仮面ライダーガッチャード&デッドプール&ウルヴァリン デイブレイク・オブ・フューチャー・パスト 作:バリー
新たに得た力で『ゴージャスディケイド・CF21』に変身したレジェンドは、敵を迎え入れるかの様に堂々と両腕を広げる。
「来い…貴様らを全員、ゴージャスに散らしてやろう。」
挑発する様な言葉を受けた参式は、何処か苛立たしげに顎を動かして己の劣兵に指示を下した。
それを合図に軍式達が一斉に、マゼンタの戦士のもとに駆け出す。対するレジェンドも『ライドブッカー』の剣先を撫で、戦いに挑んだ。
剣を振り上げた軍式達の胴体に、レジェンドは次々とライドブッカーの刃を叩き込む。一撃を放つ度に眩い黄金の光と宝石のエフェクトが弾け、辺りを綺羅びやかに照らす。
一部の兵士達が銃弾を雨あられの如く浴びせるが、レジェンドの猛攻は止まらない。
洗練された迅速な動きで、敵に付け入る隙すら与えず圧倒していく。
レジェンドは左手に『レジェンドライドマグナム』を持ち、『仮面ライダーディエンド』のケミーカードを装填した。
『DECADE RIDER! LEGEND ATTACK RIDE!』
グリップを回すと、銃口から何十枚ものカードが輪を形成して前方へと伸びていく。レジェンドはマグナムの引き金を引くと、そのまま弧を描く様にして体を回転させた。カードのリングの中を貫いた黄金の光線が刃の如く振るわれ、並び立つ無数のドレットルーパーを一掃する。
軍式達を撃破し終えたレジェンドは、参式の方に目を向けた。武器を構えて向かおうとしたその時、四体のドレッドが参式を守るように立ちはだかる。
全員が指揮官機であり、零式と壱式がそれぞれ二体ずつ並んだ。
どれも参式ほどではないが、量産機である軍式と比べると破格のスペックを誇っている。計八の無機質な目がレジェンドを睨みつけた。
しかし、当の本人は怯まない。それどころか、むしろ好都合だと言わんばかりの口調で告げる。
「いい機会だ。目に焼き付けておけ…この姿の真の輝きを!」
虚空に手のひらをかざし、そのまま横へと滑らせる。すると、巨大なディスプレイが展開された。そこに描かれた十個のクレストの内の一部を、レジェンドはタッチしていく。
『KUUGA! KAMENRIDE RISING ULTIMATE』
『FAIZ! KAMENRIDE NEXT-FAIZ』
続いてレジェンドはスペードマークに触れる―寸前でそれはクローバーを象ったクレストに変わる。
『LEANGLE! KAMENRIDE KING』
最後に画面をスワイプし、十一の別のクレストの一部を押す。
『OOO! KAMENRIDE TAJADOL-COMBO ETERNITY』
一連の手順を完了させたその次の瞬間、レジェンドの前に四人のライダーが実体化した。
一人目は虚無にいたユウスケが変身していたのと、ほぼ同じ黒と黄金の戦士。違いは彼の瞳が深い闇を思わせる漆黒だったのに対し、こちらは燃える炎の様な赤という点である。
二人目はギリシャ文字の『φ』を象ったマスク、巨大な円形の胸部装甲を身に纏った機械的な戦士。黒と銀で彩られたスマートなボディには、赤い光が血液の様に走っている。
続く三人目。レジェンドに勝るとも劣らない荘厳な黄金の鎧を全身に纏った戦士。随所にクローバーのマークが散りばめ、胸に巨大なタランチュラを止まらせたそのライダーは、四つ葉を象った円形の刃が付いた錫杖を持っている。
そして最後は、鳳凰の様な翼を背負った鳥を彷彿とさせる戦士。金の不死鳥が描かれた円形状のプレートを胸に身に着けており、灼熱の炎を思わせる赤い装甲には黄色や緑のグラデーションが施されていた。
召喚された最強・究極格の戦士達が、敵を撃ち倒そうと動き始めた。
クウガとオーズは二体の軍式。ファイズとレンゲルは二体の壱式との戦闘を担う。
