IS〜転生者は楽しみたい〜   作:聖命蓮

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本編開始〜クラス代表決定戦
原作主人公との初邂逅


 

〜side蓮矢〜

 

 

 

 

あの後自宅に1度戻ると、案の定というかなんというか、政府の連中と思わしき奴らに家の周りを包囲されていた。

簡単に荷物を持ってくるよう言われて予め用意しておいたスーツケースを取りに行って、そのままホテルに連行された。

 

そのまま2週間もの間、ホテルに軟禁されていたオレは、準備していたPCを使ってちまちまと1人寂しく専用機のシステムを組みながら、合間合間に部屋に届けられたIS学園で使う参考書とにらめっこする日々だったが、その退屈な日々が漸く終わりを告げた。

 

 

━━━コンコン。

 

 

ドアをノックする音に気づき、参考書を読む手を止める。

コチラを気遣うようなノックの音に尋ね人のアタリを付けつつ、念の為にドアチェーンを付けてからドアを少し開ける。

 

 

蓮矢「はーい、どちら様です?」

 

???「私よ更識蓮矢クン。開けてもらってもいいかしら?」

 

 

ドアの隙間から顔を覗かせているのは金髪色白の外国人だった。

 

名前は『エドワース・フランシィ』

IS学園の教師で、今年は簪の━━━1年4組の担任らしい。

ホテルに軟禁された時にIS学園で使用する参考書を持って来た事で知り合った。

その後も3日に1度のペースで様子を見に来て、参考書で分からないところを懇切丁寧に教えてくれたりと、理想の先生って感じの人だ。

しかも、かなり親しみやすい。

出来ることなら、4組に編入させてもらいたいくらいだ。

 

 

とりあえず、ドアチェーンを外して先生を部屋の中に入れる。

 

 

エドワース「はいコレ、IS学園の制服よ。言われたサイズのものを持ってきたつもりだけど、念の為に着て確かめて貰えるかしら?」

 

 

先生は、持っていた紙袋をゴソゴソと漁った後、ビニール袋に包まれた制服を手渡してくる。

 

 

蓮矢「ありがとうございます。ではちょっと失礼して・・・。」

 

 

制服を受け取り、着替えるべく洗面台のある脱衣場へと移動する。

 

 

エドワース「あら、別にこっちで着替えてもいいのよ?私は気にしないし。」

 

蓮矢「・・・貴女が気にしなくても、オレが気にするんですよ。

貧相な身体を見られたくないのでね」

 

 

そう言い残して脱衣場に移動する。

サッサと着替えて、鏡で変なところがないか一応確認してから出てくる。

出てきたオレを見た先生が「中々似合っているじゃない。」とお世辞を口にする。

 

 

エドワース「さて、早速で悪いんだけど、今日からIS学園に通って貰うことになるわ。入学式・・・は間に合わないから、そのままクラスの方に直行してもらう形になるわね。」

 

蓮矢「マジすか。5分・・・いや、3分だけ待ってもらえません?貴重品とか纏めちゃうんで。」

 

エドワース「・・・そうね。それくらいなら問題ないわ。私は部屋の前で待ってるわね」

 

 

そう言って先生は部屋から出て行った。

オレは参考書とシステム構築をしていたノートPCをカバンの中に放り込み、急いで部屋を後にする。

 

 

エドワース「あら、もういいの?忘れ物とかない?」

 

蓮矢「大丈夫です。持って来ていたものをキャリーケースに詰め直すだけですし、参考書とかは手持ちのカバンに入れるだけですから。」

 

 

キャリーケースに引っ掛けたカバンをさしながらオレが言うと、先生は「そう?」と言ってから踵を返して

 

 

エドワース「それじゃあ行きましょうか、地下駐車場の方に車を回してあるわ。」

 

 

前を歩く先生の後をキャリーケースを転がしながら追う。

 

