前世は剣帝   作:イタク

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ファイがオラリオに帰ってきて2年……ファイステータスを更新しレベル4となっていた

ファイはとある目的こ為にとあるファミリアが来訪するのを待っていた……勿論最初は待つのがめんどくさくなり「勝手に行くか」と何回か考えたがアリーゼの説得(良い年した女がホームで泣きわめく)によりアストレアが信用するファミリアの来訪を待っていた


女神の来訪
第60話ーとある女神の来訪一話


ファイは剣を握りギルドによるクエストを日々こなしていた……

 

「負けたな」

 

「そうね……負けたわ」

 

それはとある深層の帰り道……アストレアファミリアはファミリアのランクをSにあげるためバロールに挑むも敗北していた

 

「というかアリーゼ」

 

「何かしら?」

 

「そもそもこの人数でバロール討伐は無理だろ?ロキファミリアと一緒に討伐すれば簡単なのに」

 

「ダメね!」

 

「理由は?」

 

「秘密よ!」

 

何とも言えない言葉にファイは肩を透かす

 

「じゃあ今後の事も考えてバロールに挑むのはレベル6を最低1人そしてレベル5をもう1人増えない限りバロールに挑むのはダメだ」

 

「えーーーーーファイのケチ!!」

 

「またアストレアに草の汁物を出すつもりか?」

 

「それはダメね絶対に!」

 

アリーゼは少しぶつぶつと何かを言っているがファイは聞こえなかった

 

「それにしてもファイ?」

 

「何だ?」

 

「身長抜かされちゃた」

 

「まぁ俺も16だからな」

 

「昔はこーなに小さかったのに」

 

アリーゼは自身の胸の高さくらいに手をやり昔のファイの身長を指した

 

「そこまで小さく無いだろ?」

 

「いいえ!小さかったわ!毎日私のベットに潜り込んでは『お姉ちゃん!怖いよ~』って言っていたもの!」

 

「そんな事は言っていない!それに俺のベットに潜り込んでいたのはアリーゼお前の方だろ!!」

 

いつも振り回すアリーゼにファイは頭を悩ましていた

 

「おい!そこでイチャイチャするな!バカ者」

 

ファイとアリーゼが振り返ると輝夜は少し怒りながら2人に近づく

 

「今回の遠征失敗……どう報告するつもりだ!」

 

「安心して輝夜!私に策があるわ!」

 

「ほう……その策とは?」

 

「それは『レベルが足りなくて出来なかったわ!』って正直に言うのよ!」

 

「それのどこが策だ!!!」

 

策とも言えない策に輝夜は頭を悩ませるが

 

「まぁ実際今回のバロールは強化種だったんだ、あれを討伐出来るのはロキファミリアとフレイヤファミリアだけだろ?」

 

「それは……そうかも知れないが……」

 

輝夜の悩みに少し気になるファイであった

 

「とにかく今日は帰ろうか……アストレア達が旨い料理を作ってくれているからな」

 

「それもそうね!今日も無事帰れたから凱旋よ!!」

 

そう言う元気なアリーゼを見て全員が軽く笑い元気が出るのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アストレアファミリアホーム

 

アストレアファミリアはいつも通り帰宅すると見覚えの無い人達がアストレアファミリアに入っていた

 

「……誰?」

 

1人少し戸惑うファイは除きアリーゼは駆け出していた

 

「皆!久しぶり!!」

 

アリーゼは1人女性に近づき楽しく会話をし始めファイは1人取り残されていた

 

(いや本当に誰?)

