【カオ転三次】転生者お悩み相談スレ   作:天狐の面

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あ、ありのまま起こったことを話そう。


2ヶ月ほどハーメルンを離れていたらクレオパトラ・ダンディがイケメン番付にエントリーされていて、しかも1位を取っていた。何を言っているか(ry


頓西南北様、私のキャラの採用、しかもイケメン番付1位への採用ありがとうございます。


それにしても本当に驚きましたw


名家に嫁いだお嬢様

1:清楚な若奥様

オーッホホホホホホホホホホ!

初めまして、スレの皆様。わたくし、とある地方名家に嫁いだ元お嬢様、現若奥様にございます。

本日はわたくしの悩みを皆様にお聞かせしたくてスレ立てさせていただきましたわ。

 

 

2:名無しの転生者

うわぁ、また凄いのが来たよ。

 

 

3:名無しの転生者

自分で清楚なんていう人間はまず清楚じゃないだろ。ていうか最初の笑い声で既に清楚じゃないしw

しかも『若』奥様なんて強調するようなのつけたり。本当に若いのかw

 

 

4:清楚な若奥様

ああ!

なんか文句あんのか、コラッ!!・・・ですわ。

 

 

5:名無しの転生者

ぼろが出るのが早いw

 

 

6:名無しの転生者

とってつけたような『ですわ』で清楚にしたつもりか。ていうか、この『ですわ』、なんか聞き覚えあるわw

 

 

7:名無しの転生者

ジージェネの『なんちゃってお嬢様』なw1

 

 

8:清楚な若奥様

誰が!!

んん、ごほん。話が進みませんのでわたくしの事話させていただいてかまいませんか?

 

 

9:名無しの転生者

ああ、いいぜ。

 

 

10:名無しの転生者

なんか面白そうだし。

 

 

11:清楚な若奥様

ありがとうございます。わたくし、とある地方名家に生まれまして花よ、蝶よと育てられた真正のお嬢様ですの。

それはもう大事に育てられてきまして幼くして他の名家の跡取りと婚約していました。

 

 

12:名無しの転生者

うん、地方名家の生まれの転生者なのは本当だろうね。ただ、いやよそう。

 

 

13:名無しの転生者

気持ちはわかるぞ、12。けど突っ込んだら際限なく横道にそれるのは予想できるからな。俺も我慢してる。

 

 

14:清楚な若奥様

いずれはその婚約者と結婚し、わたくしの内助の功で嫁いだ先のお家を盛り立てていく、あの頃は本気でそう思っていましたわ。

そう、あの、あの、あのくそ色ボケお漏らし小僧野郎がやらかしやがりさえしなければ!!!、ですわ。

 

 

15:名無しの転生者

おおう、落ち着け、イッチ。既にバレているとはいえネコが剝がれてるぞ。

 

 

16:清楚な若奥様

申し訳ありません。あの時のわたくしの悲しみはとても深く、前世の記憶とペルソナ使いへの覚醒を同時に引き起こすほどでしたわ。

そうあれは忘れもしない7年前、当時18歳のわたくしは卒業式であの婚約者もといくそ野郎に婚約破棄を言い渡されましたの。

理由はくそ野郎が親しくもとい色ボケを発揮して乳繰り合いやがっておりました庶民の女子生徒もとい淫乱雌豚をよりによってこのわたくしがいじめたなどという濡れ衣からでしたわ。

学院一清楚で完璧なお嬢様と評判だったこのわたくしが! とるにたらない庶民の小娘ごときに!! しかも複数の殿方もとい種馬の駄馬と人目もはばからずイチャイチャしやがっていた脳みそピンクのガキなんぞいじめるどころか相手になんぞしやがりませんのに!!!

 

 

17:名無しの転生者

たえろ、みんな! 耐えるんだww

 

 

18:名無しの転生者

無理www

全然とりつくろえていないどころか訂正している方が下品なのってなんなのw

 

 

19:名無しの転生者

それだけ怒っていたってことだろ。まあ、若奥様っていうのは間違っていなかったんだな。

 

 

20:名無しの転生者

突っ込みどころが多いけどこれ、悪役令嬢物の婚約破棄の場面だよな。イッチはどう対処したんだろ。

 

 

21:清楚な若奥様

わたくしの誇りと思いは傷つけられ、さらに前世の記憶が戻って混乱していたのも相まってか、ついその二匹をボコボコにしてしまいまして。

 

