TRANSFORMERS Weigh Anchor   作:H2O(hojo)

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最近ようやくマイクロン3部作を全部観終えました。52話×3は長いぜ...。
今はプライム観てます。
なのでキャラが出てくるかもね。


E1-2 グアム島沖 港湾水鬼

サイパン島

 

グアム島に向かう艦娘とオートボットたち一行は、サイパン島まで制圧を完了し、いよいよグアム島奪還に王手を賭けていた。

 

サイパン島・仮設泊地

 

「ここを出ればいよいよ決戦だ。各員、準備を怠らないように」

 

「「「「「了解」」」」」

 

「ここまでは海上での戦いだったから、Fleet GirlsとAutobotsだけの戦闘だったが、ここからは俺たちもグアム島に上陸して戦闘に参加する。覚悟はいいなお前ら?」

 

「「「「おぉー!!」」」」」

 

サイパン島に上陸した一同は、一度ここで休憩を取ることにした。ここを出ればそのまま決戦である。

 

「基地航空隊の敷設は順調ですか?」

 

「順調順調!」

 

「航空戦力はグアム島奪還に不可欠ですからね」

 

妖精さんと共に基地航空隊の敷設をしているのは、工作艦の明石である。彼女は大淀に工事の進捗を問われると、順調だと答えた。

 

「これが我々の飛ばした無人偵察機からのデータになります」

 

「ありがとう。これは…」

 

「この大きな身体と特徴的な爪。港湾水鬼で間違いないデース」

 

「ではその横にいるのがグアム島を襲った張本人ということでしょうか…?」

 

一方提督たちとN.E.S.T.部隊は、グアム島奪還のための作戦を練っていた。N.E.S.T.の無人偵察機が撮影した写真に写る深海棲艦を見て、金剛はそれが港湾水鬼であると断定する。さらにその隣にはトランスフォーマーらしき影も写っており、榛名はそれが今回の作戦の元凶であると考えていた。

 

「この面…見たことあるな」

 

「サイドスワイプ、それは本当かね?」

 

「あぁ、コイツの名はスィンドル。強欲で金にがめついクソ野郎さ」

 

「そういうタイプもいるのか…」

 

ディセプティコンらしき存在の画像を見て、サイドスワイプは彼がスィンドルであると皆に告げる。スィンドルは強欲で金にがめつい性格だそうだ。

 

「戦場で様々な武器を売り払い、時には死んだ仲間の所持していた武器も引っ剥がして金に換えた。アイツはそういう男さ」

 

「ディセプティコンらしい非道さだな」

 

「ヤツは強さはそれほどだが、知恵が回る。ここで仕留めておかないと後々大変なことになりかねん」

 

サイドスワイプは惑星サイバトロンでのスィンドルの非道を語る。そして知恵の回る彼をここで仕留めるべきだとだと述べた。

 

「君たちを呼んだ理由は理解しているな?」

 

「はい。我々の目標である港湾水鬼は陸上型の深海棲艦です。有効射程から三式弾での砲撃を行い、彼女を無力化する。それが私たちの役割ですね?」

 

「つまり、露払いデース!」

 

「正解だ。我々の目的は港湾水鬼を撃沈し、オートボットとN.E.S.T.部隊の血路を開くこと。それに尽きる」

 

提督は金剛と榛名に彼女たちの今回の役割を確認する。榛名は港湾水鬼は水上型の敵のため、三式弾の運用を想定した作戦だと答えた。

 

「決戦は明日、それまで各々待機していてくれ」

 

「「「「「了解」」」」」

 

 

 

 

 

翌日

 

「それでは我々はGuamへ向かいます」

 

「あぁ、現場の指揮は任せる」

 

「お任せください」

 

グアム島奪還部隊はサイパン島に司令部を置き、提督はここで指示を出すこととなった。そして現場の指揮をN.E.S.T.部隊のロバート・エップス空軍曹長に任せるのであった。

 

「今回は私たちが艦娘と一緒に海に出るわ」

 

