前世は剣帝   作:イタク

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ファイはアリーゼの方向から信号弾を確認した

それは沼の王の発見の合図だった


第70話ー生命の泉 五話

「……」

 

ファイは悩んでいた……現状ここはファイとエピメテイス、そしてネーゼの三人が大量の魔物を押し込んでいたからだ

 

「エピメテイス」

 

「分かっている、ここは俺一人に任せろ」

 

「助かる」

 

「えっ!」

 

ファイはそう言うと即座にアリーゼ達が居る沼の王の所に走り出した……

 

 

「ちょ!良いの?」

 

「なにがだ?」

 

「エピメテイスさん一人に任せて」

 

「問題ない……と言うか邪魔になる」

 

「?どういう事?」

 

「俺は1度オリンピアでエピメテイスと殺しあった」

 

「……ごめん何言ってるのか分からない」

 

「まぁ聞け……その時奴とは剣を交わしたが……アイツの戦いは……」

 

その直後先程ファイ達が居た場所が業火に包まれた

 

「大量の炎と奴が培ってきた剣……つまりアイツ本来の戦い方は一人で多数を相手にする戦い方だ」

 

その炎は周辺の沼を燃やし尽くしファイ達の後を追わせることは無かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライラ達は……

 

「チッ!アリーゼの勘は相変わらず化物じみているな!」

 

ライラは考える……今取れる最良の一手を……

 

(少なくともアリーゼと連携が取れる輝夜、リオンそれからファイ……いやファイなら直ぐにアリーゼの所に行くか……輝夜もリオンを連れて行こうとするが……あっちの戦況は椿とノインの2人……しかもファイも重要な所に配置しているから移動は……)

 

ドン!!

 

その直後ファイ達が居ると思われる所から爆発音がする

 

 

(あっちはファイが居た場所だ……もしやエピメテイスがやったのか?……まるで史実と同じ炎を扱うなんて……)

 

ライラは考え……チラリと主力2人を見た

 

「イスカそれからリダリ仕事だ」

 

「……なーんか嫌な予感がする」

 

「同感だ」

 

「何言ってんだ?この勝利を呼ぶ軍師様に向かってよ?」

 

ライラは物凄く悪い顔をするのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

輝夜達

 

「クソ!数が多いい!」

 

輝夜と椿、リオンの第一級冒険者3人と第二級冒険者のノイン、リャーナ、セシルと精霊のユーフィはモンスターからの足止めを食らっていた

 

輝夜は戦況的に抜けて大丈夫だが数が多く……椿、ノインとセシルそして精霊のユーフィを残しておくと危険だと判断していた

 

(……足が速いリオンとリャーナだけでも行かせるべきか)

 

輝夜は選択を迫られていた……最低でも沼の王の鍵となるリャーナとリオンの2人だけを行かせるべきか……それともここを危険にして勝利の確率を上げるために自分も行くべきか……悩んでいると

 

 

「輝夜お待たせ!」

 

すると勢いよくモンスターの中心に突撃するイスカとベルテーン最強の剣士盲目のリダリだった

 

「なっ!イスカ!?それに盲目!」

 

「おう来たぜ!」

 

「なっ……何故お前らがここに居る!?」

 

「小人の嬢ちゃんから『こっちに行け!』と言われてきた」

 

リダリは近くに居るモンスターを居合い抜刀術で全て斬ると

 

「行け!ここは俺達に任せろ」

 

その言葉に輝夜は剣を鞘に収め

 

「リオン!リャーナ!行くぞ!」

 

「分かったわ!」

 

リャーナは直ぐにアリーゼ達が居る沼に走り出した

 

「輝夜……ですが」

 

「ですがもへったくれもない!ライラは『さっさと元凶を潰せ!そしたら相手は無限では無く有限になる!』て言ってイスカとウスカリをこっちに寄越したんだ!私達が行かなくてどうする!!」

 

リオンは輝夜の言葉を受け止め

 

「分かりました!イスカ!ここを頼みます!」

 

「任せて!リオン」

 

そう言うとリオンは輝夜とリャーナの後を追うのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリーゼは沼の王と激闘を繰り広げていた

 

「あー服が汚れる!!」

 

「そんな事気にしている場合!?アリーゼ!」

 

「勿論よ!」

 

アリーゼの感性にセルティは魔法を放ちながら沼の王が作り出した触手を全て相手していた

 

「あー気持ち悪い!なにあのヌルヌル!」

 

「セルティ!もう一度言って」

 

「?気持ち悪い……なにあのヌルヌル?」

 

その言葉を聞いたアリーゼは……

 

「何かエロいわ!セルティ!!」

 

「言ってる場合ですか!?」

 

セルティはいつものアリーゼにツッコミを入れるが……

 

シュ!

