機動戦士GundamGQuuuuuuX(ガンダム・ジークアクス) BEYOND THE MOEBIUS UNIVERSE(ビヨンド・ザ・メビウス・ユニバース)   作:タケノコ屋

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有名なガンダムシリーズ作品の機動戦士GundamGQuuuuuuXをベースにした小説作品「機動戦士GundamGQuuuuuuX(ガンダム・ジークアクス) BEYOND(ビヨンド・) THE(ザ・) MOEBIUS(メビウス・) UNIVERSE(ユニバース)」の序章にして、1話及び0、5話をつなぐ始まりの物語が描かれています。

本作はアナザー宇宙世紀である機動戦士GundamGQuuuuuuXをベースしつつ、宇宙世紀である機動戦士ガンダムUCの冒頭シーン、宇宙世紀元年から始まり、宇宙世紀への改暦や一年戦争の発端にも関わるラプラス事件が描かれ、そこに機動戦士ガンダム00に登場するイオリア・シュヘンベルグやサイコノヴァと呼ばれる謎の現象など、物語に大きく関わる場面が所々出てきおり、オルタナティブシリーズの登場人物も登場します。

一年戦争でも地球連邦軍のMS開発にイオリアが大きく関わったり、後のG計画の推進者であるガンダムSEEDの登場人物、デュエイン・ハルバートンとの会話も必見です。
機動戦士GundamGQuuuuuuXに登場するイズマ・コロニーの闇やガンダムXに登場するノモア・ロング(ドーラット)の暗躍にも見所で、物語に大きく関わることになります。

では、PLEIADES00「過去と未来をつなぐ始まりの序章」をご覧ください。


序章 始まりと運命が交えて、Plazma Midnight Reflection
機動戦士GundamGQuuuuuuX(ガンダム・ジークアクス) BEYOND THE MOEBIUS UNIVERSE(ビヨンド・ザ・メビウス・ユニバース)


機動戦士Gundam(ガンダム・)GQuuuuuuX(ジークアクス) BEYOND(ビヨンド・) THE(ザ・) MOEBIUS(メビウス・) UNIVERSE(ユニバース)

 

GQX00「PROLOGUE(プロローグ) BEGINNING(ビキニング) ZERO(ゼロ)/~始まりはラプラスと共に~」

 

 

人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって既に半世紀以上が過ぎた。

地球の周りには数百基の巨大なスペースコロニーが浮かべられていた。

人々はその円筒の内壁にあたる人工の大地に住み、そこを第二の故郷とした。

数億の宇宙移民者たちはそこで暮らし、子を産み、そして、死んでいった…。

 

宇宙世紀0001(トリプルオーワン) 地球の低軌道上にある宇宙ステーション「ラプラス

 

西暦から宇宙世紀への改暦を記念したセレモニーが、地球の低軌道上にある宇宙ステーション「ラプラス」にて執り行われ、連邦政府初代首相であるリカルド・マーセナスを始めとした連邦構成各国の代表らが参集し、新たな時代の憲章である「宇宙世紀憲章」が発表されようであった。

 

改暦4時間前、連邦政府初代首相リカルド・マーセナスは集めた代表達に演説した。

 

ラプラス・首相邸の演説会場

 

リカルド・マーセナス『……現在、グリニッジ標準時二十時零分を回りました。みなさん、記念すべき大晦日(ニューイヤーズ・イブ)の夜をいかがお過ごしでしょうか? いま、ひとつの世界が終わり、新しい世界が生まれようとしています。』

 

西暦の最後の大晦日、宇宙世紀への改暦を記念したセレモニーにて、宇宙世紀へのカウントダウンについて演説するリカルド首相。

グリニッジ標準時1月1日に切り替わると同時に改暦を宣言し、新たな時代の憲章である「宇宙世紀憲章」を発表する予定であった。

 

リカルド・マーセナス『人類史上、もっとも有名な人物の生誕とともに始まった世界。信仰の有無に関わりなく、多くの人にキリストの世紀(Anno Domini)と呼ばれてきた世界は、あと四時間足らずで終わりを迎えます。原始の闇から二本の足で立ち上がって以来、大海を渡り、空を飛ぶことを覚え、宇宙の高みに昇る技術を手に入れてきた人類は、いまや母なる地球の外に自らの世界を築く時代に足を踏み入れました。フロンティアの時代、新世界の扉がすべての人類の前に開かれたのです!。かつて、我々の祖先が新天地を求め、大陸に渡り、文明の灯ひを地上にあまねく押し広げたように、この広大な宇宙に文明の灯をともす役割が我々に与えられたのです。これから宇宙に上がる人々は、もはや専門職を身につけた飛行士や技術者に限りません。宇宙に住み、宇宙に根づき、宇宙の常闇に文明の灯をともす開拓者たち。スペースノイドと呼ぶべき、選ばれた宇宙市民たちなのです。新しい世界には、新しい暦が必要です。四時間後、グリニッジ標準時午前零時零分より、地球連邦政府主催の改暦セレモニーが始まります。人類史に永遠に刻まれるであろうセレモニーの舞台は、首相官邸【ラプラス】。地球と宇宙のかけ橋となるべく、地球軌道上に設けられた「空飛ぶ」官邸です。宇宙時代の幕開けを告げるのに、これ以上の適地はないでしょう。』

