前世は剣帝 作:イタク
「それでアリーゼ……何か策あんのか?」
「無いわ!だからライラが考えて!」
「コッチに丸投げかよ!ったく」
ライラはいつものアリーゼに頭を抱えるが
「まず最初に中心にリャーナ護衛として輝夜とセシルと……」
ライラは即席で考える最も重要なリャーナを中心に前後ろ後方左右と五つに別れた
「右にリオンとアスタ、左にセルティとアリーゼ前にファイとノイン後方にアタイとイスカ、マリューそして椿の4人だ質問はあるか?」
「何で輝夜は中心なの?」
「輝夜は戦況に応じて助けに行くからだ……今回は数が多いいらしいからな広範囲攻撃が出来る奴をあえて散らばせてリャーナの索敵に集中力させる」
その言葉に全員が納得していると
「少し良いだろうか?」
「何だ?エピメテウス」
「私もこの戦いに参加しようと思う」
「良いのか?」
「勿論だ……困った者を助けるのは聖職者として当たり前だからな」
「助かる……なら前衛を頼むが良いか?」
「分かった」
エピメテイスは頷き了承すると
「さてここらで末っ子2号が欲しがっている素材を集めて、姉の偉大さを思い知らせてやろうぜ」
「「「「「「「「オーー!!」」」」」」」」
セシル以外のアストレアファミリアがファイを自身の姉と言って叫ぶ……だが
「いつからお前らが俺の姉になったんだ?」
そう言うとファイはアストレアファミリアから袋叩きされるのであった
沼にて
ファイとノイン、それからエピメテウスが歩いていた
「ライラの作戦とはいえ……ノインと一緒か」
「何だ?」
「いや……特に」
ファイはノインとは常に距離を取っていた……それは
(相変わらずノインの尻尾はふわふわして気持ち良さそう……アレを枕にしてみたい……)
そうファイはノインの尻尾が気になっていた……あれはいつかは忘れたが1度ダンジョンでノインの尻尾で寝たことがある……あれはまさに天国に行くほどの柔らかさだった
その為ファイはもう1度ノインの尻尾で寝てみたいが流石にファイは遠慮していた
ユラユラ
しかしそうとも知らないノインは尻尾をユラユラと揺らしファイは何とも言えなかった
「……ファイ聞いているか?」
その為ファイはエピメテウスからの言葉を聞いておらず少し焦ってしまう
「すまん……聞いてなかった」
「だろうな……話を戻すが……元々私はこれを返しに来たんだ」
エピメテウスはそう言うと自身の剣の一つをファイに渡す
それはかつてオリンピアでファイが造った剣……名は無いがそれでもファイが自身の手で造った中で最高の一振の剣だった
「おう」
ファイはエピメテウスから渡された剣を受け取り剣を抜くと
「ボロボロだな……」
「曲がりなりにも【原初の炎】を斬ってきた剣だ。いかに三大クエストのモンスターの素材でもこうなるだろう」
「それもそうだな……」
ファイは剣を鞘にしまうと
「それで……エピメテウス、ノイン気がついているか?」
「無論だ」
「あぁ……随分と嫌な匂いがしてきた」
「俺が斬り込む……エピメテウス背中を任せても良いか?」
「あぁ……腕が鳴る」
「ノインは打ち漏らした物を頼む……正直アレを相手したくは無いだろ?」
「助かるよ……正直臭いがキツすぎて相手したくなかったんだ」
ノインは鼻をつまみ本気で嫌がっていた
「だろうな……俺でも少し臭いがキツいから獣人のノインは相当だろ」
ファイは苦笑いをする
「さて……」
ファイとエピメテウスは互いに剣を抜き
「沼の王の前哨戦と行くか」
「だな……」
ファイとエピメテウスは沼の王で出来たモンスターの集団に突っ込むのであった
一方リャーナと輝夜とセシルは……
「どうだ?リャーナ」
「ダメね……ここじゃあ無いみたい」
「フム……ここでは無いとすると次は右だな」
「そうね……それにしても」
リャーナは前方から来る剣劇の音と何やら炎が燃える音や剣を投げその結果何やら破壊する音が響いていた
「あの子とあの人……本当にレベル4なの?」
それはファイとエピメテウスの事だった……
「あの2人……レベルと実力が合わないんだけど」
「それは私も思う……あの戯け共……レベルが一つ上の私を簡単にあしらいおって」
それは珍しい輝夜の嫉妬だった……輝夜は元々ファイが剣を抜くまでアストレアファミリアの随一の剣士だと自他共に認めていた……だが結果どうだ
ファイは対人戦においてレベル一つ上を難なく相手が出来今ファイと善戦出来るとすれば、それはレベル6の冒険者位
しかも最近アリーゼが化物じみて強くなりとうとうレベル6……輝夜はアストレアファミリアにおいて剣の腕が三番目になってしまったからだ
(とはいえ今は沼の王とやらのモンスターを討伐が最優先だ)
輝夜は気持ちを切り替え
「リャーナ次に行くぞ」
「えぇそうね」
椿の指示で進んで行くと
「【気持ち悪い】」
突然セシルの精霊ユーフィが突然足を止めた
「どうしたの?ユーフィ?」
ユーフィはブルブルと頭を揺らす
「【何か……来る】」
その言葉と同時にユーフィの足元からモンスターが現れる
「なっ!地面からだと!」
突然現れたモンスターだったが輝夜、ユーフィは即座に対応した
「舐めるな!」
「【どっか行って!】」
輝夜は剣で切り刻みユーフィは魔法で吹き飛ばす
「なんだったんだ?……今のモンスターは」
「分からない……けど地面から来たとなると……このモンスターは相当頭が良いみたいわね」
