IS〜転生者は楽しみたい〜   作:聖命蓮

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前話で原作スタートすると言ったな。

アレは嘘だ。




遂にバレる。いや、世間バレまで長すぎじゃね?

〜side蓮矢〜

 

 

 

ガヤA「・・・なあなあ!もしオレがIS動かしたらどうするよ!?」

 

ガヤB「お前が?・・・・・・チロルチョコやるわ」

 

ガヤA「ショッッボ!?見てろよ〜!」

 

(・・・・・・浮き足立ってるなぁ。)

 

 

今日はオレが通ってる学校でISの適性検査をやる事になってる。

織斑一夏がISを起動させてから、世間じゃ他にも動かせるやつがいるかもしれないってんで、ちょっとした騒ぎになった。

 

現に、ウチのクラスの男子連中も終始ハイテンション気味でありそんな最中、適性検査の為にズラッと1列に並んで順番待ちの最中である。

 

 

???「なんだよ蓮矢!テンション低いな!

あの『IS』なんだぜ!?もし動かせたら〜なんて思わねえのかよ!?」

 

 

そんな中、前に並んでいたクラスメイト件友人の一人が肩を組みながら話しかけてくる。

普段大人しいやつなんだけど、そんなヤツがここまで高いテンションになるなんてな。

 

 

蓮矢「・・・下手したら将来設計が全部パーになるかもしれないのにテンションなんて上げられるか・・・。ネットにも上がってたろ?

織斑一夏・・・だっけか?IS動かしたばっかりに強制的にIS学園に入れられることになったらしいぞ?」

 

友人A「・・・ってことは・・・。」

 

蓮矢「仮に織斑一夏と同じ扱いをされるとしたら、せっかく勉強して高校入試合格したのが全部パーになるわけだな。そこまでして、IS動かしたいか?」

 

友人A「えぇ・・・。いや・・・でも、う〜ん・・・。」

 

 

ここまで言ったら、先程までのテンションは何処へやら。それでも何か言おうとしているのかうんうんと唸っている。

 

━━━で、そうこうしているうちに

 

 

担当女「次の生徒、早くしなさい。」

 

 

友人の番がやってくる。

・・・しかし、この受付担当っぽい女、この高圧的な言い方からして、もしかすると女尊男卑思考の持ち主か?

そんなヤツ担当にすんなよな・・・胸糞悪ぃ・・・。

 

 

友人A「お、じゃっ行ってくるぜ」

 

 

そんなヤカラの嫌味に気づかないのがオレの友人である。

正確には気づかないフリをしているらしいのだが、微塵もそんな素振りをしていない為、傍から見たら超天然をかましているようにしか見えない。

ある意味才能だよ。

 

そんな友人が、目の前に鎮座している待機状態のIS━━━「打鉄」に触れる。

 

 

しかしなにもおこらなかった。

 

 

友人A「あ〜あ。やっぱダメだったか〜」

 

 

打鉄から離れる友人。

しかし言葉とは裏腹に、残念そうには全くみえなかった。

そのまま並んでいた列から離れ、周りのガヤに混ざって行く。

 

 

担当女「・・・ふん、男が動かせるわけないでしょ。次っ!」

 

 

おいコラ、このアバズレ見下すにも程があんだろ。

いいだろう。オレの右手でそのくだらねぇ思想(幻想)をぶっ殺す!

 

 

 

「・・・・・・」

 

 

無言で打鉄に触れる。(もちろん右手で)

瞬間、打鉄の情報が頭の中に流れ込んで来て━━━

 

 

━━━━━━━カッ!!

