ナギサにシスターフッドの活動場所である大聖堂の場所を聞き、そこへ向かう。
道中にシスターフッドと思しき修道服を着た生徒とすれ違う事があるが、やたらと親しみを込めた笑顔と会釈をされる事があって困る。本当に対応に困る。どう見ても味方判定を受けている。シスターフッドの部員は私とサクラコの関係をどう認識しているんだ……?対応に苦心しつつも大聖堂の前まで辿り着いた時、見覚えのある生徒が見えた。
「あら、貴方は確か……」
向こうも私に気付いた様でこちらへと向かってくる。確か昨日サクラコと一緒に居た生徒のはずだ。名前は――
「今日も平和と安寧が共にありますように。――覚えていらっしゃいますか?伊落マリーと申します」
あぁ、そんな名前だった気がしてきた。
しかしこうしてみると敬虔な修道女にしか見えず、クーデターを企んでいる一員にはとても見えない。ノースティリスにいる狂信者ならもう少しキマった目をしている。ここまで平静を保ったままとは、やはり今回のクーデターは計画的なものだったのかもしれない。
「無論覚えているとも」
「ありがとうございます。本日はお祈りに?それとも悩みごとのご相談でしょうか?」
「……いや、ティーパーティーからの要請でサクラコへ会いに来た。サクラコはここに居るだろうか?」
「そうだったのですね。サクラコ様でしたら先程集会が終わったところですので、まだいらっしゃると思います」
……あまりにも平常運転すぎないか?
「分かった、ありがとう。……時に、私からもマリーに一つ質問をしてもいいか?」
「はい、なんでしょう?」
「なにやら昨日から私とシスターフッドに関する噂が立っているらしくてな、何か心当たりはあるだろうか?」
「噂、ですか?――申し訳ありません。私には心当たりが無くて……」
「そうか、では聞き間違いだったかもしれないな。ありがとう」
そのままマリーと別れて大聖堂の中へと踏み込む。――いやおかしくないか?
流石にあれだけ大きな噂を知らないなんて事あるのだろうか。しかしマリーの様子からして嘘をついている感じはしなかった。あの子だけ特別に知らされていない……?そんな事があるのか?うーん、ここまで状況が読めないのは初めてだ。ここからは慎重に動いた方が良さそうだ。最悪シスターフッドそのものが囮である可能性すらありえる。
そうして入り込んだ大聖堂だが、中々に荘厳だ。こんな状況でなければもっとゆっくりと内装を見ていたいと思う。もしシスターフッドが敵であり、ここを潰す事になった場合はこの場所を占領してエヘカトル様の像と祭壇を置いてしまおう。
「――あら?ふふっ、昨日ぶりですね」
少し辺りを見渡していると、後ろから声を掛けられる。この声には聞き覚えがある。振り返りながら声の主へと返事をする。
「こんにちは、サクラコ」
「はい、こんにちは。キヴォトスの外からいらっしゃった方とお聞きしていましたが、もしやこちらの世界の宗教にご興味が?」
思ってもない事をわざわざ聞いてくるとは、随分と余裕があるな。私の力量を知らぬわけではあるまいに。――ずっと周囲の警戒を怠っていないのだが、人の気配はない。今この大聖堂に居るのは私とサクラコだけ、のはずだ。だというのにこのサクラコの余裕は一体なんだ?