「よろしくお願いしマース」

 

「サメでも何でもかかってくるがいいわ!」

 

「はい、榛名は大丈夫です」

 

今回艦娘と共に海に出るのはエリータワン、クロミア、アーシーの3体である。金剛と榛名は3人の参戦を歓迎していた。

 

「上陸後の戦闘は俺たちに任せろ。必ずスィンドルのバカを血祭りに上げてやる」

 

「『首』『引っこ抜く』」

 

「あぁ、真っ二つだ」

 

「頼んだぞ」

 

そしてその他のオートボットたちも、上陸に向け準備万端であった。彼らは必ずスィンドルを倒すという気迫に満ち溢れていた。

 

「それでは、これよりグアム島奪還作戦を開始する。総員、配置につけ!!」

 

「「「「「了解!!」」」」」

 

グアム島奪還作戦、作戦開始の号令である。

 

「榛名、準備はいい?第三戦隊、抜錨!提督のハートを掴むのは、私達デース」

 

「榛名!いざ、出撃します!勝利を!提督に!!」

 

「航空母艦『千歳』、出撃します!」

 

「球磨、出撃するクマー!」

 

「霞、出るわ」

 

「天津風、抜錨よ!」

 

 

 

 

 

第一作戦海域 サイパン島〜グアム島

 

呉鎮守府第一艦隊

旗艦 金剛型戦艦1番艦 金剛改二丙

金剛型戦艦3番艦 榛名改二乙

千歳型軽空母1番艦 千歳航改二

球磨型軽巡洋艦1番艦 球磨改二

朝潮型駆逐艦10番艦 霞改二

陽炎型駆逐艦9番艦 天津風改二

 

オートボット戦闘員

エリータワン

クロミア

アーシー

 

N.E.S.T.部隊

輸送艦フォートレス

 

オートボット戦闘員

アイアンハイド

バンブルビー

サイドスワイプ

 

その他基地航空隊

 

 

 

 

 

グアム島北部海域周辺

 

「『彩雲』より通信。前方からサメモドキが接近中とのことです」

 

「うーん、どうしまショウ…。今あのサメさんに構っている暇はないデース」

 

グアム島へと向かう道すがら、千歳の飛ばした偵察機から、前方にシャークティコンが数体接近しているとの報告が入る。グアム島に急ぎたい金剛は困った表情を浮かべた。

 

「私たちが片付けるわ」

 

「あんな貧弱なサメ程度、ささっと沈めてやるっての」

 

「海の藻屑にしてやる」

 

それに対しエリータワンたちが金剛の近くに寄って、自分たちがシャークティコンを倒すと宣言する。彼女たちを他のオートボットたちよりも軽快な動きで海を駆けていた。

 

「私たちがヤツらの相手をしている間に、この海域を抜けるといいわ。私たちは後からついて行く」

 

「分かりましタ。それではよろしくお願いしマース」

 

エリータワンたちはシャークティコンを倒すために、金剛たちの前に出た。

 

「「「シャァァァァァァァァァク!!!」」」

 

「死ね!!」 「消えろ!!」 「沈め!!」

 

「「「ガボガボガボガボォ…!!」」」

 

ウーマンオートボットの前に現れ勇猛果敢に突撃してきたシャークティコンたちであったが、彼女たちの華麗な連携攻撃を前になすすべもなく沈んでいった。

 

 

 

 

 

グアム島周辺北西海域

 

「グアム島アプラ港にて目標である港湾水鬼の姿を確認しました!」

 

『了解した。やはりアプラ港に居座っていたな』

 

「ようやく会えたクマ」

 

グアム島近海へとたどり着いた艦娘たちは、グアム島西部にあるアプラ港に港湾水鬼の姿を発見する。

 

『スィンドルは、ヤツはどこにいる?』

 

「残念ですがここからではスィンドルと思わしき敵影を目視することはできません…」

 

『恐らく、港湾水鬼に港を守らせ、自身は島に潜んでいるか、撤退をしようとしているか…といったところだろうな』

 

