蓮矢「うp主〜?アンケートの結果でたぞ〜?」
━おお、どうでした?
蓮矢「結構票はバラけてたが、『全部入り』がトップ独走だな」
━あ〜・・・やっぱりそうなりましたかぁ。
蓮矢「予め予想はしてたみたいだな?」
━予想してた、と言うよりもどれが来ても良いように心構えだけね?
蓮矢「ほーん・・・あ、1件だけ感想で使って欲しい武器のリクエストが来てたぞ?」
━ほう?リクエストとな?一体なんじゃらほい?
蓮矢「鎖鎌」
━・・・・・・へ?
蓮矢「せっかくリクエスト送って下さったんだから無下にはしないよなぁ?」
━・・・ウッス。ガンバラセテイタダキマス。(鎖鎌を使うキャラを検索しながら)
〜side蓮矢〜
ワァァァァァァァァァ!!!
パチパチパチパチパチパチパチ!!!
試合終了のアナウンスが鳴り響き、観客席から割れんばかりの歓声と拍手が蓮矢とセシリアに贈られる
必殺技とも言える一撃を撃ち終え、あまりの熱量に赤熱化し煙を上げる砲身を左腕部から外し拡張領域へとしまい込む。
そしてセシリアがいる方向に視線を向けて━━━━━
セシリア「・・・・・・・・・」(ふらっ)
まるで全身の力が抜け落ちたかのようにいきなりセシリアが落ち始めたのが視界に入る。
蓮矢「セシリアっ━━━━━!!」
残り少ない脚部スラスターの推進剤を使い切る勢いで吹かす。
先程まで歓声だったモノが、セシリアが落下し始めたことで悲鳴に変わる。
あわや大惨事になるかと思われたが━━━━━
蓮矢「━━━━━━(ガシッ)ギリギリセーフッッッッッ!!」
ギリギリのところで落下点に入れた蓮矢は、ISスーツだけとなったセシリアを落下の衝撃を殺しながら抱きとめることに成功した。
土煙を上げながらスピードを殺し停止すると、漸く気が抜けると言わんばかりにぷはぁーっと息をついた。
蓮矢「・・・せっかく周りが盛り上がってるのに、最後の最後でスプラッタ案件とかさせるわけないだろうに・・・。」
セシリア「━━━━う、うーん・・・」
おっと?お姫様抱っこ状態のセシリアからなにやら反応が・・・。目を覚ましたか?
セシリア「━━━━ここは・・・?」
蓮矢「お、気が付いたみたいだな?」
セシリアがうっすらと目を開けたことを確認して、顔を覗き込む。
そのまま覗き込んだオレの顔をボーっとした目で見ていたが、徐々に意識がハッキリして状況を理解してきたのか、みるみるうちに顔が赤くなってきて━━━━
セシリア「・・・〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!・・・はぅ・・・。」(カクン)
蓮矢「ってオイ!?」
今度は目を回して気絶しやがった。
何なの?感情のジェットコースターじゃなくて、情緒のジェットコースターなの?
