前世は剣帝 作:イタク
第66話ー生命の泉
三人は旅を続けた
道中襲われている村を助け大半の物資を上げたり、山賊を捕縛したり等をして道中の路銀を稼いだり食いつなぐ事数日が経ち
ようやく生命の泉がある国に着いたが……
「「「…………」」」
三人は言葉を失った…………そこには治療が出来る楽園の国だと思われた国だったが……そこは沼に沈む国だった
「何か原因があるとは思っていたが……ここまで酷いとは」
生命の泉……その奇跡のような泉を持つ国ベルテーン
そこには重病者が訪れる国として有名だったが今は面影も無くなり何も形が残っていなかった
「何だ?この沼」
ファイは恐る恐るその沼に近づくと
「それ以上沼に近づくんじゃあねぇ!」
その言葉に全員が振り返る
「誰だ?」
そこに居る男は両目を眼帯を付けた剣士だった
「良いからそれ以上その沼に近づくな!」
岸迫る男にファイは
「なら理由を言え、何故この沼に近づいたらいけないんだ?」
「そこには無数のモンスターが居るからだ」
男はずっと剣を握り締めファイを警戒していた
「成る程……どうやらお前はこの国の住民のようだな丁度良い案内……」
ファイは警戒する男に近づくと
「!!」
両目の眼帯の男はファイから距離を取った
「……今まで会った剣士の中で二番目に強いな」
そのファイの言葉にアリーゼとアルテミスが驚く
「ちょそれって私よりも強いの?」
「強さで言えばアリーゼの方が断然上だ……だがなこの男の技量に関しては二番目に強いって意味だ」
その言葉にアリーゼとアルテミスは驚き眼帯の男を注目する
「良く言うぜ……お前からは嫌な音しか感じ取れない……まるでバケモノだ」
その言葉にファイは鼻で笑い
「そうか……ならどうする?」
ファイは目の前の眼帯の男にゆっくりと近づこうとすると
「コラッ!ファイダメだよそんなに威圧するのは」
「分かった……にしても……」
ファイは沼を見つめ、少し気になるのであった
「そこの子供少し良いか?」
アルテミスはファイから聞いていた生命の泉が何故泥のようになっているのか気になり質問する
「ん?この気配は……神か」
眼帯の男はアルテミスの方を向くと
「初めまして名も知らぬ神よ」
「私の名前はアルテミスだ……それよりも少し良いか?」
「何でしょう?神アルテミス様」
「ここに奇跡の泉があると聞いて来たんだが……その泉はどこある?」
「目の前の泉が生命の泉から出ている物だ、最も今は汚染されとても飲める物では無くなったがな」
「成る程……汚染か……」
アルテミスは汚染と言う言葉に深く考えていると
「何故泉は汚染されている?」
ファイは何故汚染されている泉が気になり眼帯の男に質問する
「何故余所者のお前に話さなければならない?」
「その奇跡の泉に要があるからだ」
「諦めろ……お前がいくら強かろうと汚染された泉を治す事は出来ない、去れ、お前達がどう足掻こうが汚染された泉をどうにかする事出来ない」
ファイは目の前の全てを諦めた言葉に……何かを察している中
「そうなの!じゃあ今日貴方達の国に泊まらせて!」
「はぁ?」
「……」
「何を言っている?この女は?」
アリーぜの言葉にアルテミスは驚き、ファイは何かを察して遠いい目をし、眼帯の男は初めて見るアリーゼに動揺が隠せず心の声が出た
「オイ……バケモノ」
「誰がバケモノだ……何だ眼帯」
「何なんだ……あの女は?」
「理不尽な団長だ」
「団長?お前が団長じゃあ無いのか?」
「違うが?」
「……お前の方が強いのに?」
「別に強い奴が団長じゃあ無くても良いだろ?」
「……そう言うものか?」
「そう言うものだ」
ファイと眼帯の男は話していると
「とにかく!そこの眼帯の人!貴方が国に泊まらせて!」
「俺はいったいどうすれば良いんだ……」
「知らん」
「お前の所の団長だろうが!!!」
眼帯の男は悩むのであった
数時間後
「リダリお帰りーお土産は?」
「…………」
そこには1神の陰湿そうな性格がひねくれてそうな女神が……
「有るわけ無い……と言いたい所だが客だ」
そう言うとイスカリと呼ばれた男の後ろに見知らぬ3人……いや2人と神1人が居た
「……おい何でここにアルテミスが居んだよ」
「お前だったのか……正直者のベーラ」