『もし、ヤツがここから逃げようとしているのなら時間がない。早急に港湾水鬼を倒さなくては間に合わなくなるぞ』

 

アイアンハイドはスィンドルの所在が気になるようだが、榛名は彼のことをここから発見はできないと答える。提督とロバート曹長は、自分たちが港湾水鬼に気を取られている間にスィンドルが逃亡を図るのではないかと考え、攻略を急がせようとしていた。

 

『はっ!俺がそんな腰抜けに見えるってのか?』

 

『誰だ!?通信を傍受されているのか!?』

 

『この声は…』

 

アイアンハイドたち指揮官の3人が無線で会話をしていると、そこから会話に割り込む声が聞こえてくる。どうやらアイアンハイドはその声に心当たりがあるようだ。

 

『『『~~~~~~~~~~~~~~~~』』』

 

そして突如3人の通信から爆発音のような物が聞こえ始める。

 

『何が起きた!?』

 

「爆発したクマ…」

 

『どういうことだ?状況を説明してくれ!!』

 

「グアム島各地で大きな爆発が起こり、各地で火の手が上がっています…」

 

『何だって!?』

 

提督は艦娘たちにグアム島の状況について聞くと、球磨はグアム島が爆発したと答える。グアム島は各地で大きな爆発が起き、業火と煙が島全体を包み込んでいた。

 

『ジジッ…ジジジッ…俺をぶっ殺したきゃこの島に上陸して来い、オートボットの糞カス共と、この惑星に蔓延るうじ虫共!!俺は逃げも隠れもしねぇぜ。テメェら全員返り討ちにしてやるよ、ハッハッハッハァ!!!』

 

 

 

 

 

第一作戦海域 グアム島奪還作戦

 

BOSS

港湾水鬼

 

ディセプティコン

補給兵 スィンドル

 

 

 

 

 

「コリナイ……。コタチ…………。シャークティコン、バツビョウ」

 

「「ウッシャァァァァァァァァク!!」」

 

港湾水鬼は哀しい目をしながら、シャークティコンに抜錨を命じる。海中から出てきたシャークティコンは、いつもの姿とは少し違い筋肉質で鎧を身に纏った姿であった。

 

「通常のサメモドキとは形状が違いますね、お姉さま」

 

「恐らくelite級デス。背中の大きなキャノンに気を付けてくだサーイ」

 

いつもとは違うシャークティコンの姿を見て、金剛はあれが通常形態から進化したelite級であると判断した。

 

「あのデカいのを倒す前に、まずはアイツを倒さなきゃいけないみたいね」

 

「えぇ、その通り。あの2匹をどうにかしないと港湾水鬼には近づけないわ」

 

「お姉さま、振り分けはどうしましょう?」

 

「ワタシたちで一匹、オートボットのお姉さんたちで一匹でどうでショウ?」

 

「乗った!どっちが早く倒せるか競争と行こうじゃないの!!」

 

天津風と霞は、港湾水鬼の前にシャークティコンを倒す必要性があると考える。金剛の提案により、艦娘たちで一匹、ウーマンオートボットで一匹倒すことになった。

 

「よっしゃ行くわよ!!」 「イェーイ!!」 「Foo~!!」

 

「シャシャシャシャ!!羽虫が3匹何しに来たッシャ?」

 

「へぇ…アンタ喋れんだ…」

 

「そんなの決まってるでしょ?」

 

「アンタをぶっ殺すためよ!!」

 

早速エリータワンたちはシャークティコンのうちの一匹と対峙する。シャークティコンはelite個体になったことで会話できるようになり、彼女たちを挑発する様を見せつけた。

 

「シャ!!」

 

「遅い!!」

 

「ちょこまかとイラつくやつッシャァ!!」

 

襲い掛かるシャークティコンに対し、エリータワンたちはその機動力を活かして回避する。シャークティコンは攻撃が当たらず、イラついていた。

 

「ソラッ!!」

 

「喰らえ!!」

 

「お終いよ!!」

 

