こちらセブン協会協力事務所前   作:momo28

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まだ上手く文を書く事は出来ませんが感想などいただけると嬉しいです
ちなみに私は笑う顔たちはデザイン大好きだけどラオルを感覚で遊んでいた時にボコられたので敵としては苦手です。
はい100:100で私が悪いですね。
以上駄文でした。


依頼:猫探し 3

「……っち」

 

何故だ?攻撃は当たっているはずなのに……あの笑う顔たちは怯む様子すら無い、キズも生体触手で攻撃を仕掛けているが、あいつらは己が傷ついても何も気にする様子がない。

 

何より気になるのは……

 

「………」

 

笑う顔たち特有の訛りの強い快活な喋り方をしない。というか何も喋らない。

そもそも、身体強化煙を吸っていたとしても攻撃を喰らって何も怯まないのはおかしい…ユズラはまだ動けないみたいだし、どうするか……

 

「キズ、気をつけて。あいつら何か様子がおかしい」

 

「やっぱそうですよね……もしかして、魔法?」

 

魔法。都市の外郭にある遺跡から見つかったとされるもの。確かに様子がおかしいという点ではあり得るかもしれないが、そもそもこのクソ野郎(キラ)がそんな物を持っているとは思えない。

 

何か手掛かりになるものはないだろうか?

 

「ククク……みなさん思ったより耐えますねぇ?すぐに無力化されて、細切れにされると思ったんですけどね?」

 

「答えろ!何が目的だ!誰の腹を肥やそうとこんなことやってんだ!!」

 

「うーん、ははは。面白いこと考えますね?まあそうですね、私は依頼を受けて貴女達に攻撃を仕掛けています」

 

「!誰だッ!答えろ!」

 

「いやいや……答えるわけがないでしょう?そんなの当たり前でしょう」

 

「くっ……」

 

なんで、どうしてこの事務所を狙う?なんの目的で?何のために?こんな辺鄙な事務所を狙ったところで得られるものなんて何もないだろう……いや、まさか?

 

「ねじれの情報か?」

 

「!……ククク、流石ですね。そうです、私の依頼は貴女達の事務所にあるねじれの情報を奪うことです」

 

やっぱりそうだったか……元々ウチの事務所(記録事務所)はただの捜索や情報収集が主な仕事内容だが、受けた依頼によってはよく分からない「ねじれ」という存在に遭遇することがよくある。

 

大抵の場合協会や付近の事務所から派遣されたフィクサーが来るまで耐えていただけだが、こっそりと情報を収集したりしてまとめたねじれに関する情報を私が事務所内に厳重にしまっていた。

 

「(でも……どうやって情報があることを知ったんだ?最近誰かが入った訳でも無いし、心当たりは……いや、あったねそういえば)」

 

最近、と言ってもずっと前。四ヶ月前くらいの話だが、とある企業の依頼を受けたことがある。どうやらその企業は「精密機械」を製造しているのだとか。

 

「(思いっきり盗聴されてたーーーーー!!)」

 

「よそ見している暇はないんじゃないかな?」

 

「え」ドガッ

 

「モス先輩!!」

 

やばい、油断してた!

鈍い打撃音が響き渡る。しかし意識は保った。視界がぐらつくが、骨も折れてないみたいだし、まだ戦えるだろう。

 

ユズラは……まだ動けないようだ。さてはあの煙、ただの薬物を使っている訳じゃなさそうだ。遅延性の毒だったらまずいので急いでユズラを病院に連れて行きたいが……とても行ける状態じゃない。

 

「ぐ……」キィン

 

相手が振りかざしたキセルをロングソードで受ける。スティグマ工房の武器の特徴である加熱機構を使う。

剣に刻まれた独特な模様が光り、剣がオレンジ色に赤熱し始める。

 

「これでも……喰らえ!!」ザシュッ

 

「…………」

 

加熱された剣によって斬られ、笑う顔たちの内一体がようやく倒れる。その時その笑う顔の仮面が取れた。

 

