ネプチューンマン・リビルド “究極の超人タッグ編Ⅱ” 作:速筆魔王LX
ウォーズマンを逆さに抱えブリッジ体勢になるサンダー。
相方の膝の上で倒立し、伸ばした両足の先端を針のように変形させるライトニング。
捕らえられたウォーズマンに、抗うための意識はない。
『あ――っと“火の玉飛爺隊”イリューヒン&バリアフリーマンや“ザ・ナイトメアズ”アシュラマンを葬った時間超人の魔技・“
ロビンマスクの妻であるアリサさん、
「ウォーズマンは直前の三角絞めで失神してしまっている!」
「ただでさえ脱出不能といわれている必殺ツープラトン……絶体絶命だ――っ!」
時間の進みとともに傾いていくライトニングのニードル・レッグ。
その切っ先がウォーズマンの心臓に届くまで、もはや一刻の猶予もない。
「ジョワ――ッ! さあ落ちるぞ、
ライトニングがKO宣言……いや抹殺宣言をし、いよいよウォーズマンもこれまでかと思われた――そのときだった。
「てめえら、オレを忘れてるんじゃねえのか!?」
ネプチューンマンがロープ上段にのぼり、ドスの利いた声を発する。
そして、ロープの反動を使ってツープラトンの現場に飛び込んだ。
「超人ロケット――ッ!」
『ネプチューンマン、ロケットの如く突っ込み“死時計の刻印”を妨害――っ!』
ロビンマスクが得意としたヘッドダイブをライトニングにお見舞いし、土台となっているサンダーをも巻き込む。
形の崩れた死時計の刻印は修復不可能。見事ウォーズマンの救出に成功した。
「起きろウォーズマン! やつらエンジンをかけてきたぞ!」
「ウウ……」
ウォーズマンの意識を回復させ、“
やはりこの時間超人コンビの手札で最も恐ろしいのはコンビネーション……あれだけ絶好調だったウォーズマンがあっという間に意識を刈り取られるとは。
「チィッ、抵抗しなければ楽になれたものを」
「痛い目にあいたいのなら仕方がねえ。存分に叩きのめしてやるぜ」
流れはオレたちに来ている。
そう言わんばかりに、“世界五大厄”はマウスピースを噛み締めた。
「アクセレレイション!」
ライトニングとサンダーが、頭部の傷穴からエキゾチック物質を噴出させる。
すると、その体が液体のように溶け出した。
『ライトニングとサンダーがまたもや消失――っ! 今度はどこから現れるのか――っ』
両者はふたり同時に消えた。
となれば、馬鹿正直に死角を突いてくるとも思いがたい。
狙うのはツープラトンか……いやそう思わせておいてのシングル技か。
ほどなくして、結果は出る。
『あ――っとライトニングとサンダー、出現と同時に“新星・ネオ・イクスパンションズ”のふたりを関節技に極めた――っ! ライトニングはネプチューンマンを卍固めに、サンダーはウォーズマンをコブラツイストに捕らえているぞ――っ』
ライトニングはネプチューンマンの背後に現れ、相手の左脚に自身の右脚を絡ませた状態から、前かがみにして左脚で首をロック、そこから右腕と右脚を両脇で締め上げる。
サンダーはウォーズマンの背後に現れ、相手の右脚に自身の右脚を絡ませた状態から、両腕で左脇から抱え込むように首をロックした。
1980年代のプロレス界において特に知名度が高いであろう立ち関節技。それが超人によって繰り出されたとあれば、たやすく抜け出せるものではない。
「そうらお得意のサブミッションだぜ! はずせるものならはずしてみやがれ――っ!」
「ジョワ~~ッ、無茶を言うなサンダー。これだけ見事に極まったサブミッション、並の超人にはずせるものではない」
技の手応えを感じるサンダーとライトニングだったが、その調子に乗った言動にネプチューンマンは怒りを覚えた。
「並の超人だぁ~~っ?」
それは誰のことを言っている。まさかオレのことではあるまいな?
