ネプチューンマン・リビルド “究極の超人タッグ編Ⅱ” 作:速筆魔王LX
上野動物園特設リングにゴング音が鳴る。
“究極の超人タッグ戦”二回戦Bブロック第1試合――“アニマル・チェンバー・デスマッチ”。
苛烈極まるその一戦は、まさかのギブアップによる決着となった。
『試合終了のゴングが鳴り、一応の決着を見た“ヘルズ・ベアーズ”vs“ネオ・イクスパンションズ”の一戦でありますが……会場内は未だ騒然としております!』
リングの中央でまるで勝者かのように右腕を掲げるウォーズマン。
その後ろで驚きのまま固まるマンモスマン。
同様の驚きを見せる対戦相手のネプチューンマン。
キャンバスに這いつくばるセイウチン。
彼らを眺める観客たち、人間の超人レスリングファンはもちろん、キン肉万太郎やロビンマスクといったライバル超人の面々もまさかの事態に戸惑いを見せずにはいられなかった。
『それもそのはず、決まり手は優勢だったチームによるギブアップ宣言! 超人レスリングにおけるタッグ・トーナメントの歴史を振り返ってみても、前例のない異常事態です!』
パーフェクトな関節技を極められ敗北を悟ったというならまだしも、これは優勢側の唐突なギブアップ。
八百長すら疑われそうなウォーズマンの暴走だったが、宣言した当人は妙に誇らしげだ。
これは正義超人として最適な判断なのだ――と言わんばかりの顔をしていた。
「ふざけるな――っ!」
叫んだのは、タッグパートナーのマンモスマンである。
「もう少しでネオ・イクスパンションズを血祭りにあげることができたんだ! それなのに試合放棄だなんて……正気とは思えねえ!」
マンモスマンの憤慨はもっともだった。
相棒から当然の怒りをぶつけられ、それでもウォーズマンは厳格に説く。
「駄々をこねるなマンモスマン。すべてはチームリーダーであるオレの判断……この“究極の超人タッグ戦”は、タッグとして未熟だったオレたちよりもネプチューンマンたちが勝ち上がるべきだと判断した。快楽に溺れ残虐ファイトに走ったおまえ……そしてそれを止められなかったオレに、ネプチューンマンとセイウチンを蹴落とす資格なし!」
ウォーズマンはマンモスマンの暴走を食い止められなかった責任を取ったのだ。
いくら実力で勝ろうとも、マンモスマンがこの先の試合で悪行超人化してしまっては元も子もない。
それよりは、発展途上とはいえネプチューンマンとセイウチンが見せた正義超人の本質、友情パワーに賭けてみるべきだろう。
「納得いくかぁ~~~~っ」
正義超人魂などまったく理解できないマンモスマンは、理不尽な判断をしたパートナーに怒気を放った。
「ウォーズマン! おまえがギブアップしようがしまいが関係ねえ! オレはネオ・イクスパンションズをグシャグシャにして次の試合に進ませてもらう――っ!」
もはやルールなどどうでもいい。
マンモスマンは一歩踏み込む。
『あ――っとマンモスマン、試合は終わっているにもかかわらずネプチューンマンに襲いかかった――っ!』
ネプチューンマンは満身創痍だが、マンモスマンはまだ体力が有り余っている。
あと一押しでもされれば再起不能は免れないだろう。
「弟子の折檻も師の務めか……」
ウォーズマンは哀しげに言い捨て、跳躍。
マンモスマンの背後に躍り出て、その両脚に自らの両脚を差し込む。
そして、両手でマンモスマンの両腕を絞り上げた。
「パロ・スペシャル――ッ!」
『こ、これは――っ! 本家本元、“ファイティング・コンピューター”ウォーズマンによるパロ・スペシャルだ――っ!』
背後から不意打ちのパロ・スペシャルを極められ、マンモスマンは動きを停止させる。
