強キャラDEATH死   作:iki

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どうもikiです。
バトル描写にだいぶ苦戦しました。
当初の想像より5倍長くなりました。
それでは、どうぞ。


VS斬夜!!~絶命陣破れたりDEATH死~

 

 

 どーもゲスシドーです。間違えた、祠堂孫六です。

 原作通りABCカップでネコシャツに負けようと思ってたらニンジャが来ました、いや何故じゃ。

 予想外すぎる出来事のせいで呆然とする俺に二人が話しかける。

 

 

「いきなり初等部一位の対戦とはついてへんな」

 

 

「華麗に勝ってしまわれる自信がありますでしょう?」

 

 

 こんな風に何故か中等部の奴らが俺に絡んでくるんだよな……おかしい、原作だとそこまで仲良くなかったはずなんだけどなあ……

 ていうか…

 

 

「何故君達はここにいるんですか?」

 

 

この開会式にこの三人が居るのはおかしいんだよなあ……

 

 

「何言うとんねや、開会式があるんやから当然居るに決まってるやろ?」

 

 

「当たり前のことを聞くな、祠堂孫六」

 

 

 まあジンとゲンマがいるのは俺が原作のように暗躍しなかったからだからこの二人は納得できる…が、

 

 

「禍津君と轟君はまだわかります、けれど……天野鈴さんはもっと派手な演出のほうが好みなのでは?」

 

 

このお嬢はでっかい飛行船で飛んでくるはずだろうが!

 

 

「確かに素敵な案ですけれど……初等部の方々に対して失礼のないように振る舞うのは当然の事ではなくて?」

 

 

 ……もう何言ってもこの三人がいることは変わらないのでこれ以上の詮索はよすことにした。そもそも俺が斬夜と戦う羽目になる前から結構原作とは乖離してんだよなあ……それは俺たち中等部の関係性だけではなく、初等部の関係性も変わっている。だって―

 

 

「よし、絶対に優勝だ!」

 

 

「優勝は僕が果たす!」

 

 

「優勝目指してみんなでがんばるYO!」

 

 

「応!おまえにも負けないからなテツヤ!」

 

 

「言われなくてもそのつもりだぞ」

 

 

「YO♪」

 

 

 君らいつそんなに仲良くなったん?まだ関係性ほとんどないはずでしょうが……ネコシャツ君が横でやれやれだぜみたいにため息ついてるよ?

 

 

「さあ今年のABCカップの初戦、一回戦第一試合は初等部ランキング一位の如月斬夜選手と()()()()()()()()()()の祠堂孫六会長の戦いです!どちらも名実ともに優勝候補の実績を持ちます!果たして勝つのはどちらなのか!?」

 

 

 後なぜか俺はゲンマを超えて中等部一位になっていた。

 ……いや違うんだよ、いろいろあったんだよ!最初はガエル・カーンとかアデイラードを原作通り使ってたんだよ、でもなぜか全ての元凶であるキョウヤ君が新しいバディモンスターを俺にほいほい渡してくるんだよ……心配になって一回「こんなにもらっていいんですか?」って聞いたら「君と僕の仲じゃないか」なんていう答えにならない答えが返ってきたから諦めたけどなんでこんなに俺にモンスターくれるんだろ……得体の知れなさに怖くなってきた……。

 

 

「祠堂会長、あなたを倒してABCカップを優勝します」

 

 

 おいおい優勝宣言繰り出してきたよ…これわざと負けれないやつやん……

 何なら中等部の面子がこんなにいるのに八百長なんてかまそうもんなら一発で看破されてジ・エンドだし…

 

 

「……全力で行きますよ」

 

 

 もうこれ本気で行くしかないわ、まあ今日のデッキは斬夜との戦いにぴったりだしちょうどよかったかもしれん。

 

 

「宵闇の―貴様を弔う死の刃―ルミナイズ!如月忍法帖、推参!」

 

 

「柔よく剛を兼ね……

変幻自在の雲水行脚……!

