なんてどうでも良い話はこんくらいにして、そろそろほんへ↓
「見落とし……か」
オーキド博士が俺の滞在用に貸してくれた研究所の一室にて、俺は頭を抱えていた。
ナツメさんにリーフを見てもらってから1週間ほど経ち、その間も色々と試してはみたのだが、まったくと言って良いほど解決の糸口が見つからない状況だった。
今日も特に何も得られるものはなく、先ほどリーフと解散したところだ。
「ナツメさんの言葉……どういう意味なんだ?」
言葉通り捉えるのなら、今まで試した事の中にリーフに適性があるものがあったということだと思う。
でも、改めて色々やり直してみても、それらしいものは見つからなかった。
てことは、検討したけど見送りにしたものとかだったりするんだろうか。
「とはいえ、調べたときに見落としたものとかあったかな……?」
PCの検索履歴やメモ帳を確認し、自分が今までに調べたものをチェックしてみるが、それらしいものは見当たらない。
そうなると、この線も違うのか……?
それに、考えなければいけないのは、リーフの適性のことだけではない。ナツメさんが言っていたあの言葉が、今も俺の頭に引っかかっている。
『それだと根本が解決しないと見たわ』
「……根本、ね」
今のリーフに適性を教えてしまうと根本が解決しない。ナツメさんはそう言ったのだ。
焦っているリーフのことも考え、適性探しを優先しているのが今の状況ではあるが、適性を探し当てたところで、この根本を解決しなければ恐らく意味はないのだろう。
ナツメさんの言う『見落とし』と『根本』。それぞれどういう意味が──。
「──っ、と」
一瞬意識が飛びかけた。危ない危ない。もう少しで寝落ちてしまうところだった。
明日リーフと何をするか、今夜のうちに決めておかなくてはならない。ナツメさんの言葉の意味を考えるのも大事だけど、明日の行動を決めることだって大事なことだ。
また同じことをやり直すか? いやでも、とても意味があるようには思えないし……。
なんて一人で頭を悩ませていると、携帯から着信音が聞こえた。
「……メイ?」
夜中はやることがあるから、しばらくは夜の電話が出来ないと伝えていたのだが、何故か今夜は電話かかってきた。
もしかして向こうで何かあったのかもしれない。一先ずメイからの電話に出ることにした。
「もしもし?」
「……あっ」
ん? なんだ今の『あっ』て。
「そ、その……ごめんなさい。しばらく電話出来ないって言われてたのに……」
「いや、別にいいけど……。なにかあったのか?」
「い、いえ! 何かあったというか、なんと言いますか……」
何やら言いづらそうにしている。……こうもメイがしおらしいと、なんか調子狂うな……。
「もしかして言いにくいことか? 仮に『いたずら電話でした』とか言われても怒らないからさ、良ければ理由を教えてくれないか?」
「い、いたずら電話なんてしませんよ!? た、ただ、その……」
「?」
首を傾げていると、メイはたどたどしく続きを口にした。
「最近お電話出来ていなかったので、その……さ、寂しくなっちゃいまして……、それでその、我慢出来ず、つい電話してしまったと言いますか……」
「……」
「あぁっ!? ご、ごめんなさい! どうでも良い理由でしたよね!? す、すぐに切るので、どうかお構いなく──!!」
「……メイ」
「は、はいぃ……」
申し訳なさそうに返事をしたメイに対し、俺は椅子から立ち上がって言葉を返した。
「実は最近、ずっと考えっぱなしでさ。思考が固まってきちゃったんだ」
「……へ?」
「だから、メイさえ良ければ話し相手になってくれると嬉しい。きっと良いリフレッシュになると思うんだけど、どうかな?」
「え? あ……────は、はいっ!」
立ち上がったその足でベッドに向かい、俺はそのまま寝っ転がった。
さっきみたいに一人で考え続けてもいい案は出ないだろう。たまにはこんな風に、何も考えずに誰かと楽しく話すのも大事なのかもしれない。
明日の予定を考えるのも、メイと話したあとでも十分に間に合う。
流石に前みたいに朝まで話すことはないだろうし。……大丈夫だよね?