そんな意思を込めながら、全身にパワーを巡らせていく。
「属性を変えはしたが、元はオレは規格外の超人強度をウリにしていた
「ジョ……ジョワ~~ッ」
別名オクトパス・ホールドと呼ばれるほど、それこそタコに絡め取られた獲物のように身動きが取れなくなるはずの卍固めを、力尽くで解こうとするネプチューンマン。
誰もが無茶だと言いたくなるシーンであったが、元完璧超人である彼にとっては無茶でもなんでもない。
『ネプチューンマン、自慢の超パワーでライトニングの卍固めをはずした――っ!』
弾かれるように技をはずされたライトニング。
ネプチューンマンは関節の痛みすら感じさせない様子で、即座に左腕を振りかぶった。
「
『返す刀でライトニングの首元に喧嘩ボンバーを放つ――っ!』
ライトニングは喧嘩ボンバーによる反撃をもらってしまい、ロープ際までふっ飛ばされた。
相方がやられてしまったシーンを目の当たりにし、サンダーがコブラツイストに力を込める。
「この野郎~~っ! このままウォーズマンが破壊されても構わねえのか――っ!」
「オレに構うなネプチューンマン! ライトニングをやれ――っ!」
人質を取った立てこもり犯のごとく脅すサンダーに対し、技をかけられているウォーズマンは気丈に振る舞う。
「言われなくとも!」
ネプチューンマンは仲間の命惜しさにチャンスを見過ごすようなあまったれではない。
サンダーの脅しを無視し、喧嘩ボンバーで吹っ飛んだライトニングに追撃をかけにいく。
復帰しようとしたライトニングの背後に回り、背中合わせの体勢から両手で首を掴む。
そのまま飛び上がり、相手の両足を自身の両大腿部に引っ掛けて固定した。
『ネプチューンマン、背中越しにライトニングの首と両脚をロックし上空高くジャンプ――ッ』
完璧超人の超パワーを活かしたスペシャル・ショルダーネックブリーカーが炸裂する。
「
グキリ!という、ライトニングの首の骨が折れたような音が鳴った。
「ジョワ~~ッ」
『効いたか~~っ! ライトニング!』
ライトニングがキャンバスに沈む。
「きょ……兄弟!」
パートナーがダウンする衝撃的なシーンは、サンダーの技に綻びを生んだ。
ウォーズマンはその隙を見逃さず、わずかな力でするりと拘束から抜け出してみせる。
『あ――っとパートナーの窮地を見てクラッチが緩んだか!? ウォーズマン、サンダーのコブラツイストよりエスケープ成功!』
技からの脱出だけで満足したりはせず、即座に右手を突き出した。
「ベア・クロー!」
もちろんご自慢の凶器付き。
熊の爪の名を持つ4本の突起が、獅子の面を裂く。
『そのまま突き上げのベア・クローでサンダーの顔面を抉った――っ!』
たまらず距離を取るサンダー。
後ずさりながらライトニングと合流し、反撃に躍り出ようとする。
「こ……こいつら! 調子に乗りやがって――っ!」
「待てサンダー! ここはツープラトンで確実に仕留める!」
一瞬の目配せで意思統一を為し、揃って口腔内を噛み締めた。
「アクセレレイション!」
瞬間、ふたりの頭部から煙が噴出する。
『ライトニングにサンダー、同時にエキゾチック物質を放出! なんらかのツープラトンを仕掛けるべく姿を消そうとしている――っ!』
幾度となく見てきたアクセレレイション発動のための予備動作。
それを好機と捉えたのは、リング外にいるザ・バラクーダである。
「ここだウォーズマン! ネプチューンマン! アクセレレイション対策No.3!」
リング上で闘っているふたりに指示を出す。
イクスパンションズの両名は力強く頷き、ウォーズマンが飛び上がる。
空中で体勢を横向きに倒し、ネプチューンマンはそれを両腕を上げて受け止めた。
『お――っとウォーズマン、突如ネプチューンマンの肩にジャンプし……ネプチューンマンはウォーズマンをタワーブリッジに極めた――っ!』