ルミナイズ、白竜仙界―山紫水明―!」

 

 

「バディ……!」

 

 

『ファイト!!』

 

 

「「オープンザフラッグ」」

 

 

「カタナワールド」

 

 

「こちらもカタナワールドです」

 

 

「まさかの両者共にカタナワールドでの対決だー!」

 

 

「兄者と同じカタナワールド……」

 

 

「前回俺とファイトしたときはデンジャーワールドだったが…」

 

 

「本当に読めない人だな……!」

 

 


 

 

《祠堂1ターン目》

 

 

「先攻は祠堂会長!」

 

 

「チャージアンドドロー」祠堂手札6、ゲージ2→3

 

 

「『機動忍者 地雷也』をセンターに、ゲージ1を払って『狂瀾怒涛 魔海象』をライトにコール」祠堂手札6→4、ゲージ3→2

 

 

「設置『水術 シノツクアメ』」祠堂手札4→3、ゲージ2→1

 

 

「『水術 シノツクアメ』は場の「水」のモンスターの攻撃力と防御力を共に2000プラスする効果を持つ、攻防一体のカードだな」

 

 

「すげーYO!?俺もあんなカードほしいYO!」

 

 

「魔海象、ファイターをアタック」

 

 

「オレの中身見てみるかい?オラァ!!」

 

 

「ぐっ…」

 

 

斬夜ライフ10→7

 

 

「ご苦労様でした魔海象」

 

 

「あばよ旦那」

 

 

「魔海象はターン終了時にドロップに置かれる効果を持ちます」

 

 

「だから1ターン目から2体モンスターをコールしたってことやな」

 

 

「相変わらず用意周到なプレイですわね」

 

 


 

 

《斬夜1ターン目》

 

 

「後攻、斬夜選手のターンです」

 

 

「ドロー、チャージアンドドロー」斬夜手札6→7、ゲージ2→3

 

 

「『ナノマシン忍者 月影』をセンターにバディコール、更に『電子忍者 紫電』をライトに『ステルス忍者 霧隠れ才蔵』をレフトにコール!」斬夜ライフ7→8、手札7→4、ゲージ3

 

 

「斬夜選手、一気にモンスターを三体もコールだー!」

 

 

「勝負をかけに来たか、如月斬夜…!」

 

 

「紫電の効果、サイバーアナライズ!ゲージ1を払い、手札の忍法一枚を捨てて2ドロー」斬夜手札4→5、ゲージ3→2

 

 

「キャスト、『明鏡止水』」斬夜手札5→4、ゲージ2→5

 

 

「手札を補充した斬夜選手、更にゲージを3枚増やす『明鏡止水』だー!」

 

 

「させませんよ」

 

 

「何!?」

 

 

「キャスト『鬼道 桜吹雪』」

 

 

祠堂ライフ10→8、手札3→2

 

 

「くっ!」斬夜手札5→4、ゲージ2→5

 

 

「『鬼道 桜吹雪』は相手が使った魔法をライフ2を犠牲にすることで無効化できる……使いどころが分かれる技や」

 

 

「こんな序盤に使うなんて……何か考えがあるはずだ」

 

 

「考え?」

 

 

「つまり祠堂会長は自分のライフを2も犠牲にしてまでも『明鏡止水』を止めたかったってことなのよ」

 

 

「まだ狙いは分からないが……次のターン、何かを仕掛けてくる可能性は高い」

 

 

「月影と紫電で地雷也に連携攻撃!」

 

 

「忍!」

 

 

「斬!」

 

 

「ぐえー!」

 

 

「ただではやられません、キャスト!『鬼道 月白斬り』!才蔵を破壊です」祠堂手札2→1、ゲージ1

 

 

「くっ…だが、ファイナルフェイズ!『秘剣 絶命陣』!」斬夜手札4→3

 

 

「一度も攻撃を通せなかった斬夜選手、しかし伝家の宝刀『秘剣 絶命陣』で祠堂会長の動きを封じていくー!」

 

 

(最初の動きを見る限り、あのデッキには必殺技と武器は入っていないはず……ならばここは魔法を咎める『秘剣 星砕き』で!)