地下駐車場に着くと、黒塗りのリムジンタイプの車がお出迎えしてくれた。

運転手と思われる人が荷物を預かろうと近づいて来たが、結構だと断りを入れ、自分の荷物は手元においておく。

無いとは思うが、荷物を物色される可能性は無きにしも非ずだからな。

更識家に属する人なら預けてたけど、違ったし・・・。

 

 

オレと先生が車に乗りこみ席に座ると、運転手が「行きます」と言ってから車を走らせ始めた。

 

 

地下駐車場から外に出た所でエドワース先生が話し始める。

 

 

エドワース「そういえばだけど、制服のサイズはどう?キツすぎたりしなかった?」

 

蓮矢「ちょっと緩い位ですね。まだ身長も伸びると思いますし、これくらい余裕があった方がいいですよ。」

 

 

肩を回しながらそう答える。

世間バレしてしまった以上、何処で襲撃されるか分かったもんじゃないからな。

まして、織斑一夏と関わる可能性がある以上周り━━━専用機持ち(一夏ハーレム)が暴れる可能性もあるわけだから、そういう時に巻き添えを喰らわないためでもある。

 

 

エドワース「・・・『織斑一夏(ファーストマン)』より自分の置かれた状況がはっきり分かってるみたいね。

はぁ〜、残念だわ・・・。出来ることなら蓮矢クンを受け持ちたかったんだけどねぇ。」

 

蓮矢「その言い方だと、自分は4組ではないみたいですね?」

 

エドワース「そうね。蓮矢クンは1組に編入になる予定よ。

まぁ、簪さん(肉親)とは基本的に別クラスにするのが方針として決まっているから仕方ないと言えばそれまでなのだけれど」

 

 

なるほど、そんな方針があったとは・・・ん?じゃあ、アレはどういう事なんだ?

 

 

蓮矢「じゃあ、織斑一夏はどうなんです?姉・・・楯無姉から聞いた話だと、織斑千冬が学園の教師なんですよね?まさか同じクラスなんて事は・・・」

 

 

エドワース「織斑一夏クンも1組よ。・・・織斑千冬(あの人)もね。」

 

 

おっと?先生が急に苦虫を噛み潰したような渋い顔になったぞ?

何かあったのか?

 

 

エドワース「・・・蓮矢クン。あの女━━━織斑千冬には注意しておきなさい。」

 

蓮矢「・・・先生がそこまで警戒するなんて、何があったんです?」

 

エドワース「その様子だと、お姉さんからも聞いていないようね?・・・くれぐれもオフレコで頼むわよ。実はね━━━」

 

 

・・・・・・先生から話されたのは衝撃的な内容のものだった。

 

 

織斑千冬がIS学園の教師になったのは昨年から、つまりは楯無が入学した時に教師として━━━いや、ISの操縦技術指導者として赴任してきたらしい。

赴任当初はそれはそれは大層湧いたそうだ。なんせ天下の世界最強に直々に指導して貰えるのだ。湧かない方が無理というものなのだろう。

 

 

だが、その期待は呆気なく打ち砕かれた。

 

 

千冬「現段階でどれほど動けるか見てやる。かかって来い。」

 

 

そう言って、織斑千冬VS1クラス(代表候補生ゼロ)の『乱取り』を始めた。

代表候補生ゼロということは、経験者と呼べる人が全くいないということで・・・。

まぁ、つまりは一方的な『虐殺』が行われた、ということだ。

 

他の教師陣がアリーナに来た時には、

生徒達は死屍累々といった感じで地面に転がされていたり、壁にもたれかかっていたらしい。

 

その時のことがトラウマになり、ISを見るだけで震え上がってしまうようになった生徒が出たらしい。その生徒は泣く泣くIS学園を自主退学という名の転校を余儀なくされた。

 

 

 

エドワース「━━━━━という事があったのよ。」

 

蓮矢「えぇ・・・?よく問題にならなかったですね、それ・・・。」

 