突然のギブアップ宣言による試合終了から、不完全燃焼になっていた観客が一気に熱を帯びる。
「ベルモンドの正体がウォーズマンだと判明したことで、このシーンを期待していた超人レスリングファンも多かっただろうが……」
「まさかパロ・スペシャルをかけられる相手が……パートナーのマンモスマンになるだなんて!」
キン肉万太郎とカオス・アヴェニールはリング上で続く異常事態を見守る。
20世紀、21世紀問わず誰もが知る有名
「な……なんでぇこんな固め技。このオレのパワーなら……」
マンモスマンは両腕に力を込め拘束を解こうとするが、ウォーズマンのクラッチは緩まない。
それどころか、より深く体を前傾に倒されてしまう。
『あ――っとマンモスマン、渾身の力を入れて脱出を試みるが……まるでクモの巣に捕らわれた蝶のように、もがけばもがくほど体が絡め取られてしまう――っ』
見事というほかない、ウォーズマン立ち関節。
これに感動を覚えたのは、彼の師であるロビンマスクだった。
「わ……私の知るウォーズマンのパロ・スペシャルはまだフォームも粗く、ただ力と勢いに任せただけのゴツゴツと荒い岩のようなパロ・スペシャルであったが……これは余分な力が一切入っていない。自分から強引に技をかけにいくのではなく、全身を脱力させ相手のパワーを利用して技に嵌めた感じだ」
パロ・スペシャルは先の“ザ・マシンガンズ”vs“ジ・アドレナリンズ”の一戦でもロビンマスクがキン肉マンに使用、フィニッシュ・ホールドとなり見事に勝利を収めた。
そのロビンマスクをして、目の前のパロ・スペシャルは比べるのもおこがましい完成度だと唸る。
「長年の川の流れで少しずつ角のゴツゴツが研がれ、真ん丸となった岩のごとき素直な技……昨日の試合で私がキン肉マンにかけたパロ・スペシャルとは比べ物にならない。20世紀の我々では到達できなかった“パロ・スペシャル”の真の境地に、34年を経て21世紀でたどりついたんだな……! 見事なり、ウォーズマン!」
弟子の成長を感じ、ロビンマスクは熱狂。
客席のウォーズマンファンも試合展開を忘れてただただその美技に酔いしれた。
「人々の平和を乱すもの、世のためにならない破壊行為を繰り返す者に制裁をくわえるのが正義超人としてのオレの仕事……マンモスマンよ! おまえはこの制裁を受け、痛みを知るのだ!」
ウォーズマンはこのパロ・スペシャルでマンモスマンに灸を据えようとしていた。
「パ……ゴアアア~~~~ッ」
マンモスマンの口から苦悶の声が漏れる。
さすがの巨獣もこのアリ地獄ホールドを攻略することはできないか――と、誰もが思ったそのときである。
「グッ……」
技をかけていたウォーズマンが顔をしかめた。
その理由は、彼の両脇腹にあった。
『あ、ああ~~っ!? なんと、マンモスマンの象徴ともいえる2本のビッグ・タスクが横から枝分かれし……曲線を描いて背後のウォーズマンを串刺しにしている――っ!』
ビッグ・タスクは曲がる。
後方への攻撃も自由自在だ。
「へへ……腕を極められようが関係ねえ。オレにはこの牙がある~~っ」
並の超人なら腕と脚を封じられたら抵抗はできないが、ビッグ・タスクを持つマンモスマンは止まらない。
このままウォーズマンの内部を脇腹からぐちゃぐちゃにしてやろうと、さらに深くビッグ・タスクを突き刺していく。
だが――
『お――っとしかしウォーズマン、パロ・スペシャルを解除しない! 牙に刺し貫かれたまま、なおもマンモスマンを極めていく――っ』
多少の傷みで拘束を解いてしまうほど、21世紀の完成形パロ・スペシャルは甘くない!
