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僕は上位の神だからさ、下位世界に存在するだけで世界そのものの理を歪めちゃうわけ。
僕は陵辱を司る神だ。破壊を司る神じゃない。つまり、何もかもを無差別に壊すなんて
だから僕の趣味は上位世界から下位世界を眺めることだった。まあ、下位存在がわちゃわちゃ頑張って生きてる姿を見るのはそこそこ暇つぶしになってたよ。Web小説を読むよりは有意義な時間だったさ。
そんな折、僕の加護の下にいる存在、触手達のうちの一部が何やら騒ぎだしたんだ。
触手ってさ、本能に忠実で、生きるための食事としてしか人間を陵辱しないんだよね。まあ可愛い存在なんだけど面白みがないよね。そんな子達が何やら心血注いで高らかに「愛」を叫びだしたんだから、ただ事じゃない。
何事かと思って、僕はその触手達が敬愛しだした存在を確認した。
そしたら驚いたよね。そこにいたのは、僕と同じ上位存在の魂、上位次元の世界から来訪した魂が入った
『ずっる!!!!!』
僕は思わず叫んだ。
だってずる過ぎるだろ!? 僕は、僕たち上位存在はさ、うっかり神なんてものに至っちゃったせいで魂が強くなり過ぎちゃったんだよ。だから、僕たち上位存在の魂は
不変の魂と、それに追従する肉体。それってつまり、僕らは魂も肉体も「神」に至った瞬間から変えることができないってことなんだよね。
だから僕は下位世界の可愛らしい無知蒙昧な子を気軽に陵辱できない。
僕が下位世界に姿を現し過ぎると世界の方が耐えられなくなるし、逆に彼らを上位世界に連れ去ったら彼ら存在の方が耐えられない。
だから僕は、下位世界を眺めて退屈しのぎするしかできなかったのだ。
それなのに。それなのに!
なんてやつなんだ! どうやってるのか分からないけど、下位次元の肉体に上位次元の魂だって!?
それで、下位世界の住人に好き放題干渉しやがって!!!
あ〜〜〜ずるいずるいずるい!!!
僕はすぐにその歪な存在、山田契に接触した。
彼が使役する触手を一時的に操って僕の分体として、彼に話しかけた。
契が僕に初めて会った時、契はなんて言ったと思う?
「かわいい〜」
だってさ。
ほんと、笑っちゃうよね。僕かわいいなんて言われたの生まれて初めてだよ。
なんて、余談は置いといて。
どうして契が、下位次元の肉体に上位次元の魂なんて摩訶不思議な状態になっているのかは、彼自身も分からないらしい。なんなら、元の上位世界への戻り方も分からないと言っていた。
元の世界で死んで、気づいたらこの身体になっていていたから、転生したんじゃないかと彼は言っていた。
なるほど、不可逆な変化が鍵か。契自身が狙ってやったことではないけど、一度死んで不安定な存在となり、その状態で改めて存在決定をしたのだろう。
何にせよ、残念ながら狙ってできることではなさそうだった。きっと数々の奇跡が重なって生じたものなのだろう。
くそう……僕も下位存在と遊びたかったのに……。
それから、契はそもそも出自からして僕とは違った。僕みたいに後天的に神に至ったわけじゃなくて、生まれた瞬間から上位存在だった。しかも、契以外もその世界の住人全員がそうだったらしい。
大量の上位存在が暮らす世界の中で育って、自分が上位存在であることの自覚すら持たずにただのモブとして生きて死んだのだという。
なんて歪で恐ろしい世界だろうか。絶対的存在がいない、絶対的存在のみが存在する世界。縋れる神も絶望を与えてくれる神もいない、幸福も不幸も全て自力で獲得しなければならない世界。そんなディストピアで生きたから、契は自己肯定感が低いのだろうね。
そんなわけで結局僕は、下位存在と気軽に遊ぶ方法は取得することができなかったけど、代わりに契と仲良くなった。
知ってる? 僕と契みたいな仲良しのことを「マブ」って言うんだって! 契が教えてくれたんだ〜。
僕は契の、契は僕の相棒になったんだ!
