前世は剣帝   作:イタク

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アリーゼは早速オラリオに居るアストレアファミリアを召集する手紙を書き数日間待っていると……


第68話ー生命の泉 三話

ザッ

 

 

ザッザッ

 

ベルテーンの国境に一つの団体が現れる

 

「ここが……アリーゼが居る所か」

 

「ですね……輝夜」

 

そこには輝夜やリオンを初めとしたアストレアファミリアが総終結していた……そして

 

「ホウ……ここにファイが居るのか」

 

1人のローブを着た大男と

 

「ですね!……あぁ楽しみだな!」

 

1人の少女がはしゃいでいた

 

「とはいえ……どうやって入国しようかしら?」

 

アストレアが少し悩んで居ると

 

「貴様らがアリーゼやファイが言ってたアストレアファミリアか?」

 

その言葉に全員が振り返ると1人の盲目の剣士が立っていた

 

「貴様は?」

 

「ベルテーンの主神ベーラファミリア副団長のリダリだ」

 

リダリは1人アストレアファミリアに近づく……

 

「アリーゼやファイのやつからアストレアファミリアの連中の数と特徴は聞いていたが……人数多くねえか?」

 

1人の事前情報から人数が多くなっていて1人戸惑っているのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

ゾクッ

 

ファイは1人の背中から寒気がしていた……それはまるで自身に迫る悪魔を思い出していた

 

(いったい……何だ?)

 

ファイが1人鍛冶の準備をしていた

 

ファイは珍しくせっせと仕事をしていると

 

「ファイ!助けて!!」

 

するとアリーゼは急ぎファイの背中に隠れる

 

「なっ何だ?アリーゼ!?」

 

「助けて!ファイ!」

 

アリーゼは珍しく怯えてファイは戸惑っていると

 

「そこか!アリーゼ!!」

 

すると突然輝夜がファイが用意していた鍛冶場に現れた

 

「輝夜久しぶり……どうしたんだ?」

 

「ファイか……久しぶりだな……それよりもそこの赤バカを引き渡して貰おうか」

 

「赤バカ?」

 

ファイはいつも以上に怒っている輝夜に少し疑問に思ったが……ゆっくりとアリーゼの方を向く

 

「アリーゼ……お前何したんだ?」

 

「ファイに付いていくために……勝手に輝夜を団長にしたのよ」

 

「うん……それで?」

 

「アストレア様には事情を説明したけど……」

 

「したけど?」

 

「テヘ!皆には黙って来たの!てへぺろ☆」

 

アリーゼは舌を出し可愛い顔をしていた……

 

「はい、輝夜」

 

しかしファイは遠慮く無く輝夜にアリーゼを引き渡した

 

「助けて~ファイ~」

 

アリーゼはファイは助けを求めるが

 

「いや怒られてこい……アリーゼ」

 

ファイは1人の溜め息を吐くのであった

 

「イーヤー穢される~~」

 

「別に穢さんは!!このバカ!!」

 

輝夜はアリーゼをアストレアファミリアの中心に投げ飛ばすと

 

「なぁアリーゼ」

 

「なに?……ライラ」

 

「ファイは事前に根回ししてオラリオを出たがよ」

 

ライラは今までに見たことの無い笑顔で

 

「テメェは……根回ししたか?」

 

「いいえ!してないわ!!」

 

堂々と宣言するアリーゼにアストレアファミリアは

 

「死ね!!このクソ団長!!!」

 

アストレアファミリアはアリーゼを袋叩きするのであった

 

「なにやってんだ……アイツら……てか黙って来てたのかよアリーゼ」

 

1人アリーゼが黙って来たことに唖然としていると

 

「ファイ先輩!」

 

「ん?」

 

ファイは自分の事を先輩と呼ぶ少女の存在に気がつく

 

「セシルお前も来てたのか?」

 

「はい!」

 

「イセリナとシャウとウランダは?」

 

「あのイセリナ達三人はオラリオに残ってレベル上げです!流石にレベル2は連れて行けないって輝夜先輩が判断しました!」

 

「そうか……所でセシル」

 

「何ですか?ファイ先輩」

 

「何かローブを着ているやつが三人居るんだが?」

 

「……あーそうですよね……気になりますよね」

 

セシルは少し戸惑っていると

 

「お主が【剣帝】ファイか」

 

1人女性かローブを脱ぐとそこには

 

「手前はヘファイストスファミリア所属椿・コルブランドだ!」

 

その言葉にファイは……

 

「……その名前、どっかに聞いたことあるな」

 

ファイはどっかに聞き覚えのある言葉にセシルは

 

「先輩先輩、ヘファイストスファミリアの団長ですよ」

 

「……はぁ!?」

 

流石のファイもヘファイストスファミリアは少し知っている……鍛冶ギルドで……世界最高の鍛冶職人が目の前に居た

 

「何で……ヘファイストスファミリアの団長がここに居るんだ?」

 

「ふと手前はお主の魔法の剣が気になってな……」

 

「【影の剣】がか?」

 

「おう!お主は魔法で剣を造れると聞いた……それも物凄い切れ味だとか……だからな」

 

椿・コルブランドはファイの肩を掴み

 

「お主の魔法の剣を見してくれ」

 

「……まさかだと思うが……そんな事のためにここまで来たのか?」

 

「その通りだが?」

 

椿の言葉は真剣そのもの……そんな椿にファイは物凄くめんどくさいと考えていると

 

「椿さんそろそろ良いですか?」

 

「おっとそうだった手前よりお主らが【剣帝】と関わりあったんだったな」

 