「コ――ホ――ッ!」
気合一声、ウォーズマンはさらに強い力でマンモスマンの両腕を絞め上げる。
音を上げるのはウォーズマンが先か、マンモスマンが先かという展開になった。
「無茶をするなウォーズマン! それではおまえまで深手を負ってしまうぞ!」
「もう見ちゃいられねえ! 試合は終わってるんだ! 今助けに向かう!」
あまりにも無益な傷つけ合いに、ロビンマスクとテリー・ザ・キッドが飛び出そうとした。
「誰も来るな――っ!」
ウォーズマンは大声量でそれを制する。
「これはオレとマンモスマンの問題! ゆえに何者の手出しも無用!」
ウォーズマンが見せた覚悟に、ロビンもキッドも足を止められる。
しかし、リング上に残るこの男は違った。
「そうはいかねえな――っ!」
『あ――っとネプチューンマン、マンモスマンの顔面に飛び膝蹴りだ――っ!』
マンモスマンがパロ・スペシャルで動けないのをいいことに、無防備な顔面に膝を入れるネプチューンマン。
ウォーズマンは技をそのままに問いかける。
「ネプチューンマン!? なぜ!?」
試合はネオ・イクスパンションズが勝ったのだ。
もうネプチューンマンが傷ついた体を酷使する理由はない。
「マンモスマンに関してはオレにも果たすべき責任がある! そもそも勝ちを譲られて諸手をあげて喜ぶほど、オレは耄碌しちゃいねえ!」
ネプチューンマンはウォーズマンの身勝手な振る舞いに怒りを覚えていた。
優勢だったくせにギブアップなど、ナメているにもほどがある。
本人しか知らない“前回”――マンモスマンとの因縁を抜きにしても、憤らずにはいられない状況だ。
「ノーズ・キャッチャー!」
熱くなるウォーズマンとネプチューンマンを嘲笑うかのように、マンモスマンが次なる手を打つ。
手足と牙でダメなら――鼻。
パワフル・ノーズが動きの衰えているネプチューンマンに巻き付いた。
『マンモスマン、向かってきたネプチューンマンを鼻で捕獲し、頭上に運ぶ――っ』
捕らえたネプチューンマンを逆さまにし、自身の背中に立つウォーズマンへと落とす。
両者の頭と頭をぶつけるその技の名は――
「反逆のロンリー・テディー・クラッシャ――ッ!」
『あ――っとこれは“ヘルズ・ベアーズ”がまだクマのオーバーボディを着込んでいた頃のツープラトン、テディー・クラッシャーを連想させる一撃! ウォーズマンとネプチューンマンの脳天が大激突だ――っ!』
凄絶な激突音が鳴り響き、ウォーズマンの身が崩れる。
ネプチューンマンもそのそばに落ち、歴戦の
脅威の伝説超人ふたり抜き。それをたったひとりの新人がやってのけた事実に、万太郎とカオスが戦慄する。
「あ、あのパーフェクトなパロ・スペシャルに極められながら……」
「たったひとりでウォーズマンとネプチューンマンのふたりをダウンさせるなんて!」
キャンバスに伏すウォーズマンとネプチューンマン。
それを見下ろすマンモスマンの息は荒い。
パロ・スペシャルによって絞め上げられた両腕が悲鳴を上げているが、怒りから来るアドレナリンが痛みを押さえつけ、さらなる暴虐を生む。
「パゴア――ッ!」
咆哮と同時に、右脚を高く持ち上げた。
『マンモスマン、ネプチューンマンの頭を踏み砕くつもりだ――っ!』
今度はサッカーボールキックなど生ぬるい攻撃はしない。
一撃で木っ端微塵に粉砕する!
