TACLDETACH3.3――海上保安庁第三管区第三執行班   作:オーバードライヴ/ドクタークレフ

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12月に入ったばかりで新年ねた書いてる俺って何?

でも思いついたものはしょうがないです。
年賀状書かなきゃなぁと思いつつ、いっつも年末でひーひー言いながら書いてます……

今年こそは余裕をもってやりたいと思います。

そんなこんなで、状況開始。


#003 WRITTEN ORACLE

 

 

 

 

「あけましておめでとーっ!」

 

 日付が変わったと同時にジュースで宴会モードのメンツに神薙は頭を抱えた。

 

「お前ら一日オフだからってハメ外し過ぎるなよ?」

「わかってますって神薙班長~。ほらほら、ワインどうぞ―、葡萄ジュースですけど」

 

 そう言ってグラスを渡してくるのは陽炎だ。その横では不知火がすごい勢いでおせちを食べている。

 

「なんでこのクソ真夜中から宴会モードなんだお前ら」

「だってバセットは一日オフですしー」

「サルーキもあんな感じですしいいじゃないですかぁ……」

 

 酔っ払いの如く絡んでくる陽炎が指さすテーブルを見ると谷風が青くなってぶっ倒れていた。帯刀副班長が介抱しているがその緩んだ頬をどうにかしろ。

 

「何あったんだ、あれ?」

「浦風の作った栗きんとんに一つだけ磯風謹製栗きんとんを突っ込んだロシアンルーレットだって」

「それを本人の前でやるのもアレだが、あの破壊力なんだよ」

「磯風の料理は最終兵器だからねー。最近少し上達して見かけじゃわからない地雷料理が増えたの」

「……任務前12時間はあいつに包丁持たせるなよ、差支える」

「わかってるって」

 

 陽炎が手をひらひらと振った。

 

「よぉーし、みんな!」

 

 陽炎が手をパンパンと叩くと陽炎たちバセットチームと浦風他サルーキチームの面々が注目した。

 

「一通り飲み食いしたら待機中のビーグルチームの待機室に乗り込むわよ。状況開始は0100、班長、許可を」

「アルコール及び磯風の料理を持ち込まないことを条件に許可する」

 

 神薙の声に浦風が苦笑いを浮かべた。磯風が自作の料理を神薙に食べさせようとにじり寄る。

 

「それじゃ、新年初日くらいは楽しむわよ!」

 

 神薙の危機を一切無視して陽炎が宣言すれば、神薙と磯風以外の返事が揃った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あい、外出許可申請、承認来てるわよ、同行は神薙班長ね。初詣?」

「はい、バセットチームみんなで行こうって班長が誘ってくれたんです」

 

 野分がそう言うと煙草を吹かした九々龍が書類を四枚まとめて渡した、書類にはハンコが二つ、特殊警備対策室羽田分室長の菱川の印と野分たちの上官である第三執行班班長の神薙の印だ。

 

「カンちゃんが知ってるから大丈夫だと思うけど、呼び出しから75分以内にここに戻れる範囲、実質的に東京インナーシティーだけしか行けないわよ。あと特務執行官の単独行動は厳禁、いいわね?」

「大丈夫です。九々龍監察官」

「ん、いい返事。じゃあ行っといで、島の外を楽しんでおいで」

「はい!」

 

 煙草で燻された白衣を揺らして九々龍がラフに答礼を返す。出ていった彼女を見てゆっくりと煙草を吹かした。タールの強い刺激をゆっくりと感じながら煙を吐く。そうしていると部屋の自動ドアがスライドした。

 

「なんやぁ? のわっちがいい笑顔で出てったけどなんかあったん?」

 

 この部屋―――――特殊警備情報解析室の同僚が帰ってきたところだ。青いリボンタイを締めた彼女もどこか笑顔だ。

 

「バセットはこれからみんなで初詣だってさー。のわっちも明るくなったなぁ……。舞風効果か」

「たぶんそうやなぁ。バディ訓練も一緒な訳やし」

 

 黒潮はそう言うと九々龍の隣のデスクに腰掛ける。

 

「あーぁ、うちも行けばよかったかなぁ」

「先に解析室の増員が欲しいわねぇ、ホロまともに使えるのがこの二人だとなかなか休めもしない」

「普段から煙草吹かしてソファで横になってる九々龍はんが言っても説得力ないわぁ」

「黙れ似非関西人」

「え、似非やないっ!」

 

 黒潮が飛びかかろうとするのを九々龍は左腕をつっかえ棒にして抑える。ゆっくりと紫煙を吸い込むと九々龍は改めて笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「班長遅ーい!」

「お前らが早すぎんだよ、まだ集合5分前だろうが」

 

