もう一度逢いたいぜ   作:ドカドカ

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記録その一

 

投稿者:変態糞親父 (〇月✕□日(金)11時45分14秒)

 

 

 今日、どうしても会計のおっさんが会いたいって言うもんで、土方の厳つい繊細な会計のおっさん(✕△歳)とわし(53歳)の2人で、県北にある川の土手の下でこっそり落ち合ったぜ。

 

 

滅多に人が来ない所なんで、そこでしこたま再会を喜んでからこっそり話を始めたんや

 

 

 2人で1か月ぶりの再会を喜んでいる中、ふと会計のおっさんの顔をみたら、おっさんの鼻の穴がひくひくいるのが分かった、きっと言葉が出口を求めて腹の中でぐるぐるしとるんじゃ

 

 

わしがどうしたのか聞こうとしたら、先に会計のおっさんがスマホの画面をワシに見せつけて来た。

 

 

 そして同時にわしは思わずドバーッ!と驚きの声を出したんや。何故なら昨日、ワシの下に送られて来たメールと同じモンが会計のおっさんのスマホに其処に映ってたからや

 

 

もう顔中、驚愕まみれや。

 

 

そんでワシの所にも来たかと聞かれてわしが頷くと会計のおっさんは顔に皺を寄せ口の中からずるずるとした溜息をついたんや

 

 

会計のおっさんが言うにわしら以外の従業員には何も来てないらしい、不思議だねぇ

 

 

わしらの下に来た1文『後は頼む』その文の真意を解き明かそうとわしらは脳内麻薬成分をドバーッと出して脳を活性化させて考えるが全く持って意味が分からない

 

もう頭中、疑問符まみれじゃ…

 

 

昨日メールが届いた後社長のにいちゃんにメールをドバーッ!と出してどう言う事が聞いたんや、1日経った今もわしのメールボックスには怪しい通信販売のメールしか来ていない

 

 

 暫く2人で言葉を交わした後、警官がパトロールしてるのが見えたもんで見つかる前に解散して家に帰った後は、電気を付け、冷蔵庫の中の肉の米を混ぜて軽く煮炊いたモノと野菜を軽く塩揉みしたたモノを喰う。

 

 

今日は久し振りに外に出てか汗をかいたせいか塩で揉んだ野菜の薄い塩味がずるずるとわしの五臓六腑に染み渡って気持ちが良い。

 

 

 

 報道番組以外を放送できない民放が垂れ流す壊れた玩具みたいに同じ報道を繰り返すテレビをぼんやりと眺めている内に時計の針が深夜12時を過ぎている事に気付き床に就く。

 

 

中々寝付けないもんで暇つぶしにラジオをつけるが

ラジオもテレビと同じ言葉を繰り返している。

 

『避難区域の拡大』『〇△✕区へのお知らせ』『避難ルートの案内』

 

これ以上ホロウ災害の話を聞いとると気が狂いそうじゃ

 

毎日毎日、外にも出れず、ただ引きこもって一日を消費するだけの日々

 

 

瞼を閉じればドバーッとわしの脳裏に様々な光景が浮かび上がる。

 

 

新しく入った新人達

 

でも活力に満ち会社を想う気持ちはわしにも負けない次代の白祇重工を背負っていくであろう立派な奴らじゃ

 

 

口煩い会計のおっさん

 

でも誰よりも義理難くて真っ直ぐで優しい奴なんじゃ

 

 

最期に浮かんだのは会社の未来と娘の事を語る社長のにいちゃん

 

 

 

充実していた日々が脳裏に浮かんでは消えていく。

 

 

……一体何時になったら、どれだけこの暗闇の中で過ごせば、

 

陽が昇るんじゃ?

 

 

 

そんな事を思っている内にドバーッとメラトニンが分泌されわしの意識はずるずると夢の世界に引き摺り込まれていったんや……

 

 

 

 

豆電球がついている薄暗い部屋、土方が消し忘れたラジオが同じ音声を垂れ流しにしていた。

 

 

 

 




ドカちゃんによって多少原作のキャラ立場が変わっています。

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