 

22:名無しの転生者

おいww

 

 

23:名無しの転生者

さすがイッチ。悪役令嬢みたく社会的な制裁をするではなく物理的な制裁を選んだか。

 

 

24:名無しの転生者

でもそれだと問題にならないか。

 

 

25:清楚な若奥様

ええ、問題になりましたわ。まあ、婚約者が公衆の面前で婚約破棄なんかしやがりましたのでそっちの方が名家的には問題だったのでわたくしの生家は特に被害はこうむりませんでしたわ。

ええ、生家は。

あのくそ親父もといお父様は

 

「霧島家の娘にふさわしくない行いをしおって!」

 

などとわたくしの気持ちを慮ってくれず、一回り以上離れた、しかもバツイチ子持ちで性格に問題のある名家の当主に強制的に嫁がされましたの。ああ、なんて可哀そうなわたくし。今でも怒りもとい涙が禁じえませんわ。

 

 

26:名無しの転生者

き・り・し・ま、家ww

 

 

27:名無しの転生者

おいおい、もしかしてイッチの名前って本当にフローレンスなのか?

 

 

28:清楚な若奥様

だれが似非お嬢様だゴラァ・・・ですわ。

わ、わたくしは純日本人ですのよ。そんな異国風の名前ではないですわ。

 

 

29:名無しの転生者

本当か?

イッチの発言を見れば見るほどそうとしか思えないぞ。

 

 

30:清楚な若奥様

続けますわね。

嫁がされて夫となる当主と顔合わせ早々にやってくれやがりましたの。あのクズ、よりによって愛人を連れやがっていましたのよ。その上わたくしに向かって

 

「お前はお飾りの妻だ。余計な事するなよ。」

 

なんて言いやがりましたの。

 

 

31:名無しの転生者

うわぁ、嫁いだ先にいたのもテンプレクズ夫か。それで、イッチはまたボコボコにしたのか?

 

 

32:清楚な若奥様

何を言いますの。わたくしは深窓の令嬢と言ったではないですか。婚約破棄の時は前世の記憶の再生で取り乱してしまったからで、普段のわたくしはそんなはしたない真似はしませんわ。だからわたくしは文句も言わずに夫を去勢して、隣でクスクス笑っていた女も女として終わらせやがりました後、家を乗っ取ってやりましたの。一応戸籍上の夫とその愛人は相応しい場所で静かに余生を過ごすよう配慮もしましたわ。

 

 

33:名無しの転生者

まあうん、分かってはいたけどさ、旦那を去勢するのは、はしたなくないの?

 

 

34:名無しの転生者

突っ込みそこ?

しかし、家の乗っ取りなんてよく出来たな。

 

 

35:清楚な若奥様

嫁がされるまでのわずかな期間にガイア連合と接触しましたの。地方名家如きが黒札に逆らえまして?

 

 

36:名無しの転生者

ああ、なるほど。

 

 

37:清楚な若奥様

その家には前妻との間に生まれた11歳の嫡男がおりましたの。夫は前妻との折り合いが悪かったせいか冷遇されていましたが。わたくしは当主代理となって家や一族、土地の管理をする傍ら正式な跡取りである義息子の教育にも努めましたわ。幸いにして義息子は素直でしたのでわたくしの言う事をよく聞いてくれましたわ。ええ、本当にこの時は良い子でしたの、この時は。

 

 

38:名無しの転生者

>この時は

二回繰り返すとか、なんか不穏だな。

 

 

39:名無しの転生者

それもあるけど、イッチが教育?

名家じゃなくてヤクザの親分に育て上げるの?

 

 

40:清楚な若奥様

オーッホホホホホホ!

何を言い出すのかと思ったら、ヤクザ?

なんでそんなクズに育てなきゃいけないんですの?

