・・・1ヶ月掛かってしまった。
なんか・・・こう・・・ネタが降って来なかったり、ゼンゼロの葉瞬光の育成にどっぷりだったりで中々進まなくて・・・。
次は儀玄狙いかな・・・ってワケでPUぶん回します。
ー放課後ー
〜side蓮矢〜
蓮矢「・・・ココか?」
本音「そーだよー」
本音の案内で来たのは『第4整備室』の前
ココで簪が『打鉄弐式』を組んでいるとのことだった。
授業の合間合間に本音から聞いた話を纏めると━━━
この世界の簪は、楯無と仲違いしていない為、一人で専用機を組む事に意固地になっていない。その為、最初から整備課の人達数人から助力を受けて、数人体制で組み上げている模様。
しかしながら、やはり人数不足が否めないのか、作業は進みはしているものの全体的な進行スピードは遅々としているらしい。
蓮矢「(どれだけ手伝えるか分からないが、可能な限り手を貸すとしよう)」
そう心に決め、簪達がいるはずの整備室のドアを開け、中に入って行く。
辺りをキョロキョロと見渡しながら奥の方へと進んで行き、数人の女子生徒と共にいる目的の
蓮矢「うぃーす。簪〜来たぞ〜。」
本音「かんちゃんお疲れ様〜。」
製作中の『
簪「!・・・来たんだ、2人とも」
急に声を掛けたことで、簪がピクッとはねたような気がしたが、すぐになんでもなかったかのように言葉を返す。
蓮矢「そりゃまぁ。約束したし?簪が困ってるなら手を貸さないワケにはいかないでしょ。」
本音「そーだそーだ!」
簪「・・・ありがと、蓮矢━━━本音も」
本音「うわーん!れんれーん!かんちゃんが私の事おまけみたいに言ったぁ!」
蓮矢「ちょっ!?急に抱きついて来んな!?簪もそんな風に言った訳じゃねぇって、な!?」
簪の言い方が悪かったのか、本音が目を潤ませながら急に腰の辺りに抱きついて来る。宥めながらも引き剥がそうと抵抗しながら、簪に何とか訂正してもらおうと、目を向ける。
簪「う、うん。本音、私はそんなつもりで言ったんじゃないよ?
ほら、蓮矢が困ってるから離れよ?━━━ね?」
簪が訂正の言葉を述べる━━━が、気のせいか?後半に圧のようなものを感じたんだが?
本音「・・・ホントに?」
簪「本当に本当。」
本音「ならいいよ〜」
先程まで目を潤ませていたのはどこへやら。ケロッとした顔でいう本音。
まぁ、この2人は仲が良いからな。
本音はおふざけで言ってたみたいだし。
簪も、本音が本気で言ってる訳じゃないって分かってたみたいだしな。
わちゃわちゃしていたのがバレたのか、周りにいた女子生徒が蓮矢の存在に気づき始め━━━
女子生徒「うそっ!?なんでこんな所に男が!?」
女子生徒「もしかして、彼がウワサの?」
女子生徒「更識さんと仲が良さそうってことは、もしかして『2人目』?」
おっ?最後の女子は『分かってる』ねぇ?
織斑と一緒にされるのは非常に遺憾である。
まぁ、当たっているからと言って何かするわけでもないんだけどね。
蓮矢「━━━んで、簪さんや?約束通り手伝いに来たわけだが、何すればいいんだ?」
コチラを気にする周りの視線をシカトして、何をすればいいかストレートに簪に聞く。
簪「・・・なら、こっちを手伝って欲しい。
この機体━━━『打鉄弐式』のメインになるプログラム・・・【マルチロックオン・システム】のプログラミングが上手くいってなくて・・・」
蓮矢「ほ〜ん?・・・どれ、ちょっち見せてみ?」
オレがそう言うと、簪が手持ちのタブレットを操作して、プログラムのコードを表示させた画面を見せてくる。
そのタブレットを受け取り、画面を見ていると━━━。
本音「私にも見せて〜」
本音も後ろから画面を見ようとするが、身長がちょっと足りないのか、ぴょんぴょんと軽くジャンプしている━━━ってか、いつの間に作業着に着替えた?一緒に来た時は制服だったハズだろ?