エドワース「なったのよ。なったんだけどねぇ・・・。

織斑千冬(あの女)を支持する声が上がったせいで、問題が揉み消されたのよ。」

 

 

揉み消された?それに支持したって・・・。

 

 

蓮矢「・・・もしかして、『上』からですか?」

 

エドワース「・・・本当にキミは察しがイイわね?想像している通りだと思うわ。」

 

 

学園上層部・・・言ってしまえば、『政府』のことだ。女性権利団体(頭お花畑な連中)が政府の大半を占めている都合上、政府が運営しているIS学園にしわ寄せが来ているのだろう。

全く、何が『いかなる国家や組織であろうと学園の関係者に対して一切の干渉は許されない』だ。影響受けまくりどころかズッブズブじゃねぇか。

 

 

蓮矢「・・・逃げてもいいですか?」

 

エドワース「気持ちは痛いほど分かるけど、それこそ女権団(ヤツら)が何仕掛けて来るか分からないわよ?」

 

 

ちくせう・・・。

 

 

エドワース「ま、何かあったらいつでも相談に乗るわよ?コレ、私の連絡先ね。」

 

蓮矢「あ、はい。ありがとうございます。

 

・・・使う機会がなければ一番なんですけどね。」

 

 

電話番号とアドレスが書かれたメモ用紙を

受け取り、すぐに携帯に登録する。

せっかくもらったのに、登録する前に無くしたらアレだしな。

 

登録を終え、ポケットに携帯を仕舞うと、不意に先生が窓の外に目をやり

 

 

エドワース「━━━━━━そうこうしてたら着いたわね。」

 

 

オレも先生の視線の先を追いかける様に見ると━━━

 

 

蓮矢「うわ、でっかぁ・・・。」

 

 

バカみたいにでかい建物がお出迎えしていた。

車が停車し、先生が先に降りる。オレも続いて降りると、エドワース先生がクルッと反転し、こちらを向いて手を差し出す。

 

 

エドワース「蓮矢クン。ようこそ、IS学園へ!」

 

 

美人がやると絵になるなぁ。なんて考えながら

 

 

蓮矢「こちらこそ、よろしくお願いしますね」

 

 

その手を取り握手をする。

握手に応えたことで先生は気を良くしたのか、フフッと笑い再び歩き始めた。

 

まぁ━━━━━━

 

蓮矢「クラスは違うんですけどね。」

 

エドワース「蓮矢クン。ソコはスルーしてちょうだい・・・。

1度言ってみたかったのよ。」

 

 

ちゃちゃを入れつつ、校舎に向かって再度歩き始めたのだった。

 

 

 

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・

・・・・・・

・・・・

・・

 

 

そのまま職員室に連れていかれたオレはエドワース先生に大きな荷物(キャリーケース)を預けて、少しの間職員室で待っているよう言われた。

なんでも、今会議中だとかで、1組まで連れてってくれる人(担任)がいないとのことらしく、会議が終わるまで応接セットが置かれた場所で出されたお茶を啜っていた。

 

待つこと5分━━━━━

 

 

 

???「お前が更識蓮矢か」

 

 

後ろから名前を呼ばれ振り返るとそこには黒髪スーツ姿の女性がいた。

なるほどね、この人が━━━━

 

 

蓮矢「・・・確かに自分は更識蓮矢ですが・・・貴女は?」

 

千冬「織斑千冬、お前の編入するクラスの担任だ」

 

 

初対面でこの言い方か・・・。予想・・・というか想像通りというかなんというか・・・。纏ってる雰囲気も相まって女性って感じがしねぇな。

原作一夏の「げえっ!?関羽!?」の反応は間違いじゃなさそうだな。

 

━━━━ヒュンッ ガッ!