まあ、蛙の子は蛙でしたけど。

 

 

41:名無しの転生者

ああ、教育に失敗したのね。

 

 

42:清楚な若奥様

言っておきますけど、教育は完璧でしたわ。

この7年、名家の当主として相応しい教育はもちろん精神の方も鍛えましたわ。あんなクズにならないよう本当に心掛けましたの。

本当にこの7年は何だったのかしら。実家と元婚約者の一族と雌豚に相応しい処遇もといオトシマエをつけられたこと以外全て無駄になってしまったのだから。

 

 

43:名無しの転生者

>オトシマエ

いや、十分じゃないw

 

 

44:名無しの転生者

やっぱりやりやがった。しかも実家までw

 

 

45:清楚な若奥様

義息子にはね、婚約者がいますの。わたくしに従って十分な手助けをしてくれた分家の娘。とても良い娘ですのよ。なのに義息子は勝手に婚約解消をしましたの、わたくしに断りもなく。

 

 

46:名無しの転生者

うわぁ、よりによってイッチの地雷を踏みやがった。

 

 

47:名無しの転生者

あれ、でも婚約破棄じゃなくて解消?

 

 

48:清楚な若奥様

ええ、そこだけは相手に配慮したとして褒めて差し上げてもいいかもしれませんわね。少なくともわたくしの元婚約者とはそこだけはちがいますから。

 

でもね、

 

義息子が、

 

わたくしの

 

顔に泥を塗ったことには

 

変わりないんですの。

 

しかも、

 

義息子には

 

もったいない良い娘を

 

泣かせたのも

 

許せねえんだよ!!!!!!!!!!!

 

 

49:名無しの転生者

ちょっ、イッチ!

 

 

50:名無しの転生者

やべ、下手な取り繕いもできないほどキレてやがる。

 

 

51:名無しの転生者

義息子、●んだわ。

 

 

52:清楚な若奥様

くそ、クソ、くそおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!

あのくそ野郎、クズとは違って性格は良いと思っていたアタイが馬鹿だった。ああ、自分の節穴具合が嫌になる!!!

女泣かせるクズがっ、このオトシマエ、覚悟してやがるよな!!!!!!

楽に●なせてやるものか、苦しんで、苦しんで、苦しんで、地獄が極楽に思えるようにしてやる!!!!!!!!!!

 

スレのみんな、実はクズの婚約者を家に呼んである。本来ならこちらが行くべきだが向こうからこちらに来ると伝えられた。非があるとはいえ本家が分家に行くのは面子の問題があるからとの配慮だ。本当に出来た家だよ。

そこでだ。アタイはクズに土下座させてでも婚約者の娘に謝らせてから、十分にオトシマエを付けた後に家から追放する。その様子を動画に撮るからリアルタイムで見ててほしい。

あのクズ、能力だけはありやがる。もちろん現地民としてだが。だから追放しても他の地方で身を立てられないよう奴の無様な姿を拡散してほしい。

 

 

53:名無しの転生者

おう、分かった。楽しく見させてもらうよ。

 

 

54:名無しの転生者

公開ざまぁか、いいね。そういえばその義息子、なんで婚約解消なんかしたの? やっぱり真実の愛(笑)の相手でも出来たの?

 

 

55:清楚な若奥様

それなんだがな、好きなやつがいるのは確実なんだが相手が分からねえんだ。家の情報網を駆使しても相手がわからなかった。直接はかせようにも今、アタイは頭に血が上っていやがるんで下手したら殺しかねない。使用人に任せても口を割ろうとしやがらねえんだ。

だから婚約者に詫びを入れさせた後に吐かせようと思う。詫びを入れさせた後ならうっかり殺してもいいしな。むしろその方がクズにとっては幸せかもな。

 

 

56:名無しの転生者

まあ、そうだろうね。ところでイッチ、口調。

 

 

57:清楚な若奥様

あら、いけませんわね。つい、怒りで我を忘れてしまいましたわ。オホホホホ。

 

 

58:名無しの転生者

www

 

 

59:清楚な若奥様

さて、もうそろそろ時間ですわね。あの娘の悲しむ顔を見るのはとても悲しいですが、義理とはいえ息子のしでかした事、母親として受け止めなければいけませんわね。それでは皆さま、どうかよろしくお願いします。

 

 

60:名無しの転生者

おう。こう言っていいのか分からないけど、頑張れよ。

 

 

 

 

 

屋敷の広間でアタイは婚約者とその父が訪れるのを待っていた。隣にはクソ義息子がいる。ずっと真面だと思っていたのに。やはり男なんて信じられねえ。

 

前世のアタイは自分で言うのもなんだが見てくれは良かった。漫画やアニメなんかである学校一の美少女とか恥ずかしい名称もつけられたり、街を歩いていた時に本当にスカウトまでされた。