ロビン・ザ・フェイバリット“タワーブリッジ”。
超人レスリング界を代表する背骨折りの技を、味方であるウォーズマンに見舞うネプチューンマン。
仲間割れでも自爆でもない。これはバラクーダの指示どおりなのだ。
「こ……これは! 今大会では“ジ・アドレナリンズ”が多用していたタッグ・フォーメーションの体勢か!?」
「元はロビンマスク&ウォーズマンの超人師弟コンビの技! ウォーズマンの新タッグであるイクスパンションズが使っても不思議はない!」
“新星・ネオ・イクスパンションズ”陣営の意図を察したのは、キン肉マンとテリーマン。
ふたりの読みどおり、ネプチューンマンはウォーズマンを投擲する。
「いけ――っ! “タッグ・フォーメーションA”――ッ!」
『ネプチューンマン、タワーブリッジに固めたウォーズマンを投げ放つ――っ』
タッグ・フォーメーションAは回転の力を加えたパートナーを相手にぶつける荒業。
“世界五大厄”が消える前に仕留めようというのが“新星・ネオ・イクスパンションズ”の狙いだろう。
誰もがそう思った、が。
『あ――っとしかしどうしたことだ!? ウォーズマンの体は“世界五大厄”から大きく逸れ、あさっての方向に飛んでいく――っ』
ウォーズマンは盛大に回転しながら“世界五大厄”の真上を通りすぎてしまう。
「なにやっとるんじゃー! ネプチューンマンのノーコン!」
キン肉マンから野球場にいるおっさんのような野次が飛ぶ。
だがその瞬間、ネプチューンマンの口元はニヤリと笑んだ。
『そして標的だったライトニングとサンダーは消失! コンマ1秒先の世界へ飛んだ――っ!』
リング上から消えたライトニングとサンダー。
ウォーズマンは標的を見失いそのままリング外へ落下。
ネプチューンマンは投擲が失敗したにもかかわらず不敵な笑み。
なんとも言えない空気がウォーキューブ内を満たし、1秒経過。
ライトニングとサンダーがアクセレレイションの末に姿を現した。
「ジョワ!?」
「ヌワ!?」
出現と同時、時間超人ふたりが驚いたような反応を見せる。
出現位置はネプチューンマンの目の前だが、技の間合いからはわずかに外れていた。
『ライトニングとサンダーが現れた――っ! しかしなぜか技のセットアップには入らず、中途半端な位置で棒立ちになっているぞ――っ!』
まるで想定と違う場所に出現してしまったかのような戸惑いが、ふたりの動きを鈍くする。
先に動いたのはネプチューンマンだった。
「作戦その3も成功だ」
棒立ちのふたりの間に入り、右腕でライトニングを、左腕でサンダーの腰を捕らえる。
『ネプチューンマン、左右の腕をライトニングとサンダーの腰に巻き、そのままふたりの巨体をたったひとりで抱え上げる――っ!』
ネプチューンマンはライトニングとサンダーのふたりをそれぞれ逆手で捕らえている。
この状態で後ろに跳べば、必然的にふたりの体勢は天地逆さまになるのだ。
「イグニッション・クラッシュ――ッ!」
『ライトニングとサンダーのふたりを抱えたまま投げた――っ!』
頭部をキャンバスに打ちつけられた“世界五大厄”。
即座に立ち上がったものの、その表情には戸惑いの色が浮かんでいる。
「な……なにが起こったんだ兄弟……」
「わからん……確かなのは、加速能力の発動が不完全だったということだ」
ライトニングはそう分析する。
加速能力の発動が完璧であったならば、今頃はふたりのツープラトンが炸裂しネプチューンマンがキャンバスに沈んでいたはずだ。
それなのに結果は真逆……よもやあんな、的にしてくれと言わんばかりの位置に出現してしまうとは。
「考えている暇はないぜ若造共~~っ」
ネプチューンマンが追撃に出る。
ライトニングの左腕を取って体勢を崩し、右腕に自身の左脚をロック。
上半身を封じ込めるお得意の立ち関節技を放った。
「