 

「皆お帰りなさい」

 

アリーゼの言葉に奥に居たアストレアが1人の女性と一緒に来る

 

「アストレア……この状況はいったい何だ?」

 

「ファイは初めてだったわね」

 

アストレアはフフと楽しく微笑みながら……紹介する

 

「彼女の名前はアルテミス。私の友神で、基本オラリオの外で活動しているファミリアよ」

 

「成る程始めましてアルテミス……様。アストレアファミリアのファイだ」

 

「あぁ始めまして【剣帝】私の名前はアルテミスだ」

 

その瞬間ファイは物凄く嫌そうな顔をする

 

「どっ、どうしたのだ?そんな嫌な顔をして」

 

嫌なそうな顔をするファイにアルテミスは戸惑っているとアストレアが

 

「アルテミスこの子はその二つ名が嫌いなのよ」

 

「そうなのか?それは失礼した……ではファイで良いかな?」

 

「それで構わない……それでアストレア」

 

「何かしら?」

 

「なぜそのアルテミス……様がここに居るんだ?」

 

「その事で少し話しがあるの……ねぇアルテミス」

 

「何だ?」

 

「アルテミスにクエストを依頼したいの」

 

「アストレアが?……そのクエストはいったい何だ?」

 

「それはね」

 

アストレアはファイの肩にふれアルテミスに紹介する

 

「この子の行きたい場所に連れて行って欲しいの」

 

「「………………」」

 

アルテミスとファイは互いに見つめ…………そして

 

「「はぁーー!!!!!」」

 

2人はその言葉に驚くのであった

 

「アストレア!いったいどういう事だ!俺はてっきり今オラリオに居ないヘルメスかと思ったんだが!?」

 

「アストレア!私のファミリアは男子禁制だぞ!?」

 

「少し落ち着いて2人とも。まず、ヘルメスだけど今手が離せないからファイの旅の同行は無理よ、それからアルテミス」

 

「何だ?」

 

「アフロディーテでは無いけどアルテミス貴女は少しは男を知るべきよ」

 

「なっ!?」

 

アルテミスは顔を真っ赤にすると

 

「いくら何でも怒るぞアストレア!わっ私にこっこの男で男を知れと言うのか!?」

 

アルテミスは言葉を詰まらせながらファイな指を指す

 

「落ち着いてアルテミスそもそもファイを想っている子が居るわ……逆にその子の邪魔をするのならいくら貴女でも許さないわよ?」

 

それはとある赤髪の女の子恋を応援する親の表情だった

 

(……そう言えばラキアの時にヘルメスが言ってた処女神がアルテミスって言ってたな……処女神)

 

ファイはオラリオのとある神々から聞いた事を思い出していた……処女神と呼ばれる神は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神々であってもとてもめんどうな存在の神と言うことを

 

 

 

 

 

そしてその事を思い出したファイ……そして大の潔癖症の処女神のアルテミスは固まっていた

 

固まっている2人にアストレアは

 

「それにアルテミス」

 

「何だ?……まだ何かあるのか?」

 

「結界の方は大丈夫なの?……ヘルメスから少し聞いたわ」

 

それはオラリオから少し余裕が出来たヘルメスがダンジョン以外で下界の危険な存在の確認の為前団長のリリスを中心に現在世界を調査をしていた

 

「それは……」

 

そしてそれは当然アルテミスが管理しているとある結界も含まれていた

 

「確かにファイはレベル4の冒険者……だけどねアルテミス、剣の腕だけなら私と同等の腕を持っているわ」

 

その言葉にアルテミスは驚きファイの方を見る

 

「この子が……アストレアと同じ腕を持っているだと!」

 

「えぇそうよ最も今は神の恩恵もあって私が負けるかも知れないけど」

 

「第一級冒険者でも無い者にアストレアが負けるなど……信じられない」

 

アルテミスは改めてファイの方を向く

 

(アストレアの話しが確かなら連れて行く価値があるな……だがしかしこの子だけではあのモンスターに勝てない……やはりここは断るべきだな)

 

「あっあと結界の事だけど流石にファイ1人だとキツいだろうから援軍を呼ぶから安心して」

 

「援軍?」

 

「えぇそうよとっても強い子達だから」

 

「アストレアファミリアの事か?」

 

「勿論この子達も連れて行くわ……それとは別に色々な所のファミリアにも声をかけるから安心して」

 