けど。

アタイが容姿で得したことなんて一度もなかった。男からは情欲の目、女からは嫉妬と嫌がらせ。女友達なんていなかった。友達だと思っていたらくだらない理由、好きな男がアタイに惚れたなんて理由で離れていった。

それでも。

そんなアタイでも信頼していた奴はいた。アタイの幼馴染の少年。彼だけはアタイに優しかった。

けど。

最終的には裏切られた。よりによってアタイの妹と。

あいつら曰く、

 

「君の幼馴染でいることが辛かった。君とは釣り合わないと言われ続けた。」

「お姉ちゃんと比べられて悲しかった。私はお姉ちゃんほど奇麗じゃないし頭もよくないから。」

 

だから、お互いを慰めあってるうちにだと。さらに最悪なことにアタイの両親まで二人の味方をしやがった。

 

「お姉ちゃんなんだから。」

「あなたならすぐ相手が見つかるでしょう。あの子はかわいそうなのよ。」

 

だと。

これで切れないやつがいたら聖人だろう。

あとはまあ、アタイはアタイになった。要するに愚れて人生の裏街道を爆走したわけだ。

そして、転生後も男にも家族にも恵まれねえ人生を歩んでいる。それでも今世に救いがあるのは同じ転生者の仲間がいるお陰だ。あいつらのおかげでアタイはまだ踏みとどまれる。

 

 

けれどやっぱり譲れねえもんは譲れねえ。いくら可愛がっていた義息子だろうと、いやだからこそアタイの気持ちを裏切っていたこいつの事は許せねえ。

昔のこいつは子犬みたいに怯えた目をしていた。だれにも相手にされず周囲には敵しかいねえ。男とは言え、前世のアタイを重ねちまったから構い続けた。名家だから霊能力は大したことねえけど、そのかわり前世のアタイが得た知識も含めて敵を倒し生き残る術、戦闘以外でも役に立つ技術も教え込んだ。ぱっと見は優男だが中身はかなりのモンだ。

クソッ、本当に腹が立つ。こいつはこの話し合いが終わったらアタイのペルソナ『ケルベロス』の足につけた縄で縛りつけて異界でドライブとしゃれこもうか。何せアタイのケルベロスの姿は実物大のケルベロスバクゥハウンド2だ。しかもアタイが乗り込んで操縦して動かすという愉快な仕様なんでな。くくく、安心しろ。生かしてはやる。生かしてはな。

そうこうしている内に着いたようだ。アタイは余所行きの態度で彼女らを迎える。挨拶もそこそこで謝罪から入る。

 

 

「ようこそ、我が家へ。この度は本当に内の愚義息子が申し訳ないことをしたわね。この子の義母として謝罪するわ。」

 

 

本当に本家、分家という関係はメンドクサイ。なんで謝罪でも上から目線で言わなきゃいけねえんだ。

 

 

「いいえ、華様。もう、敦也様からは謝罪をされています。だからもう謝罪については結構です。ただ、私はなぜ婚約解消をされるのかその分けが知りたいのです。」

 

 

「華様、私も同じ気持ちです。父親の私から見ても敦也様と英理はとても仲睦まじいように見えました。それなのになぜ?」

 

 

二人の言葉はもっともだな。不義理なことをした相手の前だ、このクズに理由を吐かせよう。もし、もし真実の愛などとほざいたのなら、その時は・・・。

 

 

「二人の言う事はもっともです。敦也、お前が不義理を働いた二人の前です。だんまりを決め込んでいないで理由を話しなさい。」

 

 

そう言いながらアタイは義息子に向けて威圧を加える。だが、敦也はアタイの威圧を正面から受け止めやがった。レベルが一桁台のこいつがレベル40のアタイの威圧に耐えやがった。そのくそ度胸だけは感心するぜ。

 

 

「義母上、僕は、僕は・・・」

 

 

真剣な表情で意を決したように喋る義息子。いいぜ、その度胸に免じてどんな戯言でも受け止めてやる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あなたが、好きだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

は?

 

 

 

 

「僕は、あなたに助けられて以来ずっとあなたを思い続けてきました。」

 

 

ちょっ、

 

 

「あなたに相応しい男になるため、ずっと鍛錬してきました。」

 

 

え、あ、え?

 

 

「今でもあなたに相応しい男になれたとは思っていません。でも、高校を卒業と同時に結婚という話を聞き、居てもたってもいられなくなりました。」

 

 

あ、あなた、な、何言って

 

 

「英理には本当に申し訳ないと思っています。でも、僕はこの恋を、あなたへの愛をあきらめるなんてそんなの出来ないんです。」

 

 

えあ、え、わ、わたくしが、間女?え? 夢?

