スネイル閣下に転生しましたのでハッピーエンドを作らせます。   作:ジールライ

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3話「ヴェスパーの指導」

618Side

 

 

 

私は目を覚ますと知らない部屋にいた。

 

「しら…ない…場所…」と周りを見ると眼鏡をかけた男性がそこにいた。

 

「目が覚めたのですね…さて、何が起きてるか分からないようですし私が、直接説明して差し上げましょう…光栄に思いなさい…このV.Ⅱである私直々に教えられることに…そして助けられたことを…」とその人は眼鏡をクイッとして私を見下ろす…私は知ってる…何度も味わったことのある視線…私を人間として見ていない目をしている。

 

私はこれからどうなるかなんてもうわかっている…ごすともう二度と会えないのかな…

 

「ちょ!な、なぜ泣くのです!?」と動揺した声がし私は閉じた目を開くとその人は目を見開き動揺した顔をして慌ててるようだ。

 

「ブフッ…スネイル…お前…ククッ…子どもの扱いが得意とか言ってなかったか?初っ端から泣いてるぞ?」と白い髪をしたお兄さんが笑いそうになりながら、スネイルという人の肩を叩いていた。

 

「黙れ!フロイト!少なくとも戦闘狂の脳筋である貴方より何億倍もマシです!」とフロイトに目をやって睨みつけていた。

 

「ほう?では、俺が話し相手になろう」

 

「やめろ!馬鹿が移る」

 

「あ?なんて言った?スネイル…」

 

「馬鹿が移ると言ったのです。」

 

「はいはい、喧嘩はそこまでだ…子どもの前だよ?2人とも…」

 

「……第5隊長…」

 

「はぁ、すまん…ホーキンス…」と喧嘩しそうな直前でもう一人の男の人が止めてなんとか喧嘩にならずに済んだ

 

「さて…お騒がせしましたね…」と眼鏡をかけた人は膝をついて私と目線を合わせた。

 

「私はV.Ⅱスネイルです…あちらのお兄さんはV.Ⅰのフロイト…こっちの優しいお兄さんはV.Ⅴのホーキンスです…」と優しい声で自己紹介してるスネイルのお兄さん…後ろで2人はなぜか、物凄い笑いをこらえていた。

 

「ほら、二人もあいさつ…を…」とスネイルのお兄さんは、後ろを見ると笑いそうになる2人は、風船が割れたように笑い始めた。

 

「な、なぜ笑うのです!?ホーキンスまで!」

 

「いやっwwwおまっwww鏡見ろwww違和感しかないwwwwww」と大笑いするフロイトのお兄さん。

 

「すまないねwwwスネイルwww」

 

「貴方まで…この際、置いといて…貴方の待遇についてのお話をしましょう…」とスネイルのお兄さんは、立ち上がり「貴方の待遇ですが…」と間を置き「貴方には、ここヴェスパーで知識や技術、生存能力を上げてもらいます。」とその言葉を私は理解できなかった。

 

後ろの2人も驚いた表情をしスネイルのお兄さんを見ていた。

 

「無論その後、貴方の飼い主の所に送り返してあげましょう…まぁ、貴方はあのハンドラー・ウォルターとの交渉材料として利用するつもりですがね…」

 

その言葉を聞いて私はスネイルのお兄さんを睨む。

 

「そう睨まないでください…いいことを教えて差し上げましょう…教育の足りないその頭に刻みなさい…この世にタダで手に入れられる物より高いものはないのですよ…」とそう言って私にスネイルのお兄さんの手が迫り私は打たれると思い、反射的に目を瞑るが、私の頭に優しく温かい感触がし、私の頭を撫でていた。

 

「今は回復に専念しなさい…貴方に教育をする者も紹介しないといけませんので…」と言って部屋を出ていった。

 

撫でられた頭に私は手を置く…スネイルのお兄さんは、綺麗な手をしてたあの手はゴツゴツとしたごすの手と同じ優しい手だった…

 

 

 

スネイルSide

 

 

 

私は全てのヴェスパーを集め会議をしている。

 

「さて…と…予定通り彼女の教育を明日開始する…第5隊長は、第4隊長と共に彼女の戦闘訓練をお願いします。」

 