3人は連携してシャークティコンに襲い掛かり、銃弾を叩き込む。

 

「シャッシャッシャ…お前たちのへなちょこ攻撃なんか効かないッシャ」

 

だが、鎧を纏ったシャークティコンには効果がなく、ヤツは効かないと笑うのであった。

 

「あっそ。じゃあ武器を変えるだけよ」

 

「シャーク!?」

 

「片腕のキャノンだけじゃ芸がないでしょ?」

 

「コイツで切り刻んでやるわ」

 

銃弾を鎧が弾いてしまうことを知った、エリータワンたちは腕を一部変形させ、ブレードを展開する。これにはシャークティコンも同様を隠せずにいた。

 

「さぁ、死になさい!!」

 

「シャー!?」

 

「オラァ!!」

 

「ウシャーク!!」

 

「くたばれ雑魚が!!」

 

「ヌシャーク!!?」

 

シャークティコンはエリータたちに切り刻まれ、悲鳴を上げる。自慢の鎧も無惨に切り刻まれ、海中へと沈んでいっていた。

 

「「「終わりだ!!」」」

 

「シャァァァァァァァァァク!!!」

 

結局シャークティコンはヒレ、尻尾、頭を切断され、絶命してしまった。

 

 

 

 

 

その頃、少し離れた場所では艦娘たちがもう一方のシャークティコンと対峙していた。

 

「ここは通さないッシャ。通りたければ俺を倒してから進むッシャ」

 

「どうしても…通してはいただけないのですか?」

 

「どうしてもこうしてもないッシャ!!」

 

シャークティコンは港湾水鬼へと向かう海路に立ちふさがっており、榛名が彼と会話を交わしていた。

 

「会話ができるのであれば、この場から引いていただけるかと思ったのですが…残念です」

 

「俺は泣く子も黙るディセプティコンッシャ!!力こそ正義!!ここを通りたければ力ずくで押し通るッシャ!!」

 

「そうですか…榛名、悲しいです」

 

「泣き落としッシャ!?無駄無駄!!」

 

榛名は普通のシャークティコンと違い、会話ができる個体のため、話し合いで解決できるかもしれないという希望を持っていたのである。しかし、シャークティコンは会話ができてもディセプティコンであるため、当然彼女とは考え方違うのである。力ずくで倒せと言う言葉を聞いて、榛名は悲しそうな顔をするのであった。

 

「では仕方ありませんね」

 

「シャ!?」

 

「心苦しいですが、榛名も静かな海を守る艦娘です。この海で勝手を辞めないのであれば、許すわけにはいきません!」

 

だが次の瞬間榛名は覚悟を決めたのか、暗い表情からいつもの顔に戻り、35.6cm連装砲改四をシャークティコンに向ける。いきなりの変化にシャークティコンは動揺し、その場から動けずにいた。

 

「主砲!砲撃開始!!」

 

「シャァァァァァァァァァァァァァァァァァク!!?」

 

戦艦の主砲の威力は凄まじく、シャークティコンはスパークごと破壊され絶命した。

 

「榛名…大丈夫ですカ?」

 

「・・・?お姉さま、榛名は大丈夫です!」

 

先ほど悲しそうな顔をしていたので、金剛は彼女のことを心配する。だが榛名はシャークティコンとは分かり合えないと納得したため、全く気にしていなかった。

 

 

 

 

 

『よし、それでは港湾水鬼の討伐にかかってくれ』

 

「「「「「了解」」」」」

 

「三式弾装填!榛名、行きますヨー!!」

 

「はい。榛名、全力で参ります!!」

 

シャークティコンの撃沈を確認した提督は、港湾水鬼の討伐を指示する。金剛と榛名は三式弾を装填し、砲口を港湾水鬼へと向けた。

 

「航空隊シュツドウシロ…!!」

 

「千歳、頼みますデス!!」

 

「勿論!!マリアナのようにはいかないわ!」

 

港湾水鬼は金剛型2人に撃たせまいと基地航空隊に出撃を命じる。一方第一艦隊は千歳の艦載機でそれを迎え撃つ。

 