 

自由主義を掲げるリベラリストであるリカルドらしい演説で、彼はアメリカ生まれながら、ドイツ、フランス、アジアなど様々な国を転々として育ち、30以上の国の血が交じり合っているというその普遍的な出自から連邦の初代首相に選出された過去を持つ。

 

リカルド・マーセナス『報道陣が見守る中、連邦構成国の代表たちも【ラプラス】に参集し、いまや全世界が午前零時の時報を待っております。ニューイヤーズ・イブであると同時に、ニューワールド・イブでもある今宵、思いは人の数だけあることでしょう。新たな時代への期待と不安、二千年以上の時を紡いだ旧世紀への惜別……。しかし、私たちは今夜、ひとりの例外もなく歴史の目撃者となるのです。長い人類の歴史において、いまこの瞬間を生きる私たちだけが、新しい世界の幕開けを目の当たりにできるのです。この幸運を分かち合い、去りゆく旧世紀を感謝とともに送り出そうではありませんか。そして、訪れる新しい世界を笑顔で迎え入れましょう。

グッバイ、西暦(AD)。ハロー、宇宙世紀(UC)――!。』

各国代表達「ワアアアアアア………………。」

 

パチパチパチパチ………………。

 

西暦に別れを告げ、新たなる時代、宇宙世紀の誕生を祝うリカルドと拍手をする代表達。

一方、ラプラスの地下には研究施設が置かれていた。

 

ラプラス 地下研究所

 

カタカタカタカタ………………。

 

???「………………。」

 

とある研究を行っている科学者がいた。

彼の名はイオリア・シュヘンベルグ。若さ15歳で宇宙エレベーター「キャピタル・タワー」及びスペースコロニー建設や革新的な太陽光発電システムの提唱、水星で採掘されていた新種の元素「パーメット」の研究、エネルギー変換及び供給機関サテライトシステムの開発、研究などを行った人類の繁栄に貢献した稀代の天才科学者であった。

リカルドとは親友であり、彼の頼みで演説を参加することになった。

 

イオリア・シュヘンベルグ「………………“D()R()A()G()O()O()N()χ()s()y()s()t()e()m()、“()()()()()()()”、“Q()A()N()T()s()y()s()t()e()m()”、“E()X()A()-()D()B()”、“A()G()E()()()()()”、“Z().()E().()R().()O().()S()y()s()t()e()m()”、“G()N()()()()()”、“G()U()N()D()”、“D().()O().()M().()E().()”、“()()()()”………………そして、“()()()()()()”………これらをベースにした新型システム【“G()()()()()”】………これを完成すれば、人類は新たなステージへ迎える事になる………ん?。」

 

内通電話から誰かの電話が出るイオリア。その電話の相手は?………。

 

イオリア・シュヘンベルグ「私だ………君か………ああ、そうか………わかった、今から行く。」

 

そういうと、イオリアは研究を一旦中断し、研究を後にした。

 

イオリア・シュヘンベルグ「………………すまないが、もうしばらくの辛抱だ………もうすぐ平和な時代が始まる………そこで待ってくれないか?………。」

 

イオリアが語っていたのは、石碑の形をしたカプセルであった………………。

後にこれが、すべての始まりを告げる重要な存在でもあった。

 

それから3時45分後。リカルドの演説の始まりと改暦の時刻が刻まもうとする運命の時間が迫ってきた………。

 

改暦15分前 首相邸の演説会場

 

リカルド・マーセナス『地球と宇宙に住むすべてのみなさん、こんにちは。わたしは地球連邦政府首相、リカルド・マーセナスです。間もなく西暦が終わり、我々は宇宙世紀という未知の世界に踏み出そうとしています。この記念すべき瞬間に、地球連邦政府初代首相として、「みなさん(オール・ピープル)」に語りかけることができる幸福に、まずは感謝を捧げたいと思います。わたしが子供の頃、首相や大統領が語りかけるのは自国の国民と決まっていました。国家とは国民と領土の統治機構であり、究極的には自国の安全保障のためにのみ存在するものでした。いま、人類の宿願であった統一政権を現実のものとした我々は、旧来の定義における国家の過ちを指摘することができます。人間がひとりでは生きていけないように、国家もそれ単独では機能し得ないことを知っています。ことに地球の危機という課題に対して、旧来の国家はなんら有効な解決策を示しませんでした。二十世紀末葉から指摘され始めた人口問題、資源の枯渇、環境破壊による熱汚染……。いまや後戻りの許されないこれらの問題を解決するには、我々ひとりひとりの意識改革が不可欠だったのです。一国家、一民族に帰属する”我”ではなく、人類と言う種に帰属する”我”。この観点に立たない限り、我々は今日という日を迎えられなかったでしょう。前身機関の設立から五十年あまり、人類宇宙移民計画とともに歩んできた地球連邦政府の歴史は、決して平坦なものではありませんでした。国家、民族、宗教……これらの壁を取り払い、人類が本当にひとつになるためには、まだまだ多くの試練を乗り越えなければならないことも事実です。しかしいま、我々はスペースコロニーという新しい生活の場を手に入れました。間もなく始まる宇宙世紀とともに移民も本格化し、多くの人が宇宙で暮らすことを当たり前とする時代が来るでしょう。これは人の重さに押し潰されそうな地球を救うべく、人類が一丸となったことの輝かしい成果です。西暦と呼ばれた時間が、人類が人類たるアイデンティティを確立した揺籃期(ようらんき)とするなら、宇宙世紀はその次を目指す時間となることでしょう。我々は産児制限によって人の数を減らすのではなく、人口に見合った空間を外に開拓する道を選びました。小さくなった揺り籠から這い出した赤子は、成長をしなければなりません。我々は宇宙移民計画を実現する過程で、共通の目的のためならひとつに結束できると世界に証明しました。では、その次は?………。』

