夏と銀河と無限の成層圏   作:吉良/飛鳥

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此れ、ISの二次だよな?By一夏      バグ大色が強いですね今回はByヴィシュヌ    


Episode36『毒蜘蛛の日々~Die Tage der giftigen Spinne~』

 

IS学園が夏休みの期間に入り、一夏とヴィシュヌはタイへと向かって行った頃、オータムは鬱蒼とした山奥にあるポツンと一軒家な施設にやって来てた。

深い山奥に存在していた事で長年人々には認知されていなかったが、この施設は違法な人体実験を行っている施設であり、一夏から潰すように言われている施設だった。

 

 

「成程、こりゃ中々表に出てくる事が無い訳だ。」

 

 

車から降りたオータムはサングラスを装備すると、両腰にサバイバルナイフ付のハンドガンを搭載し、手にしたアサルトライフルとショットガンに弾丸を装填する……アサルトライフルとショットガンの二丁が出来るのは世界広しと言えどオータムくらいだろう。

武装は充実しているとは言えこのまま真っ向から挑めば多勢に無勢なので普通ならば裏口から向かう所なのだが、あろう事かオータムは真正面から施設に向かって行ったのだった。

 

 

「お疲れさん。今日もいい天気だな。」

 

「誰だ!」

 

「此処は立ち入り禁止だ!今すぐ立ち去れ!立ち去らないのであれば撃つ!」

 

「おぉっと、そいつはおっかないが……本気で立ち入り禁止ってんなら其処に立ち入った奴は問答無用でぶち殺さないと無意味だぜ?オレみたいな奴も居る訳だからな。

 精々地獄を楽しみな。」

 

 

そんなオータムに警備員が詰め寄って来たが、警備員が銃を発砲するよりも早くオータムはナイフを抜いて警備員の腕を斬り落とし、更に拳銃をぶっ放して警備員を絶命させる。

その後オータムは施設の最深部に進み、其処に居たマッドサイエンティストをナイフで切り刻んで無事に任務を終了したのだった。

 

 

「外道に生きる価値無しってな……そんでもって人殺した後で肉を普通に食えるって時点でオレも大分ぶっ壊れてんだろうな、今更かもしれねぇけどよ。」

 

 

一仕事終えたオータムはステーキハウスに入って、500gのサーロイン定食をレアのライス大盛りで注文し其れを見事に完食していた……国産黒毛和牛のサーロインだけに値段は10000円を超えたが、懐は温かいので特に問題ではなかった。

 

因みに此のステーキハウスにはグリフィンもやって来ていて、チャレンジメニューである『200gのサーロインステーキを30分以内に10枚食べる事が出来たら無料』にチャレンジし、脅威の30分間に50枚の記録をブチ立てたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏と銀河と無限の成層圏 Episode36

『毒蜘蛛の日々~Die Tage der giftigen Spinne~』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山奥の違法研究所を潰したオータムが次にやって来たのはアメリカ……ではなく中国だった。

中国は最近、経済が発展しているが、其の裏では人身売買やヤバい薬の開発など表沙汰になったら国が潰れるような事を平然と行っていた……バレた時は知らぬ存ぜぬを貫いて有耶無耶にしようと言うと事なのだろう――『嘘も100回言えば本当になる』との教育が行われているだけはあるだろう。

その中国でオータムがやって来たのは人身売買を行っている裏社会の組織だった。

門番は居るモノの戦闘力ではオータムの方が圧倒的に上なので一気に突っ切る心算だったのだが……

 

 

「お前もここを襲撃するのか?……ならば力を貸そう。」

 

「アンタは……マッドカルテルのセルジオか?

 ったく、世界をまたにかける麻薬密売組織マッドカルテルの最高戦力が何だって中国に居やがる?マッドカルテルは京極組と裏神と戦争状態なんだろ?」

 

「そう言うお前は3年程前から裏社会で其の名を聞くようになった『黒い死神毒蜘蛛』か?……思っていたよりも若いな。

 俺が此処に居るのはマッドカルテルの任務ではなく俺個人の意思でだ。

 拠点の近所によく肉じゃがや筑前煮と言った『日本の家庭の味』をおすそ分けしてくれる婦人が居るのだが、先日その婦人の子供が行方不明になってな……警察も捜索したが見つからないとの事で何かあると思い調べてみたら此処に行きついたという訳だ。」

 

「マッドカルテルのセルジオと言えば圧倒的な戦闘力で裏社会で名の通った猛者をも葬る冷酷残忍な最高戦力として有名なんだが、まさか子供の為に動くとは予想外だぜ。」

 

「俺のような身寄りのなかった子供を裏社会のマフィアが引き取って自軍の戦士として鍛え上げるのは良いとして、親と平和に暮らす子供を攫い、其れを売って私腹を肥やす等言語道断と言うだけの事。」

 

