前世は剣帝   作:イタク

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魔法の詠唱にラウルにシヅキの正体がバレるのであった


第57話ー学区卒業編四話

「シヅ……いやファイさん!?」

 

ラウルは驚愕し目を見開き顎が外れる程口を開いていた

 

「そう驚くなラウル」

 

「いや驚くスッよ!?何で正体を隠していたんスッか!」

 

「いやオラリオで買い物したいんだけど帰って来たってバレたら買い物が出来なくなるからな……寝具の買い物が」

 

「えっそれは無いスッよ!」

 

ラウルは頭をかかえ

 

「援護はいるスッか?」

 

「いらない少し休んでろ」

 

ファイからの指示でラウルは剣をしまう

 

「アキは知ってたスッか?」

 

「えぇホームに来たときに匂いがしなかったから疑問に思ってカマをかけたの……それにファイ自身団長に要件があったらしくてそのまま団長に会わせたよ」

 

「酷いスッよアキ、自分にもファイの正体を教えて貰っても良かったのに」

 

「ちょと面白そうだから黙っておいたの……ゴメンねラウル」

 

「酷いスッよアキ!」

 

ラウルは少し本気の戸惑いにアキは笑いながら謝っあ

 

「ラウルさん?アキさん?」

 

1人何故ラウルとアキが剣を収め落ち着いているのか疑問に思って居ると

 

「安心するスッよレフィーヤ」

 

「安心だ何て……だってシヅキはラウルさん達と同じレベル3で……」

 

「あ~同級生のレフィーヤにまで秘密にしてたんスッか……安心するスッ彼のレベルは正直1つ上って考えないと割に合わないスッから……と言うかレベルアップしてなかったんスッね」

 

「神アストレア様から聞いたけどコンバージョンが出来るようにしてなかったらしいわラウル」

 

「…………マジッスッか!」

 

「マジよラウル」

 

ラウルは少し笑い頭をかかげる

 

「それにあの人はレベル1じゃあ無くて下手するとレベル2上でもおかしくないでしよ?」

 

「それもそうスッね」

 

「何でそんなに落ち着いているんすかですか!ラウルさん!アキさん!」

 

「えっだって」

 

2人は少し懐かしい異名を言った…………それは彼が今の二つ名があまり好きでは無いから

 

「「【正義のお荷物】(フリーライダー)が帰って来たから」」

 

「???」

 

「それともこう言った方が良いスッかね?」

 

「「アストレアファミリアの【剣帝】が帰って来(たスッ)から」」

 

その言葉にレフィーヤはシヅキ……いや【剣帝】ファイを見る

 

「何回かアリーゼ達の戦いを見たが……戦うのは初めてだな……と言うかコレ(カツラ)じゃまだな」

 

ファイはそう言うと自身のカツラを手にとると無造作にカツラを投げ自身の本当の髪(金髪)をガシガシとかきむしる、すると今まで抑えていた髪がほどけ少し頭を振る

 

 

レフィーヤは思い出した……初めてあった時は確かに金髪だった……しかし学区に居るときは黒髪となっていて理由を聞いたら「アーディに染めて貰った」と答え特に疑問に思わなかった

 

しかしラウルとアキがシヅキの正体が剣帝と教えて貰い驚愕する

 

剣帝……彼の噂は故郷の冒険者から聞いた事がある

 

『いわく彼は金髪、いわく彼の魔法は珍しく剣を召喚する、いわく彼の剣は黒い、いわく彼は影を操りし者、いわく彼は優しい者』

 

 

そしてレフィーヤがもっとも剣帝の思い出深い事を思い出した

 

『いわく彼の剣は……オラリオ始まって以来最強の剣士』

 

「面倒だな………」

 

ゴライアスはファイに向けて腕を下ろし押し潰そうと上げていた腕を振り下ろす…………

 

「相変わらず単純な攻撃だな」

 

しかしゴライアスの攻撃をファイは紙一重で回避し、ゴライアスが振り落とした腕をそのまま切断した

 

「ウオオオオオオ!!」

 

ゴライアスは突然腕が切られファイから距離を取ろうとするが

 

「逃がすか」

 

ファイは逃げるゴライアスを追う

 

影剣(スパーダ)!」

 

ファイは直ぐに影から十数本の剣を造るとゴライアスに向けて飛ばした

 

「……あれが……シヅキ…いや【剣帝】の魔法」

 

レフィーヤは驚愕していた……本来魔法は自然物を扱う魔法や自身を強化そして何らかの作用を発揮する魔法が多い……しかし【剣帝】のファイは物質を作り出す魔法

 

そしてファイと同じ様に魔法で物質を作り出す人物はレフィーヤが知る限りでは学区のレベル7【ナイト•オブ•ナイト】のレオンしか知らなかった

 

その後のファイの猛攻は激しかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は少し遡る

 

アストレアファミリアとロキファミリアのアイズ

 

「イエーイ!討伐完了ね!」

 

「それにしても今日はやけにモンスターが多かったな」

 

「ですねライラ……ダンジョンで何が起きているのやら」

 

「ポンコツエルフが何を言っている?我々の頭でダンジョンの事が分かるわけ無かろう?こんなのは勇者にでも任せれば良い」

 

「確かにフィンなら分かるかも」

 

そこにはアリーゼ、ライラ、リオン、輝夜、アイズの四人がギルドからのクエストでダンジョンのモンスターの掃除をしていた

 