 

触手の一部がアリーゼを襲う

 

「くっ!」

 

「ごめんアリーゼ!打ち漏らした!」

 

「大丈夫よ!セルティ」

 

しかし予想外の攻撃にアリーゼは冷や汗をかいた

 

(正直沼の王の戦闘レベルは精々レベル4……だけど無限の回復のせいで倒しきる事は出来ない……レベルで言うと6に近いわね)

 

そうアリーゼは既に何回も沼の王を撃破していた……だが異常とも言える回復速度で瞬時に回復アリーゼをじわじわと苦しんでいた

 

(それにいくらセルティでもあの数の触手相手に時間稼ぎ出来ない)

 

そうセルティはリオンまでとはいかないが平行詠唱を完璧とも言えるレベルまで上げていた……これはとある傲慢な女王から修行の際に仕込まれた物だが……それに加えてセルティは杖で攻撃しながら触手を捌く

 

つまりそれほどセルティは苦戦を強いられていた

 

しかしアリーゼは不敵の笑みを浮かべていた……それは何故か……決まっている

 

彼が来たから

 

「待たせた!」

 

「遅いよファイ!先に初めているわ!バチコーン!」

 

「知ってる……それにしても」

 

ファイは見渡すと沼の王の傷を顧みない戦い方と大量の触手を見渡し

 

「【走れ!影剣(スパーダー)!】」

 

沼の王の触手めがけて斬撃を放った

 

「セルティ!もう少し耐えろ!もうじきネーゼが到着する!」

 

「分かったよ!」

 

セルティは直ぐにポーションを飲み触手による傷と魔力を回復させる

 

「待たせた」

 

「いえいえ~」

 

アリーゼは呑気な返事をするが既に沼の王からの攻撃に少し顔に泥がついていた

 

「傷はあるか?」

 

「いいえ!無傷よ!」

 

「嘘つけ……背中に鞭みたいな跡があるぞ?」

 

「あちゃーばれちゃた……カッコつけようと思ったのに」

 

その言葉にファイは

 

「既にカッコいいと思うぞ?アリーゼ」

 

「そっ……そうかな」

 

アリーゼは少し顔を赤くしながら返事をしていると

 

「戦場で惚気るな!アリーゼ!」

 

アリーゼはその言葉に振り返るとそこには

 

「輝夜!……それにリオンとリャーナ!」

 

「お待たせしてすいません!アリーゼ!」

 

「来たよ~アリーゼ」

 

これにより……ライラが立てた最高の布陣が誕生した

 

「輝夜……戦況は?」

 

「芳しくない……だが少なくとも20分は持つだろう」

 

「上等!なら私達は5分で【沼の王】を討伐……いえ魔力のパスを切断するわよ!」

 

「しかし……どうやってその魔力のパスを切断するんだ?リャーナの魔法でも難しいだろ?」

 

その言葉にアリーゼと輝夜はファイを見つめて

 

「ファイ……貴方が地面を斬るのよ?」

 

「……なに言ってんの?」

 

「フフーン!アーディから聞いたけど……ファイ貴方地面を抉れる程の斬撃が撃てるのでしょ?」

 

「だがそれだと生命の泉事斬ることになるが?」

 

「そこはあれよ!何か物凄く手加減して沼の王と生命の泉のパスが繋がる所まで斬るのよ!」

 

「出来るわけ無いだろ!?そんなこと!」

 

ファイはそんな器用に威力を調整出来るわけ無いと宣言するが……

 

「大丈夫……ファイなら出来る」

 

「何を根拠に……」

 

「私はずっと貴方を見てきた……だから出来る」

 

アリーゼは満面な笑みを浮かべた……それはファイがこの世界で初めて生きる力をくれた……その笑みに

 

「……失敗したら責任とれよ?アリーゼ」

 

「大丈夫!ファイなら出来るわ!」

 

その根拠とも言えない言葉にファイは笑い

 

「なら俺を守れアリーゼ、輝夜、リオン」

 

「まっかせなさい!」

 

「了解した」

 

「心得ました」

 

アリーゼ、輝夜、リオンの三人はファイとリャーナを守るように円陣を組む

 

