前世は剣帝 作:イタク
「行くか……」
ファイは最後にアストレアに挨拶しに行く
「アストレア居るか?」
「何かしら?ファイ」
「ちょと素材を取りにオラリオに出るからな……最後に挨拶しに来た」
「まぁそなの?この前は何も言わずに出て行ったから今回も何も言わずに出るかと思ったわ」
「それを言うな……今回の旅の目的はただの素材集めだ速く集まれば速く帰ってくる……ただそれだけの旅だ、」
「そう……アルフィアとザルドを助け出せる可能性のある物が見つかったのね」
「…………」
アストレアの言葉にファイは何も言わなかった……ただ(何故ばれた……やはり神は人の考えが読めるのか?)と考えていると
「所でファイ」
「何だ?」
「私からちょとしたお守が入った木箱に入れたから楽しみにしておいてね」
「木箱?」
「そうよ……アリーゼに頼んでファイの馬車に入れといたから」
珍しくアストレアから木箱をファイの馬車に積まれ何だろうと考えるが
「あまり馬車を狭くしたくないんだがな」
「置いていったらダメよファイこれは私からの些細なプレゼントであり主神としての神託なのだから」
「……アストレアの神託とは珍しいな」
「そう?」
「だってガネーシャ何か神託とか言って変なお面や何に使うか分からない物があるからな」
「でもファイはそれを大切に使っているでしょ?」
「まぁ……ガネーシャから貰ったやつだからな……神はあまり好きでは無いがガネーシャの事は尊敬している……うるさいがな」
「そう…………それは少し残念だわ私の事は尊敬してないの?」
「そんな訳無いだろ?俺はガネーシャの事は二番目に尊敬出来る神で一番はアストレアだ」
「フフそれは少し嬉しいわね」
アストレアは嬉しそうに微笑むと
「じゃあなアストレア少しだけ長い旅をしてくる」
「えぇ待っているわ……ここが貴方のホーム……家なのだから」
ファイはアストレアに軽くお辞儀をすると……アストレアファミリアのホームから出るのであった
アルテミスと一緒に乗り馬車を操作をしながらオラリオから出る……勿論この時は既にコンバージョンをしており物凄く不本意だがアルテミスファミリアに移籍していた
オラリオの街から難なく出て東南を目指し旅をするアルテミスとファイだったが
((空気が重い))
2人の関係は最悪だった……元々ファイはアルテミスを怒らせこの旅から止めさせようとしていたが……ファイの思惑から外れアルテミスがアストレアの約束を守っていた
(それはそうと……これ絶対ヘルメスの野郎の手のひらの上で踊らされている気がする……うざいな)
ガタガタ
ファイはここには居ないヘルメスに対し怒りだしていた
ガタガタ
「ファイ」
「何だ?アルテミス」
「少し気になっているのだが……」
ガタガタ
「何ですか?」
ガタガタ
「あの木箱動いて無いか?」
ガタガタ
アルテミスの言った通り木箱は少しずっと動いていた……
ファイはアストレアから渡された木箱が渡された時何となくだが察していた
「アーディ……ったく付いてくるなって言ったのに……」
ファイは深く溜め息を吐き木箱をあけると
「完璧な美少女アリー」
カダン
「……………………」
ガチャ
「完璧な美少女アリーゼ」
ガタン
「…………」
「完璧な」
ガチャ!!
「………………………………え?」
ファイは居るはずもない木箱に居るアリーゼに驚いていた
「待て待て待て……これは……そう幻覚だこの木箱を開ければ」
ガチャ
「完璧な美少女アリーゼローウェル!華麗に参上!!」
「何で居るんだ!?アリーゼ!!!!!」
「え~何で怒るの?」
「いや怒るだろ!何で居るんだよ!アリーゼ!お前団長だろ!」
それもその筈アリーゼはアストレアファミリアの団長簡単にはオラリオから出れない
「えーだって私ファイの保護者だし」
「それは理由になっていない!」
「本当にそう思ってる?」
アリーゼはファイに近づき顔を赤くしながら
「本当の意味……知りたい?」
「……っ」
ファイは顔を赤くしていると……
アルテミスは直ぐに2人に割って入り物理的に距離を取らせる
「そんな破廉恥な行為を私の前でするな!!!」
神々から大の恋愛オンチであり神々から委員長と呼ばれるアルテミスに怒られるのであった
アリーゼの登場に混乱するファイだったがアルテミスの仲裁により落ち着き初める
「では改めて……アリーゼ、ファミリアの方はどうしたんだ?」
「大丈夫よ!ちゃんとロイマンからの許可取ったわ!そして団長代理として輝夜に任せてあるから安心して!」
「……あの豚から許可を取ったのか?」
「えぇ勿論よ!」
「どうやって」
「それは勿論今まで無茶な攻略に加えてロキファミリアとフレイヤファミリアの仲裁に加えてあとは色々な功績……まぁあとはライラが色々やって説得してくれたわ!」
「ライラが?」
「えぇそうよ?何か『アタイの取って置きを使わせやがって』って愚痴を言ってたけど」
「あーー何か納得する」
それは以前ライラから『ちょと豚の弱味探したいから付き合え末っ子2号』と言われ約一ヶ月間ロイマンを尾行していたが特に何も無かったが
それを報告したライラが『いやいや十分だ、よくやった末っ子2号』と言いライラの悪い顔が思い出していた
「それでアリーゼ……アストレアの方は納得してくれたのか?」
「えぇ勿論です!アルテミス様!それにコンバージョンも出来ます!」
「付いて来る気まんまんだな」
「諦めろアルテミス……こうなったら誰もアリーゼを止められない」
「しかし……」
「今のアリーゼを止めれる存在は俺は知らない」
それは一種の悟りを開いていた
しかしそれでも諦め無いのがアルテミス別名委員長だった!
