CINDERELLA BRE@KER~Yell For GUNPLA Battle   作:wataru012

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プロローグ
嵐の先の未来に向けて


ガンプラバトル。

 

それは昔から幾度となく漫画の題材として

使われる程にガンプラが好きな者達が

望んで止まなかった娯楽である。

 

そしてその願いの具現化に向けて

バンダイを始めとした各メーカーが

取り組み続けた末に実現すると、それは

日本に留まらず世界中のガンプラ好きを

始めとした多くの人々の心を掴み

世界規模のブームを巻き起こした。

 

しかしながら、その後に辿る道程は決して平坦と

言えるものではなく…最初期バージョンのお披露目時に

発覚した開発陣にとって予想外のアビリティ

「覚醒」の判明によって盛り上がりを見せたが

データを解析したという運営の発言にも関わらず

使えるプレイヤーと使えないプレイヤーが

出て来てしまった事による「格差」やゲーム自体の

マンネリ化によるユーザー数の減少から始まり、

「プロガンプラファイター」の登場による

ブームの再燃や使用条件が厳しくなったり

若干の効果減少こそあれど「覚醒」の再現と言える

「狂化」システムの実装という嵐の先で

「静止軌道ステーションの安全性確認を兼ねた

世界大会の開催」という大きな転機が訪れる。

 

それの日本代表となった「彩渡商店街チーム」が

静止軌道ステーションにて行われた世界大会の決勝戦で

商店街衰退の原因となった百貨店の親会社である

「タイムズユニバース」のCEOと激戦を繰り広げている最中、

そのCEOを逆恨みする輩によって仕込まれたウィルスが

ステーションのコントロールAIに感染した事で

あわや宇宙漂流一歩手前の危機に陥ったが…何とか

ウィルスを駆除し無事に地球への帰還を果たす。

そしてそれが結果的に静止軌道ステーションの安全性の

証明となり、宇宙開発事業が大きく加速する事になったが…

それが招いた結果は、決して喜ばしいものだけではなかった。

 

宇宙開発事業の加速による関連企業の業務量増加に伴う残業の

急激な増加がきっかけとなって発生した残業代未払い問題や、

残業代がキチンと支払われていても業務量増加による過労が原因の

身体負傷や心身不調による退職…さらに一部では過労死まで発生し

それらによって人生を狂わされてしまった者達の一部の怒りの矛先が

「彩渡商店街」やガンプラバトルにおける協力者、加えて世界大会後に

商店街と対等な立場で業務提携を結んだ「タイムズユニバース」…

そして「宇宙開発事業の加速」という事態を招いた「元凶」として

ガンプラバトルやガンプラそのもの、さらにはそれらを生み出す

きっかけとなったガンダムという作品に向けられる状況を招いてしまう。

 

さらにその「宇宙開発事業の加速」によって想定されていた時期を

遥かに上回る早さで「宇宙太陽光発電」が実現された為に、

石油関連企業や産油国で主要産業の切り替えが間に合わない所が多発し…

企業は身売り・リストラ・倒産、産油国は経済破綻や国家破綻という

悲惨と言って間違いない事態があちこちで発生してしまい…

その「被害」を被った某小規模産油国の国王が自国と国民を守りたい一心で

自らの名も身分も全て捨て去り、第1回世界大会終了から間もない時期より

準備を積み重ねて静止軌道ステーションを掌握して宇宙太陽光発電の阻止の為に

ステーション本体を地球に落下させるという目論見を実行に移して行く。

 

しかしながらその目論見も、宇宙太陽光発電実現化記念イベントの

一環として行われていたガンプラバトル大会に招待されていた

「彩渡商店街チーム」と「タイムズユニバース」の共闘によって阻止されるが…

それによって「彩渡商店街」及び協力者と「タイムズユニバース」に掛けられた声は

感謝のみではなく、静止軌道ステーション漂流未遂事件解決の影響で職や家族を

失ってしまった層に宇宙太陽光発電早期実現化の影響で職や故郷を失ってしまった

人々からの恨みや憎しみも新たにぶつけられる事にもなってしまった。

 

そしてそれらとは別に設立された、世界大会が開催されるまでの

盛り上がりとなったガンプラバトルに携わる人材の育成を

目的とする高等専門学校「ガンブレ学園」。そこも設立当初は

順調にその目的に向けて動いていたのだが…設立から数年後、

生徒会長を主とした生徒会の面々が「バトルが強い者が正義」という

暴走した「実力主義」を振りかざして生徒のみならず教師陣もバトルで

叩き潰す事でその主張を押し通し、生徒会が学園を支配する事態となってしまう。

 