「アンタはアンタで裏社会の人間として超えてはいけない一線をキッチリ引いてるって事か……なら頼りにさせて貰うぜセルジオさんよ?仕事が終わったら礼として旦那から教えて貰った激ウマの寿司屋を奢ってやるぜ。」

 

「ほう、其れは楽しみだ。」

 

 

そこでオータムが出会ったのは裏社会で最強と言われている麻薬密売組織『マッドカルテル』の最高戦力と言われているセルジオだった。

 

セルジオは自らを『災害』と称するだけの戦闘力を誇り、並大抵の搦め手や奇策はマッタクもって意味をなさない存在であり、実際にマッドカルテルと敵対する事を選択した組織の幹部を一人で皆殺しにしたのも一度や二度ではないのだ。

ついでに言うとセルジオは親日家であり、特に日本のグルメには目が無かったりする……故にオータムの『仕事後の寿司』に惹かれたのだろう。

 

 

「たのもー!!」

 

 

そして任務が開始された訳だが、オータムが扉を蹴破ると同時にセルジオが突撃して手にしたナイフで目の前にいたマフィアな警備員の心臓を貫いて絶命させ、オータムは二丁ハンドガンで的確な射撃を行いセルジオをサポートする。

そんなオータムに背後から襲い掛かる相手もいたが……

 

 

「おっせぇんだよ雑魚が。」

 

 

その一撃を銃で受けると返しの一閃!

普通ならばダメージにはならないが、オータムのハンドガンには銃身の下にコンバットナイフが装着された特注品であり、近距離戦闘にも充分に対処出来ており次々と屍の山を築いていた。

 

 

「此れで最後か……決め台詞は?」

 

「大当たり、だ。」

 

 

最後は社長室まで到達したオータムとセルジオが組織のトップの頭を銃で撃ち抜いてターンエンド……その後は誘拐された子供達を親元に返したが、出生不明の子供に関しては更識が引き取る事となったのだった。

 

因みに、日本に戻った後でセルジオと約束通り寿司屋に行き存分に寿司を堪能するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

また別の日、オータムは日本のとある離島に存在している研究所にやって来ていた。勿論一夏から渡されたリストの相手を処分する為に。

その研究所では様々なウィルスを誘拐した人間に投与し、其の後に体内で作られた抗体を元にワクチンを開発しており、莫大な利益を得ていた……ワクチンは絶対に必要なモノだが、だからと言って非合法な人体実験が許されるはずも無かろう。

この手の組織は束が本気を出せば簡単に潰せるのだが、束曰く『束さんが本気出せば楽勝だけど、腐れ外道には恐怖と絶望をトコトン味わわせないとだからね……でもってそれが出来るのがオーちゃんなんだよ』との事でオータムが出向く事になっているのだ。

 

 

「ったく非合法な事やるってんならもう少し強い兵隊雇っておけよ……IS無しのオレ一人に門番も兵隊も全滅させられるとかいくら何でも笑えないぜ?

 まぁ、オレも裏社会では大分有名みたいだから結構ヤバい奴って事なんだろうけどよ……取り敢えず、カチコミじゃあこの腐れ外道が!!」

 

 

最奥までやって来たオータムは扉を蹴り飛ばして中に入ると、其処には如何にもマッドサイエンティストと言った風貌の男と、身の丈2mはあるであろう筋骨隆々の大男が居た……この大男はマッドサイエンティストの護衛と言ったところだろう。

 

 

「おやおやどちら様です?今日は来客の予定はなかったはずですが?」

 

「招かれざる客って奴だ。

 平和に暮らしてる人を誘拐させて人体実験の被験者にするとは中々の外道だなテメェもよ……俺の雇い主はテメェみたいな外道がこの世で最も嫌いらしくてな、テメェの抹殺を任務として言い渡して来たんだわ。

 オレにとって旦那の命令は絶対なんでな……死んでもらうぜ?」

 

「成程……ですが私とて簡単には殺されません……行きなさいギガンテス!」

 

「グオォオオォォォォ!!」

 

 

オータムが自身の目的を告げるとマッドサイエンティストは護衛の巨漢をオータムに向かわせる……ジェイソンマスクを被っているので顔は分らないが、普通の人間でない事だけは間違いないだろう。

なにせ全身の筋肉が有り得ないほどに隆起し、肌は赤く染まっているのだから。

 

 

「何時からジェイソンはギガマッチョになったんだ?」

 

「今この時からだぁ!!」

 

 

マッチョジェイソンは即座にミニチェーンソーで攻撃して来たが、其れはオータムには簡単に見切れる攻撃でしかなく、回避した直後にマッチョジェイソンの喉笛に稲妻レッグラリアットを一閃!