 

力強くこれまでの歴史について語るリカルド首相。そのTV演説を静かに見守る者がいた………。

 

とある部屋。

 

地球のどこかにある施設の一室で、リカルド首相の演説を妬ましく見る人物がいた。

 

彼の名は“ジョルジュ・マーセナス”。

 

リカルド・マーセナスの実子で、自由主義を掲げるリベラリストである父と違い、保守派勢力の一人で、保守勢力であり,父を疎ましくさえ思っていた。

 

コンコン………。

 

ジョルジュ・マーセナス「入れ。」

 

ガチャッ………タッタッタッ。

 

黒服の男が入ってきた。どうやらジョルジュの部下のようで、なにやらジョルジョの耳元で話をしているようだ………。

 

ジョルジュ・マーセナス「………そうか、“()()()()()()()”と伝えろ。」

黒服「はっ、わかりました。」

 

黒服は部屋を後にしようとしたその時………。

 

ジョルジュ・マーセナス「ああ、それと………」

黒服「はい?。」

ジョルジュ・マーセナス「………“()()()”も忘れるなよ………わかっているな………。」

黒服「………はっ、それも手筈通り行っています。ご安心ください。では。」

 

ガチャッ………。

 

ジョルジュ・マーセナス「………親父、俺からのプレゼントだ………あんたが名付けた“ラプラス”と共に消えてもらう………。」

 

リカルドの演説の裏で不穏な暗躍を見せ始めていた………。

そんな事もつゆ知らず、演説を行うリカルド首相。

 

リカルド・マーセナス『宇宙世紀(UC)。ユニバーサル・センチュリー。字義通りに訳せば「普遍的世紀」ということになります。宇宙時代の世界であるなら、ユニバース・センチュリーとするべきでしたが、我々は敢えて用法違いと思われる「普遍的()ユニバーサル」を選び、新しい世紀の名前としました。わたしはかつてのアメリカ合衆国で生まれ、ドイツで幼年期を過ごし、フランスで少年時代を過ごしました。学生時代はアジアで暮らし、妻はアラブとヨーロッパのハーフです。わたしの両親も似たようなもので、祖先を振り返ると、実に三十以上の国の血が混じり合い、いまのわたしが形作られていることがわかります。あらゆる色の肌、あらゆる民族の血がわたしの中で息づいているのです。その「普遍的」な出自から、地球連邦政府初代首相の栄誉を授かることにもなったのですが、このような背景を持つ方は他にも大勢おられるでしょう。二十一世紀から本格的に始まった通信技術の発達、相互依存経済による世界の並列化が、血と肌の混合を推し進めたのです。連邦政府の樹立による国境の無力化と、世界標準語の制定によって、この傾向は今後ますます加速することと思います。それはもう、なんら特殊なことではありません。宇宙で人が暮らすということ。そのために、全人類が一丸となって移民計画を推進してきたことも、また然りです。この奇跡を、特殊な事例にしてはならない。人類はひとつになれるという事実を普遍化し、互いを拒絶することなく、憎しみ争うことなく、一個の種として広大な宇宙と向き合ってゆく。ユニバーサル・センチュリーという言葉には、そんな我々の祈りが込められています。』

 

演説の最中、イオリアは出発する直前であった。

 

パイロット「イオリア博士。出発の時間です。お急ぎを。」

イオリア・シュヘンベルグ「ああ。」

 

宇宙船へ乗り込もうとしたイオリアは、ふと足を止め、後ろを振り向いて嘆いた………。

 

イオリア・シュヘンベルグ「………すまないな、リカルド。君の演説を最後まで聞かせることができない事を許してくれ………。」

イオリアは彼の演説を聞くことができず、仕事で離れる事に謝罪するのであった。

 

