スネイル閣下に転生しましたのでハッピーエンドを作らせます。   作:ジールライ

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みんな!おひさ!
評価レッドライン復帰!これからも頑張って維持します!
高評価と感想楽しみに待ってます!


27話「波形」

621Side

 

 

 

……あれから耳鳴りはひどくなっていく…だれかが呼んでいるような…そんな感覚がする…

 

でも…いまは、休ませてほしい……何も考えたくない…

 

そんなことを考えていると耳鳴りは静かになった…

 

「調子はどう?第9隊長…」とメーテルリンクが話しかけてきた…

 

「へ…いき…」と私は答える。

 

「そう…それは、よかったわ…」とホッとした顔をするメーテルリンク…私は、ヴェスパーに入ってからどれほど時間が経っていたんだろう…正直ヴェスパー部隊の暮らしは悪くなかった…と言うより…私の知っているヴェスパーではないからかもしれない…

 

特に違和感を覚えたのはスネイルだ…あんな優しいスネイルは、存在しないから…仲間を駒としか見ていない非道な人物…なんで、メーテルリンクはスネイルに従っているのだろうか……

 

「……めー…て…る…りん…く…」

 

「はい、なんでしょうか?第9隊長?」

 

「なん…で…す…ね…いる…に…した…がう?」と私の質問にメーテルリンクは「そうですねぇ…」と考える素振りをした後…「少し昔話をしましょうか」と優しい顔で彼女の過去を聞かせてくれた…

 

「昔ね…貧乏な少女がいたの…悪い大人に騙されて…脅されて…嬲られて…殺されそうになって…何度も絶望した……それでも生きたいと願っていた…」とメーテルリンクの顔は何処か寂しげな、疲れたような顔をしていて…まるで悲しげな表情をしている…

 

「そんなある日、彼女は幸運にもいえ…不幸にも幸せと感じるものを見つけてしまいました…その幸せなものは私を支え…優しく…守ってくれていた…彼女は彼に惹かれずっと一緒にいました……あの日までは…」と怒りと悲しみの表情が薄っすらとで始め…彼女の手に力がはいるのがわかった…

 

「奴らは、私達を攫おうとした…だけど勇敢な彼は私を守ってくれた…私と変わらない年齢のはずなのに…私は、彼に「逃げろ」といわれ、すぐにその場から逃げました…ずっとささえであったはずの彼から離れ…逃げて…大切な物を失う感覚を感じながら…それでも…彼なら生きて帰ってくるはずだと…そう信じて逃げた…」とここで一拍を置き「愚かな私は…まんまと泳がされてしまった…彼一人で引き止めることなんてできないはずなのに…ね…あとから来た大人達は、彼が死んだことを告げられ…私は、絶望しまし生きる気力がなくなった…私は…売られました…その時、怪しい男が出てきました」とそこからメーテルリンクの顔は懐かしいような顔をし始めた「眼鏡をつけオールバックされた白髪…そう…アーキバス…ヴェスパーのスネイル隊長閣下でした…彼は、私を購入し私はこう願いました「殺してください」と…ですが、彼はこういいました「拒否します…」とその後私はACに乗らされるための実験をされました…第八世代の実験…成功する保証はない…だけど、運よくその手術は成功した…」と穏やかな顔で淡々と語る。

 

「何度も死にたいと思った…何度も殺してって願った…スネイル隊長閣下は、それらを全て拒否し…私を無理やりヴェスパーの部隊に入れられ任務に向かわされました…「あなたが死にたいのなら、戦って死になさい」とそれだけ言って私は戦場に出された…私は最初はおとなしく殺されようと思った…だけど…体は…私の体は生きたいと言って抵抗した…スネイル隊長閣下はね…「やはり生きたいのではないですか…あなたにふさわしい席があります…」とだけ言って通信が切るの…私が戻った時…私は実力を認められて今のV.Ⅵにはいることになった…その時のスネイル隊長閣下はね「生きたいと思うのは、貴方がまだ諦めてない証拠です…」とだけ告げて去っていったの…私が何を諦めてないのかその時わからなかったけど…スネイル隊長閣下と過ごすうちにね…安心…いえ、幸せを感じたの…彼と同じような…そんな幸せ…」と目を閉じその時を思い出しているのか薄っすらと涙が出ていた…