「そんなところだ。私も君達とは信ずるものは違うが、信奉者でね。キヴォトスの宗教はどんなものか興味があったんだ」
「そうだったのですね!では、よろしければ神に仕える者同士、
……なるほど。あくまで私とは対話を求めるか。黒服と同じタイプ、厄介だな。もしやシスターフッドの裏にはゲマトリアが……いや、流石にそれはないだろう。
「むしろこちらからお願いしたいくらいだ」
ひとまずは様子見だ。シスターフッドの部員には味方判定を受けているし、サクラコも敵対の意思を見せないのであれば性急に絞首台へかける必要はまだないだろう。それにトリニティ内では既に私達の噂で持ちきりだ。この状況で私がサクラコに手を出したという情報が万が一にも露呈してしまえば、一般の生徒達がどう出るか予測がつかない。最悪の場合エデン条約の破談すら見えてくる。マコトなら喜ぶだろうが、ナギサをペットにする以上そのような事を私自身が引き起こす訳にはいかない。
「あっそうでした。改めてトリニティでの多大な貢献、ありがとうございました。おかげさまでトリニティに潜む脅威が取り除かれました。主もお喜びになられる事でしょう」
脅威……サクラコにとっての障害が取り除かれて手間が省けたとでも言いたいのか。そして主とは……サクラコの信仰する神の事を言っているのか?だとすればやはり狂信者の類か。であるならば今回の件はシスターフッドが単独で行った可能性が高そうだ。恐らくサクラコは己の信奉する神にキヴォトスを捧げるつもりでいるのだろう。
よくもまぁその笑顔の裏にそれだけの狂気を隠し通せるものだ。
やっぱ異教徒ってクソだわ。
「礼はいらない。私も思惑があっての事だからな」
「そう、ですか……。ちなみに、思惑というのは一体……?」
冷たくあしらわれたと思ったのか、少し気落ちしている様子を見せるサクラコだが、どこまでが演技なのか全く分からない。これが自然体だと言われた方が余程しっくりくるレベルだ。――いや、まさかな。こちらにも目的がある事を示唆すれば食いついてきたところを見るに、やはりこれも演技と判断するのが妥当だろう。
「なに、大した事では無い。目的は君達とそう変わりはないよ」
「えーっと、私達と……?」
……シスターフッドの味方である事を遠回しに言ってみたが、それでも困惑している素振りを見せる。遠回しに言い過ぎたか?サクラコも中々に慎重だな。ここでの明言を避けるか。仕方ない、そろそろこちらから踏み込むとしよう。
「もうすっとぼける必要はないぞサクラコ。どうせ周りに人は居ないし、既に噂は出回ってしまっている。まさかトリニティだけでなく私すら利用してキヴォトスを手に入れようとするとはな。正直、ここまで私が後手に回されるとは思わなかったぞ」
私の警戒は殆どアリウスへ向けられていたとはいえ、シスターフッドの真意を全く見抜けなかったのは落ち度だ。しかも噂を広げておく事でこちらの行動に制限をかけてくるのも厭らしい。ここまで綺麗にやられてしまうといっそ清々しい気分だ。
それはそれとして絶対に許さんから覚悟しろ。
そんな気持ちを抱きながらサクラコへ問い質す。そんなサクラコの様子といえば……。
「――――ふえっ?」
「わ、私がキヴォトスを!?ど、どどどどういう事ですか!?」
こっちが聞きたいんだけどそれ。
「現在トリニティではシスターフッドがトリニティとゲヘナを手中に収め、そのままアリウスを掌握。このまま二つの武力を用いてキヴォトスを支配しようと目論んでいる。そんな噂が流れている」
「えっ…………えぇ!?」
「そしてこの噂が流れ始めたのは、君達シスターフッドが昨日の出来事を公表してから起きた事だ。つまり、君は今や最重要参考人……いや、クーデターの首謀者として容疑がかけられている」
「……ええええ!?」
「ティーパーティーは現在総力を挙げて君の背後にいるかもしれない組織を洗っているし、話を聞かされた私もこうして直々に君の元へ来た、というのが顛末だ」
「ど、どうしてそんな事に……!?」
だからこっちが聞きたいんだけどそれ。
「うっ……うぅ……わ、私が誤解を招きやすい性格をしているというのは自覚していましたが、まさかここまで酷いだなんて……うぅぅ……」
次第に涙目になりながら悲しみに暮れるサクラコ。うーん……。どう見てもこれ、演技ではないよなぁ。いや、念には念を入れて絞首台にかけて媚薬に漬けておくか?