 

 

「義母上、いえ華さん、いや華!!!」

 

 

「は、はい?」

 

 

「僕の、俺のモノになれ!!! 俺の嫁になれえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!」

 

 

いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!

 

 

ちょっ、な、何言いやがりますの、この破廉恥義息子は!? そ、そんな、真剣な顔で、

 

 

え? わ、わたくしに嫁になれ、なんて、そんなイケメンなお顔で言うのは、ふ、二人きりとか、にしなさい。こんな人前で・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アタイ、いえわたくしは『ぎぎぎ』と油不足のロボットの首の様な音を立てやがりながら、周囲を見回しました。うん、使用人も控えた広間、そして、わたくしの目の前には義息子の婚約者親子・・・

 

 

「そう言う事だったのですね。私、華様の義娘になれる事を楽しみにしておりました。あなた様は私の憧れでしたから。でも、いえだからこそあなた様が敦也様の思い人なら婚約解消も納得ですし私も祝福できます。」

 

 

はっ、ちょっ、え、な、なんで納得するの?

 

 

「うむ、華様の相手が敦也様なら我が一族の誉れ。私も婚約解消には同意いたしますぞ。」

 

 

するな、同意するな!

 

 

「お父様、これ以上は愛し合うお二人の邪魔です。」

 

「そうだな。私たち二人は失礼させていただきます。」

 

 

ちょっ、帰らないで。違うから、まだ愛し合ってないから!

 

 

し、信じられない、あいつら帰りやがった。

 

 

そ、そうです、まだ使用人達がいます。お、おい、義息子が乱心したぞ、早く止めろ!

 

 

「うう、坊ちゃま。ご立派になられて・・・爺は、爺は嬉しいですぞ。」

 

 

くぉらぁ! 執事長、何感激してやがる!! てめえは率先して止める立場だろ!!!

 

 

くそっ、あのジジイは役に立たねえ。なら、メイド長

 

 

「さあ、坊ちゃま。あとは押しまくって本懐を遂げるのです。婆やがついておりますよ。」

 

 

だめだ、さらに役に立たねえ。思えばこの二人は義息子を孫のように可愛がっていたからな。よし、ならメイド共。ちょっと頼りないが複数なら大丈夫だろ。さっさと止めろ。

 

 

「うわぁ、凄いプロポーズ。見ているこっちまで顔が赤くなっちゃう。」

 

 

「しかもあの坊ちゃまから、あの端正なお顔からあんな事を言われたら女なら誰だって落ちるわ。」

 

 

「奥様がうらやましい。私もイケメンからあんなプロポーズ受けてみたい。」

 

 

本当に頼りにならなかった。何をそんな女子高生みたくはしゃいでるのよ、あんた達は。仮にも九条家のメイドでしょうが!

 

 

どいつもこいつも役に立たねえ。こうなったらアタイの私兵、いや舎弟ども。さっさと止めろ、わたくしのピンチだぞ!

 

 

こいつらなら大丈夫なはずだ。アタイ自ら選抜して鍛え上げた精鋭部隊。全員が銀札を獲得している程の実力者で九条家でなくアタイに忠誠を誓ったこいつらなら

 

 

「す、すげえ、あの姐さんの威圧に耐えるのだけでも信じられねえのに、よりによって姐さんにプロポーズしやがった。」

 

 

「ああ、義理とはいえ姐さんの息子にしては頼りねえと思っていた事が恥ずかしい。俺の目は節穴だった。」

 

 

「俺達に出来ねえ事を平気でやりやがった。そこにシビれる、憧れる!」

 

 

おい手前ら! なに感心してやがる!! さっさと動け!!!

 

 

「おい、手前ら!」

 

 

お、この声は隊長。流石ね、やっぱりあんたは頼りになるわ。

 

 

「今日からあの方の事は旦那様と呼べよ。行き遅れ確定だった姐さんをもらってくれる大切なお人だ。しかも見事な覇気の持ち主だ。俺らの上に立つのにふさわしいお方だ。間違っても今まで通りに坊ちゃんなんて呼ぶんじゃねえぞ。」

 

 

「「「「「へい!!!」」」」」

 

 

お ま え も か!!

