また楽しみが増えました。
ちなみに今回は十数年前に送られてますが、ヒスイに送られた場合はとある理由で永住ルートがほぼ確定するので、本編では多分ヒスイに行けないです(白目)
ヒスイはそのうち番外編になるかもしれないし、ならないかもしれない。
でもアンケートは割と人気っぽいから、ヒスイ書きたい気持ちもあったり……。
さて、本編に関係ない話はこんなもんにしときますか。
ではほんへ↓
「うん、綺麗に貼れたよ!」
「ありがとう」
戻ってきたシロナさんが、俺の頬に絆創膏を貼ってくれた。
女の子向けっぽいプリントがされた絆創膏なので、これを貼っているのは少し恥ずかしい気持ちもあるが、わざわざシロナさんが持ってきてくれたものだ。文句などあるはずがない。
「フカマルもお兄さんのこと見ててくれてありがとね!」
「フカッ!!」
元気よく返事するフカマルを見て、俺はどこか申し訳なく感じていた。
いや、その……シロナさんを待ってる間にフカマルと遊んでたんだが……。
そのときにフカマルと
「フカ! フカフカ!」
「どうしたのフカマル? 見てほしいものがあるの?」
「フカ」
フカマルは頷くと、近くの木に向かって走り出し──
「フカァ!!」
──
「これって……ロケットずつき!?」
すみません、ホントにすみません。俺のせいなんです……。
「な、なんで!? 私が離れてから10分も経ってないよね!? 何があったの!?」
「フカ」
「凄い得意げな顔してる!?」
『まさか』と言うような表情をこちらに向けてくるシロナさんに、俺は言葉もなく目を逸らした。
「……もしかして、お兄さんが……?」
「あ、いや、これは、その……」
違うんだ。俺はただフカマルと普通に遊んでただけなんだ。
そのときに『あの頭突きをやってみたい!』とでも言いたげな目で見てきたフカマルに、まあ真似事なら別に良いかと思って、あのときの感覚をなんとなく伝えてただけなんだ。
まさかほんとに習得するなんて……。このフカマルのポテンシャルを甘く見てた……。
でも思い返してみれば、このフカマルはシロナさんの将来の相棒だ。ポテンシャルの塊に決まってるよな……。
「べ、別にフカマルに変なことをしようとしたわけじゃないんだ。だけど、その……」
「──お兄さん凄い!!」
「……へ?」
予想とは違い、シロナさんは目を輝かせてこちらを見てきた。
「フカマルはロケットずつきを覚えないはずだもん! そんな技を覚えさせるなんて凄いよ!」
「え? えっと……」
「フカマルも凄いね! 普通は覚えられない技なんだよ? 頑張ったね!!」
「フカ!!」
先程まではフカマルに余計な影響を与えてしまったことに少し後悔していたのだが、嬉しそうにフカマルを撫でるシロナさんと、撫でられて喜ぶフカマルを見て、少し気持ちが楽になった。
「……もしかして私もロケットずつき出来るかな? ねぇ、お兄さ──」
「絶対ダメ」
それだけはダメだ。ケガさせるわけにはいかない。
あと未来に戻った時にシロナさんがロケットずつきするようになってたらマジで俺が泣く。ガチで泣く。
嫌だよ俺。ガブリアスにぶん投げられて真正面に飛んでいくシロナさんとか見たくないよ。
いや、投げる役ならルカリオの方が適切か? そういう問題じゃないけど。
「む〜……」
不満気に頬を膨らませるシロナさんだが、いくら彼女の頼みとはいえ、ロケットずつきをさせるわけにはいかない。
どうにか止めさせなくては……!
「そ、そんなにロケットずつきしたいのか……?」
「うん!」
「なんでそんな食い気味……。その、理由とか聞いても……?」
「……だって」
シロナさんは少し悲しそうな顔でフカマルの頭に手を置いた。
「もしさっきお兄さんやジュンサーさんが通りかからなかったら、フカマルは連れて行かれちゃってたと思う」
「私が弱いから、この子に怖い思いをさせちゃったの」
「しかも私、あのとき何も出来なくて……」
「だから、自分の力で助けられるようになりたいなって」
「……それで、ロケットずつきを……?」
俺の言葉に、シロナさんがコクリと頷いた。
悪い人から自分のポケモンを守るために強くなりたい。だから、さっき俺が悪漢を倒したロケットずつきがあれば……ってことか。
理屈としては確かに理解できる。でも……。
「……なら、それは目指すべき方向が違うんじゃないかな?」
「へ?」
「フカマルの顔、見てみなよ」
「フカッ!」
「フカマル……?」
そもそも、フカマルがロケットずつきを俺にせがんできたのだって、きっと同じ理由だったはずだ。
『自分が強ければ、
だからこそ、あの事態を解決したロケットずつきに惹かれたんだろう。
「キミがフカマルを想ってるのと同じように、フカマルもキミを想ってるんだ。だから、二人で強くなれば良いんじゃないかな。お互いが守り合えるように」
「二人で……強く?」
「そうそう。だって、ポケモンと力を合わせるのがトレーナーなんだからさ。一人じゃ出来ないことだって、ポケモンと一緒ならきっと出来るよ」
「……お兄さんも、そうなの?」
「勿論」
俺の手持ちにはセルフダイマックスやらセルフメガシンカやら勝手をされまくってるけど、俺達も力を合わせてやっていけているはずだ。
力を合わせられてる……よな?
少し疑問に思っていると、シロナさんは自分の顔の前までフカマルを持ち上げ、語りかけた。
「私が強くなればフカマルのことを助けられるって思ってたけど……フカマルもそうなの?」
「フカッ」
「ふふっ……そっか、同じ気持ちだったんだ。ごめんね、フカマルを守れるようにならなきゃって思ってたんだけど、ちょっと独り善がりだったかも」
「フカフカ」
『気にしてないよ』というように、フカマルは首を横に振った。
「ねぇフカマル。これから一緒に強くなってくれる?」
「フカ!」
「えへっ……ありがとう!」
元気に頷いたフカマルをぎゅっと抱きしめたシロナさんを見て、俺は心の中で盛大に拍手を送った。
これでもうフカマルはシロナさんの庇護対象ではなく、共に成長し合う
「あ、そう言えばお兄さん」
「ん?」
「私、シロナっていうの! お兄さんのお名前は?」
「俺の名前? 俺は──」
いや待て、普通に本名を言ってしまっていいのか?
ただでさえ少し記憶に残りかねない行動をしているのに、本名なんて言ってしまえば、将来俺と出会った時に色々と齟齬が生じるかもしれない。
それだけは避けなければならない。となると、偽名を名乗るのは必須だろう。
とはいえ、適当に言うわけにはいかない。
まず大前提として、覚えていられるような名前にすべきだ。それでいて、元のシバリとは似ても似つかないような、そんな名前。
……決めた。俺のこの時代での名前は──!
「──ブレバト・ムクホだ」
・ブレバト・ムクホ(シバリ)
ツワブキ・ダイゴ的なノリ
名前の由来は言わずもがな
・シロナ(幼)
偽名とはまったく疑っていない
今後はフカマルと一緒にメキメキ強くなっていく
・フカマル
得意技はロケットずつき
・ガブリアス
得意技はロケットずつき
流石にメインウェポンでは無いが、シロナと一緒に強くなることを誓った思い出の技なので、とても気に入っている
まだ出てない地方で好きなところ(参考にするかも)
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カントー地方
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ジョウト地方
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カロス地方
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アローラ地方
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パルデア地方
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ヒスイ地方