CINDERELLA BRE@KER~Yell For GUNPLA Battle 作:wataru012
亜季から手ほどきを受けながらガンプラを組み上げ、
GBBBBのアカウントとアバターを作成し組み上げたそれを
スキャンし登録した智香はついにGBBBBへとダイブし…
2階建て構造で各所に大型のモニターが設置されていて、
他プレイヤーと思しきガンプラも数体存在しており
智香から見て右斜め側に一際大きなガンプラが鎮座している
ロビーへと「ガンバレルストライク」の姿で降り立った。
「わー、ここがGBBBBの世界なんですね☆」
事務所のPCモニターに映る、初めての世界を目の当たりにした
智香はこの世界における「自分」を表す「ガンバレルストライク」の
視点をあちこちに移したり機体を移動させながら興味津々な様子で眺めていた。
「うーん…このレコちゃんって子の声、何処となく
みりあちゃんを思わせる感じがするなぁ…それに
あそこの大きなガンプラ、一体誰のものなんだろ?」
智香が降り立った場所から見て正面のモニターに映った、
まさに現在進行中のGBBBBのβテストに関する事柄を伝える
女性キャラクター「レコ」の声を聞くと、智香はその声に
同僚アイドルの1人「赤城みりあ」を連想し口に出した後に
右側に視線を移しその先に鎮座する巨大なガンプラを見て
率直な疑問を零す。そんな感じであちこちを見ている最中…
「そこの『ガンバレルストライク』のキミ、
もしやGBBBB始めたばっかりってとこなん?」
突如見知らぬ男性の声が響いた事で、智香がその声の
聞こえて来た方に視線を向けると…そこにはメインカラーが
白色の「コマンドガンダム」をベースにカスタマイズされた
SDガンダムが存在しており、智香が「ガンバレルストライク」を
振り向かせたのを見たそれは少し近寄りながら言葉を続ける。
「驚かせたならゴメンな、余りにもあちこちに視線を移してたから
始めてダイブして来たんかなーって思って気になったもんで」
「いえ、そちらの予想通り初めての身ですから大丈夫ですよ」
その男性に、彼の予想通り自分が初心者だと返答すると…
「…え? もしかしてキミ、女の人…? うわぁゴメン!
馴れ馴れしくなってしもたけど、決してナンパとかじゃないんで!」
「え、えーと…」
智香の声を聞いた彼が慌てて謝罪して来た姿に、
智香はどう返して良いか反応に困っていると
プレイ開始時から継続して智香の様子を見ていた
プロデューサーと亜季も反応を示す。
「…言い方は悪いけど、このキョドり具合からするに
ナンパ目的じゃないっていう彼の言葉は嘘じゃないだろうな」
「うーむ、確かに若干小心者だとは思われますが
決して悪人という訳でもなさそうですな…智香殿、ここは
彼を見極める為にもう少し会話を続けて頂けますかな?」
「は、はいっ」
プロデューサーと亜季の言葉を受けた智香は、
彼との会話を続ける為に自分から彼に声をかける。
「アタシは気にしてませんし、謝らなくていいですよ?
…失礼ですけど、そちらのお名前聞かせてもらえますか?」
「あ、ありがとう…えーと、ボクはタオって言います」
「タオさんですね、アタシは『トモカ』って呼んで下さい。
…それと、もう少しラフな口調で話しても良いですよ?」
「ええんですか? それじゃあお言葉に甘えて…
改めてよろしく頼むわ、トモカちゃん」
「こちらこそ、よろしくお願いしますタオさん」
「あー、ボクの方もそこまで丁寧な呼び方する
必要はあらへんしもうちょい砕けても構わんよ」
「じゃあ…これからよろしくお願いね、タオ君☆」
智香からの言葉をきっかけに互いに自己紹介をし、
硬かった口調を柔らかくした上で会話を続けると
タオの方から智香に1つ質問が投げかけられる。
「それはそうと…あの様子だと、トモカちゃんは
まだミッションには出撃しておらへんのかな?」
「そうだねー、まだここに来たばっかりだし」
「それじゃあまずはあそこのカウンターの右側にいる
赤いプチッガイに話しかけてみてや、このゲームについての
簡単な説明の後にチュートリアルミッションが始まるから。
声掛けだけだけどボクもある程度ティーチング出来るし、
内容もそう難しくないから気楽な気持ちでやって見てや」
「オッケー、それじゃあ行って来るね☆」
質問への智香の返答を受けて、タオがチュートリアルの
始め方を説明すると返事と共に智香はミッション受付
カウンターに向かいそこの赤いプチッガイに話しかける。