(フーーーーーーー)

 

ファイは深く深呼吸する……それは今までに無い事をするからだ

 

(力を抑え……地面を抉れる斬撃……言葉にするのは簡単だが……難しいな)

 

そう今までファイの斬撃は全て斬る物に特化した斬撃だった……そんな斬撃の威力の調整等やったことが無いファイに取ってとて……とても難しかった

 

 

(しかし……やるしかない)

 

ファイは集中していた……それもそうだ今までに斬撃の威力の調整等した事が無いからだ

 

ファイは集中する

 

そんな中ファイは……アルテミスから習った弓を思い出していた

 

アルテミスの弓、それはどんな所でも的を当てる事だ

 

しかしファイには弓の才能は無かった

 

だがしかし……その弓の中で学んだ事がファイにはあった……それは、狙った所に最小限の力で最大限で飛ばすこと

 

それはファイにとって新鮮だった……何故ならファイの斬撃は……地面を抉れる程の斬撃……その力を一点に集中するそれは絶大の威力

 

ならもし……斬撃の力を一点に……綺麗に纏める事が出来れば?

 

「【走れ】」

 

ファイの影剣は今までに無い程影が圧縮する

 

影剣に魔力を圧縮させ……

 

「【斬撃(スパーダー)】!!」

 

斬撃を放った……その威力は今までの威力とは違った……今までの斬撃よりも鋭利で地面を斬った

 

その威力は凄まじく地面を真っ直ぐに斬る……そして

 

 

ズバ!

 

 

そしてファイが斬れた先には沼の王と生命の泉のパスが剥き出しになった

 

「思った通りだ……沼の王と生命の泉とのパスはある程度固いか……だが」

 

「やっと私の出番ね」

 

「やれ!……リャーナ!」

 

「任せなさい!姉の力を見せて上げる!」

 

リャーナは魔法を詠唱し【沼の王】と【生命の泉】のパスを燃やし尽くした

 

「沼の王と生命の泉とのパスは燃やし尽くした……なら今は無限の回復は無い……それに」

 

「えぇ……私の魔法は弱体化も含まれている……それほ生命の泉とのパスも例外出はないわ……それに」

 

そうリャーナは魔法は生命の泉の源泉を守るかのように……精密に魔法を放っていた

 

「私の魔法はあの【静寂】から精密な魔力操作を徹底的に叩き込まれた、この程度!今の私に取って苦ではないわ!」

 

「……あの暴力女(アルフィア)から魔法を習ったのか?」

 

「そうよ……あれは地獄だった」

 

まるで生きた心地のしなかったように語るリャーナにファイは少し同情する

 

「輝夜!リオン!リャーナの護衛しろ!」

 

「了解した!」

「分かりました!」

 

輝夜とリオンは即座にファイと代わるように移動した

 

「てなわけで……アリーゼ背中を任せる……どうも俺は守るより攻める方が得意なもんで」

 

「フフーン!保護者なんだから当然分かっているわ!背中は任せなさい!」

 

ファイは沼の王とその触手を見る

 

()()以外は斬って良いよな?」

 

「勿論!……あれを討伐するのは私達じゃあない」

 

アリーゼはフフーンお得意気に宣言すると

 

 

 

 

ドドドド!!

 

沼が振動し始めた

 

「どうやら来たようね」

 

「速いな……ライラはいったいどんな手を使ったんだ?」

 

「私にも分からないわ!けどライラなら上手くやるでしょ!」

 

「だな……てな訳だリダリ……アレを任せる」

 

 

するとそこにはリダリと始めたしたベルテーンを初めとしたベーラファミリアが揃っていた

 

「あぁ……ここまでお膳たてされたんだ……討伐出来ませんでした等と守り人として言えるわけが無い」

 

「お前のせいでいくら巫女を犠牲にしたことか……」

 

「喚くなよ……テメェのウルセエ声は聞きあきたんだ」

 

「今こそ先祖の怨み!晴らさせて貰う!」

 

 

 

 

その後は言うでも無いだろう……リダリを始めたベーラファミリアは勝利する事に

 

 




今日の作者の独り言

最近BLEACH(ブリーチ)のアニメを見ているんですけど……

やっぱり一番好きなキャラは浦原さんですかね~常に最悪を予測してそれを対策する……唯一愛染さんを罠にかけれた人物だから

特に今回の最新話のアニメ……めっちゃ痺れた!!

そう思う今日の作者であった

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