スネイル閣下に転生しましたのでハッピーエンドを作らせます。   作:ジールライ

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21話「トロッコ問題」

スネイルSide

 

 

 

「さて…駄犬」と私は621を呼びつける。

 

「な…に?」と少しだがうっすらと嫌そうな顔をして首をかしげる。

 

「あなたには、ある問題をしてもらいます。何れ部隊を率いる立場になりますからね……」とそう言うと621は嫌な顔をした。

 

「……面倒だと思って手にしないなら、それでも構いません…フロイトは部隊を持ってませんし…ただ、部隊を支持することによって効率的に動けるようになるのは理解してもらいたいです…さて…ついてきなさい」と私は、ある部屋に621と共に入る。

 

「さて、皆さん揃いましたね?」

 

「当然です!スネイル閣下!V.Ⅷペイターいます!」

 

「はっ!スネイル隊長閣下!V.Ⅶスウィンバーン!います!」

 

「勿論です!スネイル閣下!V.Ⅵメーテルリンクぃす!」

 

「やれやれ…ヴェスパー全員が集まるなんて久々だね…」

 

「そうだな…前に集まったのは…618の時以来か…」

 

「あぁ…そうだったな…そうか…もうそんなに経っていたのか…」

 

「それで?いったい何を始めるつもりだ?スネイル?」とヴェスパー部隊全員が机を囲んで私を見る。

 

「今回は621をヴェスパー部隊第9隊長として入れることなのですが…やはり部隊は、必要かと思いましてね…」

 

「確かに…部隊を持てば621の安全は確保しやすくなるからな…」

 

「フロイトは別として、ヴェスパーは全員部隊を動かすことができるのでね…さて…部隊を動かすのに必要な物…それは、即決できる判断力…その簡単なテストです。」と私は机の真ん中にある映像を流す。

 

「今回やってもらうのは『トロッコ問題』です…トロッコは3秒で通過しますが、選べなかった場合トロッコに乗っているご自身が死にます…お手本としてヴェスパー部隊全員にもやってもらいましょう…第8隊長…あなたの線路の上に一人のヴェスパー部隊第7隊長が右に…左MT部隊の操縦者が十名…どちらを選びますか?」

 

「右を」とペイターは即決する。

 

「ほう…では、なぜそちらを選んだかお聞きしても?」

 

「数が少ないからです…それに…第7隊長がやられても私がそこに入ればいいからです。」とペイターはやはりペイターである

 

画面に映るトロッコ問題はペイターが選んだレールは第7隊長を轢き殺した。

 

「では、第7隊長…あなたはどうしますか?右に私…左にMT部隊12名」

 

「内容が違う!?」

 

「同じ内容にするわけないでしょう?状況が全く同じことなんてありませんから…」

 

「そ、それもそうですね…私は左を選びます…」

 

スウィンバーンは、左を選びMT部隊の人たちを轢き殺した。

 

「理由は聞いても?」

 

「MT部隊よりもスネイル閣下を生存させたほうがメリットが大きいからです。」

 

「なるほど…次は第6隊長…右に封鎖機構…左にベイラム…どちらを選びますか?」

 

「わたしは…う〜ん…右を…」とメーテルリンクは右を選び解放戦線を潰した。

 

「理由を聞いても?」

 

「惑星封鎖機構は、今だ未知の兵器を取っている可能性があるからです。それなら、ベイラムを利用したほうがいいと判断いたしました。」

 

「なるほど…第5隊長…右に第8隊長…左に子どもたちあなたはどちらを選ぶ?」

 

「これは…ひどい選択だな…」

 

「そうなる可能性は否定できないから今のうちにするのですよ…」

 

「……僕は………」とホーキンスは迷いに迷い「第8隊長を…」と渋々とそう選択した。

 

僅か1秒でなんとか判断を下した…映像はペイターを轢き殺した。

 

「……良く判断してくれました…」

 

「これは、さすがに意地悪だと思うよ…スネイル閣下…」

 

「……可能性はないと言い切れないですよ…」

 

「それもそうだね…」

 

「第4隊長…あなたは、ルビコンかコーラル…どちらを選ぶ?」

 

「っ…!それは…勿論ルビコンを選ぶさ…」

 

「…それで良いのですか?」

 

「……あぁ…それでいい…」

 

「……まぁいいでしょう…空想上の選択です…何れ通る道です…」

 

「……スネイル閣下…どういう意味だ?」

 

「コーラルの危険性ですよ…これほど危険な物質…扱う場合ルビコンを滅ぼして消し去るか…それともコーラルを守るためにルビコンを犠牲にするか…それだけです…次!第3隊長…あなたは、企業とヴェスパー…どちらを選ぶ?」

 

「……企業だ」

 

「……ちなみにですが、なぜヴェスパーを選ばなかったかお聞きしても?あなたは、ヴェスパー部隊に入っています…つまりそれは…」

 

「自分の命を犠牲にすると同等と言いたいのか?スネイルは、どうするんだ?」

 

「ヴェスパーですが?」

 

「「「え?」」」とオキーフとラスティ、621が驚く

 

「企業よりも人です…企業は何度でも立て直せるしなにより…人は代えが利かない物…それだけです。」

 

 

 

ラスティSide

 

 

 

まさか、スネイルがそんな事を言うとは…忠誠を誓ってるはずだよな?