ガンビットの方は依然としてドレットルーパーの掃討に取り組んでいた。
巧みな棒術で剣撃を受け流しつつ、周囲の敵を一体また一体と薙ぎ払っていく。
自身に飛んでくる弾丸を身を翻すことで躱し、素早くカードを投げ放つ。軍式の体に突き刺さったそれらは瞬時に爆発を起こし、機能を停止させた。
雑兵を倒し終えたガンビット目掛けて、弐式の棍棒が振り下ろされる。殺気を感じた彼はロッドで即座に受け止めると、地を踏みしめて押し返す。そしてがら空きになった胴体に、破壊エネルギーを込めたロッドを打ち込もうとした。
しかし、弐式は掌打でロッドの軌道を逸らすことで直撃を防ぐ。攻撃を中断されたガンビットに棍棒を叩き込もうと、弐式の右腕が横に振るわれた。
ガンビットは後方へと跳躍して、回避。そのまま着地し、体勢を整える。
眼前にいる弐式の横に、新たな軍式の大群が並んでいた。また雑魚をちまちまと片付ける作業に移るのかと、ガンビットは面倒臭さを隠そうともしない顔付きになる。
指揮官機である弐式がレプリケミーカードをベルトにセットすると、残る軍式達も同じ行動を取った。
『ナンモナイト・ドレイン』
一瞬体表を金属光沢の様に輝かせると、ドレットルーパーらはガンビット目掛けて進軍する。
訝しげな表情を浮かべつつガンビットは敵の前進を食い止めんと、トランプを数枚投げつけた。命中して爆発するトランプ。しかし、ドレットルーパー達の装甲には傷一つ付いていない。防御力が強化された軍勢は、物怖じせずに突き進んでいく。
「
悪態をつくガンビットに構うことなく、間合いに到達したドレットルーパーは一斉に攻撃を仕掛けた。
代わる代わる振り下ろされる刃や金棒に、彼は必死で対応する。己の身に迫りくる凶刃と鉄槌をロッドで防ぎながら挽回の機会を見出そうとするが、その試みは絶望的だった。
懐にロッドを叩き込んでも強化されたボディにはかすり傷一つすら付かず、攻撃の数は減らない。
近距離からの連撃を凌いだかと思ったら、今度は遠距離からの銃弾が飛んでくる。
トランプを投射して軍式の凶弾の対応に移ると、その隙にまた別の軍式と弐式による連撃が再来する。
気がつけば、ガンビットは防戦一方になっていた。特殊能力を持つとはいえ、彼の肉体は普通の人間と大差はない。直撃は彼にとって致命的となる。
一瞬の油断が死に繋がるという緊迫感が、彼の精神と体力を消耗させていく。
やがて弐式の棍棒が下から掬い上げるように振るわれた。ガンビットはロッドでガードするが、勢いを殺し切れずそのまま遥か後ろにまで吹っ飛ばされる。
宙を舞い、地面に激突する身体。痛みに呻きながら、ロッドを杖の様にしてよろよろと立ち上がる。
ドレットルーパー達の無感情な目が、息を切らしている彼を見つめる。その様子が自身の故郷にいた忌々しい
対抗策がない今、彼はまさしく絶体絶命の危機に瀕していた。
その時、ガンビットの視界の端から何かが飛んできた。思わず、それらを受け止める。手の中には、奇妙な動物が描かれたトランプが三枚あった。
飛来してきた方向を見ると、指揮官機と交戦中のレンゲルが彼に視線を送っていた。
「使えって?」
ガンビットの問いに、レンゲルは肯定するかの様に頷いた。
戸惑いながらも、彼は試しに一枚のカード—尻尾の先端が注射器になったサソリが描かれている—を指で挟むとエネルギーを注入し、一体のドレットルーパーに向けて投射する。
すると命中した瞬間、カードから紫の毒液が弾け飛んだ。直撃した個体はジュウジュウと焼ける様な音を発しながら、黒い液体へと融解する。
周囲にいた何体かにも飛沫がかかったのか、装甲の各所から煙が上がっていた。
見たことのない効力にガンビットが呆然としていると、先程投げたカードが曲線を描きながら手元に戻ってきた。彼は改めてそれに書かれている文字を見る—『POISON』。