「私はただ皆様へ情報をお伝えしただけですのに……どうして……」
…………やめとくか。
こうして思い返してみると違和感は随所に見られていた。サクラコはこちらへ敵意を見せる事は一切無かったし、私に軽くあしらわれた時も普通に落ち込んでいた。こちらの信仰に興味を示していたのも恐らく本当にサクラコが興味があっただけなのだろう。こちらに礼を述べたのは単純にベアトリーチェを排除した事の感謝の念を示しただけ。
先に噂を聞いてバイアスが掛かっていたとはいえ……勝手に勘違いして疑ったの、私じゃないか?これ。
「その、一応、念の為に確認しておくんだが……サクラコはクーデターのような事は考えていない、という認識で合っているか?」
「はい……主に誓って」
サクラコの様な修道女が自身の信仰する神に誓うというのならば、偽りはないだろう。
「分かった。すまなかったなサクラコ。先走って勘違いをしてしまっていた」
「し、信じてくださるのですか……?」
「あぁ、君の様な子が信仰に誓うというのならば信じるさ。私も同じ信奉者だからな」
私もエヘカトル様の信者として生を謳歌している以上、あの御方に弓引く様な真似をして生きるつもりはない。サクラコもそれは同じの筈。だからこそ彼女の宣言は私にとっては非常に信憑性のある言葉となる。
――いーっぱい浮気した!!!!
エヘカトル様から御声を頂戴したが、ちょっとばかし解釈の違いが発生してしまったらしい。まぁ些細な事だ。あまり細かい事は気にしない様にしておこう。
――ばかぁああああ!
「……ありがとうございます」
「気にしないでくれ。繰り返すがこちらも早とちりしてすまなかったな」
「いえ、こうして誤解が解けただけでも嬉しいです。どうにも以前からこうして誤解される事が多くて……。改善しようとは思っているのですが、それも中々上手くいかず……。どういった原因で誤解を与えてしまうのでしょうか……」
顔かな。
いやこれだけだとあまりに失礼過ぎるが、私視点から見るとあの時のサクラコの笑顔は「私今色んな事企んでます」という雰囲気がありありと伝わってくる仄暗さのある笑みを浮かべていた。とはいえこれをそのまま伝えるのはデリカシーが無さすぎる。およそほぼ初対面であるサクラコに言うべき言葉ではない。かと言って勘違いしてしまったのは私の方だし詫びの意味も込めて何かしら改善案を出したいところではある。
「そう、だな。表情筋をやわらかくする……というのはどうだろうか」
「表情、ですか?」
「もう少し分かりやすく言えば、笑顔の練習というべきか」
恐らくだが、サクラコは普段シスターフッドのトップとして生徒の管理を行い、ある時はシスターとして様々な生徒の相談を受ける立場にいる筈だ。そして人に威圧感を与えないように、あるいは友好的な態度を示す為に笑顔を作る、と言えば聞こえは悪くなるかもしれないが、それでも笑顔を意識しているはず。その際の笑顔に問題があるように見受けられる。実際、サクラコが素の反応と思われる落ち込んだ姿や、困惑している時の表情は実に分かりやすかった。
「というわけで、自然な笑顔を出せるようになれば相手に与える印象も変わる、かもしれない」
勘違いしたのはこちらなので指摘する側に回るのもなんだか烏滸がましい気がしてならないが、私の感想としてはこんな感じだ。
「自然な笑顔……こ、こんな感じ、でしょうか」
早速サクラコが実践してみせるが、すごい。笑顔になった途端一瞬にして顔に影が生まれ、腹に一物抱えていそうな顔へと早変わりした。これはこれで凄いな?最早才能だ。
「――あぁ、悪くないと思う」
ダメ出ししにくいなこの話題。なるべく褒めて伸ばす方向でいこう。
「ほ、本当ですか!?このまま続けていけば皆様へ与える誤解も減るでしょうか?」
私の言葉を受けて嬉しそうに笑顔を浮かべるサクラコ。やはり――