「いらっしゃいませ、初めての方ですね? それでは
簡単になりますがGBBBBについて説明致します。
GBBBBというゲームは、ミッションが全てのコンテンツに
繋がっていくシステムになっています。ミッションに出撃して
敵機を撃破しパーツデータや強化アイテム類、それに加えて
それらの売却やミッション報酬で得られるゲーム内通貨『GP』を
用いてガンプラデータを組み上げたり合成して強化したり…
といった流れになっています。そしてミッションそのものも
クリアしていく度に新たなものが解放されて行きますので、
ガンプラデータの強化や他プレイヤーとの協力といった
様々な手法を用いてどんどんクリアして行って下さいね」
そうして赤いプチッガイからGBBBBについての説明を受けた後、
智香が操る「ガンバレルストライク」はチュートリアル用
ミッションステージへと転送されていった。
~~~~~
「えーと、コントローラーの左のレバーで前後左右に動いて
右のレバーで視点を動かして…右側の4つのボタンの下のボタンを
短く押すとジャンプして、長く押すと真上に上昇し続けて…
ジャンプした後に小刻みに押すと少しづつ上昇して、左のレバーを
動かしながら長く押すと動かした方向に高速で移動して…と」
「そうそうそんな感じや、さすがに若干のぎこちなさはあるけど…
大分スムーズな感じで機体移動が出来てるで、トモカちゃん」
「えへへ、ありがとうタオ君☆」
チュートリアルステージ最初の指示となる機体移動操作を、
しっかりと覚えようと意識していた為か操作内容が逐一口から
発せられるほどに集中していた智香であったが…その意気もあってか
始めて触った身としてはスムーズに動かせており、タオからの
賞賛に返事をしながら進んだ先で次は防御&回避操作の指示が出る。
「右側ボタンの右のボタンで盾を構えて、歩いてる最中に盾構えの
ボタンを押すと歩いてる方向にステップ…それに空中に居る時に
右側ボタンの下のボタンを短く1回押すと急降下、かぁ…わっ!?」
出された指示通りにシールドガード・ステップ移動・緊急降下の
操作を実行し全てに成功判定が出た後、突然目の前に「ジム」2機が
現れた事に智香は驚きの声を上げるが…そんな智香にタオが声を掛ける。
「あー、そのジム2機はこの後の操作説明の為に
出て来たやつで攻撃はして来ないから心配はいらへんよ」
「そ、そっかぁ…良かったぁ」
その言葉に安堵した智香は、気を取り直して新たに
出て来た指示のターゲット切り替え操作の実践に移る。
「なるほどー、敵機が出て来ると視点移動の為の
右側レバーを左右に動かすとターゲットが切り替わるんだ」
「そうやね、後はレバーを下に入れると自機から一番
近い敵機をロックオンするし上に入れると…っと、これは
実際のミッションで説明した方が良さそうやしそん時に話すわ」
「オッケー☆ …ってあれ? 『カメラモードの切り替え』って出て来たけど」
「あー、今のモードの『ロックオンカメラ』だと敵機が出て来ると
視点がほぼ固定されるけど…もう1つのモードの『プレイヤーカメラ』だと
視点を自由に動かせて、視点の先の敵機をロックオンするようになるんや」
「そっかぁ、操作指示にも出てるし切り替えて試してみようっと」
ターゲット切り替えをスムーズにこなし、タオから追加情報も
出される中…続いての指示について智香が口に出すと、それについても
タオから説明されそれも受けた上で指示通りに操作し…カメラモードを
切り替えて視点移動レバーを動かしながらターゲットの切り替えを行う。
「うーん、確かに視点は自由に動かせるけどロックオンが外れやすい
感じがするなぁ…最初のモードの方が攻撃はしやすいかな?」
「プレイヤーカメラ」でのロックオンに関して、智香が視点変更の
自由さを評価する一方でロックオン維持の難しさを感じ取り…
「ロックオンカメラ」の方が攻撃しやすいという感想を口にする。
そこから続けて格闘攻撃操作の指示が出て来て、格闘武器の
「アーマーシュナイダー」での連続斬りをまずは試してみる。
「連続斬り付けから最後に回し蹴り…結構手数多いね」
「せやね、それに攻撃ボタンを長押ししたり移動レバーの入力と
同時に押したり途中で反対の腕の武器の攻撃に切り替えたりという
入力方法や武器種類で色々な攻撃バリエーションがあるから
新しい武器を入手したらテストモードで試してみるとええで」
「はーい☆」
「アーマーシュナイダー」での連続攻撃の手数の多さへの