というか━━━
蓮矢(人のツラみて気絶するとか失礼な・・・。
でもまぁ、下手に暴れられるよか何倍もマシだし、このまま控え室まで連れていこうかね。)
セシリアをそのまま抱えたまま、ピットに向かって歩き出す。
セシリア「ふにゅう・・・だ、駄目ですわ蓮矢さん・・・。わたくし達まだ学生・・・。」
蓮矢「なんて幸せそうなツラで寝てんだコイツ・・・。ったく、いいご身分だなぁ・・・」
マリア『マスター。彼女━━セシリア・オルコットは末席とはいえ英国貴族に該当します。マスターの言う「いいご身分」に十分該当するのでは?』
蓮矢「そーいう意味で言ったんじゃねぇよ!」
締まらねぇな、と悪態をつきながらも意識を遥か彼方の妄想世界に飛ばしているセシリアを抱えつつ今度こそアリーナを後にするのだった。
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・
・・・
・
━━━━━━━━で、だ。
ピットに戻って来たのはいいんだが・・・
なんで━━━━━
千冬「更識、先程使用していた武器をこちらに寄越せ」
・・・なんでセシリア側のピットに
呆気にとられて呆然としていると、
箒「おい、千冬さんが寄越せと言っているんだからサッサと出したらどうなんだ!!」
・・・なんでセシリア側のピットにいるんですかねぇ?(2回目)
はぁ、とため息を1つ零してから口を開く━━━
蓮矢「━━━━━本音、セシリアのこと頼む。起きたら教えてくれ。」
本音「・・・はぁ〜い」
少しの間の後、緩い返事を返した本音はセシリアの近くにちょこんと座った後、どこからともなく携帯を取り出し、然もセシリアが起きるまで時間を潰すかのように弄り始めた。
箒「おい!無視するな!!」
後ろでモップが騒いでいるが、無視を決め込み、今度は近くのISハンガーまで移動、
━━━ピピッ。SE補給ヲ開始シマス━━━
短い電子音声の後にエネルギーの補給作業が開始される。
━━━━ガンッ!!
蓮矢「・・・一応聞いておく。
何のつもりだ?━━━━━篠ノ之。」
音のした方をチラ見し確認するが、さも興味なさげに視線をモニターに戻して機体各所の確認作業に戻る。
何があったかって?
モップが、どこから取り出したか分からない木刀を、床に叩きつけた。
以上だ。
いや、ホント何処から取り出したんだ?
木刀なんて長物、服の中に隠すにしても無理があるだろ。IS持ってりゃ拡張領域の中に仕舞えるけど、この時期に
・・・ド○えもんみたいな『四次元○ケット』でも持ってんのか?
・・・・・・モップはドラ○もんだった?
箒「貴様がこちらを無視するからだ!」
アホさ全開で明後日の方向に飛んで行った思考をモップがギャンギャン騒いだことで引きずり戻される。
蓮矢「ほーん?無視されたからって暴力に訴えるんですかそうですか。それはそれは随分とまぁ
箒「貴様ッ━━━━━!」
蓮矢「ギャンギャン吠えるだけのオマエと違って俺は忙しいの。見てわかんない?セシリアがノびてる今、時間の都合上、次の試合も俺が出ることになるだろ。タダでさえ時間が限られる中で、『織斑の初期移行終了までの時間稼ぎ』なんて
・・・ハッキリ言わせてもらうと、『邪魔』なの。分かる?分かったなら回れ右して部屋から出てけ。
一応言っておくが、こいつは”最終警告”だ。
次『邪魔』したら━━━その腕、”外す”からな?」
箒「━━━━━ッ!?」
カタカタと一切モップの方を見ずに手を動かしていたが、最後にやや殺気を込めながら視線を向けると、分かり易くモップがビクッと
そしてモップは黙り込む。とはいえ、口を開かないだけで、依然として敵意マシマシの実に鬱陶しい視線を向けてきていることに変わりはないのだが。
とりあえず、セシリア戦を通して得たデータを元にスラスター周りの微調整をしていく。
先程の模擬戦を記憶する限り細部に至るまでトレースし、細やかな数値に変更していく━━━━━━が
蓮矢「・・・・・・一体コイツは何のマネです?━━━━━━
モニターとにらめっこしていた横から割り込むように差し込まれる
それを握る人物を一瞥し、不満を前面に出し口を開く。
千冬「私を無視して作業を続けるからだ」
蓮矢「・・・状況分かってて言ってます?
そこで睨み付けてる
千冬「オマエが無視しなければ済む話だ」
・・・ダメだこりゃ。人の意見否定するbotになってやがる。
こりゃ
蓮矢「ハァ・・・(クソデカため息)
分かりましたよ。━━━要件は何です?」
如何にも面倒臭いという雰囲気を隠す気もなく、特大のため息を着きつつ、
そんな不遜極まる態度に、織斑センセーの目元がヒクついたが、持ち前の『鉄仮面』を被り直す為かゴホンと咳払いを入れた。
千冬「・・・先程の試合でお前が使用していた武器をこちらに渡せ。」
蓮矢「何故です?」
千冬「最後に放ったあのビーム兵器・・・。明らかに威力が過剰すぎると判断したからだ。
実際、威力が過剰過ぎであるという証言者もいる」
蓮矢「・・・その証言者とは?」
箒「私だ」
いやお前かいっ!