「知り合いか?……てか何だその異名は」
「神会ではあまり会った事が無いがな……あとコイツは何でも正直に答えるから正直者のベーラだ」
「……何か性格がひん曲がっているように見えるが?」
「オイ、初対面の神に失礼だろお前」
「神なら何をしても良いと考える神々なんて知るか」
その言葉にベーラは目を見開く
「コイツ……嘘を言ってねぇ……こんな子供初めて見た」
「まぁ良い正直者のベーラなら話が速い早速だが……」
「ねぇ神様!私達を少しの間ここに泊まらせて!」
「はぁ?」
いきなり自分達を泊まらせてとお願いする人間にベーラは戸惑ってしまう
「いきなりだな……」
「正直者な神様なら答えてくれるんでしょ!」
「なら答えはこうだ……い•や•だ!」
「そこをお願い神様!私のこの美しい美貌に免じて!」
「何故そうなる!」
「でないと私!ここで泣きわめくわ!!」
「……コイツ……本気で言ってやがる……」
その様子を見ていたら眼帯男事ナタリーは
「オイ……止めろ」
「……諦めろ俺では止められない」
「またアレを聞く俺の身になれ」
「安心しろ……慣れる」
「慣れてたまるか!」
その様子を見ていたらアルテミスは
「……アストレア……お前の眷属は大変だな」
とアストレアの苦労を身に染めて分かるのであった
結局アリーゼの喚きにベーラ折れ滞在を許可を出すのであった……ちなみにベーラは
「初めてだ……こんなやり方で神を説得する奴が現れたのは」
と自称可憐な美少女のアリーゼに振り回されるベーラであった
その後ファイ達が何とか宿泊する事が出来た……が
「ねぇねぇ!オラリオの冒険者って本当なの!」
「えぇそうよ!」
「じゃあオラリオの事についてもっと教えて!」
「任せなさい!!」
とアリーゼと良く分からない女の子が話していた
「「……………」」
そしてファイとリダリは何とも言えない雰囲気に……
「……お茶飲むか?」
「……頂く」
リダリはそう言うとお茶を飲み
「……旨いな」
「どうも」
2人はわがままなアリーゼと名も知らない女の子と話が盛り上がり……
((居心地が悪い))
と神妙な顔をするのであった
ファイ達は数日滞在し……アリーゼは気が付くとこの国の住民と仲良くなっていた
「何が起きてやがる?」
その光景にリダリは驚いていた……
「どうかしたか?リダリ」
「どうかって……何故こうも……」
そうリダリは驚いていた……今までずっと暗い声しか聞こえなかった……が今はアリーゼのお陰で住民は明るくなっていた
「イェーイ皆!今日もいい天気ね!」
「いや!もう雨が降りそうな天気だけど!?」
「フフーン皆が元気になったらそんな事は些細な事よ!」
「些細じゃあ無いよ!急いで雨の準備しないと!」
「じゃあ手伝うわ!」
「ありがとうアリーゼ!!」
いつも元気なアリーゼに住民は少しずつ明るくなっていく
その光景にリダリは……
「……ありえねぇ」
リダリは立ち尽くす
「まぁ……アリーゼだからな」
「だが……小国とはいえたった数日でここの変わりようは、異常だぞ」
「……それもそうだな」
その言葉通り異常の光景だった……絶望していた国が……たった1人の少女によりこの国は変わっていった
「ファイもちょと手伝って!」
その言葉に本来ファイ断りたかったが
「……分かった今行く」
ファイは断ったらごねられると思いファイも国の住民の為に働いていた
「意外かリダリ?」
「神アルテミス様……」
「アルテミスで構わなない……それでリダリ、ファイがアリーゼの言うことを聞くのが意外そうな顔をするな」
「えぇまぁ……アイツが人の言うことを聞くのが意外で」
「まぁそうだな、アイツは私の言うことは殆ど聞かないし、対立も良くする」
「神アルテミス様の言うこともですか?」
「あぁ……しかもこの前何てベーラの質問攻めされた時『うるさい』って言って平然とベーラの頭を叩いたからな」
「ベーラを…神を……叩いた?」
その言葉にリダリは口を開け……驚きを隠せなかった
「あぁ、下界の住民が神を叩く等禁忌に等しい……だがなアイツはそれをやる……ある意味恐ろしい子供だよ」
アルテミスは少し笑いファイを見ていた
「本当に……恐れを知ら…な……い?」
その言葉にアルテミスは止まる
(恐れを知らない?……本当にそうなのか?)