そう思いつつも、本音に見えるようにタブレットを少し下げ━━━たのだが
虚「本音、貴方はこっちで組み立て作業ですよ」
本音「う〜〜〜〜。や〜〜あ〜〜」
背後にいつの間に近づいていたのか虚さんがおり、ガシッと作業着の後ろ襟を掴まれそのままズルズルと引きづられて行った。
こちらに向かって手を伸ばし、助けを求めるように手をバタバタとする本音だったが、オレはその手を取ることは無かった。
・・・いや出来なかった、が正しいか。
虚さんに視線送られたんだよ。一切笑っていない目で。
「分かってますね?邪魔したら・・・」って言外に脅されたような気がしたから・・・。
虚さん、怒らすと怖いんだよ。
連れて行かれる本音に向かって合掌すると、本音はガビーン( ´゚Д゚`)って感じの表情になった後、ガックリと項垂れてしまった。
まぁ、作業が終わるまでの辛抱だ頑張れと、心の中でエールを送っておこう。
再び、タブレットに目を通す。
・・・・・・・・ふむ?
ソースコードから読み取れたのは、【同時】じゃなくて【連鎖式】
イメージとしては【ぷよぷよ】の連鎖的な感じ、一つロックオンしてから次、次、次って感じになってしまってる。
より酷い言い方をすれば、普通のロックオンとあんまり変わらんわ。
蓮矢「・・・ココ、コード間違ってるぞ?これだとマルチロックオンじゃなくて、
簪「え、何処?」
蓮矢「ホレ、ここと・・・ここだな。」
横からタブレットを覗き込んでくる簪にわかりやすい様に該当箇所を指で示す。
蓮矢「ココのコードが間違っているから、【複数同時ロックオン】が出来てないんだよ。・・・ちょっとコンソール借りるぞ。」
簪にタブレットを見せてから一言言って、該当箇所を修正するべく、近くのコンソールにタブレットの画面を繋げ、作業を始める。
━━━カタカタ・・・カタカタカタカタカタ
コードを消した後、キーボードを叩いていき、ある程度書き直した後、プログラムがどう動いていくか頭の中でシュミレートを行う。
細かく確認を入れながら作業をしていく。
修正、確認━━━修正、確認。
修正確認修正確認修正確認改造確認修正確認━━━━━━━。
━━━そして・・・。
蓮矢「━━━━━━っし。こんなもんかな?
一応頭ん中でシュミレートしながらやってみたけど、正常に動くかどうか確認して見てくれ。━━━━━━簪?」
背筋をグ〜〜ッと伸ばし、イスから立ち上りながら、隣で作業を見ていた簪に声を掛けるが、何も反応が無かった為、視線を向ける。
そんな簪はというと━━━オレが手直しした【マルチロックオン・システム】のプログラムが表示された画面を驚きの表情で凝視していた。・・・なんで?
蓮矢「簪?━━━お〜い?」
簪「━━━━━━━━━━ハッ!?」
再度声を掛けると、漸く気づいたと言わんばかりにビクッと反応して、簪が振り向く。
簪「な、なに?どうしたの?」
蓮矢「いや、どうしたもこうしたも。作業は終わったから確認してくれって」
簪「〜〜〜〜〜〜〜っ。分かったから、一旦離れてッ」
ズイっと呆れ顔で言いながら近づくと、簪はオレに離れるよう促す。
蓮矢「はいはい・・・。で?急にぼーっとしてどうしたんだ?何かあったか?」
簪「それは・・・」
簪は何かを言おうとして、一瞬固まる。
そして・・・
簪「・・・そこまでプログラミングするのにかなり時間かかったのに・・・それでも上手くいかなかったのに、あっさり解決されて、何か・・・こう・・・納得出来ない。」
唇を尖らせて、いかにも不機嫌そうにブーたれている簪。
だが、こればっかりは仕方ないと思ってもらう他ない。何せ━━━
蓮矢「・・・あのなぁ?全くのゼロから組み上げるのと、手直しだけの状態を一緒にするなよ・・・。ここまで組み上げたのは簪だろ?あくまでオレは手直しだけし、完成図が見えてるんだから、あとはそこから逆算していけば良いだけだしな。━━━それに」
一旦言葉を区切って
蓮矢「こちとらISに一から作ったAIをぶち込もうとしてるキチガイなんだぜ?自分でプログラミングの一つや二つできなきゃやってられねぇよ。
あ、落ち込んだりすんなよ?人それぞれ得意分野が違うんだからさ?簪は簪の得意なことで勝負すりゃいいの。
餅は餅屋に・・・ってな?」
簪をフォローしてからヒラヒラと手を振りながらその場を離れ、簪の
〜side蓮矢out〜
〜side簪〜
簪(・・・行っちゃった)
蓮矢が離れて、一人残される。