 

 

「ターンエンドだ!」

 

 


 

 

《祠堂2ターン目》

 

 

「ドロー、チャージアンドドロー」祠堂手札1→2、ゲージ1→2

 

 

「『電子忍者 紫電』をレフトにコール」祠堂手札2→1

 

 

「見参!」

 

 

「サイバーアナライズで2枚ドローです」祠堂手札1→2、ゲージ2→1

 

 

「ゲージ1を払ってドロップゾーンの水属性のカードを2枚ソウルに入れて、センターに『白竜仙人 七瀬』をバディコール!」祠堂ライフ8→9、手札2→1、ゲージ1→0

 

 

「時に猛々しく時に柔らかく……水術の神髄を見せて差し上げましょう……!」

 

 

「バディギフトでライフ回復!」

 

 

「あれが祠堂先輩のバディか…!」

 

 

「ただものじゃねえ雰囲気がプンプンするぜ……!」

 

 

「凄い神秘的ね……」

 

 

「ここで祠堂会長、ソウルガードが2枚もある鉄壁バディをコールだー!」

 

 

「お願いしますよ七瀬、能力発動!」

 

 

「任せなさい我が主よ……水術はあらゆるものを流す……白竜仙水術、懸河瀉水!」

 

 

「くっ、一体何がっ」

 

 

「!?兄者!ゲージを見るでござる!」

 

 

「何!?ゲージが流されていく……?」斬夜ゲージ2→0

 

 

「七瀬は自身のソウルをドロップゾーンに送ることで、相手のゲージを破壊できます」

 

 

「なんと祠堂会長、七瀬の能力で斬夜選手のゲージを一気に空にした―!」

 

 

「なるほど、そういうことか…!」

 

 

「ええ、まずいわね……」

 

 

「どういうことなんだよ?爆、くぐる?」

 

 

「斬夜のデッキ、如月忍法帳は相手の行動に合わせて必殺技の『秘剣 絶命陣』や様々な忍法を使って相手を翻弄するデッキだ」

 

 

「でも絶命陣も、強力な忍法も…多くはゲージを払って発動されるわ」

 

 

「ああ、だから祠堂会長はゲージを増やす『明鏡止水』を『鬼道 桜吹雪』で止めたわけですね」

 

 

「そういうことよ、キリ君」

 

 

「相手がやりたいことをさせ自分は『水術 シノツクアメ』で強化……完成度の高いコントロールデッキだな…!」

 

 

「ではアタックです、紫電で紫電にアタック、続けて七瀬で月影にアタック」

 

 

「兄者の手札には今、『流星十字手裏剣 右打ち』があるのに……」

 

 

「ゲージがないから使えんと…ほんまいやらしいなぁ」

 

 

「斬!」

 

 

「紫電を破壊!」

 

 

「白竜仙水術、水滴石穿!」

 

 

「月影も破壊だー!」

 

 

「月影はやらせない…ナノマシン空蝉!」斬夜手札3→2

 

 

「斬夜選手、ナノマシン空蝉で月影を残したー!」

 

 

「ターンエンドです」

 

 


 

 

《斬夜2ターン目》

 

 

「ドロー、チャージアンドドロー」斬夜手札2→3、ゲージ0→1

 

 

「もう一度紫電をコール」斬夜手札3→2

 

 

「そして紫電の能力を……発動!」斬夜手札2→3、ゲージ1→0

 

 

「一瞬悩みましたわね……」

 

 

「そりゃあゲージを枯らされた今、一枚でも惜しいからなぁ、慎重になるのも仕方がないわ」

 

 

「だが……妨害のおかげで守備がおろそかだ!月影!七瀬に……」

 

 

「兄者!シノツクアメがあるでござる!」

 