「対空戦闘用意!!」

 

「アタシらもやるわよ!!」

 

「ちゃんと練習したからね!!」

 

「結局あの丸いのは一体何なの?」

 

金剛の対空戦闘用意の号令でエリータたちも航空機の迎撃を開始する。突貫の訓練ではあったものの、彼女たちの対空迎撃は様になっていた。

 

「スコシハ ヤルノカ……?タノシイナ……!」

 

「砲撃、来ます!!」

 

「球磨が前に出るクマ!!」

 

「球磨チャン!?」

 

港湾水鬼は次の攻撃に移り、彼女たちを砲撃する。そこで金剛たちを砲撃から守るため、球磨が前に出る。

 

「おうふっ!!やられたクマー!!」

 

「大丈夫ですか!?」

 

「バルジがなければ一発大破だったクマ…」

 

港湾水鬼の攻撃を受けた球磨は中破する。だがバルジを装備していたため、大破せずに済んだ。

 

「球磨に構わず撃つクマ!!」

 

「Thank youクマちゃん!! New Kongo classのFire powerを見るデース!」

 

「主砲!砲撃開始!!」

 

球磨は中破している自分に構わず、金剛型の2人に港湾水鬼を撃つよう促す。彼女の言葉を受け取った金剛と榛名は港湾水鬼に三式弾を発射した。

 

「クッ…三式弾カ…」

 

「「「シャァァァァァァァァァク!!」」」

 

三式弾で自身の建造した施設ごと炎上させられた港湾水鬼は、その巨大な腕で炸裂した子弾をガードする。だが、施設で働いていたシャークティコンたちは子弾で身体を貫かれてしまった。

 

「私たちも金剛さんたちに続くわよ!!」

 

「あのデカいのに私たちもいるってこと、分からせてあげないとね!!」

 

そして三式弾が港湾水鬼に炸裂したところで、霞と天津風も上陸艇をグアム島に向けて発進させた。

 

「アアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 

港湾水鬼はグアム島に響き渡るほどの大声で絶叫する。そして上陸艇によって港湾水鬼の身体も焼かれ、最期の時が訪れる。

 

「イコクノ チ、イコクノ ウミ……サビシイナ……」

 

港湾水鬼、撃沈。

 

 

 

 

 

輸送艦フォートレス

 

『アプラ港にいた港湾水鬼及び、その随伴のシャークティコンの殲滅が完了した』

 

「了解。総員上陸するぞ!!」

 

「「「「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」」」」」

 

港湾水鬼撃沈の連絡提督から受けたN.E.S.T.部隊は、ロバート曹長の指示の元上陸を開始した。

 

「さぁ、俺たちも行くぜ!!」

 

「『ボッコボコのメッタメッタのギッタンギッタンにしてやる!!』」

 

「初陣と行くか!!」

 

N.E.S.T.部隊と同様にオートボットのアイアンハイド、バンブルビー、サイドスワイプも上陸のため海上に出た。

 

 

 

 

 

グアム島

 

「あのデカいねーちゃんもやられちまったか…。そんじゃ、俺も役割は果たしますかねぇ〜」

 

「「「「「シャーク!!」」」」」

 

「総員、オートボットと地球人共を迎撃しろ!!」

 

スィンドルは港湾水鬼がやられてしまったことを残念に思いつつ、残ったシャークティコンに迎撃命令を出した。

 

 

 

 

 

「行け行け行けー!!進めー!!」

 

「「「「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」」

 

「「「「「シャァァァァァァァァァク!!!」」」」」

 

「『皆殺しだー!!』」

 

グアム島に上陸したN.E.S.T.とオートボットたちは、迎撃してきたシャークティコンと戦闘を開始する。グアムの海岸線は既に火と煙に包まれていた。

 

「ふぅ~、やっぱり地に足を付けると落ち着くぜ…」

 

「シャーク!!」

 

「おっと…くたばれ!!」

 

「ウガァァァァ!?」

 

