「実績?」
「そうです」
考え込んでよくわからなくなってしまった俺は、一旦シロナさんに相談してみることにした。
リーフ達の名前は出さずに、それとなく今の状況と、実績があれば胸を張って元通りになれるんじゃないかという考えをシロナさんに話してみると、やや黙り込んだのち、返答があった。
「確かに、実績があれば自分に自信が持てるようになるかもしれないわね。それに、その人に降りかかる厄介な声が減るかもしれない」
「ですよね。でも、実績とは言ってもどんなものがあるのかわからなくて……」
「……シバリくん。今気にするのはそこじゃないわ」
「へ?」
それは一体、どういう……?
「確かにどんな実績を持っているかも大事かもしれない。でも、何から始めるにしても本人の気持ちが最重要だと思うわ」
「本人の気持ち……?」
「そう」
『例えば──』と、シロナさんは続ける。
「
「え、えぇ……?」
突拍子もない例え話だが、もしそんなことになったら、なんというか……。
「……納得出来ないというか、上手く受け止めきれないと思います……」
「そういうことよ。
「な、なるほど。つまり……」
「そう。本人が頑張って実績を得てこそ、自分の中での自信に繋がるのよ。今回のケースなら特に……ね」
危ないところだった。このまま一人で考えていたら、『リーフに自信を取り戻させる』のではなく『リーフに実績を持たせる』ことが目的になっていたかもしれない。
やっぱりシロナさんに相談して正解だった。
「だからね、シバリくん。厳しいことを言うかもしれないけれど、もしその人に『実績を持たせてあげよう』なんて姿勢で居たのなら、その考えはすぐに改めるべきだわ。だって、大事なのは──」
「本人の心、ですよね」
「ふふっ、わかっているなら大丈夫よ」
そうと決まれば、まず最初にやるべきことは、リーフと本音で話し合うことだろう。
リーフとこの件について会話することをどこか避けていたところがあったけど、やっぱり見ない振りを続けるわけにもいかないよな。
「それにね、今の話は実績を得る上でも大事な話なの」
「それは……原動力になるから、ですか?」
「ほんと、理解が早いわね」
『そうよ』と、シロナさんは肯定し、
「例えば『その分野に興味がある』だとか、『ただ単に実績が欲しい』、『誰かに認められたい』とか、何でもいいわ」
「気持ちがあるだけで、人が前に進む力は何倍にも大きくなる」
「想いの強さ……感情論はあまり好まれる話ではないけれど、こういう側面では案外馬鹿に出来ないものなのよ?」
想いの強さ……か。
こういうことを言うってことは、、シロナさんにもあったんだろうか。
前に進み続けた、
「……あの」
「なぁに?」
「シロナさんって、シンオウ神話の分野における実績をたくさんお持ちですよね? だから、その……」
「私にも、何か胸に宿した理由があったんじゃないかってこと?」
「そ、そうですね」
「……そうね。勿論、シンオウ神話が好きっていう事もあるんだけど──」
「だけど?」
クスリと笑って、シロナさんは一言だけ告げた。
「──ナイショ」
「えっ!?」
その言葉を最後に、通話を切られてしまった。
な、なんでそんな気になる終わり方をするんだシロナさん……!
い、いや、当初の目的は果たせたけど……果たせたけども──!!
シバリとの通話を切ったシロナは、そのままベッドに横になった。
そして、
「……言えないわよ」
「『貴方に私を見つけて欲しかったから』……なんて」
書いた後:この人メインヒロインで良くねぇか?(混乱)
・シバリ
シロナに相談したことで、今後の方針が固まった。
やっぱりシロナさんは凄いや!(おめめキラキラ)
でも最後のアレやっぱ気になるなぁ!?
・シロナ
またしても理想の大人ムーブでシバリを導いた人。
頼られて嬉しい(ニコニコ)
まだ出てない地方で好きなところ(参考にするかも:パート2)
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ジョウト地方
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カロス地方
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アローラ地方
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パルデア地方