 

 

蓮矢「・・・最強と名高いブリュンヒルデは随分とバイオレンスなんですね?」

 

千冬「貴様、今余計な事を考えていただろう。教育的指導だ。」

 

蓮矢「言葉ではなく拳で・・・ですか?随分と古い考えをお持ちのようで?」

 

千冬「貴様っ!」

 

 

出席簿を持つ手とは反対の━━━何も持っていない方の手を振り上げる。

 

 

蓮矢「おや、図星を突かれたら更なる暴力ですか。いいんです?━━━周り、見てますよ?」

 

 

チラッと視線を横に逸らす。

視線の先には、織斑千冬をジッと見つめる視線がちらほらと・・・。

視線に気付いた織斑千冬は何事も無かったかのように振り上げた腕を下ろし

 

 

千冬「・・・チッ」

 

 

オイオイ。コイツ今舌打ちしたぞ!?

何コイツ!?マジでこんなのがあの『織斑千冬』!?びっくりする程クズ度増してんじゃん!?

 

 

・・・待てよ?姉である織斑千冬がこれなら、そのケツを目標に追いかけてる織斑一夏(原作主人公)は━━━いや、決めつけは良くないな。うん。

万が一、億が一・・・反面教師にして光の主人公街道をバクシンしてる可能性が微レ存・・・?

 

 

千冬「オイ、ボサっとするな。今から貴様を編入するクラスに連れついく。黙って着いてこい」

 

 

こちらの返事も待たずに踵を返してサッサと歩き始める織斑千冬。

オレは慌ててその後を追いかけるのだった。

職員室から出る時にエドワース先生の方を見ると

 

 

エドワース「・・・・・・・・っ!(にこっ)」

 

 

親の仇でも見るかのような目で織斑千冬を見ていたが、オレが見ていたことに気付いた後は、頑張ってと言わんばかりに微笑んで見送ってくれた。

 

マジで嫌ってんのな?でも嫌っているのも納得出来るくらい、やべぇヤツだってのはこの短い時間で分かっちまったからな。

先生の言う通り、警戒しておくに越したことはないだろう。

 

エドワース先生に向かって小さく手を振り返し、暴君━━━織斑千冬の後を追いかけて行った。

 

 

 

〜side蓮矢out〜

 

 

 

 

 

〜side一夏〜

 

 

 

一夏「織斑一夏です。よろしくお願いします。」

 

 

少し前から始まった自己紹介

緑髪の先生?が「自己紹介してくれないかな?」と目尻に涙を浮かべながら言って来るもんだから、了承したものの傍から見れば虐めたのではないかと思われそうな雰囲気になってしまい、罪悪感がハンパなかった。

 

 

クラスメイト「「「「「・・・・・・」」」」」

 

 

クラスメイト達が無言でこちらを見ている。し、視線が痛い・・・。

なんだ?なんで誰も反応してくれないんだ?

誰か一人でもいいから拍手なりなんなりのリアクションしてくれたらすんなり終われたのに・・・。

何か言った方がいいのか!?

 

 

一夏「・・・・・・以上です!」

 

 

━━━無理!何にも考えが出てこない!諦めて次の人に頑張ってもらおう

 

 

━━━━━ドンガラガッシャーンッ!!

 

 

クラスメイト達が椅子から転げ落ちる。

んな昭和じゃないんだから、他にリアクションの仕方があったろうに・・・。

 

 

 

━━━バッシィィィン!!

 

 

一夏「いっってぇぇぇぇ!!?」

 

 

強烈な衝撃を頭に喰らい、悲鳴をあげながらその場に屈む。何が起きたのか確認するために後ろを振り向くと━━━

 

 

一夏「い、一体何が・・・げ、げぇぇっ!?りょ、呂布!?」

 

 

━━━スパァァァン!!

 

 

千冬「誰が三国志最強か、馬鹿者」

 

 

振り向いた先に居たのは、サイコパワーの使い手のように、腕を組んでこちらを見ている女性、唯一の家族である織斑千冬の姿があった。

 

 

一夏「な、何でここに千冬姉が!?」

 

 

━━━スパァァァン!!