『あ――っと今度はネプチューンマンがライトニングを喧嘩スペシャルに極めた――っ!』
前傾姿勢を強いられ、背後から左腕を絞り上げられるライトニング。
誰が見てもパーフェクトな極まり具合だったが、そのすぐそばにはライトニングの盟友サンダーがいる。
「ヌワー! そんなカット上等な立ち関節など――っ!」
もちろんサンダーは相棒を救うべくカットに入ったが、すぐにその体勢が崩れた。
いつの間にかサンダーの背後にいたウォーズマンが、低い姿勢から足払いを仕掛けたのだ。
『サンダーの背後からウォーズマンが
サンダーが仰向けに倒れる。
すかさずウォーズマンはサンダーの両脚をまっすぐ伸ばし、それぞれの膝に自身の脚を絡める形で乗った。
そのまま膝を支点とし、グイグイと体重をかけていくことで相手の膝下を外へ押し出す。
「ウォーズレッグブリーカー!」
『ウォーズマン、仰向けに倒れたサンダーの両脚を垂直に立てそこに体重をかけることで関節破壊を狙う――っ!』
関節破壊を得意とするウォーズマンの技の中でもかなりの凶悪性を誇る拷問技だ。
「ジョワ――ッ!」
「ヌワワ~~ッ!」
『ライトニングにサンダー、お互いに苦悶の声をあげる――っ!』
喧嘩スペシャルに極められたライトニング。
ウォーズレッグブリーカーに極められたサンダー。
ツープラトンではないものの、ふたり同時に
ネプチューンマンはライトニングの左腕を絞め上げながら、意気揚々と語りだす。
「教えてやろう、時間超人よ! おまえたちの加速能力はすべてエキゾチック物質の噴出から始まる! しかしエキゾチック物質にも質量というものがあるのだ! 外部からの物理干渉を受けてしまえば、その機能を十全に果たすことなく散ってしまう!」
「ぶ……物理干渉だと~~っ?」
苦しげな声で問い返すライトニングに対し、ウォーズマンが続ける。
「ああそうだ! ネプチューンマンがオレを投げ飛ばした際、狙いは外れたのではない! オレたちの真の狙いは、オレが回転しながら飛んでいくことにより生じる風の力! 本来リングの上では発生しえない強力な風を起こすことで、おまえたちのエキゾチック物質を散らしたのだ!」
タッグ・フォーメーションAはただウォーズマンを投擲するだけの技ではない。“回転させながら”投擲するのだ。
回転の力は風を生み、風の力は煙状のエキゾチック物質を吹き飛ばす。
結果、アクセレレイションの効力を弱めるに至ったというわけだ。
「オ……オレたちのアクセレレイションがあんな扇風機みたいな風で……」
信じられないといった顔つきのサンダーに、今度はネプチューンマンが言う。
「もちろん完全に無効化とはいかなかった! しかしエキゾチック物質の量が足りなかったがために、おまえたちの加速能力は次なる技のセットアップまで移行することはかなわず……中途半端な時間移動だけにとどまってしまった! オレたちにとってはそれだけで反撃の機会は充分!」
これぞ、バラクーダが言ったアクセレレイション対策No.3。
No.1のひっつき虫作戦、No.2の出現位置予測、そしてこのNo.3……これらの対策を完成させられたのは、ネプチューンマンが経験した“前回”から得た情報によるところが大きい。
特に、準決勝第2試合の“
そこでマンモスマンが見せた獅子奮迅の活躍が、ネプチューンマンにひらめきを与えていた。
(オレが体験した前回の“究極の超人タッグ戦”! そこでかつてのパートナーだったマンモスマンは、巨大なパワフル・ノーズが生み出す吹雪の力によりエキゾチック物質を凍結、アクセレレイションを無効化してみせた! もちろんオレたちにそんな芸当はできないが……“風の力”が有効というのであれば次善の策も思い浮かぶ! タッグ・フォーメーションによるエキゾチック物質量の減少! それによる加速能力の弱体化! おまえたちの知らない苦い敗北が、この策を生んだのだ!)