「コイツァ良いモンだ…!」
どうやら、このカードに力を込めるとそこに書かれた文字の通りの効果を発揮するようだ。オマケに爆破させても無くならない上に、使用後は自動的に手元に戻ってくる。実に使い勝手が良い。
ガンビットはニヤリと笑うと、再びカードを投げつけた。今度は二体のドレットルーパーに着弾し、まとめて溶かしていく。自身の手に回帰する度に素早く、ガンビットはカードを敵に射出する。ドレットルーパーが爆発する度に、その余波に巻き込まれまいと他は慌てた様子で回避し、その結果陣形が崩れていく。
少しずつではあるが、戦況がガンビットにとって優勢に転じ始めていた。
勿論それでドレットルーパーは侵攻を止めようとはしない。集団で躊躇なく剣を振るい、標的を斬り付けようとそれらは襲いかかる。
ガンビットは高く跳躍することで無数の剣先を躱すと、上空に浮かんだ状態で別のカードを真下に向かって投げつけた。
凄まじい速度で地面に刺さったそれには、全身氷漬けになったシロクマと『BLIZZARD』という文字。瞬時にカードを中心地として冷気を帯びた爆発が生じ、周辺のドレットルーパーは氷に覆われる。
ガンビットは着地の瞬間ロッドにエネルギーを込め、横に一閃。氷像と化した劣兵達は、軌道上で一体残らず砕け散った。
『ドレッドブレイキング』
配下を全滅させられた弐式は、ガンビットを一刻も早く抹殺せんと必殺技に移る。
手にしていたブラッディーDOに業火を纏わせながら、弐式は強力な衝撃波を彼目掛けて飛ばした。
ガンビットは怯むことなく、三枚のカードにエネルギーを込める。先程の二枚に加えて、角がピストン状になっているサイが描かれた『RUSH』のカード。それらがガンビットの身体に取り込まれ、新たなる力を付与する。
地を踏み切って天高く舞い上がることで攻撃を回避したガンビットは、弐式に向かってロッドを突き出す。先端から降り注がれた冷気が、弐式の動きを完全に封じる。
ガンビットは突きの姿勢のまま隕石の如き速度で急降下すると、ロッドを敵のボディに深々と叩き込む。強化されたロッドが弐式の装甲を破り、毒やキネティックエナジーを注入。そしてガンビットは両手でロッドを掴むと、テコの原理で弐式を後方へと投げ飛ばす。
宙に放り出された弐式のボディは、流し込まれた異物によって内部から爆ぜて跡形もなく散った。
その頃、カグヤが召喚したライダー達の戦闘は終盤にへと差し掛かっていた。
黄金のクウガと零式は殴り合っていた。互いの拳が胴体や顔面にぶつかり合う度に激しい衝撃音が轟き、火花が散る。零式の方は相手の凄まじき強さに追いつくべく、『Rゴリラセンセイ』と『RレスラーG』、そして『Rインフェニックス』で身体強化を施しているため、双方は拮抗状態に陥っていた。
やがてこれ以上は無駄だと判断したのか、クウガと零式はそれぞれ決着を付けるべく行動に移す。
『ライデンジ リクシオン』
『ブラッドサクリファイス』
両者とも同時に数メートル上空へ跳ぶと、電撃を纏ったストレートを繰り出した。
互いの拳が激突した瞬間、大規模な爆発が二人を包み込む。
爆煙の中から姿を現したのはクウガただ一人。着地した古代戦士の背後で、粉々になった零式の破片が煙の隙間から地面に落下していった。
ファイズは、自らに振り下ろされる壱式のレイピアを身を捩って避けていく。手にしていた『ファイズエッジ』で剣先を弾きながら、赤く光る刀身を壱式の胴体に右上から叩き込んだ。
衝撃に押されて後方へ飛ばされる壱式。すぐに立ち上がると一枚のカードを取り出して、ベルトに装填。即座にレバーを開閉する。
『マケンタウロス・ブラッドレイン』
壱式の下半身が馬の胴体に変化した。靭やかな四肢で地面を蹴ることで加速しながら、ファイズ目掛けて一直線に突進。同時に手にしていたレイピアが発光し、切れ味を向上させていく。