率直な感想を智香が零すと、タオが格闘攻撃のバリエーションの
多さを返事に添えて智香に告げそれに対し智香は元気よく返事をする。
そこから続けて射撃攻撃を試し、右手に持つガトリングと
左手に持つライフルの射撃方法の違いを確認すると
続けてオプション武装の操作指示が示される。
「右上の手前のボタンを押しながら右側のボタンのどれかを
押すとそれぞれのボタンに登録されている武器を使う、かぁ」
そう言いながら「ガンバレルストライク」備え付けのオプション武装
「75mm対空自動バルカン砲」「350mmガンランチャー」
「94mm高エネルギー収束火線ライフル」を試した智香にタオが補足の説明を行う。
「そやそや、あとは1度使うとアイコンの色が青に戻るまで
使えなくなるのと…武装によっては『発射中も自由に動ける』とか
『ボタン押しっ放しで連射する』とかの特性持ちもあるってとこやね。
次のEXスキルで操作練習パートは最後やから頑張ってな」
そのタオの言葉通りに、続けてEXスキルの操作説明がされ…
画面左下にゲージとオプションのようなアイコンが出現する。
「真ん中上のスパナと『+』が描かれてるアイコンのやつは
耐久力の回復スキルや、ここは左右にある攻撃スキルを試してみてや」
「うん、それじゃあ左側のほうから使ってみるね。左上手前のボタンを
押しながら右側の左ボタンをっと…わっ、ガンバレルが飛び出して
ターゲットの周囲を飛びながら射撃してる…これ、便利だね☆」
「せやろ? こういった自動で攻撃してくれるタイプのやつは
基本的にメインの射撃や格闘、それにオプションや他のEXスキルも
同時に使えて一気にダメージを与えられるからオススメやで」
「なるほどー、それじゃあ次は右側のほうを…あ、あれ?
何かアイコンに斜線が入っちゃって使えないんだけど…」
「…あー、それはガンバレルの攻撃モーションの都合で
自動攻撃モードを使うとそれが終わるまで使えないんや。
ゲージ消費も多いし、タイミングを見計らって使うのがええで」
「ふむふむ…そういった事も覚える必要があるんだね」
「まぁこういった仕様のスキルはそんなに多くはないし、
武器と同じように使いたいスキルが見つかったら
まずはテストモードで試して確認しておこうな。
…と、これで操作練習パートは終わりでこのまま
フィールドを移動して実戦形式のテストに移るで。
とは言っても出て来た敵機を全滅させるだけという
シンプルなルールやし、ボクも出て手伝うから
ここまでこなせたトモカちゃんなら心配いらないで」
「ありがと☆ よっし、頑張るぞーっ!」
タオの発言を聞いて「ガンバレルストライク」のバックパックに
設定されている2種のEXスキルを発動し、それぞれの使いやすさや
仕様への率直な感想を智香が口にするとタオから返答と共に
続いての実戦形式テストが告げられ…自分も協力する事や
ここまで順調に進められた智香への激励が告げられる。
それに対して智香が元気に返事を返すとほぼ同時に、
「ガンバレルストライク」は次のフィールドに転送されて行った。
~~~~~
そうして降り立ったフィールドは砂漠で、「ガンバレルストライク」の
傍らにはタオの「コマンドガンダム」カスタマイズ機が並び立ち…智香の画面には
「ヒットコンボ」「ブレイクコンボ」についての説明が表示されていた。
「ふむふむ、攻撃を当て続けて短い間隔で敵機を撃破し続けると
色々なパワーアップがされるんだ…そうなると、ガンバレルみたいな
自動攻撃と威力の高い攻撃手段の取り合わせが良いのかな?」
「うーん、戦い方はそれこそ人によって合うのが全く異なるし
『これが正解』ってのは言えへんけど…ヒット継続を重視しつつ
一撃の威力の高さも持たせるその取り合わせは良いと思うで。
…と、敵機が出て来たし攻撃していってやトモカちゃん」
「よーし、いっくぞー☆」
その説明に目を通した上で、智香がそれらを両立させる為の
攻撃手段の取り合わせを提案すると…タオはしばし考えた後に
攻撃手段の千差万別さと共に智香の提案への称賛を返す。
その直後に湧いて来た「ジム」2機を確認すると智香に
攻撃するように伝え…それを聞いた智香は返答と共に
「ガンバレルストライク」を射撃しながら前進させていった。
そこからは、初めての実戦故に若干攻撃を受ける事はあれど
順調に「ジム」を8機撃破した後に湧いて来た「陸戦型ガンダム」も
着実に撃破していき…そこからさらに「ジム・カスタム」2機と
「ガンダム」1機という取り合わせがステージ奥から現れる。