いや、正確には私の周りに人がいないだけで、蓮矢、本音、虚さんと整備課の人達と同じ空間にいるのだけど。
整備課の人達の作業に加わった蓮矢は扱き使われているのかISの装甲だったり、工具類をあっちに持って行ったり、こっちに持って行ったりと、忙しなく動いていた。
簪「・・・っと、私も確認の方しておかないと」
そう呟いて、タブレットが接続されているコンソールに向かい、シュミレートプログラムを同時に立ち上げ、蓮矢がいじった後のプログラムの確認作業を始める。
プログラムの工程が進んで行き━━━件の箇所・・・自身が調整した時は上手く作動しなかった箇所に入る。
簪(━━━ココだ。いくら調整しても上手くいかなかった場所、どれだけ考えても原因が分からなかった)
その問題の箇所を━━━蓮矢が調整した後のプログラムは・・・何事も無かったかのようにアッサリとクリアしていく。
簪(・・・むぅ。少しでもラグがあったら文句付けてやろうと思ってたのに・・・。)
・・・我ながら意地の悪い考えだとは思うが、苦戦していたものをあっさりと解決されてしまっては、こちらの苦労はなんだったのか、と思わされてしまう。
それなら、心の中で少しばかりの悪態をつくくらいは許されるだろう。
しばらくして、プログラムの確認作業と並行していたシステムのシュミレートも同時に終わりを告げる。
結果は━━━
シミュレーション上ではあるが、マルチロックオンシステムによって狙われ━━『山嵐』の最大数48発のミサイルが、同じく48の的に全弾命中したという結果が表示されていた。
その結果を見た簪は、ホッと安堵のため息を吐きつつも、考えてしまう。
簪(はぁ・・・。少し前までこういうのは私の方が得意だったんだけどなぁ・・・いつの間にか追い抜かされちゃった)
記憶が確かなら、昨年までは自分と同じくらいのウデだったハズだ。
それなのに急に腕前が上がった気がする・・・。
それこそ・・・『工房』に入り浸るようになってから━━━
簪(・・・まさか、束さんが一枚かんでる?)
━━━束姉ちゃ〜ん、プログラミング教えて〜
━━━いいよォ〜!!れーくんの頼みなら束さんなんでもしてあげちゃう!!どんなプログラムを組みたいの!?あ、れーくんが前に見てたアニメのえ〜と?なんだっけ?・・・あ、思い出した!『月光蝶』だっけ?アレを再現出来るプログラムでも作ってみる?!
━━━出来んの!?・・・いや、基礎!基礎だけでいいから!
・・・なんだか、いとも容易く想像できてしまった。
でも、
実際のところ、私も少し教えてもらっただけでかなりレベルが上がったし。
その時に言われたのが━━━
束「・・・うん!かんちゃんはスジがいいね!たっちゃんはどちらかと言えば武闘派だし、姉妹同士バランスが取れてると思うよ!特に『解析力』に関してはずば抜けてるね!下手をすれば束さんも越せるかもね!ま、そう簡単には越させないケドね!ニシシ!」
なんて、いたずらっぽい笑みを浮かべて言われたものだ。
簪「━━━『解析力』かぁ・・・。」
束に言われたコトを思い出し口にする。
あの束をしてずば抜けているとまで言わしめた、自分の
蓮矢「か、簪ィ!!ちょっ、ちょっとこっち来てくれ!整備課の先輩達がなんだか知らんが、はっちゃけて収拾がつかなくなってきた!専用に
蓮矢の絶叫が耳に入って来た。
耳には入って来たが・・・。
簪(━━━大変だなぁ・・・。)
脳が、理解を拒んだ。いや、現実逃避したと言った方がいいかもしれない。
だが、それも一瞬のこと。
すぐさま思考は目まぐるしく巡り、状況理解に入り始める。
━━━
誰の?
いや、蓮矢のはまだ公に出来ないから違う━━━
━━━
そこまで考えてようやく、正しく状況を理解した━━━してしまった。
簪「━━━━━━━━━止めてぇぇぇぇぇぇ!!?」
作業台から、文字通りに弾かれた飛び上がり、事態を収拾すべく、組み立て作業班に合流するのだった。
〜side簪out〜
〜side蓮矢〜
整備課の連中の暴走を簪と2人で何とか食い止め、通常の作業へと戻すことに成功した後は、コレといった問題もなく作業も進んで行き、残す工程は、実際に簪が『弐式』を纏い、アリーナ内を実際に飛び回る実機訓練くらいになった。
というのも、オレと簪が整備課の暴走を止めている間に、本音と虚さんが組み立て作業のほぼ全てを終わらせてしまったからだ。
2人が揃った時の進行スピードがヤバかった。
目を離した一瞬の間に装甲が追加されてたりするんだから・・・。
もうね?