━━━とのツッコミが喉までせり上がってきたが、何とか押しとどめた。俺ってば偉い。
しかし、織斑センセーが近くにいるからか、先程までビビり散らかし黙り込んでいたヤツが鬼の首を取ったように騒ぎ始める。
箒「あの武器の威力は明らかに威力過剰だった!そんなモノをキサマのような『卑怯者』が持っていたら何をしでかすか分からない!だから━━━」
蓮矢「━━━だから・・・取り上げる、と?」
箒「そうだ!
それになんだ!あの戦い方は!遠距離からチマチマ攻撃してばかりで、みみっちいことこの上ない!
男なら正面から堂々と剣で勝負するべきだ!」
百歩・・・いや、1万歩譲ったとして、『威力過剰だから取り上げる』はまだ分かる。
だが、『卑怯者』だとか、戦い方まであれこれ言われる筋合いは一切ない。
━━━なんだかイライラして来たぞ★
俺は湧き上がって来る怒りを隠す為、満面の笑みを顔に貼りつけて━━━『口撃』を開始する。
蓮矢「━━━━━━いいですよ?渡しても」
千冬「ならサッサと━━━」
蓮矢「でもなァ〜?この【
極力
最強サマが引っかかるように、わざわざ強調するように使っていたモノを【粗大ゴミ】と言い換えて。
千冬「・・・なに?」
そしてその目論見は面白いように引っかかる。
どういう意味だ、と言わんばかりに眉を顰める最強サマ(笑)
俺程度の言葉に惑わされるようじゃお里が知れるというものですわよ?
蓮矢「・・・まぁ、見てもらった方が早いッスね」
コンソールを操作し、足元に拡張領域に入れていた【砲】を取り出し、説明を続ける。
蓮矢「外から見ても分かるでしょう?内側の溝━━━ライフリングがボッコボコに歪んでいるのが。
こんな状態で弾打とうものならどこに飛んで行くか分かったもんじゃない。
最悪、
とてもじゃないがそんな不良品を渡すのは気が引けますわ」
箒「ならサッサと直せば良いだけだろう」
何の苦労も知らないヤツが、事もなさげにサラリと言ってくるが、蓮矢がその言葉を予想していないはずが無かった。
蓮矢「できりゃあ苦労も何もしないんだよなぁ。交換用のパーツも無しに【直す】なんてできると思ってんなら悪いことは言わねえから1度脳外科で精密検査をオススメするね
━━━━━━━━まぁ、もっとも」
チラッと、今まで視界に入れないように努めていた箒を見たあと
蓮矢「そこに居る【
なんて言ったって、一目見ただけで
━━━━━━━━━ねぇ?」
言外に「出来るよなァ?勿論。」と言わんばかりに箒に向けて嫌味ったらしい笑みを浮かべる。
そして俺の表情を見た箒が何かを言おうと口を開きかけるが━━━
千冬「ならばコレの設計図を渡せ」
箒が怒鳴り散らすよりも前に、織斑センセーが差し込むように次の要求をしてくる。
しかし、それも想定内だ。
蓮矢「無いですよ」
千冬「・・・なんだと?」
蓮矢「だァかァらァ、『無い』って言ってるんですよ、設計図なんてモン。
整備課の人達とその場のノリと勢いでアレもコレもとごちゃごちゃ付けまくって出来上がったものなんですよ?