 

「現在シノツクアメの効果で七瀬の攻防は7000!月影の攻撃力5000では倒せません!」

 

 

「七瀬の能力で疎かになりがちな守備はシノツクアメでカバーして相手の動きをゲージ破壊で妨害する……」

 

 

「完璧なまでの盤面制圧ね……」

 

 

「斬夜君、やりたいことが全くできてない……」

 

 

「くっ……紫電、月影!七瀬に連携攻撃!」

 

 

「通しましょう」

 

 

「斬!」

 

 

「忍!」

 

 

「水は涸れても、必ず舞い戻る……」

 

 

「祠堂会長、バディを破壊されたのに涼しい顔をしているー!これはハッタリなのかー!?」

 

 

「あの顔は何かを考えてますわね」

 

 

「ま、絶対何かあるわな」

 

 


 

 

《祠堂3ターン目》

 

 

「ドロー、チャージアンドドロー」祠堂手札1→2、ゲージ0→1

 

 

「サイバーアナライズで2ドロー」祠堂手札2→3、ゲージ1→0

 

 

「『抜け忍 くノ一雪代』をライトにコール」祠堂手札3→2

 

 

「……参ります」

 

 

「おおーあの無口なくノ一のねーちゃん美人だなー!是非お近づきになりたいぜー!」

 

 

「そんなこと言ってる場合じゃないYOー!」

 

 

「悪い悪い、テツヤの言う通り俺等の天敵に鼻を伸ばすのはノーだったな」

 

 

「?、天敵なのかYO?」

 

 

「キャスト、『明鏡止水』」祠堂手札2→1、ゲージ0→3

 

 

「ここでゲージ増加……」

 

 

「何かを仕掛けようとしている……そうでしょ、ジン」

 

 

「その通りやな」

 

 

「雪代、紫電で紫電に連携攻撃」

 

 

「斬!」

 

 

「白雪の、術…!」

 

 

「紫電を破壊ー!」

 

 

「?、なあ爆、なんで祠堂会長は―」

 

 

「連携攻撃をしたのか、だろ?」

 

 

「っ、ああ」

 

 

「確かに雪代の攻撃力も紫電の攻撃力も防御力を上回っていて更にシノツクアメのおまけつきだ、普通なら連携攻撃をする必要はない……だが」

 

 

「『うつせみの術』と『忍法 玉鋼』を対策したんやろなあ」

 

 

「単体攻撃を無効化するうつせみと…攻防をあげて反撃を付与する玉鋼……どちらも強力な魔法、だけど」

 

 

「連携攻撃をされればどちらもケアできる……巧妙ですわね」

 

 

「しかも斬夜にはゲージが一枚もないから『流星十字手裏剣 右打ち』も撃てん……やけどもそれは」

 

 

「如月斬夜自身が前のターンでドローを優先した故に起きたこと……己の未熟さが仇となったな」

 

 

「……言いたいことを全部言われたわね、ジン」

 

 

「ゲンマはんには敵わんなぁ…」

 

 

「くっ……!(確かに今ある僕の手札は『うつせみの術』と『忍法 玉鋼』、そして『流星十字手裏剣 右打ち』の三枚……まさか全部読まれているのか……!?くそっ!)」

 

 

「ありゃあよっぽど苦しいみたいだな」

 

 

「分かるのかYO?アスモダイ」

 

 

「俺は魔王だぜ?それぐらい分かって当然さ」

 

 

「理由になってないYO……」

 

 

「ターンを返します」

 

 


 

 

《斬夜3ターン目》

 

 

「ドロー…………」斬夜手札3→4

 

 

「斬夜選手、ドローするやいなや固まってしまいました!?一体どうしちゃったのかー!?」

 

 

「何をゲージに送るのか悩んでいるんやろな」

 

 

「今、何が最善なのかを読み取れないと負けが確定する……」

 

 

「まともに考えればゲージを消費するカードを優先しますわね……」

 

 