 

分からない……

 

「さて…フロイトは論外として…621…あなたに選択してもらうのは…ヴェスパー部隊か私です…」と画面にスネイルとヴェスパー部隊が映り始めた。

 

これは…スネイルを選びさせて我々を消させるのが正解だな…とそう思いながら621の様子を見る。

 

621はためらいもなく「スネイル」を選んだ。

 

「ま、まて!621」と何か言おうとすると「何も言ってはいけませんよ?第4隊長」と止められ黙るしかなかった…このあと621は躾でもされるのだろうか…とそんなことを考えていると画面に映るスネイルはトロッコに惹かれ赤い血が飛び散っている…

 

「621」とスネイルは、621に歩み寄り621はスネイルを睨見つけるような雰囲気で見ている。

 

スネイルは、右手を621の頭に乗せ「即決で合理的な判断です」と621を撫でた。

 

その様子を見た私たちはあっけにとられていたが、621も驚いた表情をしているように見えた。

 

「さて…コレにてトロッコ問題は終了いたします。」と締めをしようとした時「待ってくれ」と私はスネイルにもトロッコ問題をさせようと考えた「スネイル閣下もどうせならやって見せてほしい」と言うと「いいでしょう…問題は?」と私に問いかけ私はこう質問した「621かヴェスパー部隊どちらを選ぶ?」とスネイルは堂々とした顔で沈黙を始める。

 

レールは現在621の方を向いている…このまま621を殺すのか?と思った。

 

残り1秒…0.5…とその時「ヴェスパー」といいトロッコは急な変更で前輪は621の方をいくが、後輪はヴェスパーに行き横向きになってトロッコは止まった。

 

「これで満足ですか?第4隊長?」とそう言われ私は「……なぜ、急に変えたのですか?」と聞くとすあは簡単そうに「大切な物を守って何が悪いのですか?」とそう言って部屋を出ていった…

 

「……大切な物を守る…か…」とその言葉を聞き私は、大切な物の中に入れられているのが不思議で仕方なかった……私は画面に映る止まっているトロッコ問題を見つめる…

 

「スネイル…この選択はある意味では、選択を止めたともとれるぞ…」とそうつぶやきながらも私も部屋を出た。

 

 

 

621Side

 

 

 

スネイルに撫でられた…不愉快…不愉快…の筈なのに…嫌じゃない…それに、私の主人はスネイルなのに…あの選択は主人を裏切る行為…私がごすにしたように…でも…ごすなら同じ事をしたと思う…スネイルが褒めた意味とは違うけど…きっと「よく選択した」と言ってくれると思う…私はスネイルが選択した画面を見る…選択をやめるのも一つなのかな…と私は部屋を出る…

 

「……ですので…」

 

『………!』と部屋から声がし私はこっそりと見た。

 

「どうか!621の功績でV.Ⅸに入れる許可を!」

 

『ダメだと言ってるだろう!』とどうやらスネイルは、上層部と会話をしているようだ。

 

『それに、だいたい第四世代なんぞアンティークなもの!不要だろう!』

 

「何を言いますか!彼女は成長しさらに強くなるのですよ!」

 

『ふん!バカを言うな!フロイト程の強いわけでもあるまい!』

 

「いいえあります!」

 

『なら!第8を抜けさせてそこ貴様のお気に入りを入れたらいいだろう?』

 

「いいえ!ペイターはペイターで優秀です!現在ヴェスパーは人手不足です!ですからどうか!受理を通してください!」

 

『……ちっ…まぁいいだろう…』と上層部の人は呆れたような声をして通信は消えた。

 

「ふぅ……何とか認めてくれたようですね…」とスネイルは、資料などを片付けていた…

 

「さて…と…壁超えの準備は整いましたし…あとは…もしもに備えて、私も出撃するとしましょうか…」とスネイルは、いつもより鋭い目をしまるで、その先の先を考えてるようにも見えた…

 

「……壁超えは、確か…ちょうど1ヶ月後でしたね……」とスネイルは呟きそして「621がどのような道を歩むのでしょうか…ヴェスパーを滅ぼすのか…それとも…いや、この先のことなんて誰にもわかりませんね…この知識でより良い結果を目指しましょう…そうだ、壁超えを無事に終えた暁には、全員でお祝いするのも悪くありませんね…621は、喜んでくれるでしょうか……いや…それはないか…私が彼女にできるとすれば…せいぜい…彼女が幸せに生きる手助け…ですかね…」と私の知っているスネイルとは別人と疑うしかないほど優しかった…

 

仲間を仲間として見てなくて、駒としか見てないあのスネイルがあんな事を言うなんて…もし、このスネイルが本当のスネイルなのだとしたら…私が殺してきたスネイルは一体何なんだったのだろうか?

 

「……さてと…あの問題で621が選択を選ぶだけではないということに気づけたかどうかですが…まぁ、のんびりと見守りますとしますか…」とスネイルは、ゆっくりと部屋を出ようとする。

 

私は急いで自分の部屋に戻って行った。

スネイプのエンブレムどれがいい?第二

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