まともな設計図なんて引いてるワケないじゃないですか」
真っ赤な嘘である。
図面はある。渡す気がサラサラないだけだ。
唐突にやれ武器寄越せ、設計図寄越せなんて言ってくるヤカラにポンと手渡すわけがないだろう。
どんな事に使われるか分かったもんじゃない。
まぁ、そんなコトをストレートに言えば
【
千冬「・・・・・・・。」
蓮矢「・・・・・・・。」
暫くの間睨み合う俺と織斑センセー。
その隣では箒のヤツが木刀を握りしめ、睨んできているが、無視する。
互いに睨みを利かせ重苦しい沈黙した空間が広がっていたが━━━
その空気が破られるのはそのすぐ後だった。
シュン━━━と、ピットの扉が開き部屋の中に入って来たのは2人
その人達は━━━━━━
楯無「はろはろ〜♪蓮矢、本音ちゃんもお疲れ様〜♪」
その手に持った扇子をバッと開きながら入ってきた2人のうちの1人、
開いた扇子には【初勝利おめ】と達筆で描かれている。
・・・・・・もうちょいイイ感じの
そしてもう一人━━━━━
???「失礼しますよ。」
千冬「あ、貴方は━━━」
声の主に視線を向けるとそこに居たのは、好々爺然とした柔和な笑顔を浮かべた壮年の男性。
IS学園における真のトップ━━真の理事長である【轡木十蔵】その人である。
轡木「先程の試合は大変見応えがありましたよ、更識君。」
蓮矢「あはは・・・そう言ってもらえると助かります」
轡木さんがそのまま俺に近づいてきて肩にポンと手を置き労いの言葉を掛けてくる。
労いの言葉に対し謙遜気味に返し、このまま談笑に入るものかと思われたが
箒「おい!用務員風情がこんな所に何の用だ!ココは関係者以外立ち入り禁止のハズだ!即刻出て行け!」
お前が言うな。そうツッコミそうになったが、先程まで柔らかい笑顔だった理事長の顔が、スンッ━━━と真顔に切り替わった。
そして纏う空気自体もガラリと変わる。好々爺然とした柔らかい雰囲気からIS学園の━━━『長』としての雰囲気に。
あまりの変わりように目を疑うが、隣にいた刀奈が「あ〜あ」と言わんばかりに苦笑いしていた。
刀奈の表情から読み取るに、多分これまでに何回か見たことあるんだろうな。
諦めと憐憫の混じった視線から察するに、(相手にとって)酷い目に遭うと。全く止められないから諦める方向にシフトした。と━━━
それでいいのか?
冷たい『無』の表情だった理事長の顔が、笑顔に戻る。しかし、目が一切笑っていない。
そして、箒と織斑センセーの方に向き直る。
轡木「━━━そうですか。”用務員風情”・・・。私が関係者ではないと?」
箒「ふん!事実だろう!」
千冬「篠ノ之、この方は━━━」
理事長の纏う空気が変わったのに全く気が付かないままの箒は(何故か)自信満々にふんぞり返っている。
流石にこのままではマズイと思ったのか、織斑センセーが割って入って来ようとしたが、あまりにも対処が遅すぎた。
轡木「織斑先生」
底冷えするような低い声が鼓膜を叩く。
決して大きな声では無いのにも関わらず、部屋によく通った。
そしてそんな声で呼ばれた織斑センセーは油の切れたブリキ人形の様にギギギッと首を動かし、理事長を見る。
轡木「貴方は普段、生徒に何を教えているんです?」
千冬「・・・・・・それは」
轡木「他人の見下し方ですか?それとも高圧的な態度の取り方ですか?・・・どちらにせよ、まともな【道徳】については教えていないようですね。」
箒「キサマっ━━━━」
千冬「ッ!止めんか篠ノ之ッ!」━━━バシッ!
我慢出来なかったのか、箒が木刀を振りかぶるが、既のところで織斑センセーが出席簿で箒の頭をシバいて止める。
だが━━━━━
轡木「━━━━ほう。私を前に、生徒への
ですよねぇ。理事長さん普通に良い教育者みたいですし、そんな人の前で【暴力】なんて振るおうものなら目ぇつけられて当然ですわ。
轡木「織斑先生。ココは以前の職場とは違う事を理解しているのですか?