「ただ、この散漫な状況でそれに気づけるかどうかや」

 

 

「ここが如月斬夜の正念場……!」

 

 

「(ゲージが不足している今、右打ちは必要ない……!)チャージアンドドロー、っよし!来たぞ!」斬夜ゲージ0→1

 

 

「ゲージを増やす魔法でも引いたか?だが……気づいていないのか?」

 

 

「キャスト!『明鏡止水』!」斬夜手札4→3、ゲージ1→4

 

 

「斬夜の奴、罠に嵌りおった!」

 

 

「ゲージ1を使って雪代の能力発動です」祠堂ゲージ3→2

 

 

「っ、しまっ―」

 

 

「六花忍法…朧泡雪……!」

 

 

「『明鏡止水』が雪に埋もれ―!」ゲージ1→4

 

 

「なんと祠堂会長、斬夜選手の『明鏡止水』を再び無効化したー!」

 

 

「一体何が起きたんだYO!?」

 

 

「雪代はゲージと自身を代償に、メイン中の相手の魔法を無効にできるんだ、言ったろ?俺らの天敵って」

 

 

「OH!すんごい魔法がいっぱいのマジックワールドやカタナワールドには天敵だYO!」

 

 

「只、手札に持ってるかわからん桜吹雪と違って、雪代は場に出ている……警戒は容易やったはずや」

 

 

「しかし、今の動揺しきった如月斬夜はそこまで考えられなかった……ということね」

 

 

「不足しているゲージを、一刻も早く手に入れたいという気持ちが先行したが故に起こったプレイミス……普段の冷静沈着な如月斬夜では考えられないことですわ」

 

 

「やはり正念場を打破することは出来なかったか……如月斬夜、まだまだ未熟……!」

 

 

「どうしますか?もう魔法を無効化する雪代は居ませんよ?」

 

 

「…………月影で祠堂会長にアタック……!」

 

 

「もう早く決めんとジリ貧や、削っていくしか道はあらへん」

 

 

「キャスト『鬼道 霧襖』」祠堂手札1→0

 

 

「っ……!ターン…エンドだ……!(何もかもを封じられる……!)」

 

 

「祠堂会長、斬夜選手の魔法を無効化しただけでなく、ダメージも防いだー!」

 

 


 

 

《祠堂4ターン目》

 

 

「ドロー、チャージはせずにサイバーアナライズで2ドロー」祠堂手札0→2、ゲージ2→1

 

 

「さっきの月影の攻撃は悪手だったな」

 

 

「そうね……」

 

 

「そうなのか?普通に攻撃を防がれただけじゃねえか?なあ牙王?」

 

 

「俺もそう思う、なんで悪手なんだ?」

 

 

「『鬼道 霧襖』は自分が受けるダメージを2軽減する魔法……ドラゴンワールドでいうところの所謂『白竜の盾』だ」

 

 

「ダメージ軽減だからモンスターは守れない……たらればの話になっちゃうけど、今の月影の攻撃でドロー効果を持つ祠堂会長の紫電を破壊できるチャンスを逃したことになるわ」

 

 

「冷静さを失うとプレイにも影響が出るってことだな」

 

 

「そういうことだ、祠堂会長もそれを狙っていたのかもな」

 

 

「だとすりゃあ、末恐ろしいファイターだぜ牙王」

 

 

「七瀬を今度はライトにコール、ソウルを一枚使って能力発動」祠堂手札2→1、ゲージ1→0

 

 

「何度でも水は廻る……白竜仙水術、懸河瀉水!」

 

 

「……」斬夜ゲージ1→0

 

 

「兄者のゲージが再び流されちゃったでござる……」

 

 

「もう完全に孫六はんのペースやな」

 

 

「まるで岩をも削る流水の如し……!」

 

 

「やりたいことを何一つとして許さない……恐ろしい戦法ね…」

 

 

「再び七瀬をコールしてゲージを涸らした祠堂会長、斬夜選手の動きを完全に封じたー!」

 