 

 

一瞬眩く光った後、そこに居たのは━━━

 

 

ガヤA「・・・・・・なん・・・・・・だと。」

 

ガヤB「マジかよ・・・」

 

担当女「━━━━━━━━━━(パクパク)」

 

 

打鉄を纏ったオレの姿があった。

周りの男子は皆驚きを隠せない、といったリアクションを取り、女尊男卑思考のBBAは信じられないモノを見たかのように目を見開き、魚のように口を動かすだけだった。

 

 

そんな周りの反応を尻目に、オレは打鉄の展開をサッサと解除すると

 

 

蓮矢「━━━んじゃ、お疲れ様した〜。」

 

 

そう一言残して脱兎の如く、その場から逃げ出した。

 

 

 

 

担当女「・・・・・・( ゚д゚)ハッ!

 

に、『2人目』が逃げたわ!!

総員、大至急あの男を捕まえなさいっ!!」

 

 

ヒステリックな怒号が後ろから聞こえた気がしたが、あんな思考の凝り固まった連中に捕まってたまるかと、走るギアを一段階上げた。

 

 

 

校舎から出たオレは、そのまま駐車場の方に向かい、待機させておいた更識家の車に飛び乗る。

 

 

運転手「おや?坊っちゃん?まだ授業中では?」

 

蓮矢「早く出してくれ!血相変えたBBAが追ってくる!」

 

運転手「は!?はいっ!!」

 

 

運転手を急かして、車を出発()させる。

車が校門を過ぎた辺りで後ろを見ると、校舎内からバタバタとスーツ姿の女性達が出てきたあたりだった。

 

 

運転手「坊っちゃん、どちらまで?」

 

蓮矢「『星兎工房(せいとこうぼう)』に向かって、従業員入口にオレのことを置いたら、楯無に連絡して指示を仰いでくれ」

 

運転手「承知しました」

 

 

運転手は目的地に向かって車の速度を上げ走らせる。

時々『追手』の有無を確認をする為にバックミラー越しに後ろを確認していた。

 

時々、入り組んだ路地に入って行くから、追手を巻こうとしているんだろうな。

 

うん、優秀だね。

 

 

━━━車を走らせること1時間。

 

 

運転手「坊っちゃん、着きましたよ。」

 

蓮矢「ご苦労さん、話し合いが終わり次第家に帰るから、ちょっと待っててくれ。」

 

 

そう言い残して車を降り、目的の建物━━━星兎工房へと入って行く。

 

 

 

???「・・・あら?蓮矢君じゃない。どうしたの?こんな朝から。」

 

???「なんだァ、ボウズ?学校フケて来たのかァ?不良の仲間入りってかァw?」

 

蓮矢「あ、お疲れ様ッス。

良かった、2人が知らないって事はまだ大々的な騒ぎにはなってなさそうだな

 

 

正面玄関から中に入ると、ちょうど受付から出てきた2人に絡まれた。

 

 

・・・え?セリフだけじゃ誰だか分からないって?

別に隠すつもりもないから言っちゃうけど、この人達の名前は『スコール・ミューゼル』と『オータム』だ

原作において、亡国機業(ファントムタスク)の実働部隊を率いていた幹部とその部下だったが、この世界では星兎工房の従業員である。

なんでそんな奴が、従業員なのかって?

端的に言えば、この世界の亡国機業に見切りを付け足抜けしたかららしい。

この世界の亡国機業は原作に比べ、女尊男卑思考の者が8割方占めていたらしく、世界を股にかけ【火消し】に奔走する毎日に心身共に参ってしまったらしい。

それを恋人である『オータム』に心配された事で足抜けの決心をしたとか何とか。

 

あ、ちなみにだが、スコールとオータムの他に『織斑マドカ(M)』も一緒に足抜けしており、同じく星兎工房の従業員として働いている。

 

スコールは、表向きの社長兼営業として。

オータムは、スコールの護衛且つ補佐役。

マドカは、ISのテスターとして働いてもらっている。

 

この3人を拾って来たのは勿論、束である。

スコールとオータムはともかく、マドカは連れてこられた当初めちゃくちゃ尖ってた。

原作同様に織斑姉弟に激重感情を持っていて、誰彼構わず噛み付くまさに『狂犬』と言った感じだったのだが、1年間関わり続けた(調教の)結果、誰彼構わず噛み付く事はほとんど無くなった。

 

・・・あ、調教って言ってもやらしい系じゃないからね?