リカルド・マーセナス『わたしはどのような宗教にも属していませんが、無神論者ではありません。高みを目指すため、自らの戒めとするため、己の中により高次な存在を設定するのは、人の健康な精神活動の表れと信じています。西暦の時代、それは神の言葉としてさまざまに語られてきました。人はどのように生きるべきか。いかにして世界と向き合うべきか。モーセが授かった十戒の例を持ち出すまでもなく、それらに対する教えはあらゆる宗教に伝えられています。人間の言葉ではなく、人と神の契約の説話として………、いま、神の世紀に別離を告げる我々は、契約更新の時を迎えようとしています。今度は超越者としての神ではなく、我々の中に存在する神………より高みに近づこうとする心との対話によって。宇宙世紀の契約の箱は、人類がその総意から生み出したものであるべきでしょう。この首相官邸の名前、【ラプラス】の語源についてはご存じの方も多いでしょう。十八世紀のフランスに生まれた物理学者の名前です。ラプラスは、過去に起こったすべての事象を細大もらさず――原子一個の動きに至るまで――分析することで、未来は完全に予測できると考えました。この考えは、のちに量子力学の発達によって否定され、いまでは未来を完全に予測する術はないことが証明されています。我々は、その経緯を逆説として受け取り、この首相官邸に【ラプラス】の名を冠しました。「未来にはあらゆる可能性がある」という意味を込めてのことです。』

 

リカルドが演説する中、居住ブロックに太陽光を送り込むミラーブロックの作業が行われていた。

ミラーブロックは制御プログラムによって居住ブロック内に気象変化を細やかに再現することが可能で、セレモニーではこの凹面鏡を動かして太陽光を反射し、夜の大気層に「Good bye,AD Hello,UC!」という文字を描くというパフォーマンスが行われる手はずとなっていた。

しかし、凹面鏡の稼働は指定のプログラムにより全体が揃ったパターンでしか行えない仕組みになっていた為、このパフォーマンスを行うためには、各凹面鏡個別制御装置に角度変更プログラムを直接インストールするしかないため、この作業を電機メーカーの作業員達に依頼された。

 

作業員1「………おい、こっちの作業はどうだ?。」

作業員2「ああ………“()()()()()()()”は準備できた。いつでもできるぞ。」

作業員1「よし、仕掛けを終わったら、撤収するぞ。巻き込まれるのはごめんだぜ。」

作業員2「わかってる………おい、“サイアム”、こっちが終わったら、さっさと撤収しろ。」

サイアム「………わかった。」

 

何やら仕掛けを施している作業員達。これが後の惨劇の要因となろうとしていた………。

運命のカウントダウンはすぐ目の前に迫ってきていた………。

 

リカルド・マーセナス『ご承知の通り、地球軌道上のステーションに首相官邸を置くことについては、さまざまな議論がありました。交通の利便性や警備上の観点からすると、確かに望ましい選択とは言えません。しかし、我々は宇宙世紀に踏み出そうとしているのです。この宇宙こそが人類の新たな生活の場となるのです。その途上に立つ者として、地球と宇宙の狭間に身を置かねばわからぬこともあると思い、わたしは首相権限でこれを押し通しました。西暦の最後の日、改暦セレモニーとともに宇宙世紀憲章を発表するのであれば、その舞台はここを置いて他にないとも考えました。今日、ここには地球連邦政府を構成する百ヵ国あまりの代表が集い、吟味に吟味を重ねた宇宙世紀憲章にサインをしました。間もなく発表されるそれは、のちにラプラス憲章とよばれ、人と世界の新たな契約の箱として機能することになるでしょう。地球連邦政府の総意のもと、そこには神の名はありません。人類の原罪についても言及されていません。これから先、もし最後の審判が訪れるとしたら、それは我々自身の心が招き寄せた破局となるでしょう。すべては我々が決めることなのです。いま、我々の目の前には広大無辺な宇宙があります。あらゆる可能性を秘め、絶え間なく揺れ動く未来があります。どのような経緯でその戸口に立ったにせよ、新しい世界に過去の宿業を持ち込むべきではありません。我々はスタート地点にいるのです。他人の書いた筋書きに惑わされることなく、内なる神の目でこれから始まる未来を見据えてください。』

 

キラッ………カアアアア………ジュウウウウ~~~~………………。

 

演説の最中、ミラーブロックの凹面鏡の角度は地球に向かってでなく、ラプラスの構造部、居住ブロックの一画にある環境システムに繋がる水の循環パイプに一点に向けられ、反射された太陽光は、その循環パイプに向けて高温の熱線となって集束し、循環パイプ内の水は一瞬にして沸騰し始めた。

だが、この状況にリカルド首相以下、ラプラスにいる人々は気づかずにいた………。

そして、運命のカウントダウンは今まさに終わりを告げるのであった………。

 

リカルド・マーセナス『現在、グリニッジ標準時二十三時五十九分。間もなくです。この放送をお聞きのみなさん、もしその余裕があるなら、わたしと一緒に黙祷してください。去りゆく西暦、誰もがその一部である人類の歴史に思いを馳せ、そして祈りを捧げてください。宇宙に出た人類の先行きが安らかであることを。宇宙世紀が実りある時代になることを。我々の中に眠る、可能性という名の神を信じて………!!?』