 神薙はジャケットにモッズコートという私服姿で基地の職員用通用口に向かうと苦笑いで肩を竦めた。ロビーではバセットチームと呼ばれる舞風、野分、陽炎、不知火が揃っていた。彼女たちは普段の制服であるグレーのプリーツスカートに同色のジャケット、冬用の長袖のシャツである。みな防寒着のコートなどを手に下げている。

 

「ねー班長、早くいきましょう?」

「わかったわかった。ちゃちゃっと済ませるぞ」

 

 神薙は頭を掻きながら端末に左手首のブレスレットをかざす。

 

〈神薙和寿監視官、外出許可申請認可確認、Tinny-TACLES、システムアクティベート〉

 

 合成音声がそう告げる中、神薙は目の前に並ぶ部下を見る。

 

「法執行員たる自覚を持ち、法を厳守した節度ある行動をすること。位置通報などの課された義務を滞りなく遂行すること。違反時には自らが法施行の対象となることを理解したうえで外出に同意するか?」

 

 四人の声が揃う。

 

「陽炎特務執行官、不知火特務執行官、野分特務執行官、舞風特務執行官、以上4名の外出を認める。外出組はTACLESをスタンバイに変更した後、ロック。バディでロックを確認、かかれ」

 

 陽炎と不知火、舞風と野分のバディに分かれてお互いのブレスレット型の端末を確認していく。TACLESの機能がロックされてしまえば、4人の左手首の端末はただの身分証明用の端末と変わらなくなる。それぞれが確実にロックを確認し、神薙がうなづく。

 

「ドアのロック解除――――――それじゃ、いこうか」

「はいっ!」

 

 4人を先に通してから神薙が後ろについた。

 

「それにしても面倒よね~、この外出手順。班長と分室長に許可もらって、監察官の同行付きで、外出るたびに毎回宣誓してTACLESロックして……」

「嫌ならやめるか?」

「あ、冗談です冗談です! いやー、陽炎外出楽しみだなぁ~」

 

 そういいながら手に持ったコートを羽織っていく。厚手の紺のダッフルに袖を通す。グレーの色違いを着た不知火は騒ぎなどわれ関せずとすまし顔だ。

 

「ほら、舞風。いくよ」

「うんっ!」

 

 水色のピーコートを羽織った野分に手をひかれるように舞風も歩き出す。若草色のマフラーが揺れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はわ~っ、すごい人!」

「そりゃ元旦だからな。浅草寺は有名どころ、特にそうなる」

 

 舞風が目を回しそうになっているのを確認しつつ神薙はゆっくりと人の流れにそって進む。

 

「陽炎、小銭はちゃんと崩してきましたか?」

「当然。って不知火は心配性ねぇ」

「肝心なところで陽炎は抜けてますから」

「あによ、ケンカ売ってるの?」

「さて、何のことやら」

 

 目の前では少々姦しく騒ぐ陽炎と不知火が財布を取り出していた。

 

「あ……5円玉、あれ?」

「舞風、もしかして小銭ない?」

「10円玉ならあるんだけどなぁ……」

 

 小銭入れをのぞき込む舞風の横で野分が5円玉を取り出した。

 

「……ほらっ!」

「え、いやいいよ」

「遠慮しない。小銭が財布の中でじゃらじゃらしてるの嫌なの! だからほら」

 

 なんだか恐縮している舞風の肩を神薙がぽんと叩いた。

 

「先輩の顔を立てるのも後輩の役目だぞ?」

「そうそう、班長たまにはいいこと言いますね」

「たまにか?」

「たまに、です。クリスマスの時に舞風をヘリから不意打ちファストロープ降下させたときは、こいつ部下を殺す気かと思いましたし」

「ちゃんとできる自信がなきゃ実戦じゃやらねぇから安心しろ」

 

 野分の言葉にそう返して神薙も財布から5円玉を取り出した。もう目の前には賽銭箱――――というよりも賽銭投入スペースが近づいて来ている。

 

「バセットはお参り終わったら右手に抜けろよ~」

「はーい」

 

 一同の返事を聞いて神薙も賽銭を投げいれて手を合わせる。願いは決めてあったのですぐに終わった。長居しても後続が詰まるのでそそくさと退散人ごみを外れたところで残りのメンツを待つ。

 

「……あーもう人多すぎです!」

 

 人ごみでもみくちゃにされて目を回した舞風の手をひいて野分がやってきた。その後ろでは赤みの強いツインテールが揺れているから陽炎たちもいるんだろう。

 

「はんちょー! おみくじ引きましょう、おみくじ!」

 

 人ごみから押し出されるようにして飛び出した陽炎が神薙に飛びついた。後ろでは不知火が冷めた目で陽炎と神薙を見る。

 

「はいはい、言われんでもそのつもりだよ。ほら、行くぞ。おみくじの方もかなり並んでるんだ。さっさと終わらせて人ごみから外れるとしよう」

 