「今の笑顔はもっと良いと思う。自然体を意識出来れば更に良くなりそうだ」
素の反応を浮かべる時のサクラコは分かりやすい。これを意識的に行えるようになればきっと誤解を与える事は少なくなりそうな気がする。
「自然体……自然体を意識……こうでしょうか?」
わぁ……更に影が生まれて闇組織のボスの様な風格が生まれてしまった。まるでナイミールで出会ったミシリアの公子みたいな顔をしている。
「…………あぁ、良いと思う」
「あ、ありがとうございます!これからは笑顔の練習を忘れずに行っていきますね」
まぁ、練習を続けていけばきっと改善されるだろう……。そう信じておくしかない。とりあえず今は他にやらねばならない事もあるので、逃避ついでに仄暗い笑顔を浮かべ続けるサクラコへと声を掛ける。
「練習は一旦後に回すとして、とりあえずトリニティ内に出回っている噂をどうにかしよう」
とりあえず私達から改めてきちんと説明する必要がある。特にシスターフッドの生徒達への説明は急務だ。
「――はっ!そうでした。早速笑顔の練習の成果を見せる時が来たのですね……。お任せください!」
あれ、これまずいか?
「サクラコ様からシスターフッド全体へ招集がかけられましたね」
「えぇ……これはつまり」
「噂は本当だったという事ですわ……」
「これがサクラコ様のご意思とあらば……」
「私達は喜んでサクラコ様へキヴォトスを捧げましょう……!」
続々と大聖堂へ集まってくるシスターフッドの生徒達。しかし雲行きが何やら怪しい。各自手に持っている銃を強く握りしめ、覚悟を決めた表情をしている者が多数だ。これ戦争準備か何かだと思われてないか?
「皆様、わざわざお集まり頂きありがとうございます」
浮足立っていたシスターフッドだが、サクラコが言葉を発した事で一斉に耳を傾け始めた。
「皆様をお呼びしたのは他でもありません。これから、大切なお話をいたします」
「やはり……」
「ついにこの時が来たのですねサクラコ様……!」
「既に私達は覚悟を決めておりますわ!」
「なんなりとご命令くださいサクラコ様!」
「まずはトリニティをサクラコ様へ捧げましょう……!」
「――えっいやそういう話ではなくて」
「ですが、私達だけで勝ち目はあるのでしょうか……」
「救護騎士団はサクラコ様の計略により今アリウスへと送られています」
「そして……サクラコ様のお隣をご覧になってくださいまし」
「あ、あの殿方は……もしやサクラコ様の恋人では!?」
「えぇ。なんでもアリウスへ単身で突撃し、制圧した程のお力を持っているのだとか」
「こ、恋人!?」
……サクラコにはあえて言わない様にしていたんだが、ここで露呈してしまうのか。しかも私に関する事まで噂に尾ひれが付き始めているな。しかも大分捻れている。
「だから救護騎士団がいらっしゃらないのですね……」
「そこへ治療の名目でアリウスへ送り込んだと……慧眼、お見事ですサクラコ様……!」
「あのゲヘナのお方……わたくしはサクラコ様の下僕とお聞きしておりましたが……」
「サ、サクラコ様がそのような不純な関係をお許しになられるでしょうか……?」
「サクラコ様は私達とは一線を画す存在ですから、どのような関係でも不思議ではないかと」
「げ、下僕……!?み、皆さんお、落ち着いてください!この方はナギサさんやセイアさんと大変仲がよろしく、そもそも私とこの方はまだ会ったばかりで――」
「つ、つまり……」
「出会ってすぐにナギサ様やセイア様から奪ったと……!?」
「こ、これが……寝取られですわ……!?」
「この場合は寝取りですね」
「流石はサクラコ様……恋愛においても百戦錬磨なのですね……!」
すごい。サクラコが何を言っても曲解して解釈されている。これもう笑顔でどうにかなる問題じゃないだろ。ここまで深読みされるのはもうサクラコ側からじゃどうしようもなくないか?