 

ドガアアアアアアアアアアアアアン………………………。

 

突如演説会場が爆発し、宇宙ステーション「ラプラス」は宇宙のチリとなり、マーセナス以下各国代表、更に官邸要員や報道陣も犠牲になった痛ましい事件であった………。

後にその後の宇宙世紀の歴史に暗い影を落とすこととなった事件「“()()()()()()”」の始まりであった。

 

イオリア・シュヘンベルグ「!!?………な、何が起きたのだ!?………!!?。」

 

イオリアは急遽呼び出しにより離れていた為に免れたが、戻る途中、彼はあるものを目撃するのであった。

それは爆発を飲み込む程の巨大な虹色の膨大な光であった………………。

 

イオリア・シュヘンベルグ「………………ま、まさか……………“()()()()()()()()()”!!?。」

 

この現象は後の“()()()()X()()()()()()()()()()P()X()B()N()()”、通称“()()()()()()”と呼ばれる現象の始まりの現象でもあった………………。

 

後にこの事件により、連邦政府はすぐに新政権を発足させ、同事件を連邦政府発足に反対する分離主義者によるテロと認定。「リメンバー・ラプラス」を掲げ、地球連邦軍による反政府運動の徹底的な弾圧に乗り出した。この闘争は宇宙世紀0022年に連邦政府が紛争の消滅を宣言するまで続き、結果として連邦の国家的基盤は盤石化、さらに一年戦争の発端にも関わるラプラス事件を勃発するのであった………。

 

78年後、地球連邦とジオン公国の戦争「ジオン独立戦争(一年戦争)」勃発………。

 

U.C.0079年 ジオン独立戦争(一年戦争)

 

U.C.0079年4月1日、連邦軍のモビルスーツ開発プロジェクト「“V()()()”」及びモビルスーツ運用を視野に入れた艦艇再編計画「“()()()()()()”」が始まる中、連邦はとある人物を召集した………。

 

地球連邦高官「………ということで、この作戦には貴方の技術が必要です。」

???「………………。」

地球連邦高官「我々は“V()()()”を行っているが、万が一のための保険の為に予備の作戦「“G()()()”」を行う為に協力をお願いいしたいのです………()()()()()()()()()()()()博士。」

 

その人物とは後のラプラス事件の関係者であるイオリア・シュヘンベルグ。現在は99歳の老人であったが、ある人物との取引により強力にすることになった。

彼に取引していたのは、地球連邦第8艦隊司令官デュエイン・ハルバートン准将、後に少将へ昇格するのである。

 

イオリア・シュヘンベルグ「わかった………貴女の要望に応えるとするよ。准将殿。ただし、こちらの約束も守ってくれるだろうか?。」

デュエイン・ハルバートン「ああ………“()()()”はすでに見つけている。私も君に信じてほしいのだ。」

イオリア・シュヘンベルグ「………わかった、協力はする………ただ、私の存在は伏せてくれないか?。」

デュエイン・ハルバートン「わかっている………今回は“()()()”と密約を結んでいる上、誰にも君の事は話していない。これを知っているのは私と彼だけだ。」

イオリア・シュヘンベルグ「そうか………感謝する。」

デュエイン・ハルバートン「博士、一つ聞いていいかな?。」

イオリア・シュヘンベルグ「………?、何だね?。」

デュエイン・ハルバートン「君が生涯かけて探しているという“()()”とは何だ?、私にはわからないのだが………………。」

イオリア・シュヘンベルグ「君が知る必要はない……………が、あえて一言と言えば………“()()()()()()()”とでも言っとこう…………。」

デュエイン・ハルバートン「………………“()()()()()()()”。」

 

こうして、二人は“G()()()”は密かに行われていた。しかしに後にこの計画は上層部の介入により中止になってしまうが、それが地球連邦の命運を分ける事になった………………。

7月7日、連邦軍、強襲揚陸艦「ペガサス」を建造。8月、サイド7にて「ガンダム」ほか新型モビルスーツの最終テストを敢行するはずだったが、そこから運命が大きく動き出すのだった……。

U.C.0079年9月18日、シャア・アズナブル少佐率いるジオン宇宙攻撃軍がサイド7に侵入。シャアおよびデニム曹長の乗るザクによって連邦のモビルスーツ開発工廠が総攻撃を受ける。その最中、デニムが未確認のモビルスーツを発見。破壊しようとするもシャアが制止し、その機体、ガンダムを強奪。迎撃に出たガンキャノンを撃墜し、人類史上初のモビルスーツ戦が行われ、ペガサスの鹵獲に成功、ガンダムの攻撃でペガサスはメインブリッジを破壊され、パオロ・カシアス艦長をはじめとした正規クルーは全員死亡、ファルメルに牽引される形でペガサスは鹵獲艦となった。虎の子のガンダムとペガサスを奪われたとあってはルナツー司令官ワッケインも重い腰を上げざるを得ず、演習用の鹵獲ザクとプロトタイプガンダムである01ガンダムを出撃させるが、ガンダムの性能とシャアの圧倒的な操縦技術の前に敗北を喫した。