 神薙の後ろに引っ付くようにして舞風が歩く。少なくとも神薙を盾にしてきっちり

後ろをついていけば押し合いへし合いしなくていい。

 

「くじ代ぐらいは出してやる。ここのおみくじは辛口らしいから気を付けろ?」

 

 神薙がイヤーな笑みを浮かべてそういえば、舞風がどこか不安そうな顔をする。神薙はそれをみて一通り満足すると百円玉5枚をおみくじの賽銭箱に突っ込んだ。

 

「ほれ、舞風から」

「うぅ……緊張するなぁ……」

 

 六角柱状のおみくじ箱を全力で振る舞風、飛び出してきた木の棒を確認する。

 

「59……?」

 

 その番号を見た舞風が壁のおみくじ棚を見る。

 

「その番号の棚を開けろよー、ほれ、次野分」

 

 ぱぱっとくじを引いて。それぞれがそれぞれのおみくじを手に入れる。神薙と野分吉、異様にキラキラしている不知火が大吉、陽炎が珍しい末小吉を引いて複雑そうな表情を浮かべていた。で、一人膝から崩れ落ちたのが舞風だ。

 

 

「き、凶……」

「浅草寺のおみくじは3割が凶って言われるくらいだからなぁ。5人で引けば一人は当たると思ってたが……そんなに落ち込むなよ」

「き、凶……」

 

 野分が舞風の手からおみくじを引き抜くと内容を見てうわー、と言いたげな口をした。

 

「どれどれ……失せ物・でず、待ち人・来ず、病気・胃腸に注意? 人に騙されること多しって散々だねこれ」

「あ、でも商売は吉だってさ」

「海上保安官なんて公務員が商売はじめたら袋叩きに合うがな」

「それでも新しいことを始めるにはよろし、とあります。舞風は特務執行官を始めたばかりですし、いいこともありますよ」

 

 不知火のフォローに舞風は弱く頷く。野分がどんどん読み進めていく。

 

「安産だって。今関係ないけど、えっと……山岳の様に不動の理想を肚の中に据えて下さい。目の光、身近なものは大抵横雲である……」

「自分の信念を貫けってさ」

 

 舞風を立たせた神薙が笑う。

 

「凶ってのはこれ以上悪くなることがない証拠。陰陽道では『陽極まれば陰生ず、陰極まれば陽生ず』とも言ってね、自らの行動を見直ししっかりと行動していけばいい方向に変わるんだ。大吉だって慢心すればあっという間に災いが降りかかる」

「し、不知火は慢心なんてしないから大丈夫です」

「それが慢心よ」

 

 陽炎が不知火の肩を叩く。二人が押し合いになっているのを見て神薙は噴き出した。

 

「舞風は公共の場であんなことをしない様に、あの調子だとすぐ災いが降ってくるかもしれん。おーい、姉貴二人が騒ぐな、末っ子が見てんだからさ」

 

 神薙の言葉に顔を真っ赤にする陽炎と不知火を見て野分が溜息をついた。

 

「まぁ、私達は見慣れてますけどね……それで、神薙班長、次はどこに?」

「仲見世商店街でみんなにお土産揃えてその後は適当にふらつく。どこ行きたい?」

「はい! 本屋!」

「不知火は洋服を買えればと」

「できれば電気屋に……」

「正月関係ねぇなお前ら」

 

 神薙が突っ込むと再起動した舞風がどこか恐縮しながら右手を上げた。

 

「わ、私はどこでも……」

「遠慮はしなくていいぞ、姉たちもこんなんだし」

「むー。最近班長の舞風びいきが過ぎると思いまーす」

「新入りで慣れてないんだ。年長者がフォローするのは当然」

 

 陽炎の声を一蹴した神薙が親指で後ろを指さした。

 

「とりあえずは舞風のおみくじ結んでお土産探しだ、その後でどっかデパートにでもいこう」

「はーい」

 

 仲見世通りも混み合っていたがなんとかあたりを見て回る。浅草海苔や雷おこし、芋羊羹などを買い込んでさっさとお土産を選んでしまう。

 

「班長買い物早いです。もっとゆっくり見て回りましょう」

 

 野分がそういったが、神薙は苦笑いで却下した。手にはアツアツの揚げまんじゅうを持ち、行儀が悪いが食べながら歩く。

 

「女の買い物が長いんだ」

「そういう班長が短すぎるんです」

「こんな人ごみだとなにがあるかわかったもんじゃ――――――」

 

 神薙の声が途切れる。すぐ近くで悲鳴が響いたからだ。一瞬で“仕事”の顔になる。

 

「そこの泥棒、とまれ―――――――――っ!」

 

 野太い声がする。声の方を向くと何かを抱えた男が全力疾走してくるところだった。

 

「どけぇええええええ!」

 