「いややはりダメだ!アリーゼは直ぐにアストレアに帰す……」
その瞬間アリーゼはアルテミスに壁ドンをした
「アルテミス様……私今とって大事な……ううん違う……私の将来がかかった一大事なの」
「そんな大袈裟な」
「大袈裟じゃあ無いわファイ……」
その真剣とも言える顔にファイは息をのむ
「私は…………」
「ファイに新しい女の子が出来ないか監視しに来たの!」
「「はぁ?」」
「だってアーディから聞いたけどオリンピアに行く途中に双子のエルフの女の子からいつも熱い視線を送って居るって聞いたわ!」
(確かにディース姉妹は俺に熱い視線をいつも浴びているがあれは子供が親を見る熱い視線だぞ!)
「それにオリンピアじゃあ褐色の美少女のイリアちゃんとも仲が良いって聞いたし!」
(あれは神だぞ?……いやアーディは知らなかったな……そう言えばオリンピアの居る時何だかんだ俺と一緒に居たな……)
「あと!学区の時はレフィーヤちゃんと仲が良いって聞いたし!」
(アイツはただの同級生だぞ!)
「だから!絶対にファイから目を絶対に離さない!!…………アルフィアさんの事もあるし」
ファイはアリーゼの小声は聞こえなかったが何故か瞳の奥から少し闇が見えた気がした
「…………おっおう」
そしてアルテミスは目の前の少女からとある
「そっそうか……保護者…保護者なら問題ないな」
「アルテミス?」
「さぁ行くぞファイ!」
先ほどのアルテミスとは異なり少しビビりながら同行を許可し目的に向かうのであった
「それにしても剣て……いやファイ何しにデダインの村に向かうんだ?あそこには砂漠しか無い筈だが?」
アルテミスの純粋な質問に(どうせ神には嘘が分かるし…)と考えた結果
「少し知り合いを助けたくてデダインの村に用があるからな」
「「知り合い?」」
「そいつは少し困ったやつで重傷の病人癖に良く平気で畑仕事をしているんだよ」
「それは……本当に重傷の病人か?」
「一応病人だ……ただ着寂とそいつ体の中にある毒が全身を蝕んで居る、元々体が頑丈だから人には分からないが……正直いつ死んでもおかしくない男だ」
「フム……となるとファイはその男を助ける為にデダインの村に行くのだな」
「あぁ」
「しかしもし回復出来る素材を取ったとはいえ……本当に治せるのか?」
「それは知らない」
「オイ!」
「ただ一つ言えるのは……昔には居なかった回復師のディアンケヒトファミリアのアミッドが造れる可能性があるかるだ」
「アミッドちゃんが?」
「そうだアリーゼ……事前にその毒の事は学区で調べて、オラリオで帰って来た日からアミッドに相談していた……その時ディアンケヒトがうるさく『商売の邪魔をするな!』って怒っていたからその度にテキトーにポーションを買っていたがな」
「あーだからうちのポーションの数が多くなってたんだ」
「一応ライラには話していたぞ?」
「えっ何でライラだけ!?」
「アリーゼ……ライラに隠し事出来ると思うか?」
「あっ無理私も隠していた物凄いエロい下着を隠していたら直ぐにライラにばれたわ!」
「アリーゼ……一言多いいぞ?」
「そして今もそれを着ているわ!ムラムラしてたまったらいつでも襲ってきていいわファイ!」
「本当に!一言多いい!!」
2人の会話に遅れるアルテミスは
「正義の眷属とは?」
等と言って混乱していた……その様子を見たファイは
「話を戻すぞ……とにかく!アミッドと話し合ってその解毒に必要な素材は既に集めた!あとは最後の素材を取りに行くだけだ」
「成る程……そう言う訳か……なら何故アストレアファミリアと一緒に来ない?最後の素材は分かって居るのだろう?」
「あぁ……最後の素材は分かっている……ただ問題があるとすれば」
ファイは険しい顔をしながら
「素材のモンスターはとてつもなくでかく……何よりもその死骸が広大過ぎる事だ」
「死骸?」
アリーゼはファイの死骸の意味は分からなかったが都なりに居たアルテミスは分かってしまう
「まさか!……そのドロップアイテムのモンスターは」
「あぁ……かつて三大クエストの一つ陸の王者ベヒーモス、俺が求める素材だ」
その事に息を飲むアリーゼとアルテミスだった
今日の作者の独り言
皆さんお久しぶりです。そして初めまして
今回は少し久しぶりの投稿です……ぶっちゃけ忙しいので投稿は遅い事もありますがどうぞ今後ともよろしくお願いします!
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