とはいえそろそろ私に対する風評被害も洒落にならないので私の方から事情の説明をしよう。アリウスでは先生が勘違いされた事を他人事だからと笑っていたが、まさか次の日には私がこんな目に遭うとは……。先生を笑った罰か、これは。
**********
「うぅ……まさか練習の成果を試す間もなく誤解されてしまうだなんて……」
「今回ばっかりは仕方がないさ。成果は次の機会まで取っておこう」
すっかりしょげてしまったサクラコを慰めながら共にナギサの元へ向かう事に。あれから私の方から正しい情報を共有し、何とか理解を示してもらう事に成功した。しかし納得いかないのはサクラコがキヴォトスを牛耳るつもりは無いという事よりも、サクラコに恋人はいないという部分の説明に時間が掛かった事だろうか。私とサクラコがそのような関係では無いと納得してもらえた後はナギサとの関係を聞かれ始め、話を逸らすのが大変だった。やはりキヴォトスは女生徒しか居ない関係上、浮いた話には目がないのだろうか。
「ともかく、改めて情報を正しく共有した事でいずれはこの噂も収まるだろう」
そうでなくては困る。
「その……お手を煩わせてしまい、申し訳ありませんでした」
「問題ない。だが、そうだな……今度シスターフッドの宗教について色々教えてくれ。それを今回の手間賃とする、という事でどうだ?」
「はい、喜んで。もしよろしければ、その時は貴方の世界の宗教の事も教えて頂けますか?」
「あぁ、久しく信仰について語る事は無かったからな。こちらこそ喜んで」
そんな約束を交わし、ナギサの居る場所へ辿り着いた。そこにはナギサだけでなく、テストを終えたのか先生も待機していた。
「戻ったぞ。色々あったがとりあえず解決した」
サクラコに野心は一切無く、全ては勘違いであった事を話す。
「なるほど……。こうして聞かされると、なんとも力の抜けるお話でしたね」
「ナギサさん、この度はご迷惑をおかけいたしました」
「いえ、私も早計だったと思います。もう少しサクラコさんを信じて行動していれば、余計な疑いを持たずに済んだかもしれません。ですが……その……」
何やらナギサが気まずそうにしながらこちらを見やる。何かまたトラブルが発生したのだろうか?
「――サクラコ。彼に変な事はされてない?大丈夫?」
などと考えていたら先生がまたしても失敬な事をサクラコへ聞いている。私を一体なんだと思っているんだ!なんでもかんでも調教するとでも思われているのか?心外だ!
心の中で憤慨しているとナギサもどうやらそこが気になっていたらしくサクラコの返答を真剣な眼差しで待ち受けていた。私ってそこまで信用ないのか……?
「いえ、そのような事はありませんでしたよ?」
サクラコがきょとんとした顔を浮かべながら返答し、その様子を見た先生とナギサがほっと胸を撫で下ろす。キレていいかな。
「むしろとても良くしてくださいました。笑顔が良いと褒めて頂けましたし」
「「――えっ?」」
んーーーーーー。
そうなんだけどそうじゃなーい。言い回しに難がありすぎるだろサクラコっ!
「そ、そうでしたか。わ、私ですらそ、そのような誉め言葉……い、頂いて……」
次第に手に持った紅茶のカップをカタカタ震わせ始めるナギサ。
「今度二人でゆっくりお話する約束も交わしまして、その頃にはもっと笑顔を磨いておこうと思っています」
「――カハッ」
「ナ、ナギサ!?しっかりして!大丈夫、彼がこんな感じなのは今に始まった事じゃないよ!」
「――カヒュッ」
「ナギサ!?しっかりしてナギサ!……ほんと何してるの君は?」
これ私が悪いのか!?トドメを刺したのは先生だろう!
まさかのサクラコに丸々一話使う事になるとは……。
予定では既にアリウスで拠点を建てる筈が……一体どうなっているんだ?