(アストレアが頼む援軍か……ロキの所の勇者とフレイヤの猛者か確かに二大ファミリアなら討伐は可能かも知れないな)

 

アルテミスはそう考えていた……その証拠にアストレアはオラリオで唯一ロキやフレイヤと両方に友好的なファミリアで事実二つのファミリアが衝突しかけると仲裁する程の人格者の神だったそして何より共同作業する時はギルドから依頼が来る程だったその為ギルドはアストレアファミリアをロキファミリアとフレイヤファミリア、ガネーシャファミリアと同じように少し特別なファミリアとなっていた

 

「アストレアがそこまで言うのなら楽しみにしておく……それでファイお前が行きたい所はいったいどこだ?」

 

「2ヵ所……1つは生命の泉……もう1つは東南にある【デダインの村】だ」

 

その言葉にアルテミスは目を見開く

 

「デダインの村だと!?」

 

「そうだ」

 

「しかしあそこには……何も無いぞ?」

 

「いやある……そして俺はそれに要件がある」

 

その言葉にアルテミスは不思議に思った……あそこには殆ど何も無いしかしこの子は何かがあると確信していた

 

「いったい何があるんだ?」

 

「薬の素材がある」

 

その言葉にアルテミスは考えた……あそこにあるのはベヒーモスの死骸だけ……そしてファイが求めるもの……それは

 

「ベヒーモスの死骸に咲くとされる薬草か」

 

「その認識で構わない……とにかく俺はそこに向かわないと行けない」

 

「分かったアルテミスファミリアは同行……いやダメだな」

 

アルテミスは最初は同行しようと考えたが流石に危険だと考え

 

「悪いがお前達はここに残ってくれ」

 

「えー何でですか!アルテミス様」

 

「今から向かう所は正直今のお前達では危険だ過ぎるだから連れて行けない……それに」

 

「それに?」

 

「少しアストレアの元で修行してもらえ正直接近戦は私より教えるのは上手いからなアストレア良いだろ?」

 

「それは構わないけど……それだとファイと2人旅になるわよ?」

 

「構わない……それに大勢に行くとしたら食料などが足りなくなるだろうからな。なら私とファイ2人で行くのがベストだそれにファイ1人で行かせないのは神々の知識が必要だと判断したからだろ?アストレア」

 

「確かにその通りよ、実際ファイ1人だと未知や急いでレベルアップしたい時信用出来る神にファイを預けたいと思ったから」

 

「そしてその役割は私がやろう、流石にアストレアが長期間オラリオを離れる訳には行かないからな……代わりと言っては何だが私の代わりに私の子供達を鍛えてやってくれ」

 

「それは構わないわ私からお願いしているもの」

 

「ありがとうアストレア」

 

アルテミスとアストレア熱く握手をすると

 

「では早速だがコンバージョンを出来るようにするか……あとギルドに一時的に私の子供達をアストレアファミリアの団員にしてファイを私の団員するように話をつけてくるか」

 

「確かにそうねなら私も行くわアルテミス」

 

「助かるアストレア」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1人残されたファイは

 

「えっ俺超絶面倒な処女神と呼ばれる神と2人で旅をする事になるの?……めちゃくちゃ嫌なんだけど?」

(まさかあのアルテミス様と旅が出来るなんて光栄です)

 

「ファイ……貴方本音と建前が逆になってますよ?」

 

ファイは物凄く動揺し、ついには本音と建前が逆になっている事をリオンはツッコミを入れるのであった




今日の作者の独り言

約2年間平穏に過ごしたファイでしたが特にアリーぜとの進展は無いです

2年間の話は何回か考えましたが特に思い付かなかったので飛ばす事にしました


ちなみに原作開始の一年前です

面白かったら感想と高評価お気にいり登録よろしくお願いします


応援が作者に元気を与えます


『作者に元気を分けてくれ!!』

ちゃんちゃん
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