 

 

しかも言うに事欠いて行き遅れ確定だとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!

 

 

ふざけんじゃねえ、ですわ。こちとら義息子の結婚式を見届けてから理想のシキガミ婿を作る予定だったんですわ。だから行き遅れる事なんて

 

 

「今、他の男の事考えました?」

 

 

え、いえ、確かに他の男といえばそうですけどまだ誕生しては・・・いえそれよりなんでわたくしの思っていることが分かったんですの。

 

 

ちょっと、なんで顔を近づけてきますの。その奇麗な顔を近づけないでくださいまし。

 

 

「他の男の事なんて考えられないようにしてあげます。俺の事だけ思ってください。」

 

 

 

ちょ

 

 

いや

 

 

まって

 

 

まだ、はやい

 

 

んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん❤

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

61:清楚な若奥様

み、みなさん、ごきげんよう。

 

 

62:名無しの転生者

にやにや

 

 

63:名無しの転生者

ニヤニヤ

 

 

64:名無しの転生者

wwww

 

 

65:名無しの転生者

いやぁ、凄い婚約解消劇だったね。

 

 

66:名無しの転生者

まさかあのイケメン坊ちゃんがあんな気合の入ったドモンばりのプロポーズを、しかもお嬢にするなんてね。

 

 

67:名無しの転生者

しかもラストはお嬢にディープキスを。

 

 

68:名無しの転生者

あれはみんな歓声を上げたぜ。俺たちも、画面の中の使用人たちも、お嬢の私兵らしきインテリヤクザ集団もな。

 

 

69:清楚な若奥様

い、言うんじゃねえ、ですわ。わ、忘れてくださいまし。

というかお嬢って何ですの?

ていうか、わたくしの配下はインテリヤクザじゃねえ! ですわ。

 

 

70:名無しの転生者

>お嬢

何ですのも何も、お嬢の見た目、まるっきりフローレンス・キリシマじゃねえか。

 

 

71:名無しの転生者

お嬢は否定してたけどさ。しかも名前まで華だし。フローレンスってたしか日本語だと花だろ。

 

 

72:清楚な若奥様

わ、わたくしはあそこまで酷いなんちゃってお嬢様ではありませんわ。

 

 

73:名無しの転生者

いやぁ、お嬢も十分あっち側だぜ。

 

 

74:名無しの転生者

うんうん。

 

 

75:清楚な若奥様

て、手前等・・・ごほん、ま、まあ、紆余曲折ありましたが、婚約解消の件は円満に解決しましたわ。お詫びとして元婚約者のあの娘には別の良い相手を紹介しましたし、家にはそれなりの手当てをしましたわ。

 

 

76:名無しの転生者

うん、それは見てたから予想できてたよ。で?

 

 

77:清楚な若奥様

で、とは?

 

 

78:名無しの転生者

決まってるじゃん、あの義息子とはどうなったのさ。

 

 

79:名無しの転生者

もったいぶらずに教えてよ。みんな気になっているんだからさ。

 

 

80:清楚な若奥様

それは、その、なんといいますか、その、け、け、け

 

 

81:名無しの転生者

何変な笑い声上げてんのさ。

 

 

82:清楚な若奥様

笑い声じゃねえ、ですわ。だから結婚することに決まったんですわ!

 

 

83:名無しの転生者

おお、おめでとう。

 

 

84:名無しの転生者

いやあ、めでたい。スレ民一同、心から祝福させてもらうよ。

 

 

85:名無しの転生者

しかし、結構早くお嬢はOKしたね。最終的にはそうなるとは思ってたけど、もう少し時間がかかるかと思ったわ。

 

 

86:清楚な若奥様

ま、まあ、あの子があんなにも一生懸命にぷ、プ、プロポーズしてくださったんですもの。義、義母として認めないわけにはいきませんわ。決して、決してわたくしがほ、惚れたわけじゃありませんことよ。そこんとこ勘違いなさらないでくださる?

 

 

87:名無しの転生者

うわぁ、お嬢のツンデレって誰得?

 

 

88:名無しの転生者

少なくともあの坊ちゃんには最高のご褒美だろ。

 

 

89:名無しの転生者

ああ、聞いた瞬間抱きしめてそう。

 

 

90:清楚な若奥様

だまらっしゃい、ですわ。てか、なんで知ってますの?