所謂、『餌付け』ってヤツだ。

美味い甘味を与えまくった結果、坂田銀時も真っ青になる程の超甘党に変貌した。

リアルで【銀さんスペシャル(宇治金時丼)】を食ってるのを見た時は戦慄したね。

 

 

・・・だいぶ話が逸れたな。

意識を回想から現実の方へもってくる。

 

 

オータム「━━━━━い。おーい、ボウズ〜?

聞いてんのか〜?」

 

 

オータムがオレの顔の前で手を振って、意識があるかどうかの確認をしてくる。

失礼な・・・。ちょっと物思いにふけってただけなのに。

 

 

蓮矢「っと、すみません。ちょっと意識が明後日の方に・・・ちなみにお二人はこれからどちらに?」

 

スコール「商談よ、相手は超大手のところ。」

 

オータム「そーそー。今からジェット機乗って海外だ。

ボウズは?あのウサギに会いに来たのか?」

 

蓮矢「まぁ、そんなとこですね。」

 

 

・・・にしても海外の企業との商談ねぇ?

 

 

蓮矢「━━━海外の大手企業ってなると・・・米国とか?」

 

スコール「ん〜惜しいわね。ヒントは『第3位』よ」

 

蓮矢「第3位・・・。フランスのデュノア社?」

 

オータム「・・・へぇ。よく勉強してるじゃねぇか。」

 

蓮矢「まぁ、工業系に進む予定でしたので」

 

 

まぁ、その予定進路もあと数日後には潰されるワケだが・・・。

 

 

蓮矢「あ、すみません、引き止めるような形になっちゃって。飛行機の搭乗時間もあると思いますし、自分はこれで失礼しますね。・・・お土産期待してますよ」

 

スコール「フフッ、ええ期待しててちょうだい」

 

オータム「んじゃまたな〜」

 

 

バサッと長い金髪を靡かせ、颯爽と歩いていくスコールと、その後ろを追いながらこちらに向かってヒラヒラと手を振り、去っていくオータムを見送り、オレは束が居るであろう地下にある研究部屋に足を向けた。

 

 

・・・・・・あ、スコールとオータムにオレがIS動かしたこと伝え忘れてた。

 

ま、いっか。どの道後々分かるだろうし。

 

 

 

・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・

・・・

 

 

エレベーターに乗って、少し歩き、目的の部屋にたどり着く。

その横には本来その部屋が何なのかを示す部屋名が書かれたプレートが付いているのだが、その上から貼り付けるような形で、プラカードが付けられていた。

 

 

カニカマって蟹を一切使ってないのになんでカニカマって言うんだろうね?

 

 

やたらとファンシーな文字で哲学チックな事が書かれている。

書いたのは間違いなく束だろう。

少なくともクロエやマドカはこんな事はしない。

 

 

(・・・・・・ツッコまないぞ。

ツッコんだら負けな気がするからな。)

 

 

ちなみに、少し前までは【寿司屋なのにハンバーグ寿司とか邪道じゃない?】とか、各方面にケンカを売っているとしか考えられない部屋名だったりする。

その時のテンションに任せてやっているらしいので、もう勝手にしてくれと、半ば静観と言うか、黙認している。

 

更識姉妹と虚さんは「天才の考える事は分からない」って言ってオレに丸投げした。

 

本音からは大変好評である。というか、束が身内認定している中以外だと、本音が1番好感度が高い。

・・・何かしらの【波長】のようなものが合うのだろうか?

 

 

蓮矢「束姉ちゃーん!あ〜け〜て〜!」

 

 

扉の前に立ち、声を出す。

するとドアがほんの少しだけ開き

 

 

束「れ、れーくん!?ちょ、ちょ〜っと待っててね!?」

 

 

━━━ガチャン!ガラガラッ!ズズズッ!