 泥棒らしい男が突っ込んでくる。とっさに動いたのは神薙だ。お土産ものを手放し、右手を振るとTACLESが現れる。

 

「警察だ! 止まりなさい!」

 

 舞風たちも続こうとしたがTACLESが起動しないことに気がつく。上官権限でロックされているためだ。

 

〈脅威指数144、執行対象です。執行モード・ノンリーサル、パラライザー〉

 

 TACLESの合成音声が告げる。そのわずかなタイムラグの間に男は距離を詰め、少女を盾に取ろうとした。

 

「あ」

「そ、そっちこそ動くな! さもないとこいつを……!」

 

 少女の足元に食べかけの揚げまんじゅうが落ちる。

 

「どうするの?」

 

 真顔で聞き返した、陽炎に犯人は一瞬呆けた。

 

「え、どうするっておめぇ……」

「――――――――――――わね」

 

 犯人が首下で動きを封じ込めていたと思っていた少女がひっくい声を出した。犯人の目線では少女の珍しいピンク色がちな髪しか見えない。

 

 

 

 

「――――不知火を怒らせたわね」

 

 

 

 

 神薙は早くもTACLESをしまった。それと同時に犯人の男の上下が反転する。くるりと投げ飛ばされた犯人は舞風たちが一般人を遠のけて作ったスペースに“着弾”する。

 

「女を盾にしようとするなど男が廃りますよ。それよりも、食べ物を粗末にさせるとは言語道断の行為です」

「あ、そっちが上なんだ」

 

 投げ飛ばした張本人は白い手袋についた埃を落とすようにパンパンと手を叩いた。

 

「あー、相手が悪かったなこりゃ。お疲れさん。1月1日13時47分、脅威指数120オーバーにより公安局に通達のうえ、暴行罪の容疑で現行犯逮捕だ」

 

 神薙がウェストポーチから取り出した指錠で気絶した相手を拘束する。左手首の端末が通信ありを告げる。相手は九々龍だ。

 

《カンちゃん、TACLES使ったって通知来たけどどうしたの?》

「万引き犯らしき男と遭遇、脅威指数を計測した、その際に男は不知火を人質に取ろうとした」

《うわ、怪我大丈夫?》

「不知火は無傷だ」

《違う、その犯人、半殺しとかになってないでしょうね?》

「気絶した犯人に今野分が活を入れてる」

《ん、大体把握した、警察にこっちからも通報しとくね》

「了解、頼む」

 

 通信が終わって振り向くと目が覚めた犯人がガクガクと震えながら不知火の目線で動きを止められていた。

 

「ぬい、手は出すなよ」

「わかってます、不知火がそんなに喧嘩早く見えますか」

「うん」

 

 答えた陽炎が不知火の殺気で飛び退いた。余波を喰らった男が震えあがる。

 

「……新年早々これか、これで厄が落ちてくれればいいがな」

 

 神薙の言葉に凶を引いた舞風は深く頷くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はーぁ、結局あんまり休めなかったなぁ」

「仕方ありません、治安維持は私達の仕事です。海も陸も年始も変わりません」

 

 笑う陽炎に不知火はコートを脱ぎつつそう言った。

 

「まぁそうだけどね~。不知火、あんたよかったの? 時間なかったとはいえ服屋いかなかったわけだし」

「構いません。舞風も本屋に行きたかったみたいですし」

「あ、あのごめんなさい」

「舞風が謝る必要はないですよ。不知火の用事はまたいつか班長に連れて行ってもらえばいいだけです」

「あ、ずるい。バディの私もついていかせてもらうわよ」

 

 陽炎がコートを腕にかけつつ前に進む。羽田基地の建物は暖房も効いていてコートは暑い。

 

「そういえば舞風、舞風も本買ってたけど何買ったの?」

「えっと……これです」

 

 ビニールの手提げ袋から取り出されたのは雑誌サイズの厚手の本だった。

 

「……バレエの教則本?」

「おみくじで新しいことを始めるといいってあったから……バレエとかダンスとかはじめてみようかなって……野分も一緒にやろうっていってくれて」

「いいんじゃない? 今度誘ってよ。お腹周りとか引き締めたいしさぁ」

「不知火もぜひご一緒しますよ」

「じゃぁ、今度バセットのみんなでやりましょう! 楽しみだなぁ」

「そうね~」

 

 凶のおみくじは今浅草で夜風に揺れていることだろう。

 

 

 舞風は少し上向きになった運気を感じながら自分の部屋に向かうのだった。

 

 

 




九々龍監察官の吸っている煙草の銘柄はハイライトという割とどうでもいい設定があります。

感想・意見・要望はお気軽にどうぞ。
次回はたぶんシリアス回になるんじゃないかと、完全に予定は未定ですが。

状況終了。それでは次回お会いしましょう。

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