「あれ、今度の3機のうち1機にビックリマークみたいな
アイコンが付いてるけど何なんだろう?」
「お、ちょうどええな。トモカちゃん、操作レバーを上に入れて
どの機体にロックオンが切り替わるか確認してみてな」
そうして現れた「ガンダム」に初めて見るマークが付いている事を
智香が口にすると、タオが格好のタイミングとばかりに
ロックオン機体切り替え操作の指示を伝える。
その通りに智香が操作すると…
「わっ、ちょうど言ってたマークの付いてる機体に切り替わったよ」
「ああいうマークが付いてる機体は『リーダー機』ってやつで
他の機体よりも性能が強化されとるんや、そんでレバー上での
ロックオン切り替えは距離を問わずにああいうリーダー機とかの
『優先撃破目標』に切り替わるようになってるんよ」
操作レバーを上に入れると同時に一番距離が近かった
「ジム・カスタム」から「ガンダム」にロックオンが
切り替わった事に智香が驚きの声を上げると、
それを受けてタオが「リーダー機」についてと
「レバー上入力ロックオン切り替え」の仕様を説明する。
その後はオプションやEXスキルも交えて「ガンダム」に
集中攻撃を仕掛けて撃破した後、残った「ジム・カスタム」2機も
難なく撃破しチュートリアルミッション完全達成が伝えられ
智香とタオの機体はロビーへと戻って行った。
~~~~~
「お疲れさんトモカちゃん、初心者とは思えない動きの良さやったで」
「えへへ、ありがと☆」
「さて、せっかくやしこのままミッションにも出てみよか」
「うーん…そうだね、この勢いで行っちゃおうか」
ロビーに戻り、タオからの称賛の言葉に嬉しさを隠さず
素直な感謝を返す智香。そこから続けてミッション出撃を
提案され、プロデューサーに視線を移して了解の意が
送られたのを確認するとその提案に賛同の返答を返す。
「ありがとな、それじゃあさっきのチュートリアルで
いくつか新しいパーツもゲットしたしそれを使っての
カスタマイズを試してみてや。今の状態より攻撃手段も
増やせると思うし、色々試して慣れるチャンスやし」
「なるほどー、それじゃやってみるね」
賛同の言葉への感謝に続けて告げられた
「機体カスタマイズ」への挑戦に対して
了承の意を示すと智香は「マイルーム」に
移動し、そこで入手したパーツを確認すると
胴体・脚・盾をオプション武装が備わっている
「陸戦型ガンダム」のものに変更し増加した
オプション武装を設定してロビーに戻って行った。
「おー、なかなかガッシリした感じの見た目になったなぁ」
「確かに胴体も足も『ガンバレルストライク』のものより
太い見た目だしね、それはそうとオプション武装も増えたけど
5個目から8個目のものってどうやって使うのかな?」
「あー、それはコントローラーの右側のレバー下のボタンの
左右で切り替えられるんや。ミッションを開始して最初に
表示されるのは1個目から4個目のやつやから覚えといてな」
「なるほどー、覚えとくね」
「よし、それじゃあミッションへの出撃登録に移ろうか。
…ここはトモカちゃんへの経験の1つとして、
トモカちゃんをリーダーとして出撃登録をしてくれんか?」
「オッケー☆」
そうしてカスタマイズが施された智香の機体についての
感想から、オプション武装の切り替えについての説明がされ…
ミッション出撃登録に際しタオから1つの要求が伝えられると
智香はそれに快く返答しその通りに出撃登録がされる。
…そしていよいよ、智香にとって初めてとなる
GBBBBでの本格的なミッション出撃が始まろうとしていた。
比奈:
今回はゲーム開始からチュートリアル完了までって流れっスけど、
ゲーム本編から機体を変更した事による描写の変化やメタ描写に
タオ君との会話の内容変更や追加で大分「味変」されてるっスね
P:
ま、ゲーム作中では選択肢程度しかなかった「プレイヤーの反応」を
具体的に描写した時点で大分原作から変えてはいるからな
比奈:
あと、作中画像の最初のカスタマイズ後の姿で持ってるストライクの
ビームライフル…わざわざ「あの色」にしたのは拘りっスねぇ
P:
ネット上での情報だが実際のキットのカラーが確認出来たのと、
上手い事「あの色」の保存と変更が出来たもんでな。
…見せていないが「アーマーシュナイダー」もキット通りに
「あの色」に変更してたりするぞ。…さて、来月はガンブレ3SSの
投稿となる為この話の次話は年明け後になりますがそこでも
色々と手を加えて行きますのでお待ち頂けると幸いです