「どういう事だ?リャーナ」
「輝夜……もしかしたら【沼の王】はファイの前衛やアリーゼ、リオンと戦わずに直接私達を狙った……つまり【沼の王】は私達が何らかの対抗策を持っていると考えているのよ」
「……成る程……知恵を持つモンスター……ダンジョンで言うと強化種と考えた方が良いみたいだな」
「そうね……そして今最も狙われるのは……私じゃあ無いわ」
「何?どういう事だ?」
「私を狙うとしたら速すぎる……これは足止めね……なら最も強力な魔法を持って……倒しやすいのは……」
その言葉に輝夜は冷や汗をかく
「チッ!リオンか!」
その言葉に輝夜達は急ぎリオンとアスタの居る方を目指すのであった
そのリオン達は
「リオン!」
「分かっています!【ルミノス・ウィンド】!」
「きりが無いね……ハァハァ」
「えぇ……いくら魔法を撃っても直ぐにモンスター達が再現無く現れる……ハァハァ」
アスタとリオンは最初は順調に進んでいた……それは勿論ファイとエピメテウスが激しい攻撃を仕掛けあえて目立っていたからだ、その為最初はモンスターは前のファイ達を目指していたが……途中からリオンとアスタの方にモンスターが集まって来た
「どういう事です……ライラの予想ではファイ達前衛に集まると言う事でしたが……」
「分からない……けど」
「そうですね……私達のせいで足を引っ張りかねませんが……緊急事態の信号をあげましょう」
「そうね」
そう言うとアスタは直ぐにライラが造った『緊急信号』を上げた
「しかし来るとすれば少し時間がかかります……精々輝夜が単騎がけする位でしょうか?」
「それあり得る」
リオンとアスタは笑いながらモンスターを見ていた
「とはいえ……簡単にはやられるつもりは有りません」
「私も……まだカッコいい恋人も居ないから死ぬわけにはいかない!」
アスタはリオンの前に立ち
「私が引き付ける!リオン!」
「分かりました!」
2人は数の多いいモンスターに押し潰されそうになるが……
「ならば某もいそそのいちじょに成るろう」
するとモンスター達が一瞬で叩かれた
「
「おう!ライラ殿からコッチに来てくれと頼まれてな!」
「しかしそんな事をすれば……ライラの」
「なーに心配ご無用……今頃ライラ殿の所には……援軍が到着している頃合いだからな……」
その椿の言葉にリオンとアスタは首を傾げるのであった
一方ライラの所には
「さぁ!テメェラ!じゃんじゃん働け!」
そうライラは……この国の住民を焚き付けていた
「テメェラの国だ!テメェラが動かなくて助かろうなんて虫が良すぎるんだよ!」
「鬼畜!」
「外道!」
「チビ!」
「……もっと罵倒して下さい!」
「「「ハァ!?何言ってんだ!」」」
特にライラはこの鎧四人組を雑に扱っていた
「罵倒して欲しかったらもっと働け!……あと『チビ!』と言ったやつ!後でキンタマ蹴り飛ばすぞ!」
「私です!」
「「「コイツです!」」」
三人は直ぐに人を売っていた
「よーしお前の罰はよしよしな!」
「私では無いです!コイツです!」
「オイ!人を売るな!」
そんな会話をしていた
「全く……ライラったら」
マリューはそう言いながら負傷した人を癒していた……その結果
「マリュー様!怪我しました!」
「マリュー様!足が動けません!」
「大変!治療しないと」
マリューは一人一生懸命治療していた
「ライラもイスカも大変だね……」
アストレアファミリアのイスカは一人モンスターを駆除していた
「アンタも少し手伝ったら?」
「……もう少し待て」
「何を……」
イスカはリダリが一向に戦わないことに少し不満に思っていると
「覚えた」
その瞬間イスカの回りのモンスターは一斉に斬られた
「オレとアンタがここの主力だ……なら連携するのが最も強力だろ?」
「……へー目が見えないのにやるわね」
「それはどうも、耳が良いのが俺の取りでなもんで」
「この戦いが終わったら一緒にお茶しない?」
「……それは構わねぇが?」
「なら決まりね!」
イスカは良い男を目を向けるのであった
一方その頃アリーゼとセルティは
「アリーゼ行きなり走ってどうしたのさ」
「分からない……けど……コッチに何かいる気がするの!」
アリーゼは走っていた……それは本来ライラの筋書きには無い行動だった……だがライラや輝夜、リオンやファイも忘れている事がある
アリーゼは……あのロキファミリアのフィンと並ぶ程の勘が良い事を
アリーゼはかつて泉と呼ばれる場所に到着していた……もともとアリーゼはここに何かが居ると勘が囁いていた……そして
「見つけた……」
アリーゼの勘は『ここに居る』と囁いた
「セルティ!」
「分かった!」
セルティは即座に信号弾を上空に上げる
「リャーナ達が来るまである程度削るわよ!」
「了解!」
アリーゼの機転により沼の王の発見……そして沼の王がそこに現れるのは自身の弱点を守る為であった
それは沼の王と生命の泉のパスの発見
これによりアストレアファミリアとベーラファミリア対沼の王の最終決戦となる
今日の作者の独り言
出来たので少し速めの投稿です!
最近気がついたのですが何と!!UAが500,000を突破しました!?
いやこれ地味に凄くない!!
そう思う今日の作者であった。
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