それからさらに1年後。その事情を知ってか知らずかこの学園に転校して来た

1人の生徒が偶然にも学園の生徒であった昔の友人と再会した事や

転校から間もないタイミングで生徒会メンバーの横暴を目の当たりにした事を

きっかけに、その友人や学園で落ちこぼれ呼ばわりされている「サイド0」の

面々と共に生徒会の面々と戦う事となり…着実に勝ち進んだ果てに最終的に

生徒会長にも勝利し、学園の生徒会による独裁状態を終焉に導く事となる。

 

しかしながら敗北後に生徒会長が語った「何故このような過剰な実力主義を

振りかざした上での独裁体制を作ろうとしたのか」という理由が、

「幼少期に転校生とガンプラバトル大会で対峙した時、自身の敗北と

転校生が仲間に恵まれていた事から感じた不公平感を消し去る為に

『個人の実力によってのみ評価される』事で完全な平等を目指した為」

というものであり…その発言が一部の元生徒会メンバーから一般生徒に

広まった事と、転校生以外の「サイド0」のメンバーが殆ど女子生徒だった事や

転校生が学園最初のバトルで「覚醒」を発現させた事などが相まった結果…

 

一般生徒が転校生に対する嫉妬や怒りを募らせてしまう結果となってしまい、

最終的には「旧生徒会が暴走したのは転校生のせいだ」と新たな生徒会となった

転校生及び「サイド0」メンバーへの罵詈雑言や(バトルでは敵わない事もあっての)

暴行が横行し…教師陣が止めに入っても「旧生徒会の暴走時に無力だった」事で

怒りの炎に油を注ぐ結果にしかならず新生徒会の面々共々袋叩きに遭うハメになり、

警察を介入させても数の暴力で警官も袋叩きで返り討ちにされた結果…最終的に

機動隊の投入まで行われた末に生徒の大部分が補導及び逮捕される事となる。

 

この大量補導及び逮捕による学園の機能不全や、学園外にも広まってしまった

一般生徒の集団暴力及び旧生徒会の暴走等による学園の悪評を受けて

「ガンブレ学園」を経営していた学校法人は「ガンプラバトルに限らない

各種アミューズメント関係に向けた人材育成の為の学園」への「学科改編」を

宣言し…これによって、「ガンブレ学園」は事実上の「廃校」となってしまう。

 

それでも転校生は「覚醒」を発現したという話が広がっていた事で

ガンプラバトル界隈では注目され続けていたが…しかしながら、転校生が

実際に現行のシミュレーターでプレイしても「覚醒」出来ない事が明らかになり…

彼が「覚醒」出来たのは学園で使用していた「次期メインバージョンを目指して

作られ、テスト及びデバッグ用に学園内だけで稼働させていた」試作バージョンの

シミュレーターだったからという事が判明してしまうと一気に失望されてしまい、

転校生は凡百のファイター達の中に埋もれてしまう結果となってしまった。

 

…そこからも「奏海高校」のガンプラバトル部のメンバーが華々しい活躍を

見せると言った栄光の裏で、ガンダム作品本編における「強化人間」やそれに

準ずるものの「製造過程」を彷彿とさせる手段を用いて「最強のファイター」を

作り上げようとする者達の存在や…それの関係者の1人が、かつて「彩渡商店街」の

ガンプラバトルを支えた人物の知り合いだという事が何処からか漏れてしまい…

そこから「彩渡商店街」及びその協力者が所属している会社を中心とした一同と

「タイムズユニバース」へのバッシングの再加熱に繋がってしまう結果となる。

 

それから間もないタイミングで、数年の沈黙を破って再び公の場に姿を見せた

「彩渡商店街チーム」のエースファイターが新たなガンプラと共に鈍りを感じさせない

バトルの腕前及び「覚醒」を披露したが…その「踏み台」にされた当時の

全米ガンプラバトル選手権優勝者が逆恨みを募らせてしまい、後日開催された

「GBフェスタ」での大規模バトルにおいて「他ファイターのガンプラデータの

強奪・改変・消去」や「AIパイロットが操るガンプラの投入」によってイベントを

大きく荒らして行き…最終的に「奏海高校」のガンプラバトル部の面々や

再集結した「彩渡商店街チーム」の面々によって打倒され、消去された

ガンプラデータも無事に元のファイター達の元に戻って行く結果となったが

それでも恨みを引きずり続けている層による罵詈雑言もネット上で飛び交い…

さらには結果的ではあるが共闘した「奏海高校」にも怒りの矛先が向けられてしまう。

 