「お話したいことがいっぱいあるんです! 例えば最近あったこととで言えば、トウコさんとポケウッドで共演したこととか──」
「へぇ、そんなことが──」
「あとはカミツレさんがシバリさんの名前を出してたこととかですかね」
「もしかして尋問しようとしてる?」
ちょっと怪しい雰囲気の話題もあったが、これもしばらく電話出来なかった俺への罰なのだと、甘んじて受け入れることにした。
「ははぁ……カミツレさんとは
「会ったことも無いしさ。知り合い以上の関係じゃないよ」
「う〜ん……それにしてはカミツレさん側がかなり気に入っているように感じましたが……まあ良いでしょう! では尋問はこれにて終了といたします!」
「やっぱ尋問だったんじゃん」
「言葉の綾です! それではそろそろお時間ですし、切りますね!」
「綾て。……まあいっか。じゃあ、また」
「はい! またお電話しましょうね!」
元気な声を最後に、メイとの電話が終了した。
先に『この時間までなら電話出来る』って伝えておいて正解だった……。今の会話のノリなら全然朝までコースあったぞこれ。
……でも、電話をかけてきてくれて助かった。眠気も取れたし、思考も何だかさっきよりもクリアになった気がする。
メイに感謝しなきゃな。今度何かお礼でもするか。
……さて、じゃあそろそろ起き上がってさっきの続きでも──。
「シバリくん、入っても大丈夫?」
「──へ?」
ノックと共に、リーフの声が聞こえてきた。
もう結構遅い時間だけど、何かあったのかな。
とりあえず体勢を起こしてベットに腰かけると、部屋の外のリーフに声をかけた。
「鍵は空いてるから、好きに入ってきて大丈夫だぞ」
「……そっか。じゃあ入るね」
そう言って部屋に入ってきたリーフは、こちらに歩いてきて、そのまま俺の横に腰かけた。
リーフは座ったまま何も言わず、こちらに顔を向けてもこなかった。
「えっと……何かあったのか?」
「…………」
「……リーフ?」
声をかけても反応しない。どうしたものかと思い、一旦立ち上がろうとしたところ、袖を掴まれて止められた。
「……私ね」
「自分のことだし、シバリくんに任せてばかりじゃいけないなって」
「だから、いっつも夜遅くまで頑張ってくれてるシバリくんのこと、私も手伝わなきゃって、そう思ったの」
……な、なるほど。つまり手伝いに来てくれたってこと……なのか?
「そ、そっか。でも夜も遅いし、無理しなくても……」
「無理じゃないよ。だって──」
「──このままだと、見捨てられちゃうでしょ?」
「……え?」
リーフの顔がようやくこちらを向く。しかし、その瞳は昏い闇に覆われていた。
「エリカさんに、ナツメさん。それに、さっきお話してたのも女の子……だよね? シバリくんの周りには、魅力的な人がいっぱい居て…………」
「り、リーフ……?」
「あんな可愛い人達に言い寄られちゃったら、シバリくんも放っておけないよね? そしたらきっと、きっときっと、シバリくんは私のことなんか見なくなっちゃう」
「さ、さっきから、何を……?」
「どうしたらいいのかなぁ。どうしたらシバリくんは、私から目を離さないでいてくれるのかな?」
ナツメさんの言葉が脳裏をよぎる。『根本』って、まさか、これ──!?
「──好きだよ、シバリくん」
言いながら、リーフは混乱している俺の身体に手を添えて、そのままベットに押し倒してくる。
「り、リーフ!? 何を──!?」
「私はエリカさんみたいにお淑やかじゃないし、ナツメさんみたいに綺麗じゃないけど……」
「刻みつけちゃえば、無視なんてできない……よね?」
そう言って、リーフは俺の頬に手を添える。
「今から私の気持ち、嫌ってほど教えてあげるから……」
「そしたら、そしたらシバリくんも──」
さらに深く、昏い瞳で、リーフは俺の目を見ながら囁く。
「──私のこと、ず〜っと見ていてくれるよね……?」
書いた後:こんくらいの病みならまあ、許されるか……(冷や汗)
・シバリ
押し倒された人
そろそろ責任取れ
・リーフ
・ムクホーク達
サーカス大繁盛
劇団側から本契約を持ちかけられているらしい
まだ出てない地方で好きなところ(参考にするかも:パート2)
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ジョウト地方
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カロス地方
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アローラ地方
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パルデア地方