前世は剣帝   作:イタク

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ファイとアリーゼそれからタルヴィの弓の修行が始まって数日


第67話ー生命の泉 二話

ファイは後悔していた……アリーゼの圧に負けなければこんなことにならなかったからだ……

 

「引きが甘い!」

 

そうアルテミスの弓の修行は厳しかった

 

「もう少し上を狙ってみろ」

 

「……」

 

しかしアルテミスの教えは的確でアリーゼとタルヴィはみるみるうちに上手くなっていきファイは

 

「…………」

 

「下手ね」

 

「下手で悪かったなアリーゼ」

 

「開き直ったわねファイ!」

 

「ウルセェ!」

 

ファイは渡された弓を構え的に狙うが……

 

ズボ!

 

的から外れ

 

「下手」

 

「……………」

 

ファイは何とも言えない顔をする

 

 

「俺……弓向いてないな……」

 

 

ファイは空を見上げるのであった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなアルテミスによる弓の修行をしていたある日の事

 

「ウスカリ……だったか?」

 

「はい、何でしょうか?」

 

それはずっとファイを警戒し続けるこの国の団長だった

 

「お前はずっと……あの娘を哀れみを見ているな」

 

「……そのようなこと」

 

「俺はお前達のような人達を知っている」

 

「!?」

 

その言葉にウスカリはファイを睨む

 

「何を……知っている?」

 

「タルヴィはいつも無理して無邪気な笑顔を見せ……お前達はそれに合わせて無理な笑顔で楽しい空気を作り出す……それは……俺は知っている……生け贄だ」

 

「!?」

 

ウスカリは警戒心を上げファイを睨む……それはファイには勝てない……自国の全てをかけても勝てないと分かっているからだ

 

「だから……なんだと言うのだ!お前には関係無い事だ!」

 

ウスカリはファイの胸ぐらを掴む

 

「お前が例え強者でも()()には勝てない!いや例え勝てたとしてもその後は我々に残された道は死のみだ!」

 

ウスカリの毀棄しに勝る行動にファイは冷静な言葉を放った

 

「お前らは……自分より年下の娘を生け贄えて良いのだと言うつもりか?」

 

「!!」

 

ウスカリは問答無用にファイを殴る

 

「言い訳無いだろ?……だが……だが貴様に……貴様等に!我らの気持ちが分かるか!!!」

 

ウスカリはファイの胸ぐらを掴む

 

「私はかつて……タルヴィの母親を生け贄に捧げたのは私だ!……そして私はまた……同じ過ちを犯す……その気持ちがお前等に分かるか!……分かる筈がない!大切な人を自らの手で失う気持ち等……」

 

リダリは涙を流す

 

「それも我らの未熟な理由で失う辛さなど!……分かる筈が……」

 

ウスカリはファイを睨む……『お前に私の気持ちが分かるのか!』……しかし睨んだファイの瞳の歪みにウスカリは気がつく

 

「……お前も……同じなのか?」

 

「少し違うがな」

 

ファイは胸ぐらを掴むウスカリの手をそっと離す

 

「少し場所を移そう」

 

「あぁ……そうだな」

 

 

そう言うとファイはウスカリの執務室に行くのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウスカリは自身の椅子に座る

 

「……」

「…………」

 

しかし2人はどうやって会話をするべきか悩んでいた

 

(本題に入りたいのだが……)

(本題に入りたい……)

 

2人はどうやって会話をしようとするか考えていると

 

コンコン

 

突然扉のノックがする

 

「誰だ?」

 

「アタシだウスカリ」

 

そう言うとベーラが突然入って来た

 

「ベーラ様……何のようで?」

 

「なーに少し面白そうな事が起きそうだなと思って顔を出しに来た」

 

ベーラはニヤニヤしながらファイの前に立つ

 

「お前さ……ずっと気になってたんだが……アタイの事が嫌いか?」

 

「あぁ嫌いだ……と言うか殆どの神々は嫌いだ」

 

「……コイツ本気で言ってやがる」

 

しかしベーラはファイをニヤニヤしながな見ていた……それはまるで珍動物を見ているかのような目だった

 

「俺からも一ついいか?ベーラ」

 

「何だ?」

 

「お前……何をしていた?」

 

「なにがだ?」

 

「俺はここに来る前色々と調べたんだよ……そして一つ疑問に思った事がある」

 

「何だ?」

 

ファイはジットベーラを見つめ

 

「お前の真の目的は何だ?」

 

「何の事だ?」 

 

「お前達神々がただ人々を騙すのならもっと上手く騙せた筈だ……最初は殆どクズ神の愉快犯だと思ってたが違う……」

 

「お前本当に神が嫌いなんだな」

 

「大嫌いだ」

 

その正直すぎる言葉にベーラは唖然とするが

 

「……愉快犯ならお前はゆっくり滅ぶこの国を眺めれば良い……だがお前はそうはしなかった……何だかんだ俺達の入国を認めこの国を好きに動き回っても何も言わない」

 

「…………………」

 

「お前はどうせ「その方が面白いから」と言うつもりだったか?……だがな」

 

ファイはベーラを見つめ……

 

「なら何故希望を与えない?」

 

「……何が言いたい」

 

「俺が知っているクズはあえて希望を与えてその後絶望を与えそれを笑いながら見る『ザマー見ろと』……だがお前はそうしない、それは何故か……簡単だ、どっかの誰かがクモの糸を引きギリギリ状態でこの国を守っているからだ」

 

「……………」

 

「しかもそれを数年出はない数百年間だ……そんな人外な事が出来るのはこの世で2つ、一つ目は神々の力を分け与えられた精霊……けどこれは気に入った相手にしかやらない精霊は気分屋だからな、そしてもう一つ」

 