 

 

91:名無しの転生者

既にした後かよw

 

 

92:名無しの転生者

そこんとこも、詳しくw

 

 

93:清楚な若奥様

い、言いませんことよ。ちょっとすげなくしたらいきなり抱きしめてきて、き、キスされて、お姫様抱っこされて、部屋に連れ込まれてませんわ。ええ、その後足腰立たなくなるまでされたなんて事実は全然ありませんわよ。3

 

 

94:名無しの転生者

wwwwww

 

 

95:名無しの転生者

だ、だめだ、腹筋、痛いwwww

 

 

96:名無しの転生者

お嬢w

もうしゃべるなww

 

 

97:名無しの転生者

ところでお嬢。お嬢達の結婚式、俺たちも参加できるかな?

 

 

98:名無しの転生者

そうそう。画面越しとはいえプロポーズに立ち会った俺たちとしてはお嬢達の事、祝いたいんだ。

 

 

99:清楚な若奥様

そうですわね。地方名家としましては黒札が多数出席してくださるのはとても名誉な事ですし、希望される方はわたくしにメールを送ってください。招待状を送りますから。

 

 

100:名無しの転生者

やった!

ありがとう、お嬢。

 

 

101:清楚な若奥様

では、わたくしは落ちますわね。ごきげんよう。

 

 

102:名無しの転生者

・・・行ったかな。

 

 

103:名無しの転生者

たぶん。

さて、みんな、分かってるな。

 

 

104:名無しの転生者

もちろん。前世ですらお目にかかれなかったあのフローレンス・キリシマのウェディング姿、しっかりと拝見させてもらうぜ。

 

 

105:名無しの転生者

白無垢かもしれないけど。どちらにせよあのお嬢の晴れ姿なんて誰も想像しなかったからな。きちんとしたカメラを用意しておくぜ。

 

 

106:名無しの転生者

当日は気合入れろよ、みんな!

 

 

1
SDガンダムジージェネシリーズに出てくるオリジナルキャラ『フローレンス・キリシマ』の事。性格については本文の通りな女性

2
ガンダムSEED C.E.73-STARGAZERに出てくる4足歩行のMS。なお本作品でこのMSが活躍する場面は閲覧注意

3
某結界はきちんと張ってあります。




今回のスレ主は前半は怒りの為、後半は羞恥の為に言動がおかしくなっています。いつもはもうちょっとマシな猫をかぶってますね、たぶん。特に後半はひどく、猫かぶりと本性が入り混じった口調になってしまっています。


清楚な若奥様
本名、九条華。旧姓、霧島華。
本編の通り、フローレンス・キリシマに外見も中身もそっくりな似非お嬢様。いや、現世は本当に名家のお嬢様だが性格がw
記憶を取り戻す前から覚醒はしていた。前世の記憶が戻ると同時にペルソナ使いへと二度目の覚醒。ペルソナは運命『ケルベロス』。姿はガンダムSEEDのケルベロスバクゥハウンド。しかも実物大で乗り込んで操縦するという某世紀末生徒会長を上回る運用をする。
前世と現世での体験が元で顔だけは良い男性に対して不信感を持っていたが、それ故に男性の免疫がなく義息子に簡単に堕とされてしまった。


九条敦也
義息子。両親の折り合いが悪かった為か、父親とその愛人から虐待されていた。華が九条家に嫁いだ時に救われ、恋心を抱いてしまう。
以後、華に相応しい男になるため、血の滲む努力をしてきた。
霊能力以外は有能で、性格も良く、外見は繊細な美少年とかなりの優良物件。
本当は婚約者にも時間をかけて婚約解消に納得してもらうよう計画を立てていたが、高校卒業と同時に結婚と聞いて焦って行動してしまった。その結果は、本編の通り。


婚約者
九条家の分家の出で、名前は英理。
敦也を思っていたというより、華に憧れていてその義娘になるのを嬉しく思っていた模様。
婚約解消後、華の配下の中でも良い男性とお見合いをし、互いに気が合ってこちらも結ばれた模様。しかも華に直接仕える事が出来て、幸せな境遇を味わっている。


分家
地方名家にとって黒札の血を入れることは至上命題の為、今回の婚約解消は一族の繁栄を約束される出来事となったので誰からも反対や非難の声が上がらず問題視されることはなかった。

マカーブル様からウェディングドレス姿のお嬢のFAを頂きました。ドレスはもちろん表情も素晴らしいです。


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