白兎成長譚   作:たい焼き丸

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4話

アルフィアとザルドの修行から時が経ちベルが12歳になった時アルフィア とザルドはベルについて話し合っていた。

「なあアルフィア 、ベルもそろそろ恩恵をもらってもいいじゃねえか?」

「そうだなそれは私も同感だ」

「それじゃあ決まりだな。だがここで恩恵を与えるとなるとジジイしかいないがいいのか?」

「仕方がなかろう。どうせオラリオへ行く時に違う神の恩恵になるのだ少しくらい構わん。」

「それもそうだな。じゃあ伝えるのはお前でいいか?」

「ああ、私でいい」

「じゃあ任せたぞ」

そして2人は自室へと戻っていった。

次の日ベルはアルフィアから恩恵をもらう許可がおりた。

ベルは心底嬉しそうに笑顔をもらしていた。そしてベルはゼウスに言われるまま背中をむけた。ベルが10歳の時お祖父ちゃんがゼウスだと初めて知った。最初こそ驚いたがお祖父ちゃんであることは変わらないのですぐに慣れた。そうしてベルの背中にゼウスによって恩恵が刻まれた。

 

ベル・クラネル

 Lv.1 所属:【ゼウス・ファミリア】

 力 :I 0

 耐久:I 0

 器用:I 0

 敏捷:I 0

 魔力:I 0

《魔法》

《スキル》

[英雄の誓い](イロアスオルコス)

 ・早熟する

 ・誓いが続く限り効果は持続する

 ・誓いへの思いの丈により効果向上

[家族継承](ファミリアデズモス)

 ・父母の魔法の一部発現、行使

 ・[レーア・アンブロシア]

詠唱式:[父神(ちち)よ、許せ、神々の晩餐をも平らげることを。貪れ、炎獄の舌。喰らえ灼熱の牙]

 ・[サタナス・ヴェーリオン]

 詠唱式:[福音(ゴスペル)]

スペルキー[炸響(ルギオ)]

 

「これは反則級じゃな」

ゼウスはベルのステイタスを見て驚愕した。まさかベルがこんなとんでもないスキルを得るとは思っていなかったのだ。

そしてステイタスの写しを2人へとみせた。

「これはまたとんでもないな。お前の血を感じるよ」

「そうかもしれんな。しかしこの[英雄の誓い](イロアスオルコス)は成長促進か初めて見るスキルだな」

「ああ俺も見たことねえ。ジジイはあんのか?」

「いやわしも初めて見るスキルじゃわい。おそらくレア中のレアスキルじゃ」

「これはまだベルに伝えない方がいいな」

「それは私も賛成だ」

「うむ。ではこれはベルへは隠しておく」

「そうだな、それにしても二つ目のこれは」

そういってザルドが指さしたのはベルの二つ目のスキル[家族継承](ファミリアデズモス)である

「これは大方予想がつく。きっとあの子が私たちの魔法を受けすぎたせいだろう。それによって思いに深く結びついたのだろうな」

「ほぼないと言ってもいいがそうとも言い切れない理由だな」

「でたスキルについて考えてもしかたない、恩恵が刻まれたのだこれからベルへの修行はよりきつくする。いいなザルド」

「俺もそれは賛成だ。成長促進もあるしステイタス上げがこれからは重要だろうからな」

「お前たち少しは手心をくわえてやれよ」

そういってゼウスはベルへ憐れみの視線を向けるのであった。

「ほれベル これがお主のステイタスじゃぞ」

そういってゼウスはベルは写しを渡した

「すごい!スキルがでてる!えーと2人の魔法が使えるの!やった!でもこれ以外にはなにもでてないね」

「まあそう落ち込むな 初めてでスキルが出る方が珍しいわい」

「そうなんだね」

そういってベルは嬉しそうに写しをみていた

「明日からお前の修行を厳しくすることにした」

唐突に告げられた死刑宣告にも等しい話にベルは絶句した。

「お前も恩恵を得たのだこれからはステイタス上げに専念する」

ベルは叔父さんのほうをみた

「俺も同じ意見だ。とりあえず当分はステイタス上げをするぞ」

そしてベルはまた絶句した。それを見るゼウスの目は生まれたての小鹿を見るように優しい目だった。

 

