー嬉しい限りです!
それに総合評価も6000を越えてとても嬉しいです!
今後も書いて行きますので応援の程よろしくお願いします!
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