「所でアリーゼ」

 

「なにかしら?ライラ」

 

「何でギルドからのクエストを受けたんだ?ファイを探すのは良いのか?」

 

「勿論探すわ!けど何となくファイがダンジョンに居る気がするからギルドのクエストを受けたわ!」

 

「そうか……なら居るといいな」

 

「そうね」

 

アリーゼは少し顔を赤くし皆に見えない様先頭を歩いていると

 

 

「ウッオオオオオオ!!!!」

 

突如ゴライアスの産声がダンジョンに響き渡る

 

「これは……ゴライアスの産声」

 

リオンはゴライアスの産声を聞き分け17階層のダンジョン主が生まれた事に全員が気がつく

 

「速いな……2日前に倒したばかりだぞ」

 

「そうねライラ……少し嫌な予感がするわ皆急いで17階層に向かうわよ輝夜、アイズちゃん」

 

「分かったアリーゼ、【剣姫】も良いか?」

 

「うん」

 

四人は急ぎ17階層に向かって居るとアリーゼの胸の奥からモヤモヤとする嫌な予感と同時に

 

(何だろう……この感じ)

 

アリーゼは不安な気持ちになると同時にもうひとつの感情がアリーゼの胸の奥から溢れだす

 

アリーゼの心の中から熱い思いか響くような気持ちになっていた……それは17階層に向かえば向かう程熱くなっていく

 

アリーゼは1人急に感情が高ぶり心の中で葛藤していた

 

(何この……胸に響く熱い想い……いくら抑えても抑えても抑えきれない)

 

アリーゼは今まで感じ取る事が出来なかったこの想いが何なのか分からなかった

 

(何なの……この気持ち……)

 

アリーゼは何故こうなっているのか分からなかった……この先にアリーゼの想い人が居る事は。この時のアリーゼには分からなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダンジョン17階層では

 

レベル3のファイはたった1人無傷でそのまま階層主のゴライアスを討伐した……

 

「あっ何か出てきた……変な布に魔石……あと何かの素材が大量だな流石強化種」

 

ファイはまるで道端に珍しい物があるかの様な感想を述べるがこれらは全て階層主のドロップだ下手すると何千万ヴァリスの価値がある

 

「さて高そうな物だけ取って……」

 

ファイは「帰ろう」と言おうとした瞬間……物凄く嫌な予感がした……それはラウルが『学区の為に今はアストレアファミリアが巡回しているスッ』と言う言葉を思い出していた

 

そして何よりとある金髪の悪魔の風と自称美少女の炎により少し暑くなる階層……

 

ゆっくりと……恐る恐る振り返るとそこに居たのは……

 

 

アストレアファミリアとアイズの姿だった

 

「…………」

 

「…………」

 

アリーゼの瞳はゆっくりと揺れファイを見ていた

 

アリーゼとファイは互いに見つめ、ファイは何て言えば良いのか戸惑い

 

「……久しぶり」

 

何とも言えない不器用な言葉に輝夜とライラは少し(相変わらず不器用だな)と思っていた

 

アリーゼの瞳は揺れアリーゼとファイは互いに見つめあった……そしてアリーゼは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「帰って来るのが遅いわ!!!!」

 

渾身の右ストレートをファイのみぞに向けて殴りつけるのであった

 

「グハッ!」

 

アリーゼの右ストレートの威力は凄まじくファイはそのまま壁まで吹き飛ばし壁に激突した

 

アリーゼの行動に全員が唖然と殴った本人アリーゼは胸を張りながら

 

「良し!!」

 

「『良し』じゃあねぇーだろ!?アリーゼ!何で久しぶりに会ってそうそう殴るんだよ!!」

 

いきなり殴るアリーゼにライラはツッコマずにいられなかった

 

「フッフーン!どういう顔をすれば良いのか分からなくてつい殴ってしまったわ!………………そうこれは照れ隠しよライラ!」

 

アリーゼは顔を真っ赤にしながら堂々と宣言した

 

「ファイに好意を隠すのが下手過ぎるだろうがアリーゼ!!」

 

そしてその不器用なアリーゼにライラはただ叫び……唯一動揺しなかったアイズは

 

「ファイ?……大丈夫?いつ勝負する?」

 

そしてこっはこっちで目をキラキラしながら久しぶりにファイと勝負したい天然のアイズだった

 

「【剣姫】いけない、先ずはファイの回復からです……その後にファイと勝負です、先ずはポーションを飲ませなければ」

 

そして動揺したリオンだったが冷静に対処しようとするが「何か違う」と言える変な忠告をしてしまう

 

「分かった……飲んで?ファイ」

 

金髪(アイズ)の悪魔とポンコツ(リオン)エルフは気絶しているファイの口を無理やり開けると2人して一気にポーションを流しこむのであった

 

「止めんか!この金髪天然ポンコツコンビ!!そんなに一気に流し込むと呼吸が出来なくなるだろ!!」

 

2人の金髪天然ポンコツコンビに輝夜は急ぎ2人からポーションを取り上げるのであった




今日の作者の独り言



前回の投稿してからの2日たったある日

なんで投稿していないのに2日後のUAがめっちゃ上がっているんだ!?

と物凄く不思議な状況になっていた……

本当に不思議だ

そう思う今日の作者だった

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