 

「紫電、月影にアタック」

 

 

「キャスト、うつせみの―」

 

 

「『鬼道 桜吹雪』で無効化です」祠堂ライフ9→7、手札1→0

 

 

「それでも……月影はやらせん!ナノマシン空蝉!」斬夜手札3→1

 

 

「七瀬」

 

 

「水滴石穿!」

 

 

「ナノマシン空蝉!」斬夜手札1→0

 

 

「このターンを無傷でしのいだ斬夜選手、互いに手札、ゲージともにゼロの長期戦だー!」

 

 

「ターンエンドです」

 

 

「祠堂会長、笑ってるYO?」

 

 

「あれは……確信の顔だな」

 

 


 

 

《斬夜4ターン目》

 

 

「ドロー、チャージアンドドロー、来た!三度キャスト、『明鏡止水』!」斬夜ゲージ0→4

 

 

「斬夜選手三枚目の『明鏡止水』だー!」

 

 

「今回は邪魔するものがないわ!」

 

 

「これでゲージは四枚貯まった……七瀬のソウルは残り一枚……能力を発動しても絶命陣からは逃れられない!月影!祠堂会長にアタック!」

 

 

「忍!」

 

 

「……」祠堂ライフ7→5

 

 

「(星砕きを決めれば残りライフは2……一体の攻撃で止めを刺せる!)ターンエンドだ!」

 

 

「紫電のドロー効果を使われなければ、まだ可能性はありますわね」

 

 

「逆に使われてもうたら万事休すや」

 

 

「何度もドローしたことが実を結び遂にゲージを貯め切った斬夜選手、絶命陣の危険さはもう、火を見るよりもファイヤーです!」

 

 


 

 

《祠堂5ターン目》

 

 

「ドロー、チャージアンドドロー」祠堂手札0→1、ゲージ0→1

 

 

「……(頼む…!)」

 

 

「紫電の効果……は、発動しません」

 

 

「!(よし!)」

 

 

「あの手札はモンスターか忍法以外の魔法ということですわね」

 

 

「普通に考えたらそうやな…普通なら」

 

 

「…?、ジン?、いったい何を……」

 

 

「兄者ー!まだ勝機はあるでござるー!」

 

 

「手札のこのカードを装備します」

 

 

「!、何だと……!?」

 

 

「まさか、武器でござるか!?」

 

 

「装備、『忍者刀 黒曷』」祠堂手札1→0

 

 

「なんと祠堂会長、ここでまさかのアイテムを装備だー!今までの守りに特化した態勢とは一転、攻撃に特化した態勢に変化だ―!」

 

 

「おいあれって……」

 

 

「牙王フォーメーションと同じ陣形だ……、ただ」

 

 

「祠堂会長のデッキは、シノツクアメで強化したモンスターで戦うコントロールデッキのはず……」

 

 

「何故武器が入っているでござる!?」

 

 

「その絶命陣が星砕きなのは気づいていました、僕の初動の動きを見れば普通に考えて武器、必殺技を縛るよりも魔法のほうが都合がいいですからね」

 

 

「ッ!まさか…!」

 

 

「最初から絶命陣なんて気にせず守りを固めて妨害、リソースを滞らせて追い込み、最後は一転攻勢を仕掛ける……変幻自在な水らしい戦法でしょう?」

 

 

「素晴らしい戦術ですよ孫六、これぞ正に順水推舟の如しです」

 

 

「素敵な誉め言葉をありがとうございます、七瀬」

 

 

「元から祠堂会長はこれを狙っていたってことかYO…!」

 

 

「最初から斬夜はアイツの掌の上……嫌、流されていたんだ…」

 

 

「すげー怖えYO!」

 

 

「これが中等部一位の実力か…!」

 

 

「凄すぎる……!」

 

 

「おい牙王、アイツヤベーヤツ!?」

 

 

「ドラムちゃん…」

 

 

「良いかドラム」

 

