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さらにいうと、作者にも勘違い等がある可能性があるので、そういう場合は批判するのではなく、バファ●ンのように優しく注意してくださると幸いです。
丸を書いただけのお粗末な陣と散々な詠唱。それでも最後の良心が働いたのか、聖杯が一瞬の反応を見せた。
慌てて簡易召還セットのために用意しておいたお手製の魔力電池を握り締め、必死に此方へと引っ張り込む。
まさに感覚としかいいようが無いのだが、自分の魔力を聖杯へのラインを通じて吸っている
「うわわっ。」
隣の部屋で、兄貴の声が聞こえる。恐らく、風とかが向こうに伝わっているんだろう。すまん。
兄貴の声を聞いて、心を落ち着かせる。
殺す気かよ、ってぐらいの必死の攻防を綱引きに例えて考えると、何だか体の力が抜けてしまった。
いい意味で、緊張が解れていく。
無言の攻防戦が続き、数秒、数十秒。どれくらいか経った後、感じる僅かな手ごたえ。
――いける!
「観念してッ、こっちに、来やがれェェええええ!」
ぐい、と。引っ張る力を強める、と。
魔力のラインの向こう側にいた存在が、急に希薄になるのを感じた。
――マジで!? 逃げられた?!
一瞬の落胆。それと同時に走る、猛烈な違和感。
…なんちゃって魔方陣に、風が集まっている。何かとの綱引きで辺りへ飛び散った俺の魔力の渦によって、はや竜巻かと見まごう程の、強烈な風が。
魔方陣は一層輝き、台風の目はどんどんと何かを練り上げていく。
やがて――聖杯のバックアップが合流したのか、急速に構成されていく、足、膝、胴、腕。
目も開けられない眩しさと、突風の中、ちらりちらりとパーツだけが、焦らすように覗いた。
どくり、どくり。不安を感じ、恐怖を感じ、今すぐ逃げ出して、全てを無かったことにしたいと考える自分。その何処かに、心臓の音と共に、高まっていく高揚感を感じる。
――成功か? 成功なのか? …なら、何が来る。
知っている奴か、知らない奴か。
隠すことの出来ない、隠せないほどにまで高まった興奮に、魔力がさらに唸りを上げる。
人成らざる者が、現れる。俺が、呼んで、成功させたんだ。
体温があがる。頭が沸騰するように熱い。
楽しい、楽しい、楽しい。
風が治まり始めて、ついに俺の興奮は最高潮に達した。
光が儚く溶けていく。代わりに、さっきまで何もいなかった魔法陣には、膨大なエーテルを内包した、
「あーあァ…。たまにこういう事あるんだよな…。
んー、まぁいいや、形式通りに言っとくぞ?
――問おう、お前が俺のマスターか?」
「……っで…!」
思わず、声が零れた。仕方ないだろう、だって、だってコイツは――。
「んん?」
裸足。濃紺のジーンズ。白いシャツ。訝しそうに細められた黒目。手に持っているのは…薄塩味のポテトチップス。そのどれもに、嫌というほど見覚えがある。
当たり前だ当たり前だ当たり前だ! そうだよコイツは――、
「なんッッッで兄ちゃんんんん!!?」
俺氏、今年で17歳。今回の戦争で死を覚悟する必要がありそうです。
「あー…えーっと、…うん。とりあえず仕切りなおす?
問おう、お前が俺のマスターか?」
何か、言ってる。兄貴の姿をした、異様なぐらいにエーテル保有してるサーヴァント(の筈)が、何か、言ってる。
俺の頭はメリーゴーランドよろしくぐるぐる回っているワケだが、兄貴は、「とっととしろよ」みたいな顔で返事を要求してくる。
何? これって別におかしくないの? 膨大な魔力使って、大掛かりな召還したら魔改造された兄貴が来んのって常識?
「っ――んなワケねぇだろ!?
何で兄貴!? 何で兄貴通常運転!? これどういう状況!?」
こうして、俺の聖杯戦争は幕を開けたのだったたたたた…。
オリジナル要素どかっといれたから反応が怖いお…((゚゚дд゚゚ ))gkbr