鍛えても鍛えようのない喉笛への一撃は効いたらしく、マッチョジェイソンは腰を折るが、其の隙を見逃すオータムではない。

 

 

「コイツも喰らっとけ!!」

 

 

腰を折り、膝立ちになったところでシャイニングウィザードをブチかまし、トドメとばかりにドラゴンスリーパーで首の骨をブチ折ってマッチョジェイソンを絶命させる。

残るはマッドサイエンティストなのだが……それはあっと言う間にオータムに捕縛され、壁に張り付けにされていた。

 

 

「そいつは此方に譲ってもらおうか?」

 

「……まさかアンタがお出ましとはな。お前、相当恨み買ってるみたいだな。」

 

 

其処に現れた男がマッドサイエンティストを渡せと言って来た。

その男は髪を七三に分けて正装し、其の姿はまるで高級レストランのソムリエのごとしだ――此の男こそ裏社会で誰もが恐怖する拷問ソムリエ『伊集院茂夫』なのである。

 

 

「あと10秒遅かったらオレはコイツを殺していた。

 マッタクもっていいタイミングで来てくれたぜ……旦那からもアンタとは敵対するなって言われてるから、コイツはアンタに譲るが……だからと言って此のまま引き渡すってのはなんか納得出来ねぇから……せめて指の一本でも貰っておくか。」

 

 

其れを見たオータムはマッドサイエンティストの右手の指を斬り落とした。

 

 

「これ一本で旦那には納得してもらうわ。

 あとはアンタの好きにしてくれ伊集院の旦那……と言いたいところなんだが、アンタと会う機会なんぞ滅多にないからオレの銃にサインしてくれねぇか?」

 

「此れまで様々な場所で裏社会の人間と会って来たが、サインを求めて来たのはお前が初めてだ……特に断る理由もないので良いだろう。」

 

「おぉ!ありがとよ!拷問ソムリエのサインが入った銃、コイツは一生ものの宝物だぜ!!」

 

 

そしてオータムは伊集院に愛用の銃へのサインを求め、伊集院も特に断る理由もないのでサインをし、オータムは其の場を後にした……因みにこの遣り取りの間に如何にかして逃げようとしていたマッドサイエンティストは伊集院の助手である流川にスリーパーで絞め墜とされ、其の後は地下の拷問部屋にて多数のウィルスを投与された上で放置される拷問が行われ、最後はウィルスに身体を蝕まれ、骨と皮だけになった状態で絶命したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

仕事を終えたオータムは本土に戻って適当にぶらついていたのだが、偶然訪れた場所で『鶴城のおにぎり』なる店を見付けた。

おにぎり専門の店のようだが、其処でおにぎりを握っている人物を見てオータムは目を見開いた……その人物は、嘗て『最強のアサシン』として裏社会に名を馳せた『鶴城史之舞』だったのだ。

 

 

「バースの奴がおにぎり屋やってるって言ってたがマジだったのか……小腹も空いてるし買ってくか。

 すんませーん、高菜明太のおにぎりとアサリのしぐれ煮のおにぎりと筋子とハラスのおにぎり下さい。あと日替わりの味噌汁も。」

 

「いらっしゃい。高菜めんたいとアサリのしぐれ煮と筋子とハラスだね。

 はい、どうぞ。今日の味噌汁はネギと豆腐とワカメとなめこだよ。」

 

「味噌汁の基本形だな。」

 

 

オータムは3種のおにぎりと日替わりの味噌汁を購入し、近くの公園で食べる事にし、先ずは高菜明太のおにぎりを一口食べたのだが……

 

 

「だんなー、きょうもオレはがんばった~~~。」

 

 

次の瞬間にオータムはアホになった。

 

 

「屍龍、前にメロンパン買ってったお客さん、今度は鶴ちゃんのおにぎり食べてアホになってるジョー。」

 

「なんだって後ろ暗い過去を持ってる奴等は俺らの料理食うとアホになっちまうんだろうなぁ?」

 

 

その公園でメロンパンのキッチンカーを出している瓜生龍臣と相棒のカリンはこんな会話をしていた。

一先ずアホにはなったモノの、全部のおにぎりを完食したオータムはその後も一夏から渡された外道リストを次々と撃滅して行き、『黒い死神毒蜘蛛』の名は裏社会で更に恐れられる事になったのだった。

 

尚、裏の仕事を連続で行ったオータムは色々と溜まっており、其れを解消しようとIS学園に行って千冬に『オレが勝ったらやらせろぉ!』と謎な事を言いながら襲い掛かり、千冬も『全力でお断りだ馬鹿者!』と対応し、夏休み中のIS学園では超絶バトルが開始され……最終的には下着姿にまで剥かれながらも千冬がオータムをテキサスクローバーホールドで締め上げ、背骨と膝がぶっ壊れる寸前まで極めあげてオータムを失神させたのだった。

負けはしたモノの、千冬を残り一枚まで追い込んだオータムの実力は疑いようもないだろう。

 

 

そしてオータムが裏の仕事を熟している中、一夏はヴィシュヌと共に羽田発のバンコク行きのジェット機で空の散歩を楽しんでいるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 To Be Continued  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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