 

「牙王……」

 

 

「この試合を見届けるのが、いま俺たちに必要なことだ……!」

 

 

「「「「牙王(君)……」」」」

 

 

「紫電、月影にアタック」

 

 

「手札が0、ということは……」

 

 

「ナノマシン空蝉は使えへん!」

 

 

「斬!」

 

 

「忍(無念……)!」

 

 

「月影!」

 

 

「余所見は厳禁ですよ?」

 

 

「ッ!」

 

 

「白竜仙水術、雲水飛動!」

 

 

「ぐっ!」斬夜ライフ8→6

 

 

「『忍者刀 黒曷』でアタック」

 

 

「うっ……!」斬夜ライフ6→4

 

 

「ターンエンドです」

 

 

「恐るべき戦術で斬夜選手を追い詰めた祠堂会長、ここでターン終了!しかし、手札も場もない状態の斬夜選手、絶体絶命のピンチです!」

 

 


 

 

《斬夜5ターン目》

 

 

「ドロー……、…チャージアンドドロー………!センターに紫電をコール……」斬夜手札0、ゲージ5

 

 

「サイバーアナライズはゲージと手札に忍法がなければ使えませんわ、けれど」

 

 

「ゲージは潤沢だが手札が0……、ゲージばかりに気を取られ、手札を疎かにしたことが災いしたな……!」

 

 

「兄者ー!負けるなでござるー!」

 

 

「っ、紫電で紫電をアタック!ターンエンドだ!」

 

 

「絶命陣に拘らずに速攻を仕掛けてれば可能性あったかもしれんが……もう抗う術すらあらへん、同情するわ」

 

 


 

 

《祠堂6ターン目》

 

 

「ドロー、チャージアンドドロー、レフトに雪代をコール」祠堂手札0、ゲージ2

 

 

「再び……、参る……」

 

 

「勝負あったわね……」

 

 

「雪代で紫電にアタック」

 

 

「六花忍法、春雪乱!」

 

 

「!」

 

 

「紫電!」

 

 

「余所見は厳禁だと……」

 

 

「!、ハッ……」

 

 

「言ったはずです」

 

 

「グァァ!」斬夜ライフ4→2

 

 

「では、これでとどめです」

 

 

「兄者~!」

 

 

「グワアア!!」斬夜ライフ2→0

 

 

【 GAME・END ―WINNER― 祠堂孫六 】

 

 


 

 

「共に学年ランキング一位同士のこの対決!制したのは中等部一位、生徒会会長の祠堂会長だー!」

 

 

「良いファイトをありがとうございました、如月君」

 

 

 勝ってしまったけどほんとによかったんかなこれ……

 

 

「…今回は完敗でしたが……、次は必ず勝ちます……!」

 

 

「ええ、またの機会に」

 

 

 まあ、こう言ってくれてるし……まあよかったってことにしておこう!……うん!

 これからどうしよう……

 




 バトル描写いかがでしたでしょうか、出来る限り一期のカードプールで描くこととキャラの口調等にこだわりました。因みに七瀬や雪代の技名はオリジナルです。
 本当は『猫影 葵姫』も出したかった……。

※追記:次話で祠堂が使うデッキを決めるためにアンケートを取りました。期限は9/15の23:59までです。ちなみにネタバレすると決まったワールドによって戦う相手が変わります。是非アンケートお願いします。

※さらに追記:集計が終わり、次の祠堂はドラゴンワールドを使うことが決まりました。皆様アンケートへの投票ありがとうございました。

次祠堂が使うデッキは?

  • 祠堂だけに士道!?竜騎士で戦うドラゴン
  • 撃滅ロマン砲×コントロールのマジック
  • 今回と同じ!『水』主導のカタナ
  • 原作通り?帝王竜メインのデンジャー
  • 同じく原作通り?エンシェントワールド
  • 女を捨てて力を得る?レジェンドワールド
  • イロモノなのにモノクロ?ジェネリック
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