 

 

千冬「学園では織斑先生と呼べ」

 

 

頭に振り下ろされたのは出席簿。

いやなんで、出席簿でそんな音と威力が出るんだよ!?

 

痛みに悶えていると、緑髪の先生?が近くに寄って来て

 

 

???「織斑先生、会議は終わったんですか?」

 

千冬「ああ、任せてしまって悪かったな山田君━━━さて」

 

 

一言詫び?を入れてからクラスメイトの方に千冬姉は向き直り━━━

 

 

千冬「諸君、私が貴様らの担任である織斑千冬だ。まずはこの一年でヒヨっ子共にISの全てを理解させる。逆らっても構わんが、私の言うことは絶対に聞け。はいかイエスしか受け付けん、分かったか?」

 

 

そう言い切ると、少しの間沈黙が教室を包み込んで━━━

 

 

クラスメイト「きゃああああああっ! 素敵ぃ! 本物の千冬様をこの目で見られるなんて!」

 

クラスメイト「私、お姉様に憧れてこの学園に九州から来ましたぁ!」

 

クラスメイト「あの千冬様にご指導いただけるなんて嬉しくて死んじゃいそう!」

 

クラスメイト「私、お姉さまの命令なら何でも聞きます!」

 

 

歓声にも似た黄色の悲鳴が沸き起こった。

千冬姉が人気なのは分かってはいたけどここまで凄いものだったのか・・・。

 

 

千冬「・・・はぁ。よくもまぁ、これだけの馬鹿者共がたくさん集まるものだ。ある意味感心させられる。それとも何か? 私のクラスにだけ問題児共を集中させるように仕組んでいるのか?」

 

 

千冬姉が頭を抱えてる・・・。

初めて見た・・・。

 

 

クラスメイト「きゃあああああっ! お姉様! もっと、もっと叱ってぇ!」

 

クラスメイト「でも時には優しく囁いてぇ!」

 

クラスメイト「そしてつけあがらないように毎晩調教してえぇ!」

 

 

なんかヤバい事言ってるヤツがちらほらいるな・・・。

叩かれたのとは別の意味で頭痛くなってきた・・・。

 

 

 

千冬「えぇいッ!静かにせんか!」

 

 

我慢の限界が来たのか、千冬姉が一喝を入れると途端にさっきまでのバカ騒ぎが嘘みたいに静まり返る

 

 

千冬「━━━よし。

・・・織斑、貴様はまともな自己紹介も出来んのか?」

 

一夏「え?い、いや、でも千冬姉」

 

 

━━━━バシィィィン!!

 

 

千冬「織斑先生だと何度言えば分かる」

 

一夏「ぐぅぅ・・・。す、すみません織斑先生・・・。」

 

 

叩かれた所を抑えていると、クラスメイト達がざわめき始める。

 

 

クラスメイト「・・・もしかしなくても、織斑君って千冬様の姉弟?」

 

クラスメイト「いいなぁ・・・。羨ましい・・・。」

 

クラスメイト「もしかして、織斑君がISを動かせたのって千冬様の弟だからとか?」

 

クラスメイト「ってコトは、2人目も?」

 

クラスメイト「でも、2人目って苗字違ったような・・・?」

 

クラスメイト「ちくわ大明神」

 

クラスメイト「今何かいなかった!?」

 

一夏「(2人目?)」

 

 

数人のクラスメイトから聞こえてきた単語に疑問符を浮かべていると

 

 

千冬「・・・何度も同じ事を言わせるなよ、小娘共・・・。

・・・話も出たし丁度いい、入って来い!」

 

 

千冬姉が少し怒気を滲ませながら注意した後、締め切られた入り口に向かって呼びかけた。

 

 

━━━━━━ガラッ

 

 

ドアが開かれ、誰かが入ってくる。

・・・もしかしなくてもコイツが『2人目』ってヤツか?