「なっ……」

 

仮面が取れた素顔は、異質であった。目は白目を剥いてぐりんと開いており、口からは涎が垂れている。死んでいるか死んでいないかまでは分からないが、おそらくまともな状態じゃないだろう。

 

そして、驚きで固まっているモスの後ろから笑う顔の一体が近づいてくる。

 

「!モス先輩!危ない!!」ドンッ

 

「え」

 

「う、あ……」ドサ

 

モスを身を挺して庇ったキズが煙をモロに吸ってしまう。これでキズも戦闘不能になってしまった。

 

「このっ……!?」

 

おそらくモス自身も少しだけ煙を吸ってしまったのだろう、徐々に体に麻痺が周り、感覚がなくなってくる。

 

「うーん、よく耐えたと思いますけど、これで終わりですかね?」

 

「う……ク、ソ……」

 

この場に残ったのは笑う顔たち五体とキラに、事務所内で一番戦闘能力が無く、既に上半身全体に麻痺が回り始めたモスだった。

 

もはや勝機はないだろう。だが……

 

「ふ、ふふふ」

 

「何笑ってるんです?気持ち悪い。もう諦めては?」

 

「いや、まだ終わらないよ。さっき貴女に対して幾つか質問をしたと思うんだけど、あの時、私が何をしてたか見てた?」

 

「何を言って……まさか!?」

 

「そのまさかよ!私は救難信号を送った、そして応援はもうすぐここへ来る!」

 

「で、ですが、応援が来たところで、何になるんです?この笑う顔たちの前に勝てる人なんてなかなかいないと思いますがね?」

 

「勝てない奴をわざわざ送るとでも?」

 

「さあ、今だッ!頼んだよ「ソリア」!!」

 

「任せて!」

 

「なっ!?」

 

建物の影から黒い服にシ協会の赤い刀身の刀を携えた女性が現れる。彼女は刀を構えるとその刀に手をかざした。

ボウッ

破裂するような音と共に刀が炎を帯びる。

 

「はああ……喰らえ!『押し寄せる』!」

 

炎を帯びた刀を笑う顔たちに向けて横一列に薙ぎ払う。笑う顔たちは上半身と下半身がグッバイした。

 

「え貴女シ協会じゃないんですか!?」

 

「どっちでもいいんじゃないかな?」

 

モスにソリアと呼ばれた女性は笑う顔たちを一掃した後再度刀を構えるキラに向かって突撃する。

 

「(しかし、リウ協会の動きなら対応出来る、防いでそのまま反撃すれば……!)」

 

しかし、そんなキラの考えは早々に裏切られる。

 

「これでも喰らえ!過労シ協会直伝!『閃撃』『飛剣』!」ザンッ!!

 

「なっ!?……ぐあっ……」ドサッ

 

「ふう!これで仕事完了っと」

 

「ソリア、ありがとう、本当に助かったよ」

 

「ははは、大丈夫だって!私だって数少ない友達を減らすわけにはいかないからね」

 

「とりあえずコイツは縛り上げてっと……」

 

「よしっ!えーと、それじゃあモス、立てそう?」

 

「あー……だめだな、もう動かないちょっとお願いします」

 

「オッケー!それじゃあ行こうか!」

 

ソリアがモス達3人と縛り上げたキラを抱えて病院へと向かう。

 

クソ野郎(キラ)から聞かないといけないことがたくさんある。というかこの場合報酬はどうなるのだろうか、勿論無いだろうね、はは。

 

「因みにさ、ソリア」

 

「んー?何?」

 

「なんか今日いつもよりテンション高いけど……最近は何時間寝た?」

 

「一日3時間は寝れてるんじゃないかな?ははは!!」

 

「とりあえず寝よ!?」




ブチギレモスちゃん描書いてる時が一番楽しかったです。なんか途中ネモネモみたいになってたけど気にしないでください。
にしてもキラか……自分で書いといてなんですけどどうしても別作品のあいつらが浮かんでくる……
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