たった一日でここまで出来上がるとは思ってなかったのか、誰もアリーナの予約をしていなかった様で、それなら、今日はこの辺でお開きにしようってことにしたらしい。
今は本音と2人で1組に置き忘れた教科書類を取りに戻ってきたところだ。
蓮矢「━━━しっかし、まだ入学初日だっツーのにとんでもなく『濃い』1日だったなァ?」
本音「そうだねぇ〜」
うん━━━大変濃ゆい1日だった。
イベントは半分くらいでいいンだがなぁ・・・?
本音と駄弁りながらも、机の中にある教科書類をカバンに詰め込み帰り支度を整える。
蓮矢「本音〜?まだか〜?」
本音「も、もうちょっと待って〜」
早々に教科書類をカバンに詰め終わったオレは本音を待っていた。
ちなみに、本音は置き勉派である。
その為、明日使う教科書を選別中、というワケだ。
・・・最も、支度が長引いている原因はそれではないのだが・・・。
本音の手元から視線を少しずらし、机の上に目を向ける。
そこには、所狭しと置かれたお菓子が広げられていた。
全て本音の机の中から出てきたものである。
・・・お前の机は四次元にでも繋がってるのか?明らかに収納スペース以上の量が出てきてるんだが?
━━━いや、深くは踏み込まないでおこう・・・。
・・・余談だが、スペース活用術とでも言えばいいのか、本音のものは独特である。
身近なところだと、あの『だぼだぼの袖』
アレの中にすんごい量の暗器が入っている。
一切それらしい音を出さずに━━━だ。
ラインナップは『ヴァンパイア』のレイレイとタメを張るレベル。
昔、並んで歩いていたときに足元に『天雷波』が落ちてきたときはマジでビビった。
そんなことを考えてるうちに・・・
本音「れんれん、帰ろ〜?」
本音の支度が終わったようである。
あれだけ広げられていたお菓子も最初からなかったかのようにキレイに無くなっている・・・いや、収納スペースから『牌の実』の箱が少し飛び出ている。
軽く押してもビクともしない。相当ギチギチに詰められてるみたいだな。下手に押し込めば大変なことになるかもしれない。
蓮矢「・・・あぁ、今行く。」
オレはスルーを決め込むことにした。
少しはみ出たお菓子の箱から「ケテ…タスケテ……」なんて幻聴が聞こえてきた気がするが、多分気のせいだ、うん。
今度こそ帰るために教室から出たところで━━━
蓮矢「・・・あ、そうだすっかり忘れてた。本音、ちょっと職員室に寄ってくぞ。預けてた荷物を取りに行かねぇと━━━」
真弥「あ、更識君!良かった、まだいたんですね!」
蓮矢「━━━?山田先生?」
本音「お〜?まーやんだ〜」
職員室に荷物を預けていたコトを思い出し、取りに行こうと言い出したところで、後ろから呼び止められ、振り向くと山田先生が小走りに駆け寄って来ていた。
真弥「はぁ・・・はぁ・・・よ、良かったです。まだ校舎内にいてくれて」
蓮矢「だ、大丈夫っスか山田先生?何か用でもありました?」
よっぽど探し回っていたのか、スゴく息切れをしている山田先生。息切れしながらも何かを言おうとしている山田先生を心配して声を掛けつつ、息が整うのを待つ。
真弥「・・・ふぅ。更識君!寮の部屋が決まったので、コレを渡しておきますね!」
そう言って、山田先生が手渡してきたのは、部屋番号が書かれた小さなカギだった。
蓮矢「あ、わざわざありがとうございます。
・・・ってアレ?前に聞かされた話だと1週間くらいは学園近くのホテルからの通学って話じゃありませんでした?」
真弥「あはは・・・やっぱり更識君もそう聞いてますよね・・・。」
更識君も?
その言い方だと、俺の前に似た話をしたってコトに━━━あ、思い出した。
これアレだ。オレの前に織斑に話したんだろうな、入寮のことについて。
で、オレと同じ反応をされたワケだ?
奇遇だねェ?奇しくも原作主人公と同じムーブをしてしまったワケか。
蓮矢「━━━まあ、入寮の件に関しては分かりました。他に何か注意事項的なのって何かあったりします?」
思考を切り替え、山田先生に確認を取る。
山田先生は一つ咳払いを入れてから続きを言い始めた。
真弥「ゴホン!━━━えっとですね。
寮の部屋が決まった、と言っても『急遽』ではあるので同じ男子である織斑君と同室ってワケではないんです・・・。」
蓮矢「お、そいつは重畳。
真弥「そ、そこまで言いますか?」
いや、言いますよ?