それとも━━━━━━
oh......黒い。黒いよぉぉっ!!
更識の家にいる以上【裏】についてもある程度知ってしまっているから大体の隠語の意味が分かってしまう。
「まだ軍にいる気でいるなら教職解雇してやるぞ、アァン?」簡略化すると理事長はこう言っているワケだ。
・・・怖ぇよぉぉ!!
この言葉に織斑センセー分かりやすくビクッと反応し、俺の方を一瞬睨みつけた後
千冬「・・・やることがあるのでココで失礼します」
テキトーな言い訳の後、そそくさと逃げるようにピットを後にした。
1人残された箒は一瞬呆けたようにボーっと織斑センセーが出て行った入口の方を見ていたが・・・
箒「━━━━━━━ハッ!?ま、待って下さい!千冬さん!」
我に返った後ダバダバと急いで織斑センセーの後ろを追いかける様に出て行った。
轡木「ある程度は電話を通じて聞いていましたが、コレはどうしますか?更識君」
軽く【砲】の方に視線を向けて改めて理事長が聞いてくる。
電話で聞いていた、というのは、本音によるものだ。セシリアを預けた際にアイコンタクトを使って指示を出しておいた結果だ。
もっとも、出した指示は━━━
「刀奈にすぐ来て貰えるよう連絡とってくれ、状況が分かりやすいようにスピーカーにして」
というもので、まさか理事長までついてくるとは思ってもみなかった。
大変嬉しい誤算である。
蓮矢「・・・せっかく作ったヤツですし、出来れば修理してまた使いたいところではあるんですけどね」
楯無「そうねぇ・・・。でも、
蓮矢「だよねぇ・・・。」
何なら強奪も視野に入りそう。
う〜ん、物騒。
学園在籍中の3年は無事という触れ込みはどうしたんだと問いたい。
まぁ、学園の外からの攻撃からは大丈夫ってだけで、内側での
━━━え?クラス対抗戦での無人機襲来はどうなんだって?
アレは・・・その・・・・・・束姉が規格外ってだけだよ・・・うん。
思考があっちこっちに飛んでまとまらない中、理事長が「そうですねぇ、こんなのはどうです?」と、思い付いた一つの案を提示してきた。
名目上妥当な理由として、俺が整備課の方に【砲】の修理を依頼する、というもので、1度バラバラに分解し、再び組み上げるが、その時のノリと勢いで制作したものが故に組み上げられない、という方向に引っ張っていく、らしい。
そんなに杜撰で大丈夫なのか?と思うが、理事長曰く、1度俺の手から離れている、というのが重要らしい。離れているところで故障━━━ないし組み上げられない、という状態にすることで俺を責任問題のリストから外す事で余計な追求から回避する目的でもあるそうだ。
何か言われた時は理事長に勧められたと言えばいいと、アフターフォローもしてくれるという至れり尽くせりっぷり、【できる大人】ってこういう人のコトを言うんだろうな。
有難くその案に乗らせてもらうことにした。
蓮矢「━━━では、その案でよろしくお願いします。」
轡木「分かりました。整備課の人員の選定についてはご心配なく。コチラが把握している限りの女尊男卑思考や
後は、そうですね・・・。申し訳ないですが、布仏さん姉妹にはこのメンバーから外れてもらいますがよろしいですね?」
蓮矢「え━━━なんで・・・あ、いえ。そうですね、自分に近しい人はいない方がイイってコトですか。」
轡木「そういうコトです。」
それならと、後の事は理事長に任せることにした。いやぁ、会話が成り立つって素晴らしいね!