種明かしを受け、“世界五大厄”の精神は粉々に砕け散る――わけもなく、鬼の形相で憤った。
「ナメるな――っ! 関節技の最中ならそんな強力な風など起こせねえだろうが! アクセレレイション!」
「続くぜ兄弟! アクセレレイション!」
どれだけパーフェクトな関節技に極められようと、マウスピースを噛みしめる動作に支障はない。
ならばアクセレレイションの発動は引き続き可能。ふたりの頭部からエキゾチック物質が放出される。
「ウォーズマン!」
「ああ。ネプチューンマン!」
新星・ネオ・イクスパンションズのふたりは声を掛け合い、対策を変えた。
「ひっつき虫作戦!」
ネプチューンマンはライトニングの左腕を離し、瞬時にその背中に抱きつく。
ウォーズマンもサンダーの膝から脚を外し、胸元にぴったりと密着した。
『ネプチューンマンにウォーズマン、関節技の最中にそれぞれライトニングとサンダーに体を密着させ一緒に溶け出していく――っ』
関節技から抜けるためのアクセレレイションに効果的なのは、このひっつき虫作戦だ。
指示を出すまでもなく行動に移った宿敵と弟子の姿を見て、バラクーダは深く頷く。
『今、四者同時に消えた――っ』
リング上からは誰もいなくなり、ウォーキューブ全体を見てもセコンドのバラクーダひとりという異常事態。
しかしほどなく、時間加速を果たした超人たちが再び姿を現していく。
『あ――っとライトニングとサンダーがまず姿を現したぞ――っ』
サンダーは立ち姿勢の状態でリング中央に現れた。
対し、ライトニングはサンダーの真上に逆さまの状態で現れる。
続いて、“新星・ネオ・イクスパンションズ”も出現。
ウォーズマンは先に現れたサンダーの胴体を正面から抱えた状態で、ネプチューンマンは座り込むような姿勢でライトニングを抱えた状態だった。
『なんと――っ! 地上に現れたサンダーをウォーズマンがベアハッグで捕らえ……空中に現れたライトニングをネプチューンマンがパイルドライバーの体勢に捕らえている――っ』
先ほどはウォーズマンが仕掛けたひっつき虫作戦に対し肉体を発火させることで対策し返した“世界五大厄”だが、今回その兆候はない。
これも“新星・ネオ・イクスパンションズ”の想定内……対策No.3が効いているのだ。
「タッグ・フォーメーションによりエキゾチック物質の量が減った直後では、アクセレレイションのスピードを上げることで体を発火させるアクセレレイションイグニッションは使えまい!」
ネプチューンマンは言い、ここからカウンターのツープラトンを完成させようとする。
ベアハッグとパイルドライバー。
技としては単純だが、両者の位置関係は天と地。
上手くいけばライトニングとサンダーの脳天をぶつけ合わせることが可能だ。
ただ、このままでは座標がややズレる。
が、ふたりにはそれを修正するすべがあった。
「オプティカルファイバー・パワー!」
お互いの左腕から光のレールが伸び、それぞれ上と下へ向かっていった。
『天地に分かれたネプチューンマンとウォーズマンを繋ぐように、光の管が通る――っ!」
ネプチューンマンとセイウチンがクロス・ボンバーを発動させる際に使用していた21世紀のテクノロジー。
その技術はもちろん新パートナーであるウォーズマンにも転用されている。
「さあ初披露だ! 新星・ネオ・イクスパンションズの新型オプティカルファイバー・パワーを!」
しかし、この力はなにもクロス・ボンバー専用というわけではない。
お互いの軌道をこのように微調整することが……それこそ“宇宙超人タッグ・トーナメント”で猛威を振るったマグネット・パワーと同じような使い方ができるのだ。
そしてマグネット・パワーを使ったツープラトンもまた、クロス・ボンバーだけではない。
「オプティカルファイバー・パワー・磁気嵐クラッ――シュ!」
かつて“2000万パワーズ”――バッファローマンとモンゴルマンに大打撃を与えた天地の頭部激突技が、オプティカルファイバー・パワーによって再現された。