それからは、契と楽しく過ごしたよ。
契が集めていたエロゲというものは特に興味深かったね。下位存在の持つ陵辱欲求が生んだ歪な傑作、といった所かな。ありとあらゆる欲が詰め込まれていて、僕も久しぶりに興奮したよ。
そういえば最近契は、神の領域に片足を突っ込んだ吸血鬼なんてもの凄い面白い存在を僕にくれた。あれは最高だったよ。
僕が本気を出しても
犯して歪めて孕ませて! 好きなだけ好きなようにできて、本当に最高だった! 僕、久しぶりに満足できたよ。
しかも傑作なのが、僕が陵辱し終わって満足して、使い終わった吸血鬼を契にプレゼントした後のことだよ!
吸血鬼ちゃんがさ、契に
契ってさ、上位次元の力を持ってる癖にそれを
だから契のあの魅力ってさ、上位存在特有の摩訶不思議魅了パワーってわけじゃなくて、ただ契の心が優しいから天然でたらしこんでるだけなんだよね。マジでウケない? 無意識で、本心で周りを口説いておいて、完全に惚れさせといて、本人はそんなつもり1ミリもないんだぜ!!
ああそうだね、契の動きを見るのはすごい楽しいよ。
契ってさ、あれで自分のことを「普通の人間」だと思ってるんだよ!? めちゃくちゃ面白いよね!!
契の思う
最近は更に契の周りに集まる俗物が増えた。契曰く、「原作」というものが始まったかららしい。
ふふ、そんな風に自分がいる世界をナチュラルに「
とはいえ最近ちょっと度が過ぎるかな。僕にもっと構えよ。
……そうだね、思いついた! お礼ってことにして契に会いに行っちゃおう!
あの吸血鬼を陵辱させてくれたお礼。一応、前にお礼として使い終わった吸血鬼ちゃんを渡したけど、契ってば
だからさ、あのお礼って無効なわけじゃん? ならもう一回改めてお礼しに行ってもいいよね!?
「
「お、テンちゃん。いいよ遊ぼうか。丁度暇してたところだよ」
寮で寛いで本を読んでた契の所に、いつものように彼の使役する触手で作った分体を借りて現れる。
うふふ。契がいつものように僕の頭を撫でてくれる。暖かい手だ。気持ちいい。
「ひっ……」
おっ、そういや吸血鬼ちゃんも契の部屋にいるんだっけ。あははっ、怯えてる怯えてる! なんてかわいいんだ。犯しちゃうぞ〜、なんてね!
「ひっいやぁぁぁ!」
「はいはい、まったくもう。あんまり陰子をからかわないの、テンちゃん」
「
「ひっぐうぇぇぇ……」
あははっ、吸血鬼ちゃん泣き出しちゃった! まあこれくらいで勘弁しといてやるかな。
「
「うん? いいよ。陰子、ちょっと外してくれない?」
「はい! はい! 陰子、席を外させていただきます!!」
吸血鬼ちゃんがすごい勢いで扉を開けて出ていった。よし、これで二人きりだ。
僕は分体の形をコネコネと作りかえていく。これは
分体の形は人間のそれへと変わっていく。擬態ができる種の触手を使って、自然な見た目に。
胸は大きい方がいいよね! 君の好みは知ってるからね。マシュマロみたいにふわふわで、でも不思議と張りがあって形が崩れない綺麗な巨乳!
顔はそうだね、綺麗と可愛いの間なかんじ! 思わず守ってあげたくなるくらい可愛くて、思わずぶち犯したくなるくらい綺麗なかんじ!
あどけないぱっちりお目目に、小さくて綺麗なお鼻、ふっくらピンクの唇と、綺麗に並ぶ白い歯の後ろには長〜いピンクの舌!