対するファイズは武器を投げ捨て、『ファイズフォン20Plus』のアイコンをタッチする。
『Complete』
ファイズの胸部装甲が左90°、バイザーが360°回転して複眼が黄色から赤に変色する。
『Start Up』
ファイズの姿が一瞬にして消え、下から振り上げた壱式のレイピアが素通りした。
戸惑う壱式の周囲で、赤い光が電光石火の勢いで縦横無尽に駆け巡る。
やがてそれが止んだかと思うと、無数の虹色に輝く円錐状のマーカーが上空に現れた。
ファイズはキックの構えを取ると、超高速で各マーカーへ飛び込む。光のドリルは瞬く間に収束し、無数の蹴りが槍の様に壱式を貫いた。
『ドッキリマジーン ビートルクス』
『ブラッドレイン』
『Club 10・J・Q・K・A』
レンゲルと別の壱式の前方に、巨大なトランプが五枚重なるようにして展開される。
壱式がレイピアを両手持ちすると、針の様に細かった刀身が光を纏って大きく肥大化し、カブトムシの角を象った形状になる。
対するレンゲルの錫杖も先端部の四枚の刃が輝き、巨大な四葉のクローバーを形作った。
『LOYAL STRAIGHT FLUSH』
武器を構え、両者はカードに向かって走り出す。スペードとクローバーのロイヤルストレートフラッシュの中を駆け抜けて、パワーをチャージ。距離を詰めた二人は剣を振るい、杖を突き出す。
前に突出したレンゲルの刃が大剣を破壊し、そのまま壱式の胴体を貫いた。背中から四葉を生やした黒い機械兵は爆散し、その根本にある茎を露わにする。
『ドンポセイドン・ドレイン』
もう一体の軍式は三叉槍『ブラッディーDP』を立て続けに振り回し、オーズに向けて水属性のエネルギー波を発していく。周囲を深く抉りながら侵攻するそれらに対し、オーズは『タジャニティスピナー』から火炎弾を撃ち出すことで相殺した。
『ギガロドン ギャンボエール オジーラカンス』
『ブラッドサクリファイス』
三体のケミーの力が、軍式の両脚を巨大な魚の頭部に変える。地面にひびを走らせつつ陸上を弾む様にしてオーズに迫ると、それは口を大きく開く。無数の牙がずらりと並んだ口内が、オーズを一息で呑み込もうとする。
『スキャニングチャージ!』
ガチンッと音を立てて、巨大魚の顎が虚空を噛んだ。上半身のドレッドは視線を思わず上にやる。
背中から六枚の翼を生やしたオーズは、遥か天空で両脚を揃えて前方に突き出す。ドレッドとの間に現れた三つの赤いリングをくぐり抜ける度に炎が全身を包み込み、六枚だった翼が巨大な二枚の翼に変わる。
不死鳥さながらの雄姿で急降下したオーズは、両脚部の猛禽類の爪を展開しドレッドを挟み込んだ。
轟音と共に壱式は、激しく燃え盛る業火に身を焼かれる。そして身体中から青い火花を迸らせると、大爆発を起こして消滅した。
頼みの綱である同系統の仲間を失った参式は、棍棒を地面に放り投げると、焦るように複数のカードをベルトに一気に装填した。
『タイムロード ハオーディン ドンポセイドン』
『レンキングロボ カイザービー エックスレックス』
『オーバーカタストロフィ』
参式は跳躍すると、右足を前に突き出す。『
「さあ、ゴージャスタイムの終演と行こう!」
『LEGEND FINAL ATTACK RIDE! DE-DE-DE DECADE COMPLETE-FORM 21!』
参式の前にレジェンドが立ちはだかった。綺羅びやかな宝石のエフェクトを散らしながら、無数のカードを蹴りの姿勢で通り抜けて参式に突進していく。
両者の足裏が激突し、エネルギー同士がぶつかり合う。お互い体を前に押し出そうと、脚部に込める力を強めていく。
そして—
「はぁっ!」
『GO-GO-GO GORGEOUS!』
レジェンドのキックが参式の体を貫いた。空中で爆発が生まれ、ドレッドの体は消滅する。