同性だからってアホみたいな理由で勝手に呼び捨てしてくるような距離感バグってるようなヤツはノーセンキューですわ。
初対面であの距離の詰め方が通用するのはチョロインくらいでしょうよ。
本音「うわァ・・・。れんれんすっごい嫌そうな顔してる〜。」
ひょこっと本音が顔を除き混んできて、指摘する。
おっと、顔に出てたか。イカンイカン、露骨に出てしまうとは、まだ精進が足りないな・・・。
両手を使ってムニムニと表情筋を解してから、山田先生に続きを促す。
真弥「えーと、他にはですね?現状、織斑君と更識君の2人は寮の大浴場を使うことが出来ないです。なので、お風呂は部屋の備え付きのものを使用するようにして下さい。」
蓮矢「了解です。・・・あ、そうだ。織斑とは別ってことは、オレって一人部屋とかですかね?それとも女子と同室です?」
風呂のコトを聞いたついでに、部屋のことについて聞いてみる。
真弥「やっぱり気になります?更識君のルームメイトはですね━━━」
スッ…とオレから視線を外した山田先生は、隣にいる本音を見る・・・無言で。
━━━━━え?まさか・・・
本音「・・・・・・ほえ?」
蓮矢「━━━まさか・・・本音が?」
まじまじと見られた本音はコテッと首を傾げ、オレはナニカを察する。
真弥「はい!更識君のルームメイトは布仏さんです!」
マジで?
本命━楯無
対抗━簪
大穴━本音
こんな感じで考えてたんだが・・・。
でもまぁ、身内であることに変わりなし。
ヨシっ!
蓮矢「・・・ルームメイトだってよ?よろしくな本音。」
本音「いつもとあまり変わらない気がするのだ〜」
それはそう。
布仏姉妹はちょくちょく更識家に泊まりに来てたからな。
でも、その『普段』を知らない人からすれば━━━
真弥「えぇ!?お、おふたりはそんな関係だったんですか!?
だ、ダメですよ!?そういうのはもう少し大人になってから・・・」
━━━コレである。
山田先生は顔を真っ赤にして言ってくる。
━━━まさか、暴走!?
ココロの中のミサ○さんが、ひょっこりはんしてきた。引っ込んどいてもろて。
とりあえず弁解をさせてもらおうか?
蓮矢「あ〜━━━妄想が暴走してるとこ悪いんスけど、山田先生が考えてるような爛れた関係じゃないッスからね?
ただ単に家が近所で、小さい頃から交流があるってだけですから。」
真弥「━━━ハッ!
ち、違いますからねぇ!?先生は何も考えてなんかいませんよ!?」
いや、茹でダコもかくやってレベルで顔真っ赤にしてるじゃないですか?
考えてましたって言外に言ってるようなもんですよ。
蓮矢「・・・まぁ、分かってくれたなら良かったです。じゃあ、ちょっと職員室に行くのでこれで・・・」
さようならしようとしたのだが
真弥「え?職員室に何か用でもあるんですか?」
蓮矢「着替えとか色々入ってるキャリーケースを預かってもらってまして・・・。それを受け取りに行こうかと━━━」
そこまで言った時、山田先生の動きがピタッと止まり━━━次いで、ガクッと膝から崩れ落ちた。
真弥「そ、そんなぁ・・・そういうことならあちこち探し回らなくても、職員室で待っていれば良かったってことじゃないですかぁ・・・」
本音「なんだったら、放送で呼び出しても良かったかもね〜?」
真弥「グハッ・・・」
山田先生が自滅したところに本音が追い討ちをかけ、山田先生がダウンした。
人の心とか無いんか・・・?
とりあえず、ぶっ倒れた山田先生をそのままにしておくことはできないので、本音と協力して、二人で山田先生を運ぶことにした。
別にオレ1人でも運べるんだが・・・まぁ、その・・・察して欲しい・・・。
〜side蓮矢out〜
そこから先は特に物珍しいことはなかった為に割愛させてもらう。
いや、だってさ?
荷物受け取って、寮に行って、寝るだけだったんだもん。
━━━織斑が
そんな面倒事はノーセンキューだ。無視するに決まってんだろjk?
作者です。
漸く学園での初日が終わりました・・・。
そこそこ話を詰め込んだつもりなので、描写がチグハグな所があるかもしれませんが、ご容赦ください。
次回もお楽しみに、以上作者でした!