幼馴染にフラれたので旅に出ることにした   作:イグアナ

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前々からリーフについては色々と感想頂けてますね。

全員納得するような展開は難しいですが、出来るだけ多数の方にご納得いただけるような内容を目指して書いていくので、見守っていただければと思います。

リーフ編最後までやって『やっぱ納得いかねぇなぁ!?』ってなったらその人には土下座するしかないので、そういう旨の感想を送ってくれた人には漏れなく作者から土下座メッセージを送りますので、どしどし応募してます。

今後書いていくにあたっても参考になるので、正直に感想もらえたら嬉しいですってことで、そろそろ本編いきますね。

ではほんへ↓


113話

「昨日の生け花も結局ダメかぁ……」

「大丈夫大丈夫。探せばなんかあるって!」

 

 落ち込みながらトボトボと歩くリーフと一緒に、俺はヤマブキシティへと足を運んでいた。

 

「それで、今日は何を試すの?」

「試すっていうか……見てもらうって感じかな」

「見てもらう……?」

「そう」

 

 この街には、それはもう腕の良いエスパーが居るんだ。だったらその人にリーフの適性を見てもらうのがてっとり早いんじゃないかと思ったわけだ。

 

「ナツメさんにリーフに向いてるモノを見てもらおう!」

 

 


 

 

「………………お、女の子?」

「そうです」

「ど、同性のお友達じゃ、なく?」

「はい」

「リ、リーフです! 今日はよろしくお願いします!」

「……ちょっと待ってね」

 

 ナツメは深呼吸をして、再度目の前の光景を目に入れた。

 

(なんでなんでなんで!? 女の子!? 男の子じゃなくて!? )

 

 シバリから『見てほしい人が居る』と言われた時、ナツメはすぐに予知をして、誰を連れてくるのか見ることにした。

 

 その結果、見えたのはグリーン(元チャンピオン)の姿だった。

 

 外れるにしても、友達と言うからには同性なのだろうと、そう思い込んでいたのだが──。

 

(ま、まさか女の子だなんて……。しかも、とっても可愛らしい子……)

 

(ただでさえエリカとも知り合ったばかりだって聞いてたのに、どうしてこう、シバリくんの周りには女の子が……)

 

 チラリとリーフに視線を向けると、彼女はビクッとしてそっとシバリの袖を掴んだ。

 

「ご、ごごごごごごごめんなさい! そんなに怖がらないでほしいわ! 友達を連れてくるって聞いてたから、てっきり男の子が来るのかと思って、びっくりしちゃっただけなのよ!」

「そ、そうなん、ですね……?」

 

 少し安堵したような表情になって、リーフはシバリから手を離した。

 

(なんというか、クールな人って聞いてたけど……思ったより接しやすい人、なのかな?)

 

 先ほどとは逆に、今度はリーフがナツメの方に視線を向ける。

 

(綺麗な人だなぁ……。すっごい美人さんだ……)

 

 同性だというのに少し見惚れていると、首を傾げたシバリがナツメへと話しかけた。

 

「俺が女の子を連れてくるのってそんなに意外ですかね?」

「意外というか、なんというか……見えなかったというか……」

「うーん……昨日もエリカに男の友達を連れてくるのかと思ったって言われて驚かれたんですよね」

「……はぁ。貴方、エリカのところにもその子を連れて行ったのね……。あの子も苦労するわね──って、()()()?」

「ああ、はい。なんか呼び捨てとタメ口にしてほしいってエリカが」

「同情してたら追い抜かれた!?」

 

 面白いように表情を七変化させるナツメを見て、リーフは一人納得する。

 

(……そっか)

 

(ナツメさんがこんな風に表情を崩すのは、シバリくんの前だからなんだ)

 

(きっと普段のナツメさんは、こんな風にコロコロ表情が変わるような人じゃない)

 

(でも──)

 

 改めて、話し続ける二人へと視線を向ける。

 

「……ところで、今日はムクホークが脱走していると予知してるんだけど、どうかしら?」

「おっ、半分正解です」

「え? は、半分……?」

「はい。なんかサーカス劇団にスカウトされてたのでレンタルしてるってのが答えです」

「サーカス劇団にスカウトされてたのでレンタルしてる!?」

「ムクホークも乗り気だったからいいかなって思いまして」

「そこじゃないのよ! どうして!? どういう経緯で!?」

「ちなみにお目付け役としてケッキングが同行してます。あとゴローニャが勝手に着いていきました」

「そんなの見えるわけないじゃないの!!!!!」

 

 『困っちゃいますよねー』などと言って笑うシバリに、文句を言いながらもどこか満更でも無さそうなナツメ。

 

 リーフの目から見ても、ナツメがシバリに何らかの感情を抱いているというのは明らかだった。

 

(ナツメさんにとって、シバリくんが特別なんだ。だからこうやって、楽しそうで、幸せそうで……)

 

(こんな素敵な人にアタックされたら、シバリくんも私なんかには目もくれなくなっちゃうのかな)

 

 楽しげに話すシバリに、どこか昏い瞳を向ける。

 

 

(ねぇ、シバリくん)

 

 

(──私のこと、見ててくれるんだよね?)

 

 


 

 

 

 

「……ふぅ、見えたわ」

「ホントですか!?」

 

 ナツメさんにリーフを見てもらって僅か十数秒。なんとリーフの適性が見えたらしい。

 

「よ、良かった……。私にも向いてることがあったんだぁ……」

「あんまり卑屈になるなよ……」

「卑屈にもなるよぉ。見捨てられたくないし……」

「別に見つからないからって見捨てるつもりはないけども……」

 

 ムクホークに先を越されたことが余程応えているのか、リーフは自分に自信を無くしているように思える。

 

 隣で変な歌声披露してたやつが自分よりも先に才能を見出されてスカウトされたら確かに焦るか。気持ちはわかる。

 

「それで、リーフの適性ってなんだったんですか?」

「この場で答えることは簡単なんだけど……」

 

 言いながら、ナツメさんはリーフに視線を向けた。

 

「それだと根本が解決しないと見たわ」

「根本……?」

「私も全てが見えるわけではないの。でも、そうね……()()()()()を取り除かずに進むのは、多分この子の為にならない」

「て、ことは……」

「悪いけど、その子に見えた結果を教えるわけにはいかないわ」

「そんな……!」

 

 リーフの安心したような表情が一転、悲壮な表情へと様変わりした。

 

「早く、見つけないと……。じゃないと、私、私は……」

「ごめんなさい、意地悪したいわけじゃないの。けれど、()()()()がきっと、()()()()()()

「……っ」

「……でも、だからって流石に何も教えないっていうのは可哀想よね」

 

 『だから』と、ナツメさんは続ける。

 

()()()()()()()()()()

 

「なんて、たまにはエスパーらしく、意味深なことでも言わせてもらうわね」




・シバリ
また女の子という事前報告なしでナツメに凸
エリカとナツメは泣いていい

・ナツメ
また予知外した人
エリカが自分より先に進んでいることを知りダメージを受けた

でもミステリアスなナツメも最後の方に書けたかなということで作者的には満足

・ムクホーク
サーカス劇団にスカウトされてレンタル中
なにしてんねん

・ケッキング
お目付け役としてムクホークに同行
ちなみに世にも珍しい怠けないケッキングとしてサーカスに出されることになる

なお満更でもない模様
なにしてんねん

・ゴローニャ
勝手にムクホーク達に着いていった
なにしてんねん

・リーフ

まだ出てない地方で好きなところ(参考にするかも:パート2)

  • ジョウト地方
  • カロス地方
  • アローラ地方
  • パルデア地方
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