 

 

束が隙間から顔をのぞかせたと思ったらスグに扉を閉められた。

そして、部屋の中から聞こえてくる騒音の数々。おかしいなぁ?一応防音対策はしっかりしてる部屋のはずなんだけど。

 

30秒程すると騒音が聞こえ無くなり、シュンッとドアが開く。

 

 

束「やあやあ!れーくん3日ぶりだねぇ!

今日はなんの用で来たのかな!?

あ、要件の前に挨拶代わりのアツーいベーゼを「No thank you!!」うわ〜ん!くーちゃ〜ん!れーくんが反抗期だよ〜!!」

 

クロエ「束様、いきなりですと蓮矢様も拒否しますよ・・・。

蓮矢さん、本日はどのようなご要件で?」

 

蓮矢「学校での適正検査今日だったんだよ。んで、IS動かせるのが周りにバレたから、騒ぎになる前に逃げ出してきた。」

 

束「って事はれーくんもいよいよIS学園に行くことになるんだね!」

 

 

束は自分の事のようにぴょんぴょん跳ねて喜ぶ。隣にいるクロエも口角が少し上がっているから多分喜んでいるんだろう。

 

 

蓮矢「まぁ、『織斑一夏』がIS学園に行く事になってるなら、オレも行くことになるだろうね。」

 

束「だよねだよね!!なら、ちょーっと早いけど、お姉ちゃんから『入学祝い』を進呈しよう!!」

 

蓮矢「入学祝い?」

 

 

何それ知らないんだけど?

目の前で束はエプロンドレスにあるポケットをゴソゴソと何かを探すような仕草をしてから

 

 

束「はい!これあげる!」

 

 

そう言って差し出してきたのは━━━球体。

 

そう、【I()S()()()】である。

 

 

蓮矢「いやいや、何してんの!?超貴重品じゃん!?そんなのをまるで、駄菓子あげるね?みたいな感じで渡されてもオレが困るだけなんだけど!?」

 

束「え〜?でも持ってた方が良いと思うよ?【専用機】。遅かれ早かれ持つことにはなると思うし。

・・・正直、女権団に汚染された()の政府連中が用意した専用機なんて、何があるか分かったもんじゃないよ?」

 

蓮矢「む・・・。それは、確かに・・・」

 

束「護身用の意味も含めて持って置いた方がいいとおもうんだけどなぁ〜?(チラッ)」

 

 

束はおずおずといった眼差しで俺を見てくる。

━━━ココでオレは考える。

 

確かに専用機があればIS学園に入った時色々便利だとは思う。

これから先(原作内容)をある程度知っている身として、専用機を持っていれば、少なくとも瞬殺されるようなことは無いハズだ。

 

でも━━━━━━

 

 

蓮矢「・・・本当にいいの?

【護身用】って事は、ISを抑止力━━━【兵器】として使用するかもしれないんだよ?

束姉ちゃんからすれば、自分の子供が人に危害を━━━最悪人殺しの道具になるかもしれないんだけど。

 

━━━それでもいいの?」

 

 

コレだけは聞いておかなければならない。

返答によっては━━━

 

 

束「━━━何言ってるのさ?ISは兵器なんだよ?だったら護身用にしても━━━」

 

 

ダウトだ。そっちがその気なら、こっちもとっておきの道化師(仮面)を使わせてもらうよ

 

 

蓮矢「アッハ〜♪勘弁してくれよ束姉。・・・ホントの気持ち、教えてくれよ」

 

束「な、何を言ってるの?束さんはウソなんて・・・」

 

 

束は急にオレの態度が変わった事に驚いたみたいだが、スグにその気配を引っ込め、おどけてみせるが

 

 

蓮矢「ん〜♪誰もウソだ、なんて言ってないんだけどねぇ〜?あえてソコは追求しないでおいてあげよう!う〜ん、オレってばやっさしぃ〜♪」

 

束「だから、束さんはウソなんてッ」

 

蓮矢「んじゃあ、そんな束姉にアドバイスを進呈しよう。

 

ウソつく時は、声のトーンと視線に気をつけようね♪」

 

束「━━━━━━━━」

 

蓮矢「ナメないでほしいもんだねぇ?そんなわかりやすいウソで騙せるとでも思ってんの?