これによりガンダムの鹵獲はジオンと連邦に大きな影響を与える同時に先立って行われたサイコミュ搭載大型モビルアーマー開発計画は中止となった………………。

 

デュエイン・ハルバートン「………………やはり、連邦は負けるな………。」

 

ハルバートン准将の言葉通り、地球連邦の敗北は決まっていた………。

宇宙要塞ソロモンの攻略戦には勝利したものの、艦隊を停泊させているところをシャアとシャリア・ブルのMAVに襲撃され大打撃を被り消耗。さらに資源天体としても軍事拠点としてもソロモンよりも遥かに高価値のルナツーが、量産型ビグ・ザムと簡易量産型ガンダムを実戦投入したジオンの大反攻によって陥落するなど、優勢であった地球連邦軍に徐々においこまれていき、最後にコンペイトウと名を改めたソロモンをグラナダ市へ落とそうとしたが、シャアが乗る赤いガンダムのサイコミュ暴走事故「ゼクノヴァ」により地球連邦軍の最後の反抗作戦は失敗、連邦政府は宇宙から完全撤退を決定し、ジオン公国の主張した完全な自治独立を認める形になってしまった。

しかし、地球連邦は諦めておらず、密かに複数の極秘計画を行われていた………………。

 

ハルバートン少将及び、ジョン・コーウェン中将が推進する“G()()()”、アイムザット・カートラル中佐を筆頭とする“G()X()()()”、ジーン・コリニー中佐率いる保守派主導の“T()()()”、アグニカ・カイエル中将率いる“()()()()()()”などである………………。

 

一方、ジオンの中には様々な思惑があり、ザビ家の他にパトリック・ザラ及びシーゲル・クライン率いるザフト、ニュータイプを中心に据えたニュータイプ主義をイデオロギーとし、革命軍を統率するザイデル・ラッソ率いるザイデル派、庶民のための真の貴族による支配主義「コスモ貴族主義」を標榜するマイッツアー・ロナ率いるコスモ派、木星帰り出身のフォンセ・カガチが率いるカガチ派、ハマーン・カーン率いるアクシズ派、仮面の男フル・フロンタル率いるネオ・ジオン派、フェザール・イゼルカント率いるヴェイガン派など様々な派閥が水面下で権力争いを行われていた。

 

そんな中、そんな派閥の思惑とは裏腹に己の目的の為に暗躍する者がいた………。

 

とある研究所

 

カタカタカタカタ………………。

 

片眼鏡をかけた痩せた中年男性がとある研究を続けていた………………。

彼の名はノモア・ロング・ドーラット博士。ニュータイプ研究及びサイコミュ搭載大型モビルアーマー開発計画の第一人者で、サイコミュ搭載大型モビルアーマー開発計画が中止になった後も、今だ研究を続けていた。

 

ノモア・ロング・ドーラット「………キシリアめ………私の研究を否定した報いは必ず受けさせる………この最高傑作の“()()()()()()”でな………。」

 

彼が見上げるのは巨大な戦艦のような機動兵器。彼が“()()()()()()”と呼ばれるモビルアーマーで、まだ開発途中らしい部分が散見されており、未完成である事が伺える。

ロケット型の戦艦の艦橋の代わりに腕のない人型が生えているような姿の内部にある制御ユニット内のカプセル内に小柄で人形のような顔立ちと腰の辺りまである髪をシンプルに首の後ろで纏めている少女が入っていた。

彼女の存在が物語に大きく動かすのである………………。

 

ジオン独立戦争終結から5年後の宇宙世紀0085年。

 

ジオン公国が戦勝国となったが、戦後の難民問題や資金難による退役軍人の流出、社会の閉塞感から違法の賭けバトルに熱狂するなど、どこか退廃的で停滞しきった世界になっていた。

その中の一つ、サイド6にあるスペースコロニー「イズマ・コロニー」内ではサイド6政府内の思惑が渦巻いていた………。

 

イズマ・コロニー 秘密研究施設

 

ここはサイド6政府がジオンはのみならず、地球連邦すら秘密にしている秘密の研究が行われていた。

 

研究員「ウルべ少佐………例の“()()()()()()”の解析、研究の成果についてですが、解析不可能が多くて、オーバーテクノロジーだらけですが、「“()()()()()()()()”」と呼ばれるニュータイプの思念によって発生する力場を発生する事が分かりました。」

ウルべ「そうか………これの力を解明すれば、我々サイド6政府はジオンや連邦………いや、宇宙すべてを支配することができるのだ。」

 

彼の名はウルベ・イシカワ。サイド6政府軍特務0部隊「スペシャルズ・ゼロ」司令官で少佐で、顔の右半分を覆った特徴的な形状をした銀のマスクが特徴の男性。

サイド6政府軍特務0部隊「スペシャルズ・ゼロ」は様々な非人道的な任務を主に行動する非正規特殊部隊で、時には味方ですら処理する事も厭わない。

 