 

「さて!私の過去の昔話はここまで…スネイル隊長閣下の魅了…いえ…私がスネイル隊長閣下に好意を示してるの…わかってくれたかな?」とその話を聞いた私はスネイルについてもっと知るべきだと思った。ヴェスパー…スネイルがなぜ使い捨てをするようになったのか…

 

 

 

スネイルSide

 

 

 

少し時間は遡る

 

 

 

私は、コーラル水の様子を見るためコーラル水貯水タンク室に向かってなかに入った所621がそこにいた

 

私は、621の足元を見てギシギシと嫌な音がしてるのに気づき急いで「駄犬!なぜここに!いえ!ここは危ないですよ!すぐこっちにきなさい!」と621のもとに駆け寄るも少し遅く621の足元は崩れコーラル水の中に入ってしまった。

 

コーラル水の貯水タンクにはコーラルを混ぜる為の回転する特殊加工された金属板が回転していてただの人間がそこに入れば、必ず死ぬしかも、緊急停止ボタンを押したとしても30分かけてゆっくりと止まる仕様

 

なぜ30分もかけるかと言うと急停止することによるコーラル水の暴発などを防ぐためである

 

しかし、30分も強化人間といえど耐えれるわけがないでは、どうするか…私はボタンを押した後すぐに621のいる貯水タンクに飛び込み621を包み込むように守ることである。

 

第八世代の強化人間の体は第四世代の強化人間よりはるかに頑丈であるのを利用するかたちだ。

 

無論痛みがないわけではない

 

回転するプロペラが私の体を容赦なく傷つける…骨が砕ける音、肉が壁に叩きつけられ擦られる音、コーラル水によって意識が混濁し始める感覚…その全てが私と621を襲う…わたしは…まだ…死ぬわけにはいかない!そう決意し私は必死に体を切り刻まれながらも緊急用のハシゴを掴み血まみれになりながらも登る

 

一つ一つが重く力が抜けるが、621を落とさないようしっかりと片腕で抱きしめ必死に登る。

 

ここで…倒れたら…621も私も溺れ死ぬ!とあともう少しのところで手を滑らせ落ちそうになるが、口でハシゴを噛みしっかりと落ちないようにし621をなんとか足場に放り投げホッとし私は、そのまま力尽きたように落ちそして…再びコーラル水の中に入っていく。

 

丁度停止したから、かき混ぜるプロペラは来なかったものの持つ力が入らず薄れゆく意識のなか『第9隊長!?大丈夫ですか!』と緊急事態をお知らせで駆けつけたメーテルリンクがやって来て、私は安心しそのまま意識を手放してしまい…再びコーラル水の中に入ってしまう。

 

その後、誰かに引き上げられ私と621は手術室に運ばれた。

 

スネイル隊長!スネイル隊長!しっかりしてください!

 

第6隊長!あとは我々はが!

 

お願いします!」と私と621は手術をされる。

 

口に酸素マスクもつけられ、私の意識はまだある。

 

 

 

くそ!血が足りない!621とスネイル閣下の血が足りない!血液パックは!」と一人の医者が何か慌てている様子でほかの医者に問う「ありません!これでは、スネイル閣下も第9隊長もどちらも救えなくなります!」とどうやら621の血が足りなくなっているようだ…

 

「め…い…れい…です…」と私は酸素マスクを外す「だ…けん…に…わ…たしの…血を…使い…な…さい…」

 

しかし!それでは!スネイル閣下が!

 

「め…いれい…です…」とそこで意識は消えた

 

私の腕に針が刺さ血が621に流れていくあぁ…ここで終わりか…と私はそんな事を考えた…

 

 

 

『……レ……ン!……!……ヴン!…ど…ですか!レイヴン!』

 

……え?なんでエアの声するの?

621のエンブレム

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