アルテミスはファイの方を向く
(ファイは確かに神を恐れない……違うな憎んでいるのか?しかしアストレアにはひねくれているが確かに尊敬の言葉を発している)
アルテミスは今までのファイの行動を考えていた
(まさか……)
そしてその答えにアルテミスは辿り着いてしまう……本来なら辿り着く答えの無い答え、しかしそれは神だからこそ辿り着いてしまう答えに……
(ファイ……お前は)
答えに辿り着いたアルテミスは空を見上げ
「アストレア……お前の子供達は難しいな」
その場に居ないアストレアを思い浮かべるのであった
アルテミスは目の前のファイに対して自分がいったい何が出来るのか考えていた
目の前の子供に自分が出来ることはいったい何か……
(ダメだ……全く思い浮かば無い)
アルテミスは全く良案が浮かばなかった
(そう言えばアストレアやヘスティアも良く頭が硬いって言われてたな……)
アルテミスはどうしようと悩んでいると目の前にある矢がアルテミスの目に止まり
(…………考えずに行動……か)
アルテミスは弓矢を持ち
「ファイ少し良いか?」
「何だ?アルテミス」
「……少し弓を扱いを学んでみないか?」
「弓?」
「……あぁ仮とはいえせっかく私の眷属になったんだ、なら弓の1つくらい学んでも良いと思うんだが?」
「…………」
ファイは正直『めんどくさい』と考えていた、正直少しでも多く寝たいからだ
しかし目の前の……少なくともアストレアが認め、ガネーシャも認める神……数少ないまともな神にファイは
「いやめんど……」
「はいはーいアルテミス様私も学んでも見たい!」
ファイは最初断ろうとするがいつの間にか近くに来たアリーゼに阻止され
「ファイもやるよね!やるでしょ!やりたいよね!せっかくアルテミス様から教えて貰うんだからやるよね!」
その絶対に一緒にやりましょ!と言うアリーゼの圧にファイは
「分かった!俺もやるからそんなに顔を近づけさせるなアリーゼ!」
「フフーンなら良いわファイ」
アリーゼの満足そうな顔にファイは溜め息を吐いた
すると1人の女の子がアルテミスに近づき
「アルテミス様!」
「何だ?」
「私も弓を教えて貰っても良いですか?」
「無論構わないとも」
「ヤッター!」
女の子ははしゃぎ走り回る……その女の子は良くアリーゼと話をしている女の子だった
「そう言えば話すのは初めてだった……貴女の名前は?」
「私の名前はタルヴィ!この国の巫女をしているわ!」
「そうか、では改めて私も名乗ろう私の名前はアルテミスだ」
この時誰もおもいもしなかった……この出会いが運命を変える日になるとは
「早速だけどアルテミス様質問良いですか?」
「何だ?タルヴィ」
「ベーラから聞いたけど……アルテミス様はポンコツって本当ですか?」
その日ベーラは約2週間部屋から出ることは無かった
因みに部屋から出たベーラの言葉は
「タルヴィ……恨むぞ」
今日の作者の独り言
大変お待たせしてすいません!!!
いやー最近仕事が忙しくて更新出来ませんでした!!というか体調普通に壊してしまいました!
とはいえまた直ぐ更新!
とは行けませんがどうにか時間を見つけて更新しようと思いますので今後とも応援の程をよろしくお願いします!
面白かったら高評価お気にいり登録よろしくお願いします!
ちなみにですが……何となくでX(旧ツイッター)でアカウントを開設しました……どうでも良いですね(笑)