お仕事忙しくってェ……(言い訳)
少しずつ更新していくのでよろしくお願いします(土下座)
「──うん、やっぱり君の地元は魔境だ」
「なんでですか!?」
俺の地元が魔境なんて呼ばれるような所ではないと証明するため、色々と説明してみたのだが、どうやらアインさんの中ではより一層考えが固まってしまったらしい。
「だっておかしいじゃないか。キマワリにラフレシア、他にもおかしなポケモンが居るだなんて」
「魔境だなんてそんな……アイツらはちょっと個性的なだけですよ?」
「こ、個性……的?」
俺の言葉にアインさんが苦笑いしながら首を傾げた。
なんだか全然納得してなさそうな顔をしている。文句があるのなら聞こうじゃないか。
「なんというか……シバリ君、君はもう少し──」
「お話し中のところごめんなさい。そろそろ交代の時間なの」
「常識というものを──って!?」
「あ、ナツメさん」
いきなり誰かが割り込んできたと思ったらナツメさんだった。
チラリと店の時計を見ると、あと少しでナツメさんとの約束の時間になるところだった。
「ど、どうして貴女がここに……? ……も、もしかして、シバリ君が午後から予定があるって言ってたのは……」
「はい。ナツメさんと約束してまして」
ちなみに俺はここに居るなんてナツメさんに話していない。なんというか、少しずつ視え始めたってやつなんだろうか。
そんな風に考えてナツメさんの方を見ていると、俺の視線に気がついたナツメさんはこちらに向かってニコリと微笑み、それを見てアインさんは凄い顔をしていた。
「……なんというか、その……色々凄いな、君は」
半分呆れたようにそう言ったアインさんは、スコーンをひとつ口に運び、紅茶を一口飲んだ。
とりあえず褒められてないことは理解した。どういうニュアンスなんだ今のは。
「……ふぅ。先約が居るみたいだし、これ以上君をココに留めておく訳にもいかないね」
「ごめんなさい。楽しそうに話していたし、水を差すようなことをしてしまったのは申し訳ないのだけど……」
「いえ、いいんですよナツメさん。こんなヤツ連れて行っちゃってください」
「おい」
やっぱりアインさん段々俺の扱い雑になってないか? 会ったばかりの頃の丁寧さはどこへ……?
「ふふ、ならそうさせてもらうわね。でも──」
ナツメさんは少し申し訳なさそうな表情をすると、俺に向けて口を開いた。
「シバリくん、少しだけ店の外で待っていてくれるかしら?」
「へ?」
「彼とお話があるの。ちょっとだけね」
「ナツメさんが、私に……?」
アインさんは特に心当たりがないのか、不思議そうに首を傾げていた。
ふむ、お話か。わざわざ店の外に行くように促してきたってことは、あんまり聞かれたくない話なのかな。
「わかりました。では店の外で待ってるので、ごゆっくり」
俺は自分で食べた分のお金を机の上に置くと、俺を引き留めようとするアインさんの声を無視して店の外に出た。
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「……まったく、ここは奢るつもりだったのに……」
呼び止めた声を無視して店を出たシバリに対し、アインは少し悪態をつきながらも、ナツメに対してお金を差し出した。
「申し訳ありませんが、シバリ君に返しておいてくれませんか? 友人とはいえ、年下にお金を出させてしまっては面目が立ちません」
「彼もきっと『年下だからってお金を出さないわけにはいかない』とか言って受け取らないと思うわ。諦めて受け取ることね」
「ぐ……なんか想像に容易いな……」
渋々といった様子で彼は財布にお金をしまうと、ナツメの方を見て軽く頭を下げた。
「すみません、余計な話をしました。それで、お話というのは?」
「貴方の会社のことよ」
「……それはつまり、我が社のスポンサーになる話を前向きに──!?」
「それは無いわ」
「ですよね」
一瞬目を輝かせたアインだったが、秒で否定されたことでその輝きは失われた。
「……い、いえ、知ってましたとも。あんなあほくさパッケージの胃痛薬なんて、スポンサーになってもらえるわけが──」
「私が話したいのは、
「──……!」
全てを見通したようなナツメの発言に、アインの表情が強張った。
「……どこまでご存知で?」
「そうね……
「じゃあ全部じゃないですか……」
アインは頭を抱えると、視線を机に落としたまま呟くように口を開く。
「なら、私達もコレで終わりですかね……」
「そうはならないわ。だって貴方達、まだ何もしていないもの」
「……それは」
「それに、
「!」
驚いたように顔を上げたアインとは対照的に、ナツメは顔色ひとつ変えずに言葉を続ける。
「友人は前に進み始めたというのに、自分は止まり続けている。きっと、そんな風に思っているのでしょう?」
「だから、友人を変えたシバリくんに強く惹かれた。彼と交流していてれば、何か見えるかもしれない。
「でも、断言するわ。貴方はそのままじゃ一生変われない。怖いかもしれないけど、自分で前に踏み出すしかないのよ」
真剣なナツメの言葉に、アインはどこか力なく言葉を返す。
「……なんとなく、わかってはいたんです。このままじゃダメだって、私自身が頑張らないといけないって。でも、私一人では、何も──」
「別に、一人でどうにかしようとする必要はないんじゃないかしら」
「え?」
目を丸くしたアインに対し、ナツメは店の外に軽く視線を向けた。
「貴方には友人が居るじゃない。彼ならきっと、話せば力を貸してくれるわよ?」
「で、でも、彼に迷惑をかけるのは、その……」
「彼はそういうのは気にしないタイプよ。それに、
「……エスパーのお墨付き、か……」
どこか影の取れたような表情になったアインは、ナツメに頭を下げた。
「ありがとうございます。なんというか、少し楽になりました。もう少し考えてみます」
「どういたしまして。じゃあ、話はこれだけだから」
「ま、待ってください! その、何かお礼を……!」
「気にしなくていいわ。そもそも、これ以上シバリくんを待たせるわけにはいかないもの」
「そ、そうですか……」
すたすたと出口へと歩き始めたナツメを見て、アインはぽつりと呟いた。
「凄いな彼は……よっぽど気に入られているようだし、エリカさんとお見合いした件といい、ナツメさんとは一体何があったんだ」
ピタッと、ナツメは前に進む足を止めた。
「……
「ヒッ」
ギギギ……と首を自分の方に向けて来るナツメを見て、アインはビクリと身体を震わせた。
これまで見たこともない圧がアインに襲いかかる。彼からすれば、今すぐにでも逃げ出したい気分だった。
だが相手はエスパー。逃げられないし、逃さない。
「……ふふ、ふふふ……。知らない、知らないわそんなこと。だって聞いてないし、視てないもの」
「あ、あばば……」
「やっぱりお礼をもらうことにするわね? 今の話、もう少し詳しく聞かせてくれる?」
「え、えっと、それは、そのぉ……」
アインは心の中でシバリに合掌しながらも、自分の命惜しさに全てをぶちまけたのだった。
・シバリ
地元は魔境じゃない(自認)
ほんとぉ?
・アイン
なんか隠してるらしい。
ナツメさんの助言で前に進めるかも……?
なんでお見合いとかいうワード出しちゃうかな……
・ナツメ
お見合い…………?
まだ出てない地方で好きなところ(参考にするかも:パート2)
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ジョウト地方
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カロス地方
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アローラ地方
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パルデア地方