髪はパーマのかかったセミロングにしよう。
あっそうだ! 僕であることの目印として、髪先に触手をチャームポイントとして残しておこう! ウェーブがかった艷めく長髪は、先端にいくにつれて束となり……最終的にウネウネ動く触手になるんだ!
うんうん、いいねいいね。今の僕は「触手系人外娘」といったところかな!!
髪色と瞳の色は〜ピンクだね! 淫乱ピンク! えっちな色!
肌は絹みたいにキメ細やかに! あと、ちょっと上気してる感じで赤みを出しとこうかな〜。
声は高めで、可愛い女の子の声に!
手はちっちゃくてかわいく!
腰と脚は細くして、華奢なかんじに!
髪以外の毛は全部剃ってあることにして〜、でもあそこの毛だけは生えかけなかんじにしちゃおうかな! いや、そうだな、ハート型に剃っておこう!
「テンちゃん!? えっ何それそんな格好できたの!?」
「
うんうん、可愛い声が出た!
全裸のまま、柔肌をむき出しで両手を広げる。
あはは、契ったら躊躇してる! 顔赤くしちゃってもう!
でも君は断れないよね。だって
……ふふふふ。そう、それでいいんだよ契。
ぎこちなく僕のメスの体を抱きしめた契を、そのままベッドに押し倒す。あはっ、力よわっ! そんな下位存在の体してるからだよ? 抵抗できないね、契。
「い、いきなりどうしたの?」
「
「お礼って……阿九寺のこと? それならもう貰ったじゃん」
「……
君はごねるけど、こうしたら断れないよね? 上目遣いで契を見つめる。
「嫌じゃ……ないけど」
あははっ! だよね! そうだよね、契!
さあ、好きにして! 契!
めちゃくちゃにして! 僕を犯して! 陵辱して! 歪めて! 壊して! 孕ませて!!
「お礼なら、こっちこそだよテンちゃん。いつもありがとうね」
契が僕を抱きしめながら、いつもみたいに頭を撫でてくる。気持ちいい。
顔が近いから頬に吐息が当たってこそばゆい。愛しい。
でもね、そうじゃないよね契? そうじゃなくて……あ。
ああ……あああ! ふふふふふ。そっかそっか、それなら、もう少しこのままでもいいか。たしかに、ここで一線を超えたら
相棒。愛しい契。君は魅力的過ぎて人も魔物も集めてしまうね。仕方がないことだよ。神格のない俗物は君の容姿に声に匂いに優しさに誠実さに心強さに耐えられないのだから。
でもね契。
「
「何を、今更言ってるのさテンちゃん。だって俺らはマブだろ?」
「
契。契。契! あのね契。好きだよ契。大好きなんだよ、契。
契に抱きしめて貰いながら、契に頭を撫でて貰いながら、契と肌で触れながら、僕の下腹部に当たる
ちょっと眠くなっちゃった……このまま、寝ちゃおう。
契は僕のことを友達だと思っているんだよね。だからきっと僕が女の子の格好をしても、僕のことを異性としてではなく、陵辱すべき存在ではなく、ぶち犯して服従させるべきメスではなく、対等の存在として見てしまうんだ。そんな誠実な契のことが好きだよ。だけどね契。そんな君がどうしようもなくリビドーに耐えられなくなって、ただのオスに成り下がって僕の体を求める瞬間が見たいんだ。君は高潔な精神を持っているけど、その精神が、その善性が、その友情が、その理性がぶち壊れて、獣のように僕を求めるその時を僕は待っているんだよ。そして、君がひた隠しにするその凶暴な性欲を、陵辱を、余すことなく全て受け止めたいんだ。僕は知ってるよ。君がどうしようもない性欲を隠し持っていて、女の子を犯したい壊したい歪めたい孕ませたい陵辱したいって思っていることを。僕だよ。僕だけなんだよ。そんなどうしようもない君の全てを受け入れられるのは。だから契、君はきっといつか僕を求めざるを得ない。だって神は、祈るものじゃなくて縋るものだろ? その時は、たくさん愛してね。ねえ、好きだよ契。大好きなんだよ、契。
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