「パギャア――ッ!」
マンモスマンの右足は、ネプチューンマンの頭のすぐ真横を踏み抜いた。
目測を誤ったのは、彼の首に牙を突き立てた超人が原因である。
『なんと~~っ! セイウチンだ! セイウチンがマンモスマンの首筋に噛みついた――っ!』
ビッグ・タスク・ドリルで口内をズタボロにされたはずのセイウチンが、オプティカル・ファイバー・パワーのおかげで強化されていた牙を突き立てている。
「セ、セイウチン……」
ネプチューンマンは力なく相棒の奮起を見る。
窮鼠猫を噛むとは言うが……今のセイウチンはあまりにも限界を超えすぎていた。
「ヤロウ~~ッ。オレのビッグ・タスク・ドリルでボロボロにされたそんな牙で~~っ」
いかに蛍石を食らおうと、死に体のセイウチンではマンモスマンを完全に止めることはできない。
マンモスマンはセイウチンの頭を掴み、無理やり食い込んだ牙を外す。
『マンモスマン、セイウチンを力尽くで引っ剥がし……キャンバスに叩きつけた――っ!』
キャンバスに伏す超人が三人になった。
これはタッグマッチではなく4人のバトルロイヤルだったのかと疑いたくなるような惨状だ。
観戦していた万太郎とミートがその圧倒的な力を前に震え上がる。
「ウォーズマンにネプチューンマン、そしてセイウチンという実力派超人三人を相手取ってまだ余裕があるなんて~~っ」
「お……同じです。キン肉星王位争奪サバイバル・マッチ一回戦で強力チームを相手に見せるという……“マンモスの三重殺”と!」
マンモスマンという超人にとって、三人がかりなど物の数ではない。
「ま……真っ先に潰すべきは」
三人の超人を見回しながら、マンモスマンはターゲットを見定める。
「さっきオレに気持ち悪いことをぬかしていたネプチューンマン、おまえだ! ノーズ・フェンシング――ッ!」
標的はネプチューンマン。
長い鼻の形状を変化させ、串刺しにせんと突き出す。
『まさしくエペ(フェンシング用の剣)のように鋭く伸びたマンモスマンの鼻が、ネプチューンマンを狙う――っ!』
ネプチューンマンは動けない。
しかし、その間に割って入る影があった。
この中で一番重傷であるはずのセイウチンである。
『あ――っとセイウチン、ネプチューンマンを守るべく盾となった~~っ! 身代わりに串刺しだ――っ!』
腹部にノーズ・フェンシングが突き刺さり、血を吐くセイウチン。
マンモスマンは舌打ちし、すぐにノーズ・フェンシングを引き抜こうとするが――
『し……しかしセイウチン! 自身に刺さったノーズ・フェンシングを掴んで離さない!』
どこにそんな力が残っているのか、セイウチンは驚異的な握力でマンモスマンの鼻を掴む。
「こ……こいつ!」
マンモスマンはノーズ・フェンシングが引き抜けないと悟り、このままセイウチンから落とそうと狙いを変えた。
「ならばこれもくらえ! ビッグ・タスク!」
鼻の両端にある牙を伸ばし、正面にいるセイウチンを狙う。
セイウチンに避けるすべはない――と、思われた。
だが卓越した格闘技術を秘める優等生は、わずかに腕を動かして脇に隙間を作り、そこにビッグ・タスクを通す。
『す……凄まじいテクニック! セイウチン、ノーズ・フェンシングは自分の胸と手で固定したまま……左右のビッグ・タスクは脇で挟み込んだ――っ!』
両手と脇を駆使し、マンモスマンの3本の刀を封じる。
これにはさすがのマンモスマンもお手上げか。
「な……ならば、ブランチ・タスク――ッ!」
否、マンモスマンの牙はこの程度では終わらない。
『今度はマンモスマンの牙が枝分かれし、セイウチンの脇腹に突き刺さった――っ!』
現れた4本目と5本目の刀が、セイウチンの脇腹に深く突き刺さり内蔵を抉る。