次の日からベルの修行は苛烈さを増していった。これまでの修行の組み手はお遊びであったというように2人は容赦なく剣を下ろし、魔法を打ち込んできた。ベルは少しでも2人に攻撃を当てようとこれまで得た技と駆け引きを駆使して攻撃をする。もちろん6レベル差もある相手に当たるわけもなく シュッ! っと空を切る音だけが聞こえる。たまに攻撃があたろうとしてもすぐに剣でいなされ当たらない。

「ベルスキルを使ってみろ私の魔法の方だ」

アルフィア はそう言ってベルに魔法を撃たせる

ベルも言われた通りに魔法を放つ。

[ 福音 ]

そう唱えると共に不可視の音の攻撃が響く。しかし当たることはない。

「ふむ、私と同じだが威力が少し弱いな」

「そうだな、だがレベルが上がれば威力もお前に劣らなくなるだろう」

「そうかもな、ベル次はザルドの輪、使ってみろ」

ベルはまた詠唱を唱える

「父よ許せ…レーア・アムブロシア]

そう唱えるとと共にベルのナイフに召喚された炎を纏い始める。

「やはり効果は同じか」

「ああそうらしいな」

「ベル一発攻撃してみろ」

そうしてベルは2人へ向かい炎を纏わせたナイフを振るうと共に意識が途絶えた。

「マインドダウンか」

「これからは魔力もあげなくてはな」

そういって倒れたベルをアルフィアが膝枕する。

 

1時間後ベルは膝の上で目を覚ました。

「あれお義母さん?たしか僕視界が暗くなって、えっと」

「マインドダウンで倒れたんだ」

「マインドダウン?」

「そうだ前に少し言ったかも知れないが魔法を使うとマインドを消費するそれがゼロになると起こる症状だ」

「そうなんだ次からは気をつけなくちゃ。そういえば叔父さんは?」

「ザルドなら夕飯の支度にいった。それとベル今日からお前は毎度ダウンするまで私の魔法を打ちまくれ。そうすれば魔力がのびる」

「え、わかったやってみる!」

「それでは今日は終わりにしよう。明日からもあるからな」

アルフィア はそっと立ち上がった。それに続いてベルも立ち上がり2人は家の方へと歩いていった。

そうして恩恵をもらってから初めてのベルの修行はおわったのであった。

 

その夜ステイタスの更新をしたゼウスはスキルの効果に開いた口が塞がらなかった。

 

ベル・クラネル

 Lv.1 所属:【ゼウス・ファミリア】

 力 :G 106

 耐久:G 160

 器用:I 90

 敏捷:G 140

 魔力:I 80

《魔法》

《スキル》

[英雄の誓い](イロアスオルコス)

 ・早熟する

 ・誓いが続く限り効果は持続する

 ・誓いへの思いの丈により効果向上

[家族継承](ファミリアデズモス)

 ・父母の魔法の一部発現、行使

 ・[レーア・アンブロシア]

詠唱式:[父神(ちち)よ、許せ、神々の晩餐をも平らげることを。貪れ、炎獄の舌。喰らえ灼熱の牙]

 ・[サタナス・ヴェーリオン]

 詠唱式:[福音(ゴスペル)]

スペルキー[炸響(ルギオ)]

「トータル500オーバーかとんでもない成長じゃわい」

ゼウスはアルフィアとザルドへ写しを見せた。

「まさかこれほどまでに上がるとはな、反則のスキルではないか」

「ああこれは反則だ、普通せいぜい上がっても20ちょいくらいしか上がらんぞ」

2人がそんな会話をしてる間ゼウスはベルにも写しを渡した

「わあすごい!こんなに上がるんだねお祖父ちゃん!」

「そ、そうじゃな、きっとベルが成長期だから上がりやすくなってるのかもしれんな」

ゼウスはそういってベルのステイタスを成長期として誤魔化した。

その頃2人は

「これなら予定より早くきつくできるかもしれん。このペースが続けばオラリオへ行く前に竜の谷へ一度連れて行きランクアップさせるのもいいかもな」

ザルドはアルフィア の発言に少し引いたが確かに名案かも知れないとも思った。

「それもいいかもしれんな。だが当分はステイタスを上げれるまであげるほうがいいかもしれんぞ、これなら完ストまでいけるだろうしな」

「それもそうだな、では当分は2人でベルをしごくか」

ベルが喜んでいる後ろで2人が地獄の計画を練っていることをベルは知らなかった。

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