「雑魚が…俺様が今地上に降り立って一息ついてんだろうが。邪魔すんじゃねぇよ」

 

アイアンハイドはグアム島に上陸したことで、足元の安定感に安心していた。そしてそれを邪魔してきたシャークティコンに腕のキャノンを食らわせると、シャークティコンは粉々になっていた。

 

「おらっ!!」

 

「シャァァァァ!?」

 

「そらっ!!」

 

「ウグッ!?」

 

「フッ…やはりぶちのめしてやるのは気分が良いぜ…」

 

サイドスワイプは襲い掛かるシャークティコンを三枚おろしにしていた。シャークティコンはもはやオートボットの敵ではなかった。

 

「ガトリングキャノン!!」

 

「!?伏せろ!!」

 

だが、N.E.S.T.部隊とオートボットたちが上陸しているところに高威力のビーム砲が発射される。

 

「いたぞ、スィンドルだ!!」

 

「よく来たな、ゴミ共。お前らまとめてブチ殺してやるよ」

 

そして、海岸線にスィンドルが姿を現す。彼の顔は怒りに満ちていた。

 

「テメェよくも俺のダチを殺しやがったな!!蜂の巣にしてやる!!」

 

「おいバカよせっ!!」

 

「うおぉぉぉぉぉ!!」

 

N.E.S.T.部隊の1人が、親友の仇を討つためにスィンドルの元へ向かっていく。彼の親友はスィンドルたちがグアム島を襲撃した際に、彼らに殺されたのである。ロバートは彼を制止しようとするが、その努力も虚しく、スィンドルに突っ込んでいってしまった。

 

「うぉぉぉぉ!!」

 

「はっ!そんな攻撃、俺には全く通用しねぇぜ」

 

「クソッ!!このっ!!」

 

「つ~かまえた~」

 

兵士の攻撃は、スィンドルのボディには傷一つつかなかった。そしてスィンドルは彼を捕獲してしまった。

 

「お前もそのダチの元に送ってやるよ」

 

「うぐぅぅぅ…!!離せ」

 

「オラァ!!」

 

「ああああああ!!」

 

「ハッハッハッハ!!いい声で鳴くじゃねぇか!!」

 

スィンドルはその兵士を捕まえると、まず手始めに脚を潰す。兵士の絶叫を聞いたスィンドルは、面白いオモチャを手に入れたとばかりに嬉しそうに笑っていた。

 

「スィンドル!!その男を離せ!!」

 

「や~だよ~」

 

「ぎゃぁぁぁぁぁ!!」

 

サイドスワイプが彼を離すように言うが、スィンドルは構わず今度は彼の腕を潰す。兵士の痛々しい悲鳴が海岸線に響き渡った。

 

「テメェいい加減に…」

 

「おっと…いいのか、アイアンハイド?お前がソイツをぶっ放したら、コイツが巻き込まれちまうぜぇ~」

 

「『・・・・・・』」

 

怒ったアイアンハイドはスィンドルにキャノンを向けるが、彼は兵士を盾にして巻き込まれると脅す。これにはバンブルビーも迂闊に動くことはできなくなってしまった。

 

『基地航空隊、攻撃開始!!』

 

「うおっ…!?チッ、何だ一体?」

 

「アレが噂に聞く基地航空隊か」

 

オートボットたちが動けないなか、基地航空隊がサイパン島を出発してようやくグアム島へとたどり着く。航空隊はスィンドルに狙いを定めると、攻撃を始めた。

 

「ブンブンとうるせぇ羽虫だ!!ジャイロミサイル!!」

 

「今だ!!」

 

「チッ…もう要らねぇよ、死ね!!」

 

「ぐっ……!!」

 

スィンドルは基地航空隊を忌々しく感じ、ジャイロミサイルで迎撃する。その隙にアイアンハイドが兵士を助けようとするが、もう要らいないと判断したスィンドルに握りつぶされ絶命してしまった。

 

「テメェェェェェ!!」

 