「わかったよ…スネイル閣下…」

 

「第7隊長と第8隊長は、彼女の教育…第6隊長は、彼女の身の回りの世話を…」

 

「「「かしこまりました」」」

 

「なぁスネイル」

 

「駄目です」とフロイトの呼びかけに私は即座に駄目と言う「おい、まだ何も言ってないぞ」とそんな反応をするが「どうせ貴方の事です…育ったら戦わせろなどと言うつもりでしょう?」と聞くと「そうだ、いいだろ?」と予想通りの回答に「貴方は加減を知りませんので無理です」と理由をつけて断る。

 

「スネイル閣下…一つ質問が…」とラスティが手を挙げる。

 

「なんです?第4隊長?」

 

「その、彼女を最低ラインはランク15を超えるようにとの要望だが…いささか不可能だと思うのだが…」

 

「何が不可能なんです?」

 

「何がって…ランク帯に入るのに多くの実力者が入れていないんだぞ?それに入るレベルの強さにするなんて…一体何年かかるか…」

 

「……なるほど…それが貴方の意見ですね?では、私はこう回答しましょう…まだ、何も教えてもないのに無理と判断するのは愚かと私は思いますよ?」

 

「!?」

 

「第4隊長…確かにあくまで最低ラインはランク15…短期間でここまで仕上げれるのは不可能と考えているようですが…彼女は第四世代…育て方によって大きく変化をもたらす…何もしないで不可能と決めつけるのは愚策!失敗してもいい!今必要なのは新たなる挑戦です!ヴェスパーは、コレから大きくなる為にも人を育てると言う重要な要素が必要…彼女はその実験でもあります…お分かりいただけましたか?第4隊長…ラスティ?」

 

「……わかった…彼女の育成の挑戦をしよう…俺からはもう文句はない…」

 

「あ、あの…」とメーテルリンクが手を挙げる

 

「なんです?第6隊長?」

 

「スネイル閣下は、彼女になにを…」と聞かれこう答えた「彼女のそばで成長の記録をします。」と答えた。

 

「……他に意見はある者はいますか?」と周りを見て他に意見がないのを確認し「では、予定通り彼女の育成プロジェクトを開始します…」とこうして618の育成プロジェクトが始まった。

 

 

 

ラスティSide

 

 

 

やれやれ…とうとう始まるのか…彼女の戦闘訓練だが…どうしたものか…フロイトから聞いた情報では、動き自体はそこそこいいみたいだったようだが…それてもランク15に入れるのはどう考えても厳しいだろう…まぁ、やるだけやってみるか…オキーフと相談しながら彼女の実力を上げていこう…

 

まぁ、最初は軽く相手をする程度に618と対戦をしてみたが…予想以上に筋が良かった…うまく行けば、私と同等の技術を持つことになりそうだ…スネイルはこの才能を見破ってこのランク15という最低ラインを引いたのか?となると、ヤツの人を見る目は気をつけるべきだろう…最悪スパイである私の正体を見破りかねん…

 

スネイルの事だ…多対1も想定しているのだろうな…まさか618の交渉はハンドラー・ウォルターをこちらの戦力として組み込もうと考えていたりするのか?それなら彼女を強くすればヴェスパーにメリットが大きくなる…悪名高いと言われているウォルターだが…彼女の反応を見るに悪い奴じゃないと思ってしまう…さて…俺はどう動くべきなのだろうか…

 

 

 

スウィンバーンSide

 

 

 

「こんにちは、618…私は、第7隊長のスウィンバーンです…」と私は彼女に会いまず自己紹介をすることにした

 

「えと…よ、よろしくお願いします……す、スウィンバーン…さん?」

 

「……貴方がいいのなら…その…先生とよんでもらってもいいですか?」

 

「?はい…スウィンバーン先生?」と彼女は困惑しながらも首をコテッと横に倒し私を先生と呼んでくれた。

 

嗚呼…私の初めての生徒…絶対に成功させてみせます!私の持つこの知識で!