━━━ピーッ。
丁度話が一区切り着いたところで、電子音が鳴る。SEの補給が終わった事を知らせる音だ。
楯無「補給、終わったみたいね?」
蓮矢「ん・・・。」
刀奈がそう言ったのに反応し、モニターを確認する。そこには確かに『SE補給完了:残存SE100%』との表示がされていた。
コンソールをちょっと叩き表示を消した後、拡張領域内のリストを表示させる。
中身は見事なまでにスッカラカン・・・ではないか、パイルバンカーの杭だけが物悲しく表示されている。
対織斑戦で何を使おうかと、考えを巡らせていると、刀奈が後ろからモニターを覗き込んで来た。
楯無「それで?蓮矢は次の試合で何を使うつもりなのかしら?」
そのまま身体を預ける様にのしかかってくる刀奈。ムニュっとナニカを背中に押し付けてくる。
・・・ダメだ。ココで反応しては、刀奈が調子に乗る。
当たっているモノを極力無視しつつ、会話だけに集中する。
蓮矢「そうだなぁ・・・
代表候補生相手ならまだしも、つい最近まで
刀奈のイタズラをさもなんともありませんよ、いった態度で応じると、刀奈は唇を尖らせ「つまんなーい」と言いながら少し離れる。
・・・もうちょい粘ってくるかと思ってたけど、意外とすんなり離れたな?
・・・ハッ!
べ、別に残念がってなんかないぞ!?うん!
楯無「・・・自信があるのは結構だけど、油断して足元すくわれないようにね?
いくら素人とはいえ、一応彼は『
轡木「そうですね。戦いというのは何が起こるか分からないのが常です。それでなければ、
言い聞かせるような━━━諭すような口調で言ってくる刀奈と理事長。
俺はそんな2人を見て苦笑しながら、はいはい。と生返事を返す。
理事長は「分かっているなら良いです」と言わんばかりに柔らかく笑うが、刀奈は対照的に「も〜!本当に分かってるの!?」と肩を掴んでガックンガックンと揺らしてくる。
刀奈を宥めつつ、準備すること━━━数分。
蓮矢「━━━━━━━━うっし。とりあえずはこんなモンでイイだろ。」
拡張領域に(刀奈が納得するだけの)武装を片っ端から詰め込む作業を終えた俺はググッと上半身を伸ばす━━━━━
真耶『更識君。準備が出来たらカタパルトの方にお願いしますね』
と、タイミング良く山田先生からの通信が入って来た。
作業台から立ち上がり、ISハンガーから待機形態の
蓮矢「マリア、準備はイイか?」
マリア『気合い十分です、何時でもいけます。』
凡そAIらしからぬ精神論を言いながら応えてくるマリア(相棒)にクスリと笑みを浮かべてから、刀奈達の方に顔を向け
蓮矢「んじゃ、行ってくる」
そう言ってからカタパルトの方へ向かって歩き出す。
「気をつけてね!」と刀奈が、「ご武運を」と理事長が激励を贈る中、背中に刺さる視線が
本音「頑張ってきてね!れんれん!」
セシリア「・・・・・・。」
目を向けると、本音が手を振って檄を飛ばしてくる。セシリアは━━━まだ目覚めていないようだったが・・・。
視線は気のせいだったかと、知らず知らずのうちに気を張り詰めすぎたのかと考え、かぶりを振ってから
蓮矢「おう」
短く応えて、踵を返す。
ここまで応援されて、油断してやられました。なんてシャレにならない。
万がイチの不測の事態に備える意味でも気持ちを引き締め、歩を進めて行き━━━
ピットからカタパルトのある部屋へと移って行った。
〜side蓮矢out〜
楯無「・・・・・・それで?何時まで寝てるフリをするつもりなのかしら?
━━━━━━セシリアちゃん?」
セシリア「━━━(ビクッ!)」
はい、作者です。
次回から織斑戦に入ります。
オリ主君がどんな手を使うか乞うご期待。
そして作者は【リクエスト】にどう応えるのか!?
頑張れ明日以降の作者!
それでは次回をお楽しみに!
オリ主君が対一夏戦で使用する得物
-
徒手空拳でボコボコに!
-
敢えて一夏と同じブレオン仕様!
-
不意打ち搦め手上等の超卑怯な手満載!
-
↑全部突っ込んでクレメンス!