セイウチンが再び吐血した。
「どうだ――っ! まいったか――っ!?」
吠えるマンモスマン。
テクニックがすごいからなんだ、ノーズ・フェンシングは腹部を、ブランチ・タスクは脇腹を刺し貫いている。
大出血のセイウチンはもういつ倒れてもおかしくない――そのはずなのに、当の本人はニヤリと口角を上げた。
「ノ……ノーズ・フェンシング、ビッグ・タスク、ブランチ・タスク……こ、これでおめーの最大の武器は3つ全部封じた」
「な……なに!?」
確かに、マンモスマンの特徴である鼻と牙はセイウチンの体によってすべて固定されている。
この状態では、従来の超人のように両手足しか使えない。
ならば、その両手足も封じてしまえばどうなるか。
『あ――っとマンモスマンの背後より、ウォーズマンが忍び寄る――っ』
黒い人影がマンモスマンの背中に乗った。
両脚に自らの両脚を差し込み、両手首を掴んで絞め上げる。
「パゴッ!?」
『再びのパロ・スペシャルだ――っ!』
先ほど攻略されたパロ・スペシャルを、ウォーズマンが再び発動させた。
先ほどと違う点は、攻略の起点となったパワフル・ノーズやビッグ・タスクが使えないところだ。
「マンモスマンの武器である鼻と牙はセイウチンが封じ……」
「両腕と両脚はウォーズマンがパロ・スペシャルで固めた!」
万太郎とカオスが冷静に状況を分析。
テリー・ザ・キッドとロビンマスクもそれに続く。
「それだけじゃない! マンモスマンは鼻と牙を正面に立つセイウチンに固められている関係上……」
「頭を下げることができない! 本当なら俯いて守りたくなるような弱所が……首がさらけ出されている!」
セイウチンとウォーズマンによる完全拘束。
だがこのマンモスマンという暴獣をおとなしくさせるにはこれだけでは足りない。
最後のピースとなるのは――
『次に立ち上がったのは、ネプチューンマンだ――っ!』
セイウチンとウォーズマンが作ってくれたチャンスをものにするべく、瀕死の身を叩き起こす老兵。
そのゾンビのごとき姿に、経験の浅いマンモスマンはおののいた。
「ふ……不死身かこいつら~~っ」
ネプチューンマンに余裕はない。
叩き込めるのは一撃のみ――だが一撃で充分。
相手が無抵抗であるならば確実に必殺できる、そんな珠玉の必殺技が彼にはあるのだから。
「受けてもらうぞマンモスマン! この混沌を極めた試合に終止符を打つ一撃を――っ!」
左腕を掲げ、さらけ出されたウィークポイント――マンモスマンの首を狙う。
走り込みながら叩きつけるその一撃の名は――
「
快音が鳴り響き、衝撃は巨体の内部まで伝わった。
マンモスマンの体が揺れ、鼻剣と牙がセイウチンから引き抜かれる。
ウォーズマンの身も振り落とされ、キャンバスに落ちた。
「パ……パゴラ~~ッ」
マンモスマンはゆっくりと仰向けに倒れる。
倒れ、ピクリともしない。
そのマンモスの双眸からは判断が難しいが、どうやら意識がないようだ。
つまり、失神KOということになる。
「ゴ……ゴングじゃ!」
「え!? またですか!?」
一部始終を見ていたハラボテがノックを肘で小突きまくり、けたたましい勢いでゴングが叩かれた。
戦意を持った超人がリングからいなくなったとき、超人レスリングの試合には本当の決着のときが訪れる。
『あ、あらためて試合終了~~っ! ウォーズマンのギブアップに異を唱えたマンモスマンの暴走により始まった延長戦ですが、最後はセイウチン、ウォーズマン、ネプチューンマンのツープラトン……いや! スリープラトンというべき合体技でマンモスマンが失神KO! “究極の超人タッグ戦”二回戦Bブロック第1試合のリングに平和が訪れた――っ!』