「ぐおぁぁぁぁぁ!!」

 

仲間の兵士を無惨に殺され怒りに震えるアイアンハイドは、両腕のキャノンをスィンドルに発射する。彼の自慢のキャノン砲の威力は、スィンドルの機体を易々と破壊した。

 

「『くたばれ、ド外道!!』」

 

「うぉぉぉ!!ぐはぁぁぁぁ!!」

 

続いてバンブルビーもキャノン砲をスィンドルにぶち込む。スィンドルは足をよろけさせ、その場に倒れ込んだ。

 

「終わりだ!!」

 

「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

最後に、サイドスワイプがブレードで胸のスパークを貫き、首を切る。頭と胴を分離させられたスィンドルは無惨に海岸に転がるのであった。

 

「フッフッフッ…アーハッハッハァー!!」

 

「何を笑ってやがる…?」

 

「相変わらずのお前らの間抜けさ加減にだよ、ヴァーカ!!」

 

「何だと…?」

 

だが、頭だけになったにもかかわらず、スィンドルはオートボットたちを嘲笑う。彼はオートボットたちを間抜けだと言って、愉快に笑っていた。

 

『艦娘部隊より報告があった…』

 

「どうした!?」

 

『グアム島の東の海域に多数の深海棲艦の補給艦が確認された。奴らは航路を東や南に向け移動している』

 

「なっ…!?それはつまり…!!」

 

『あぁ、これから戦線が広がるということだろうな』

 

そこに提督からの連絡が入り、オートボットたちは彼の報告に耳を傾ける。艦娘たちがグアム島の周辺海域の哨戒を実施したところ、多数の深海棲艦の補給艦が確認され、東や南へと移動していたのが確認されたのである。

 

「ソイツの言う通りだ。俺たちがこの惑星を支配するために必要な物資は既に確保しているんだよ。あとは、この海に潜んでいる仲間たちに物資を送れば俺の役目は完了ってわけ。そしてその役目もお前たちが来る前に既に果たした」

 

「テメェ…!!」

 

「お前らは来るのが遅すぎたのさ!!ハッハッハッハァ!!バーカバーカ!!アホマヌケェ!!」

 

「コイツ…!!」

 

スィンドルは深海棲艦と結託して既に必要数のエネルゴンを集め終わっており、後はそれを太平洋各地に運ぶだけの状態であった。そして、彼らはグアム島を火の海にし、トランスフォーマーたちを自分たちに釘付けにすることで、密かに補給物資の運び出しに成功していたのである。

 

スィンドルの言う通り、彼らは来るのが遅かったのだ。

 

「ディセプティコンを舐めるなよ?このクソボンクラ共」

 

「「「・・・・・・」」」

 

「ここからお前らが味わうのは地獄だ!!俺たちディセプティコンの戦いはこれから始まるんだぜぇ!!お前らの絶望にあえぐツラをスパークになって眺めるのが今から楽しみだぜ、アーハッハッハッハァ!!」

 

「そうか。死ね」

 

スィンドルは最後にオートボットやそれに協力する者たちに捨て台詞を吐くと、サイドスワイプによって頭部を真っ二つにされ絶命した。

 

 

 

 

 

グアム基地奪還作戦 作戦完了




ディセプティコンを容赦なくぶっ殺せるように、意図的にカスに書いてます。

Tips
シャークティコンelite cv三木眞一郎 cv岩田光男
格が上がって「アーススパーク」に登場するようなマッシブな姿になった。背中にキャノン砲を装備しており、重巡並の砲撃を繰り出せる。変な語尾と笑い方をする。


補給兵スィンドル cv神奈延年
グアム島を陣取ってシャークティコンたちを製造していた元凶。ノリが軽く、港湾水鬼やシャークティコンからの評価も上々。
だが普通に人をいたぶって殺すディセプティコンしぐさもするので、絶対に分かり合えない存在であることは間違いない。

港湾水鬼
相変わらずデッッッッッッッッッッッッッッッッッッカ!!!!い陸上型深海棲艦
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