 

スタスタと、ソイツは教壇まで歩いてきてからクラスメイトの方へと向き直り

 

 

蓮矢「ご紹介に預かりました。『2人目(セカンドマン)』こと、更識蓮矢です。趣味はゲームと機械弄り、インドア派ですが、ある程度は運動できます。

 

皆さん、宜しくお願いしますね」

 

 

最後に少し笑顔を浮かべてからそう言った。

 

 

 

〜side一夏out〜

 

 

 

 

 

〜side蓮矢〜

 

 

 

 

ざっくりと自己紹介したけど、こんなもんでいいよな?差し障りのない程度のコト言っておけば、角も立たないと思うし・・・。

 

ってか、アレ?なんの反応も帰ってこな・・・ッ!?

 

数人の女子の息を吸い込む音が聞こえたと同時に、ある光景が頭に浮かび、咄嗟に両手で耳を塞ぐ━━━と同時に

 

 

クラスメイト「「「「キャアアアアア!!!」」」」

 

 

ほぼクラスメイト全員からの黄色い悲鳴が襲ってきた。

 

あっぶねぇ、耳塞いでても貫通してきた・・・。地味に身体もビリビリ震えたし・・・。某狩りゲーに出てくるモンスターの『大咆哮』かな?

今度から『高級耳栓』持ってくるか。

 

先生達も耳塞いでる━━━あ、織斑は塞ぎ損ねたのか耳抑えて悶えてる。バッカでぇ〜

 

 

クラスメイト「2人目!2人目の男子よ!」

 

クラスメイト「織斑君とは違うタイプのイケメン!」

 

クラスメイト「このクラスになって良かった!」

 

クラスメイト「綺麗な銀髪・・・。あれ地毛かな?それとも染めてる?」

 

クラスメイト「インドア派って言ってたけど、結構ガッチリしてるっぽい?」

 

クラスメイト「細マッチョ・・・ジュルリ」

 

クラスメイト「どうどう、ステイステイ」

 

 

・・・え、オレってイケメン扱いなの?

初めて言われた気がする。

なんだろう・・・すっげぇ嬉しい///

 

・・・あ、本音見っけ━━━ん?

なんでリスみたいにほっぺ膨らませてるんだ?分かりづらいけど、ちょっと睨んでるし

 

 

千冬「・・・お前達何時まで教壇(ココ)に立ってるつもりだ。サッサと自分の席に着け」

 

 

言いながら出席簿(凶器)振り上げるのやめて貰えませんかね?

こちとら自分の席知らんのですが?

 

仕方ないから、ここは山田先生の方に・・・

 

 

蓮矢「・・・自分の席って何処ですかね?」

 

真耶「あ、は、はい!え〜と、更識君の席は窓際の後ろの方にある空いてる席ですね。」

 

 

ありがとうございます、と一言言ってから言われた通りの席に移動する。

背後では織斑がまたシバかれたのか炸裂音が聞こえたけど気にしない気にしないっと

 

ってか、本音の後ろの席なのね?

まあ、黒板見えないってコトはないし別にいいけど

 

席に着くと、本音が振り向いて小声で話しかけてきた。

 

 

本音「(よろしくね、れんれん♪)」

 

蓮矢「(あぁ、よろしくな)」

 

 

 

さて、この後にある事といえば『アレ』だな。

先にある程度の手は打っておくか。

 

 

 

 

〜side蓮矢out〜

 

 





作者です。
2025年最後の更新になります。
邂逅・・・と言いつつもほぼ絡み無し・・・。
まあ、次の話でガッツリ絡みますから。

それに伴い、長らく集計していたアンケートを締め切らせていただきます。
結果としては、大差をつけて『ゲーム容認派』が圧勝・・・。

最初の『ゲーム』は・・・ズバリっ!!
続報を待て!!

以上作者でした!
皆様良いお年を〜!!

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