…そして、世界大会終了後から目立ち始めた「ガンプラ転売問題」も

批判的な意見が多い中…「ガンプラバトルのせいで被害を被った」と主張する層が

擁護に留まらず「転売支援」や「転売対策を施した店舗や会社へのクレーム」、

バンダイに対しての「お前らが手を抜いてるから転売程度で困る事になるんだ」という

責任転嫁クレームや本社及び工場前での抗議デモ、悪質なものになると

ガンプラの出荷の為に工場から出て来たトラックの襲撃を目論む者まで

現れる事態となり…さらには世界規模で広まった感染症の影響による外出自粛からの

イベント自粛や「巣ごもり」によるガンプラ需要の高まりに由来する品薄の加速で

ガンプラバトルという娯楽そのものが追い詰められる事態にまで発展してしまう。

 

…そんな危機的状況を脱する為に、バトルシステムの開発陣が画期的と言える

「家庭用ゲーム機やPCからプレイ可能」で「リアルキットとバーチャルデータを

併用する事で『ガンプラが1個あればカスタマイズも含めた全ての要素が楽しめる』

新しいバトルシステムの確立」に成功し…加えてその改良によって複雑化した

バトルシステムのバグの確認及び修正、そしてユーザーの監視及びプレイデータの収集を

スムーズに行う為に「アウラ」と名付けられた運営AIがシステムに搭載された。

 

このシステムの大規模変化に、ファイター達からの初期反応は驚きと困惑が

大部分を占めていたが…βテストが開始され、実際にプレイしてみると

アセンブル枠の拡大もあってか好意的な声が多くなる結果となった。

 

…しかしながら、第1回世界大会及び宇宙太陽光発電実現化記念イベントの時の

静止軌道ステーションのコントロールAIへのウィルス感染による暴走及び外部からの

コントロール掌握という2つの事件の記憶と「画像生成AI」に対する批判の高まりによる

「ガンプラバトルにAIを介入させる事への不安」という声も一部で発生しており…

新規ガンプラバトルシステム「GUNPLA Battle Blaze:Beyond Borders」―

通称「GBBBB」は、賛否両論の意見が飛び交う中正式サービスに向けて進んでいた。

 

…そんな中、GBBBB運営は「GBBBBそのものと、新たな舞台で戦う事になった

ファイター達への応援」と「新規ユーザー獲得を目指しての知名度アップ」の

両方を目指すという目的で大手芸能プロダクション「346プロダクション」に

「所属アイドルによるGBBBBプレイ」を依頼として打診する。

 

「アタシにガンプラバトルのお仕事…ですか?」

 

「ああ、クライアントが『ガンプラバトルそのものと

プレイヤーである『ファイター』達への応援をして欲しい』

という形で依頼をされたものだから…君が適任だろうという

上層部からの一声で受け持つ事になった。…頼めるかい、智香?」

 

…その依頼が、後にGBBBB運営や346プロを含めた関係者に留まらず

ガンプラバトルそのものを大きく揺るがす大規模な事件へと

繋がって行く事となるとは…この時は誰も予想していなかった。




荒木比奈(以下比奈):
…またとんでもない設定にした上、こんなある意味過酷と言える
世界にアイドルを放り込むとは…鬼畜と言われ兼ねないっスよ

筆者(以下P):
実際に「3」をプレイした身で感じてしまった事と、その後の
シリーズの設定を確認した際に感じた事をありったけ詰め込んだら
ここまでの事態に膨れ上がってしまってな…と、紹介が遅れましたが
こちら筆者のwataru012です。以前からガンブレ3とシンデレラガールズの
クロスオーバーSSを執筆していますが、それを描き終えるまで待っていたら
何年かかるかわからないと気付いて思い切ってまた新たに「4」世界での
シンデレラガールズアイドルのガンプラバトル作品も手掛ける事にしました。
執筆ペースやボリュームのムラが未だ否めない身ではありますが、
自分が描きたいものを詰め込んで行きますので読んで頂ければ幸いです

比奈:
ども、「3」版SSではメインキャラの1人かつこのような後書き枠での
反応役として出させてもらってまス荒木比奈と申す者っス

P:
この作品はメインアイドルの描写に偏る事になってしまうけど、
それでも今回もガンダム関係の知識役としてある程度は本編にも
出てもらうつもりだからそっちの方でもよろしく頼む

比奈:
了解っス、しかし殆どが語りの今回の中で最後の方出て来た
名前からするに今日この日を狙って投稿しましたか

P:
そうなるな…さて、今だ進行中の「3」版SSと合わせた
投稿ペースについてお話します。31日に「3」版SSの最新話を
投稿した後は9月末にこの作品の続きを、10月末には「3」版SSの
新作の投稿という「隔月連載」の形で2作品を書いて行く形を取ります。
これまで以上に1作品の進行ペースが遅くなってしまう形になりますが
何とか内容で補えるよう最善を尽くしますのでご了承を…
それでは、9月下旬投稿予定の第1話にてまたお会いしましょう
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