こちとら、1年間束姉を傍で見てきたんだよ?ウソをついてるかどうかなんてスグに分かるさね。」

 

 

口調とは裏腹に、真っ直ぐに束を見据える。

少しの間、無言の時間ができる。互いにジッと見つめるオレと束。

やがて、観念したかのように束は短く息を吐き

 

束「━━━━━分かった、ホントのことを言うね。

 

ISコア(この子)を渡すにあたって、一つだけお願いしたいことがあるんだ。」

 

 

話を切り出した。

 

 

蓮矢「お願い・・・ねぇ?『束さんの言うことになんでも服従する事!』とか言ったら、はっ倒すからね?」

 

束「・・・・・・・・・・・・その手があったか」

 

蓮矢「おいコラ」

 

束「ジョーダン!ジョーダンだから!

・・・もしも、もしもね?兵器としてISが使われた時に、れーくんが出くわしたら、この子を使って止めて欲しいの。

出来ることなら、コアは回収して欲しいんだけど、無理にとは言わない。最悪破壊してでも止めて欲しい。」

 

 

普段ヘラヘラ笑っている人物とは思えない程、真剣な顔で、切実な思いを言う束。

 

 

蓮矢「━━━━そういう事なら。」

 

 

了承の言葉と共に差し出されたままの束の手からISコアを受け取る。

剥き出しのISコアは重厚そうな見た目とは裏腹にものすごく軽かった。

 

 

束「━━━ありがとね。れーくん」

 

 

受け取ってもらえたことに安堵したかのように、束は感謝の言葉を言ってくる。

 

 

蓮矢「別にいいよ。可能な限り束姉を手伝うって決めてたから。

 

━━━で?この専用機は一体どんなものなの?やっぱり第4世代?それとも第3世代?」

 

手渡されたコアを示しながら、詳細スペックを聞こうと詰め寄る。

 

しかし、束はキョトンとした顔で

 

 

束「世代は決まってないよ?だって━━━━━

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのIS()()()()()()()()()()()()

 

 

━━━━Pardon?

 

 

蓮矢「・・・・・・あれ?なんかオレ耳の調子が悪いのかな?

何かとんでもないことを言われた気がするんだけど・・・?

 

束姉ちゃん、もう一回言ってくれない?」

 

束「この専用機はれーくん自身の手で作るんだよ」

 

蓮矢「聞き間違いじゃなかった!?」

 

束「だってれーくん、まーちゃんとシミュレーター使って模擬戦してる時、ありとあらゆる武器武装を満遍なく使うでしょ?

得意不得意な距離も特にないし。

なんて言うか・・・こう・・・選択肢が多すぎて、コレだ!ってものに絞りきれないんだよね。

 

だったらもうれーくんが好きなようにイジれるようにしておこうって思って、こうしたの♪」

 

蓮矢「んな、プレゼント何が良いか分からないからとりあえず『現金(現ナマ)』渡すね、みたいな感じで渡すのどうかとおもうんだけど?」

 

束「大丈夫大丈夫!

基礎フレームは拡張領域に入れてあるし、設備のあるところなら簡単に組めるようにしてるよ。それにれーくんの傍には束さんの『一番弟子』と『二番弟子』がいるから割とすぐに完成できるって!」

 

蓮矢「一番弟子と二番弟子?・・・誰?」

 

 

マジで心当たりがないんだが?