ウルベ・イシカワ「ふっ、こんなものを送ってくれて感謝する。Mr.ウォン。」

ウォン「ふっふっふっふっ………………光栄の極みですよ。ウルべ少佐。」

 

彼に名はウォン・ユンファ。地球の商業特区(宇宙世紀における地球は、基本は全域的に自然保護区)ニューホンコンを拠点とするシンジケートにして、ホンコンの裏社会に強い影響力がある企業「ルオ商会」の筆頭頭の商人でもある。

 

ウォン・ユンファ「これを発見したのは、ホンコンシティの上空から落ちてきたんですよ。この“()()()()()”を回収し、我々ルオ商会が誇る研究機関でも解明できずにいたんですからね。それで、貴方方サイド6政府に渡すことにしたのですよ。」

ウルベ・イシカワ「ふっ、さすがだな。この技術を応用すれば、最強のMS(モビルスーツ)が生み出せるはずだ。徹底的に研究を行え。」

研究員「はいっ。」

ウォン・ユンファ「それで、少佐。例のお約束は?。」

ウルベ・イシカワ「無論、約束は守るよ。こんな素晴らしいものをくれたのだから、それなりの礼を尽くすよ。」

ウォン・ユンファ「感謝しますよ。」

ウルベ・イシカワ「………………(ふっ、この力を手にいれば、サイド6のみならず、いずれ地球連邦やジオンすら支配できる)。」

 

こうして、サイド6政府上層部にも内密に行われた陰謀はイズマ・コロニーに破滅をもたらすことになる。

一方、そんな事も知らず、イズマ・コロニーの人々は平穏に暮らしていた。

だが、二人の少女と一人の少年の出会いが世界は新たな時代を迎えようとしていた………。

 

直径6.4キロのスペースコロニーは、113.5秒に1回回転し1Gの遠心力を生み出している………私たちを地面に押し付けているこの力は、本物の重力じゃない………。

 

だが、彼女達は知らない………………“()()()()()()()()()()()()”の登場で、様々な波紋を広げ………………そして、様々な勢力を交え、一年戦争を超える大戦争、“G大戦(ジーウォーズ)”の始まりであることを………………。

 

GQX00 END                      NEXT GENERATION GQ GQX00.5




如何ですか。冒頭のラプラス事件及びジオン独立戦争(一年戦争)の様子、物語の裏に暗躍する者達などを描かれた第0話は?。

冒頭のラプラス事件では、原作である機動戦士ガンダムUCにはなかったジョルジュ・マーセナスの暗躍も加わり、リカルド首相の演説の間に進行する登場人物達の動きやイオリアが研究中に登場する宇宙世紀やオルタナティブの用語などがそれぞれ登場します。

中でもイオリアがそれらをベースに研究中の謎のシステム「Gシステム」は「ガンダムトゥルーオデッセイ 〜失われしGの伝説〜」の「Gシステム」をベースをしており、詳しい詳細はストーリーの進行次第で徐々に明らかになる予定です。

イオリアとリカルド・マーセナス、そして後のG計画の推進者デュエイン・ハルバートンの会合は必見で、前者はイオリアとリカルドは古き良き友であり、その友情を垣間見せるシーンを見せ、後者はG計画の貢献はイオリアが大きく関わるも、上層部の思惑により中止になり、終戦に終わってしまうのですが、様々な派閥がジオンを対抗すべく、多くの計画を秘密裏に立ち上がる中、ハルバートンが推進するG計画を再起動することになります。

サイド6のスペースコロニー「イズマ・コロニー」が登場、サイド6政府内に見せる闇の一面を見せはじめます。
何と、機動武闘伝Gガンダムの登場人物ウルベ・イシカワがサイド6政府の関係者として、さらにウォン・ユンファも地球の商業特区ニューホンコンを拠点とするシンジケートにして、ホンコンの裏社会に強い影響力がある企業「ルオ商会」の筆頭頭の商人として登場し、お互い腹の底が見えない野心家の顔を垣間見せます。
一方、機動新世紀ガンダムXに登場するノモア・ロング(ドーラット)は、名前をノモア・ロング・ドーラットとして、かつてジオン公国軍のサイコミュ搭載大型モビルアーマー開発計画の主任という設定で、ガンダムの鹵獲により、ジオンと連邦に大きな影響を与える同時に先立って行われたサイコミュ搭載大型モビルアーマー開発計画はキシリアにより中止された恨みを抱き、独断で試作型のサイコミュ搭載大型MA「パトゥーリア」の開発に成功しており、これの存在がジオンと地球連邦に大きく影響を与える事になります。

実は本作はプロローグのようなもので、次回作となる0.5話はオリジナルキャラでメインヒロインであるアマテ・ユズリハ(マテュ)と主役のガンダムとなる正史のGQuuuuuuX版のGQAX、そして、正史となる宇宙世紀での舞台で描かれており、0話と1話の間の回となりますので、一緒に読めば面白いです。

また、ガンダムシリーズ恒例の次回予告及びガンダペディアも加えており、懐かしきガンダムの予告や登場したガンダムのキャラやMS,MA、用語などを解説しますにで、楽しみにしてください。

次回の0,5及び1話にてお楽しみに。


次回予告

これは始まりの間の物語。一人の少女マティが無人のコロニーにて、一つのガンダムと出会い、新たな歴史の変革に巻き込まれ、時が流れていく………。
次回 機動戦士GundamGQuuuuuuX(ガンダム・ジークアクス) BEYOND THE MOEBIUS UNIVERSE(ビヨンド・ザ・メビウス・ユニバース)『』
二つの運命(であい)が交わり、歴史に新たな変革もたらす 君は生き延びることができるか?

