なんか最新作やっちゃうとそこを舞台にして書きたくなっちゃいますけど、早く取り入れすぎたらネタバレになっちゃいますし、難しいとこですよねー。
ではほんへ↓
「どうしてあんな危ないことしたんですか?」
「すみませんでした」
あの人力ロケットずつきから数分後、俺はジュンサーさんに平謝りしていた。
どうやらフカマルを取られる場面を目撃していたようで、急いで止めようとした矢先に、俺が横から人力ロケットずつきを決めたということらしい。
つまり俺が助けなくても、ジュンサーさんに任せておけばどうにかなったというわけだ。なんであのとき周り見なかったんだよ俺……。
「当たりどころが悪ければ貴方も怪我をしていたかもしれないんですよ? それに、もし上手くいかなくて相手を刺激する結果になっていたらどうなっていたか……」
「すみません……。ホントすみません……」
今思えば明らかに短絡的な行動だった。ジュンサーさんには返す言葉もない。
「あ……あのっ!」
謝罪を繰り返していると、女の子が話に割って入ってきた。
「そ、そのお兄さんは、私を助けてくれたの! だから……その、あ、あんまり、怒らないであげてほしいなぁって……」
「フ、フカフカ!!」
「……シロナちゃん」
ビクビクしながらも擁護してくれる女の子に、普段なら心が温かくなるのを感じたんだろうが、今はそれよりも気になることがある。
え? 今ジュンサーさん『シロナちゃん』って言ったよね?
やっぱここ過去じゃん。そしてこの子シロナさんじゃん。
念の為変装しておいて良かった……と感じていると、ジュンサーさんは困ったような表情で口を開いた。
「……べ、別に、怒っているわけではないんです」
「え?」
「彼のおかげで無事フカマルを取り返せたのは事実ですから。あの場で私が介入しても、素直にフカマルを返してくれたとはとても思えませんし」
ジュンサーさんは再びこちらに視線を向けると、表情を緩めた。
「貴方の勇気と度胸が、彼女達の笑顔を守ったのです。立場上こんなことを言うべきではありませんが、お若いながらとてもご立派でした。ご協力、感謝いたします」
「い、いえ、そんな……」
「ただ、今後はくれぐれも同じような無茶はしないでくださいね。もしそのような道に進みたいのであれば、そのための力と知識、それと立場を身に着けることです」
「はい」
俺が頷いたのを見てジュンサーさんも頷くと、拘束した男に目をやった。
「ではこの男はこちらで回収いたします。然るべき処罰が下ると思いますので、ご安心ください」
「ありがとうございます」
「それと……シロナちゃん。念の為確認だけど、怪我はない?」
「うんっ! ジュンサーさんありがとう!」
「いいのよ。お礼なら私じゃなくてこっちのお兄さんに言ってあげてね」
そう言ってシロナさんの頭をポンと撫でると、ジュンサーさんは男を連れて去っていった。
「……ありがとう。さっき俺をかばってくれて」
「そ、そんな……むしろ、お礼を言うのは私の方で……」
「いやいや、子供の笑顔を守るために大人は居るんだからさ。お礼を言われるようなことじゃないよ」
「……お兄さんって、まだ大人には見えないけど……」
「フカァ……」
「そこは一旦納得してくれると嬉しいんだけどな!?」
「ふふっ」
「フカッ!」
シロナさんっぽくその場をまとめようとしたけど失敗した。やっぱりまだ貴女のようにはなれないようです……。
でも……笑ってくれたならよかったかな。
……いかんいかんいかん! そんなこと考えてる場合じゃない。早くこの場を離れて、俺がシロナさんに与える影響を減らさないと……!