クロエとマドカか?いや、クロエは自分から『助手』って言ってるくらいだし、『弟子』って事にはならんよな?

マドカは操縦者として優秀でも、製造、改良の技術方面はからっきしだ。とてもじゃないが『弟子』とは呼べない。

 

・・・え、マジで分からん。

 

 

束「ん〜?その顔は『マジで分からん』って顔だねぇ?別に隠してる訳じゃないから教えてしんぜよう!

 

ズバリ━━━『ほんちゃん』と『うーちゃん』のコトだよ♪」

 

 

『ほんちゃん』?『うーちゃん』?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━え。

 

 

蓮矢「ま、まさか━━━本音と虚さんのこと!?」

 

束「そーそー!

特にほんちゃんの方!アレは逸材だね!

頭の硬い凡人共には無い柔軟な発想力がある!その辺のIS企業にいる技術者なんて目じゃないね!」

 

 

うわぁ・・・略称呼びされるとか超好感度高いじゃん布仏姉妹。

特に本音、好感度高いだろうなとは思ってたけど、よもや弟子認定されてたとは・・・。

 

 

束「二人でも作れそうにないモノがあれば、概要伝えてくれれば束さんも手伝うからさ?れーくんは自分がどんな専用機に乗りたいかを考えてみてよ。

 

〜♪

 

およ?(ゴソゴソ)あ、マドちゃんからだ。

えーと、なになに?」

 

 

話の途中で、束の胸辺りから何やら音が聞こえ始める。

束は徐に胸の━━━谷間から携帯を取り出し、メッセージを確認し始め

 

 

束「・・・はぁ、またかぁ。

じゃあ、れーくん!専用機作成頑張ってね!

束さんはコレからマドちゃんが壊したシミュレーターの修理に行かなきゃだから!」

 

 

ギュン!

と効果音が聞こえそうな速さでその場から走り去る束。

オレとクロエがその場に残される形になった。

クロエは俺に向き直ると

 

 

クロエ「・・・蓮矢さん。物資でもデータでも何か必要なものがあれば気軽に連絡を下さいませ。

IS学園入学後でも、束様の事ですから、変装してでも直接会いに行くと思われますから」

 

蓮矢「あ〜・・・そうですね。その光景が簡単に浮かびます。

 

じゃあ、今日のところはお暇しますね。

束姉とマドカによろしく言っておいてください。」

 

クロエ「はい、蓮矢さんも学園に行ってもお元気で。」

 

 

ペコリと頭を下げるクロエを一瞥し、部屋を後にする。

エレベーターに乗り、地上へと向かうボタンを押し、扉が閉まる。

 

携帯の電波が届くのを確認してから、更識家へと戻る為に外で待っているであろう運転手に連絡を入れる。

 

頭の中でこれからのことを簡単にイメージしていく。

 

 

(確か、入学して最初のイベントはクラス代表決定戦だったっけか?準備期間は今日含めて3週間、その内入学までは保護の名目で何処かに軟禁されるのは確定してるから、実質専用機を組める時間は入学後か・・・・・・え、本音達の手助けありきでも、この短い期間でゼロから専用機組まなきゃいけないの?

 

━━━━━━━━━マジで?)

 

 

かなりの突貫スケジュールを余儀なくされた事に頭を抱えながら、帰路につくのだった。

 

 

 

 

〜side蓮矢out〜

 





作者です。
ちょっとだけ書き方を変更しまして、誰のセリフなのか分かりやすくしてみました。
作者自身、アレ?このセリフ言ってるの誰だっけ?という事が度々あった為、致し方ないと割り切っています。

さて、本編の方に触れていきますか。
この世界線では、スコール、オータム、マドカは完全味方サイドです。
そして、知らん間に束からの信頼が爆上がりしている本音。
どうしてこうなった?(その方が面白そうだから)

いよいよ次回は一夏と邂逅します。
一夏のクズ度をどこまで上げようかワクワクしてます。

以上作者でした!

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