すたっと着地したレジェンドは振り返って、ガンビットに声をかけた。
「そこの貴様…『ガンビット』と言ったな。先程の戦いは、見事なものだった。貴様には輝ける素質がある。どうだ、カグヤ様と共にゴージャスになる道を歩んでみないか?」
その誘いにガンビットは笑いながら、こう返す。
「気持っ
彼の声に強い意志を感じたレジェンドは、仮面の下で微笑んだ。
「ならば、祈っておこう…自らが『ガッチャ』した機会で、貴様が存分に輝けることを。」
窮地に陥っていたヴァルバラドにも、ミナト達やカグヤと同じ様に援軍が駆けつけていた。エンジェルマルガムによってトドメを刺されかけていたところを、彼は謎の男—『ショウマ』に助けられたのだ。
水色のパーカーを着たその青年はヴァルバラドに施されていた拘束を解くと、差し入れとしてグミを渡す。そして、弾力のある紫色の装甲を纏った仮面ライダー—『ガヴ』に変身し、ドレットルーパーの相手を引き受けた。新たな戦士に礼を言いつつ、ヴァルバラドはエンジェルマルガムを追って戦場を離れる。
お菓子の様なポップなエフェクトと共に、ガヴは劣兵達を倒していく。人間と異種族のハーフ特有の類稀な身体能力、そして自身の眷属である『ゴチゾウ』の力を活用し、彼は軍式の集団を殲滅する。
そして残った指揮官機である壱式に、ガヴは召喚した足場を駆使しながら目にも止まらぬ連撃を浴びせていく。攻撃する暇を与えず、グミの戦士は敵を追い詰める。
アッパーが炸裂し、壱式の身体が宙を舞ったタイミングでガヴは腰を落として身をかがめた。
地面に出現した足場を踏みしめた反動でガヴは跳び上がり、ライダーキックを叩き込む。
『ポッピングミ!フィニッシュ!』
着地したガヴの背後で爆発する壱式。敵を撃破し終えて立ち上がると、彼の身体からクゥゥという音が鳴った。
「お腹減った~!」
激しく動き回ったことが原因で空腹状態になったガヴは、その場を後にしようとした。
『ジュピッタ・ドレイン』
ハッと声がした方を振り向くと、そこには巨大化した弐式がいた。討ち漏らした個体だろうか。木星のケミーの力で巨人の如き体格にまで膨れ上がった兵士は、持っていた棍棒を振り上げた。
「わあ~っ!?ちょっ、ちょっと待って—」
ガヴは慌てた声を出すが、感情を持たぬ機械の巨兵には届かない。
弐式は遥か下にいる虫けらを葬らんと、鉄塊を握りしめて一気に叩きつけようとした。
「『ソードビッカー!』」
突如、何処からともなく巨大な剣が弐式のもとに飛来した。
弾丸の様な速度で投擲されたそれに貫かれた巨人は、爆散する。
見上げるほどの敵が瞬く間に倒されるのを目にしたガヴは、剣が飛んできた方向へ視線を向ける。
胸部に蜘蛛のシンボルマークが刻まれた全身タイツの男が、青空を背にして建物の屋上に立っていた。ガヴは自身のピンチを救ってくれた者に礼を言う。
「助けてくれてありがとう!君、名前は?」
目の前の男は腰を深く沈めると、独特な姿勢を取りながらこう叫んだ。
「『地獄からの使者—
スパイダーマン』!」
サブライダーのカードマントに付いてるから、カグヤのゴージャスパワーでイケるんじゃね?ってことで、レンゲル・キングフォーム召喚を入れました。
ちなみにカグヤとお供のライダーが戦った指揮官機のドレッドが繰り出した技には、それぞれ元ネタがあります。
・零式1―まんまライジングアルティメットクウガ。
・壱式1―PS2版ファイズのゲームにおけるホースオルフェノクの必殺技。
・壱式2―ブレイド・キングフォームの必殺技。
・零式2―仮面ライダーポセイドン。『ブラッディーDP』は仮面ライダーアークのアークトライデントのリペ。技はHEROSAGAでのポセイドンの形態。
・参式―仮面ライダーオーマジオウの必殺技『逢魔時王必殺撃』。ジオディケでの組み合わせ。