 

「では、よろしくお願いします…618…貴方が受ける授業は…まずは基礎から始めようと思います…機材は、用意してるのでよろしくお願いします。」と私は彼女にはじめの授業を開始した。

 

 

 

ペイターSide

 

 

 

彼女が私の授業を受ける生徒…618…

 

なんとも無愛想な顔をしてるんだ…どうせつまらなさそうに授業を受けるに決まってる。

 

スウィンバーンとかは、やる気満々だったが…いつまで続くのだろうか…まぁ、スネイル閣下から命じられたから仕方なくやるけど…

 

 

 

50分後

 

 

 

「ペイター先生…コレってどういうことが詳しく教えてください」

 

「そこはだな…」と気づいたら夢中で教えてしまっていた…彼女は無表情に見えたが意外と感情はあって教えがいのある子どもだった!

 

コレは、私を崇める可能性がでかい!そうと決まれば更に!「ピピピッピピピッ!」とタイマーが鳴り響く「(・д・)チッ…もう終わりか…」と私は授業で使った書類をしまう。

 

「ペイター先生!ありがとうございました!」とお礼を言われ私は「また明日に授業の続きをしよう」と言って部屋を出た。

 

 

 

メーテルリンクSide

 

 

 

スネイル隊長閣下からの命令で私は彼女に会う

 

見た目は、白い髪のロングヘアーに赤い目…小柄な顔の少女…この少女の世話を私が………どうしたらいいのでしょう…ほんとに…スネイル隊長閣下からは「男性が女の子の世話をするのは不味いのでは?」とか言われて断るに断れなくなってしまった!と、とりあえず…何を是したらいいんでしょう…と考え込んでいると「あ、あの…618です…」と彼女が自分の番号(名前)を名乗る…あ、いけない…私も名のらないと「私はV.Ⅵメーテルリンクよ…」と目線を合わせ自己紹介をする。

 

「貴方の身の回りの世話をするわ…よろしくね?」彼女の頭を撫でると彼女は少し頬を緩ませた。

 

かわいい!世話係になってよかったと思った。

 

「そうね…まずはお風呂にはいろうか?」

 

「お風呂…」

 

「そうよ?」

 

「スネイルのお兄さんはこないの?」

 

「ブフッ……な、なぜスネイル隊長閣下の名前が?」

 

「え、えと…ごす…の時は、一緒に入ってくれたから…そのスネイルのお兄さんも…」

 

あーこれ…あれだ…飼い主と一緒に風呂はいる感じになっちゃってスネイル隊長閣下がその枠にハマっちゃってる…

 

「え、えとね?スネイル隊長閣下は私にお願いしてきたの…だから、私と入るの…いい?」

 

「うん…わかった…」とそんなしょぼくれた顔しないで…心に来ちゃうから!

 

その後色々と思いつく限りの世話をして普段使わない神経を使ったからか3つ連続で仕事を終わらせた感覚になった。でも…とても悪い気分じゃない…そんな気がした……私も子どもが欲しくなってきちゃった…スネイル隊長閣下との…子ども…って!私何かんがえてるの!ダメダメ!そんな考えはダメ!しっかりしないと!

 

 

 

スネイルSide

 

 

 

「さて…調子はどうです?今日一日初めてみた結果は…」

 

「……とても新鮮だった…」

 

「そうですか…それはよかった…」

 

「あのね…ごすはね…私達を買ってくれて優しくしてくれたの!」

 

「そうですか…」

 

「それでね…ここの人たちも…ごすみたいに優しい…」

 

「…そうですか…」

 

「ごす…喜んでくれるかな…」

 

「当然喜ぶでしょう…あなたが生きていたらハンドラー・ウォルターはあなたを全力で取り返しに行くほどには…」

 

「えへへ…そうだとうれしぃ」

 

「……さて…寝る時間です…良く寝るのも子どもの本来の仕事です…」

 

「……うん…おやすみ…」

 

「おやすみなさい…」と私は部屋を出る

 

「コレをデータにしておきなさい」と部下に1日目の彼女の成長データを書いた紙を渡す。

 

「……さてと…書類仕事を終わらせますか…」と地獄に向かっていく。

感情の表情

  • 良好
  • 少し出る
  • 無表情(感情自体はある)
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