「……あっ! ほっぺ怪我してる!」
「へ?」
シロナさんに指摘されて自分の頬に触れると、確かに少し擦り傷がある。
人力ロケットずつきをぶっ放して地面に落ちた時に、ちょっと顔を擦ったのかもしれないな……。
「絆創膏持ってくるね! フカマル、お兄さんのこと見ててあげて!」
「フカッ!!」
「えっ!? ちょっ……!!」
制止する間もなく、シロナさんはフカマルをこちらに預けると、カンナギタウンの方へと走っていってしまった。
……流石にここにフカマルを置いて消えるわけにも行かないからなぁ……。
「……仕方ない。フカマル、二人でちょっと遊ぶか」
「フカッ!!」
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時は戻り現代。シバリの消えた"やりのはしら"で、ヒカリがオロオロと焦っていた。
「あっ、ああっ……。ど、どうしよう……。シバリさんが、シバリさんが……」
「ヒ、ヒカリちゃん。ちょっと落ち着いて……」
「こ、このままシバリさんが見つからなかったら、私、私──!」
「ヒカリちゃん!!」
「ひゃいっ!?」
シロナがガッと肩に手を置くと、ヒカリはビクッと身体を震わせた。
「このまま慌ててたら見つかるものも見つからないわ。こういうのは、如何に早く対応出来るかが大事なんだから」
「で、でも……」
「私のようにはなってほしくないの。だからまずは落ち着いて。……ね?」
「シロナさん……」
実感のこもったようなシロナの言葉に、ヒカリの心から少しずつ焦りが消えてゆく。
「……そうですよね。焦ったって何も解決しませんもんね」
「そうよ、偉いわヒカリちゃん。その調子その調子」
落ち着かせるように、そして宥めるように頭を撫でるシロナから優しさと温もりを感じて、ヒカリは冷静さを取り戻していく。
「シロナさん、ありがとうございます。もう大丈夫です!」
「あらそう? もう少し撫で続けても良かったのだけれど」
「ゆっくりしてる時間はないですからね! 焦らず、でも迅速に、です!」
「ふふっ、そう言えるなら大丈夫そうね」
そう笑ってシロナがヒカリを離すと、ヒカリはディアルガとパルキアに近づいて話しかけ始めた。
先程までヒカリに真顔で詰められていた二匹はビクビクと震えていたが、彼女の話を聞いて汗をだらだら流しながらコクコクと頷いている。
そして、そんな彼女の背中をシロナはどこか影のある表情で見つめていた。
(……きっとヒカリちゃんなら、シバリ君を見つけられる。私のようにはならないわ)
かつて、シロナの目の前からも大切な人が居なくなったことがあった。
ニット帽子と眼鏡が特徴的な、年上の男の子。
いつか会えると言ってどこかに行ってしまった彼とは、未だに再会出来ていない。
痺れを切らして、あまりよろしくないことだとわかっていながらチャンピオンの権限で名前を調べたこともあったが、その名前に該当する人物がそもそも存在せず、手掛かりのひとつも見つからなかった。
(有名になればあっちから私を見つけてくれる……なんて、甘い考えだったかもしれないわね……)
(せめて彼が居なくなってすぐに行方を調べようとしていれば、何か変わったのかもしれないけど……)
(……でも、過ぎた話よね。そろそろ私も諦めるべきなのかしら……)
今、全力で恋に生きているヒカリに少し羨ましさを感じつつ、シロナはポツリと彼の名を呟いた。
ちなみにその名が偽名だったと知るのは、もう少し後のお話。
・シバリ
人力ロケットずつき普通に危ないからね
このあとめちゃくちゃフカマルと遊んだ
・シロナ(幼)
「子供の笑顔を守るために大人は居る」かぁ……
私もそんな立派な大人になれるかな?
・フカマル
このあとめちゃくちゃシバリと遊んだ
・ジュンサーさん
カンナギタウン周辺を巡回している
シロナとはそれで顔見知りになった
・ヒカリ
ディアパルに「絶対見つけろよオラァ(意訳)」と圧をかける
・ディアパル
ほんとすんませんでした……(震え声)
絶対見つけてみせます……
・シロナ(大人)
どうやら過去に大切な人が目の前から居なくなったらしい
一体誰のことなんだ……
・ガブリアス
誰かさんと遊んでもらった記憶が未だにある
一体誰のことなんだ……
まだ出てない地方で好きなところ(参考にするかも)
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カントー地方
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ジョウト地方
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カロス地方
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アローラ地方
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パルデア地方
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ヒスイ地方