椿は直ぐにファイの肩を離す

 

「久しぶりだな……【剣帝】……いやファイ」

 

「お前は……」

 

男はフードを取るとその顔にファイは驚く

 

「あぁ久しいな……所で何て呼べば良い?」

 

男は凛々しい顔をしながら

 

「エピメテウス」

 

「そうか……エピメテウス……久しいな」

 

「あぁ」

 

エピメテウスは手を差しだしファイも出された手を握り握手をする

 

「さて早速だが今から勝負しないか?」

 

「……………何故そうなる?」

 

「一戦一敗……私は勝ちたいのだよ君に」

 

しかしファイは目の前の男が英雄と呼ばれる程の……戦闘狂だとは知らなかった

 

「嫌だ!お前本気で俺を殺そうとするだろ!」

 

「当たり前だ、死線を越えないと私みたいな凡人は強くなれないからな」

 

「何が凡人だこの戦闘狂……」

 

改めてファイはエピメテウスの認識を改めていると

 

「お久しぶりです!ファイさん!!」

 

「……………」

 

しかしそれ以上に目の前の褐色の少女に驚いていた

 

「プロ……!」

 

ファイは最初イリアをプロメテウスと叫ぼうとするがイリアは即座にファイに殺意を向ける

 

「ぷろ?

 

「……イリア!?何でお前がここに居るんだ!!」

 

そうファイはイリア……いやプロメテウスが現れた事に驚いていた

 

「私はエピメテウス様の付き人です!戦う才能が無いのでダンジョンに入るつもりは無いですが……少しでもプロメテウス様の力になろうと思って付いてきました!」

 

ファイはイリアの言葉に混乱していた

 

(確かにイリアは神だからダンジョンに入れないが……しかしオラリオに来てどうするつもりだ?……少なくとも分かるのはエピメテウスを英雄にする事は分かった)

 

「ん?お前らが居るとなると【原初の炎】は浄化出来たのか?」

 

「はい!少し前に神ヘスティア様が現れ運良く現界されたので【原初の炎】を浄化しました!今は国の復興と同時に我が国の英雄エピメテウス様を英雄にするべく私が来ました」

 

「私は来るなと言ったのだがな……」

 

エピメテウスは少し頭を抱えるが

 

「まぁ今はオラリオで都合の良いファミリア探しをしている最中だが」

 

エピメテウスはチラリとイリアを見る

 

「彼女に合うファミリアを探すのは大変だよ」

 

「すいませんエピメテウス様……」

 

イリアは申し訳無さそうにするが2人はイリアが神と知っているため……

 

(イリアの正体がバレても言いふらさなくて……良識的な神って居んの?)

(はたしてそんな都合の良いファミリアはあるのか?)

 

と悩むのであった

 

 

 

 

「ファイ殿!」

 

「ウスカリ?どうした?」

 

「リャーナ殿は居ますか?」

 

「そうだった……リャーナ」

 

ゲシゲシと今もアリーゼを蹴っているリャーナはファイの言葉に振り返る

 

「何?ファイ」

 

「この人がベーラファミリアの団長のウスカリでリャーナに話がしたいって」

 

「ふーん……」

 

リャーナは少し疑問に思いながらウスカリに近づく

 

「アストレアファミリア所属のリャーナ・リーツです」

 

「ベーラファミリア団長のウスカリです……貴女がリャーナ様ですね!」

 

「あっはい」

(リャーナ様?)

 

リャーナは少しウスカリに戸惑いながら

 

「これで……この国は救われる」

 

ウスカリの涙にリャーナは本気で混乱し始めた

 

「皆のもの!聞けここに居られるリャーナ様だ!」

 

 

ウスカリの言葉にこの国の住民は歓喜の声に満ちるのでかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後何とかアストレアファミリア用に用意された部屋に行くと

 

「アリーゼ!いったいどういうこと!?」

 

リャーナの困惑は当然だった……今までにに無いほどの歓喜声にリャーナは困っているかるだ

 

「実はねリャーナ……」

 

アリーゼは語る……現状この国の実態そして沼の王

 

それの鍵になる存在がリャーナだと言うこと

 

リャーナ、貴女の魔法の炎には再生を阻害する魔法が入っている……そして魔石を探知する魔法……これはこの国ベルテーンが聞いたら希望を見いだした

 

アリーゼの言葉にリャーナは納得はするが

 

「けど……私は」

 

しかしリャーナは今までに無い期待に自身が押し潰されそうになるが

 

「リャーナ」

 

「アストレア様」

 

「貴女の【正義】は?」

 

「私の……【正義】?」

 

「最初貴女を見つけた時は『見返してやりたい』と言う貴女正義は聞いたわ……けど私はそれとは別の【正義】があると思うの……貴女は何故皆と一緒に冒険者をしているの?」

 

その言葉にリャーナは

 

「私は……皆が好き……この暖かい場所でリューを皆で可愛がって毎日弄りたい!」

 

(何故そこで私の話がでるのですか?)

 

「そして私は……」

 

リャーナは……

 

「私は!皆で笑って過ごせる魔法の世界を造りたい!魔法は……自由だって!証明したい!」

 

その言葉にアストレアは

 

「なら……今貴女がするべき事は?」

 

「この国に住む沼の王を私の魔法で焼き付くす!私が炎の魔法に対するこの熱い情念は……誰にも負けないって証明する!」

 

その言葉にアストレアは自身の子供の成長に微笑むのであった




今日の作者の独り言

さていよいよ【生命の泉】編終わりに近づきました!!

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