ファイはベーラを指差し

 

「お前達神々だ……そしてこの国に居る神は……お前だベーラ」

 

だからこそファイはベーラに問う

 

「お前……いったい何をしていた?いや何を企んでいる?答えろ『正直者のベーラ』」

 

その問いにベーラは嫌な顔をしながら

 

「アタイもお前が嫌いだ……英雄候補の『剣帝』」

 

ベーラは悪態をつきながら……

 

「話してやるよ……アタイにはどうしようもない事だがな……」

 

それは神からの警告……神の知恵ではどうしようもない事だった

 

 

「結論から言うが『生命の泉はある』」

 

「……」

 

「だがな……」

 

ベーラは語る……この国の実情……奇跡の泉には治す力がある……しかしそれはとあるモンスターに占領され泉は汚染されてしまっている

 

そして汚染された泉をどうにか浄化して何とか飲める泉に変えこの国の人々は生き繋いでいた

 

無論討伐しようとこの国の人々は武器を取り討伐しようとしたが結果返り討ち……ならオラリオの冒険者に頼む為にどうにか報酬をかき集めオラリオの冒険者に討伐を依頼した

 

だが結果は失敗……ならもっと強い冒険者……当時ゼウスとヘラのファミリアに依頼しようとしたがギルドからの通告は

 

『他の所に移住するしかない』

 

その言葉にこの国……ベルテーンは失意した

 

だからこそベルテーンは冒険者を嫌うようになり結果は生け贄を捧げ人々の命を繋ぐ選択を取った

 

 

 

 

 

その言葉にファイは

 

「……………」

 

無言になる……ただ倒すだけなら可能かも知れない、だがファイの剣では泉事斬る事になるかも知れないだがそれは生命の泉事態を斬る事になる……だがそれ以前に

 

「不可能だな」

 

その言葉にベーラは「やはりな」と思う嫌な顔をファイに見せる

 

「そうだ『剣帝』……お前では勝てない」

 

ベーラはニヤニヤしながら

 

「ねぇどんな気持ち?今どんな気持ち?……ウスカリに淡い希望を持たせておいて「自分には出来ない」なんてウスカリの気持ちが分かる?ねぇ分かる?」

 

その言葉にファイは

 

「………」

 

無ご……

 

「話しは聞かせて貰ったわ!!」

 

後ろの扉は突然扉が開かれた……そこには何故か満面な笑みを浮かべるアリーぜと頭を抱えるアルテミスだった

 

「なっ!アリーぜ!?何でここに!?」

 

「フッフンー!ファイの匂いの後を追っただけだわ!」

 

「お前は獣人かなにかか!!」

 

「れっきとしたヒューマンよ!」

 

「ヒューマンは匂いで人の後を追えない!」

 

その行動にアルテミスは頭を抱えながら

 

「ベーラ話しは聞かせて貰ったぞ」

 

「チッ……アルテミス聞いていたのか」

 

ベーラは予想外の神に頭をかかえる

 

「それで?お前に何が出来る?神の力を封じられた我々は何も出来ない、出来るとすれば助言だけだ……そんなお前に何が出来る?」

 

その言葉にアルテミスは

 

「確かに我々神々は何も出来ない……だが」

 

アルテミスは座っているファイの頭を手を当て

 

「このファイ……いや剣帝なら出来る」

 

「……………俺!?」

 

その予想外の言葉にファイは驚きアリーぜは頷く

 

「正確には私達アストレアファミリアだけどね!」

 

「……アリーぜ……一応言うが今俺達はアルテミスファミリアだぞ?」

 

「あっそうだったごめんなさいアルテミス様」

 

アリーぜは直ぐにアルテミスに頭を下げベーラは自身にも見つける事が出来なかった可能に

 

「それで……お前の言う可能とは何だ?」

 

ベーラの言葉にアルテミスは真剣な眼差しを見せる

 

「『魔法』と『スキル』だ、正直者のベーラ」

 

「?」

 

「我々の神々の力でもない、神々の知恵でもない……純粋な子供達の想いが『スキル』として発現し『魔法』は自身の可能を上げる奇跡」

 

アルテミスはベーラに近づく

 

「正直者のベーラ……お前は子供達の力を知らない……我々には無い可能を」

 

「いったい何を言って……」

 

「そこのファイは神々が匙を投げた【()()()()】を弱体化させたぞ?」

 

「!?」

 

その言葉にベーラは立ち上がる

 

「それは本当か!アルテミス!!」

 

ベーラは今までに無いほど驚きかつて無いほどの声で叫ぶ

 

「事実だ……そうだろ?」

 

「……まぁ消滅は出来なかったがな……そんなに凄い事なのか?」

 

「凄いも何も……だって【原初の炎】だぞ!神々でも制御が不可能で……神々が封印の手段を取った原初の炎だぞ!」

 

「そうなのか?」

 

しかしファイはそれがどんなに凄いのか分からなかった……だがアルテミスからの情報にベーラは目の色を変えた……だが

 

「だが……沼の王の本体場所は分からない、どこに居るのか分からないやつをどうやって見つける?」

 

「そんなの簡単よ!」

 

アリーぜは勢いよく立つと

 

「輝夜達を全員をベルテーンを呼べば良いのよ!」

 

「何故そうなる?」

 

「だって……」

 

アリーぜは宣言する

 

「リャーナが居るから!」

 

「?」

 

「リャーナの魔法は…」

 

アリーゼの言葉を聞いた全員が希望を見いだすのであった




今日の作者の独り事

最近の悩み……何故か面白く書きたいのに書けなかった……

既に何回もボツストーリーだらけで書けませんでした



それでも頑張って書きました!!是非今後とも読んで下さい!!

面白かったら感想!高評価お気に入り登録よろしくお願いします!!
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