前世は剣帝 作:イタク
第75話ーとある村の少年……そして元冒険者の2人
「行ってきますお祖父ちゃん……天から見守っていてね……」
ベルは今は無きお爺ちゃんを天に祈っていた
「ザルド叔父さん……そしてアルフィアおばさんもどうか……」
ドコ!
その瞬間ベル後頭部にグラスを投げられ直撃した!
「おづうっ!?」
そしてそのグラスを投げた人物……アルフィアが居た
「砕くぞ?」
「もう砕かれてます!!!頭がっ、頭がァーー!!?」
「何度言わせばわかる?私の事はなんと呼べと言った?ん?」
「アルフィアお義母さん!!すいませんでしたぁ!!!」
「私とあの狒々爺を並べて天にあげるな、馬鹿め」
2人……特にアルフィアの説教に……もう1人の住民ザルドが声をかけた
「アルフィア……そこは俺も入れろ」
「何だ?まだ死んで居なかったのか?ザルド」
「冗談キツイぞ?アルフィア」
ザルドはそう言いながら……一つ弁当をベルに渡す
「ベル、オラリオに行く道中はこれでも食ってろ」
「ありがとう!ザルド叔父さん」
「だがな……ベル」
ザルドはベルの肩に手を置き
「何故俺も天に入れた?」
「いえ入れたというより……ただ僕は大人しく見守って欲しいと言うか」
「成る程……そう言う事か」
ザルドはベルの言いたいことを理解し納得はしていたが……
「何が言いたい?まだ修行がたりなかったか?ならばオラリオの出発は延期するとしよう」
しかしアルフィアにはそのような言い訳?は効かなかった
「もう大丈夫です!早くオラリオに行かせてください!生と死の狭間を見極めて限界をあと500回越えるのはもう嫌ぁあああああ!!」
ベルはアルフィアからの修行から逃げたい一心の心を叫んだ
「五月蝿い、黙れ」
この瞬間……アルフィアからの愛の鞭ならぬ愛の拳がベルに襲った
「ゴスペルパーーーーンチ!!?」
説明しよう、それは音を置き去りにした音速を越えた拳…福音パンチ、それに狙われた人物は逃れる事は不可能
命名者 : ベル•クラネル より
「ベル……オラリオにはダンジョンは危険があが私達が鍛えてやった、だがもしダンジョンで死んでしまったら私が蹴りに行くから覚悟しておけ」
「死体蹴りは辞めて!!!」
ベルの必死の叫びにアルフィアはそれを無視するのであった
「ゴホッゴホッ」
アルフィアは軽く咳をする……しかしその咳はただの咳出はない吐血だった
「私も
「アルフィアお義母さん……ザルド叔父さん」
「そんな顔をするなベル……分かっていた事だろ?」
「だけど……」
「なら……俺から頼みがある」
「ザルド叔父さん……」
ザルドはベルの肩に手を乗せる
「正直俺は基本、誰が何をしようが構わんと思っている好きに生き好きに死ぬ。例えベルお前でもだ……だが最後に俺から滅多に無い忠告だ忘れるなよ……いいか、ベル」
それはザルドから聞く……オラリオの生活の心構え……
「やる事ヤッても構わないが避妊だけはしておけ」
「???」
「ベル……マジだぞ。マジ。そこだけはしっかりしておけよ。向さんの為でもあるんだからな。優しさを履き違えるなよ」
「ちょっ、ちょっと待ってください!ザルド叔父さん!いったいなんの話ですかコレ!?」
「大事な話だろうがァァァ!!!!!!!!!!」
「ヒィィ!」
「そう言う所をちゃんとしないとな!周りにだって迷惑がかかるんだぞ、ベル!本当に大変なんだぞ!!」
「アイツがあとで子供をこしらえていると知った時の恐怖と言ったら……」
ザルドは熱が入り頭に血が昇っていた……だがそこには最も怒らせてはいけない
ヘラの眷属が居るのを忘れるほどに
「【
それはアルフィアからの忠告だった
「ザルド?……それ以上言うのなら今すぐお前を追いかけ回して燃やすぞ?」
「……すまん少し熱くなってしまった」
ザルドはムクリと起き上がり
「まぁあれだ……とにかく女関係はしっかりしろよ?ベル……お前はどっち側と言うと食うより食われる側だからな」
「殺されたいようだな?ザルド……」
「良く考えろアルフィア!ベルは可愛く優しい!こんなヤツが狙われない保証がどこにある!!」
「……確かにそうかも知れないな……もしかするとオラリオに行ったら恋人等出来るかも知れないな」
「だろ!!」
意外な反応をするザルドは驚きつつもアルフィアの言葉に賛同するが……
「ならば最低でも私よりも強い人を捕まえる事だなベル」
「「……………」」
その言葉にザルドとベルは思った「そんな人居るわけ無いだろ?」と
「何だ?文句でもあるのか?」
「ありません!!アルフィアお義母さん!!」
「ならばよろしい……ベル」
アルフィアはベルの頭を軽く撫でながら
「……私達はもう長くない。だから私達が、生きている間にさっさと世界を救ってこい」
「はい!アルフィアお義母さん!ザルド叔父さん!」
ベルは準備していた荷物……そして以前ファイから造って貰った短剣を装備し
「行ってきます!アルフィアお義母さん!ザルド叔父さん!」
「あぁ行ってこい」
「楽しんで来い、ベル」
アルフィアとザルドはベルを見送るのであった
ベルの姿が見えなくなる頃……2人は
「行ったか?」
「あぁ……行ったぞ……ザルド」
アルフィアの言葉にザルドは直ぐに座り込む
「最近ずいぶんと食べてないが……どうだ?」
「この調子だと……持って2、3週間くらいか?……恐らくもう内臓は機能していない」
「そうか……ゴホッ」
「そう言うお前の方はどうなんだ?」
「そうだな……お前と同じ位だ」
「その状態でよく魔法を放ったな」
「ベルに私達の事を伝えるバカを一撃で止めるにはこれしか無いからな……」
「面目ない……」
アルフィアとザルドはもう姿が無いベルをじっと見ていた
「もう時間が無いのだろ?アルフィア」
「まぁな……」
「ならオラリオに居るファイに会いに行かなくても良いのか?」
「……生憎と私は一般の恋愛は良く知らない……だが少なくとも私は弱っていく姿をファイに見られたく無くてないそれだけだ」
「……そう言うものか?」
「そう言うものだ……それにな」
「?」
「死ぬと分かっているのに何故か……普通に生きてベルの将来を見守っている気がするんだ」
「勘か?」
「あぁ……勘だ……ただし母親としての勘だがな」
「そうか……だがそこは母親としてではなく1人の女としての勘の方が良いんじぁないか?」
「そう言うものか?」
「そう言うものだ……」
「そうだな……」
2人はゆっくりと家に戻ると……アルフィアとザルドは知人に向けて最後の手紙を書くのであった
今日の作者の独り言
最近執筆が遅れて申し訳ありません
理由は簡単です……
何か上手く書けないです!?
そう思いながら今日も投稿する作者であった
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