ガンダペディア
【宇宙世紀(Another U.C)】
西暦に代わる新たな改暦。

【ラプラス事件】
宇宙世紀0001年1月1日に発生したテロ事件。
地球連邦政府の首相官邸が置かれている宇宙ステーション「ラプラス」が、西暦から宇宙世紀への改暦セレモニー中に事故による爆発で、連邦初代首相のリカルド・マーセナス首相ら政府首脳陣を始めとした大勢の人間が命を落とした。その後の宇宙世紀の歴史に暗い影を落とすこととなった事件でもある。

【リカルド・マーセナス】
地球連邦政府の初代首相。自由主義を掲げるリベラリストで、アメリカ生まれだが、ドイツ、フランス、アジアなど様々な国を転々として育ち、30以上の国の血が交じり合っているというその普遍的な出自から連邦の初代首相に選出されたが、常々連邦議会右派から好意を持たれていなかった。
地球連邦政府の首相官邸が置かれている宇宙ステーション「ラプラス」にて、西暦から宇宙世紀への改暦セレモニーの演説を行う中に悲劇的な事故により、命を落とす。
生前、イオリアとは古き良き友であり、その友情を垣間見せるシーンを見せる。

【イオリア・シュヘンベルグ】
若さ15歳で宇宙エレベーター「キャピタル・タワー」及びスペースコロニー建設や革新的な太陽光発電システムの提唱、水星で採掘されていた新種の元素「パーメット」の研究、エネルギー変換及び供給機関サテライトシステムの開発、研究などを行った人類の繁栄に貢献した宇宙世紀における稀代の天才科学者。Gシステムと呼ばれる謎のシステムの研究、構築を行っていた。
ラプラス事件当時は40歳。当時、旧友であるリカルド・マーセナスの改暦セレモニーの演説を研究を続けながら聞いていたが、仕事の依頼により、その場を離れた事で、事故に巻き込まれずに済んだが、リカルドの死に嘆くも、サイコノヴァの存在を目撃する。
その78年後のジオン独立戦争(一年戦争)時は118歳。デュエイン・ハルバートン准将との取引によりMS開発計画「G作戦」に関わるも、V作戦に優先する上層部の思惑により却下されるが、結果的にはV作戦により開発されたガンダムがジオンに奪われ、ジオンの勝利に導いてしまうことになった。
その5年後、すでに亡くなっている模様。

【デュエイン・ハルバートン准将】
地球連邦軍第8艦隊司令官。階級は准将(後の少将)。
後に「ガンダム」と呼ばれるモビルスーツ「G兵器」の開発プロジェクトを提唱、G計画の推進者でもあった。
現場の人間の犠牲を紙面上での数字でしか知らず、自分の利益を優先して軍本部の腐敗した上層部の中でも一の常識的で穏健派な人物でもあり、上層部に対して、「馬鹿な連中」と痛烈に批判している。
厳格に振る舞いつつも冷静な判断力や固定観念に囚われない柔軟な発想を併せ持っており、「知将ハルバートン」と称された。
イオリア・シュヘンベルグとはとある取引により協力をもらい、オーブの支援も取り付けるなど、様々なコネを持つ。
5年後、ジョン・コーウェン中将と協力して、G計画を水面下に行う。

【ラプラスの遺産】
イオリア・シュヘンベルグが探している謎の存在。所在は不明だが、デュエイン・ハルバートンにより居場所が探し見つめたようで、詳しい内容は聞かされていない。

【ノモア・ロング・ドーラット】
ジオン公国軍ニュータイプ研究及びサイコミュ搭載大型モビルアーマー開発計画の第一人者で、サイコミュ搭載大型モビルアーマー開発計画が推進していたが、ガンダムの技術を得たキシリア達ジオン上層部の判断により中止にされ、それを反対して、ニュータイプ研究の地位を剥奪、解雇されるも、月と正反対にあるラグランジュ・ポイントのスペースコロニー群「クラウド9」を拠点とする軍事政権「宇宙革命軍」に身を寄せ、その支援を受けて、独自に研究を続け、独学で試作型サイコミュ搭載大型モビルアーマー「パトゥーリア」を完成させ、さらにキシリアに復讐を目論んでいる模様。

【パトゥーリア】
ノモア・ロング・ドーラットが開発した試作型サイコミュ搭載大型モビルアーマー。ノモアから「最高傑作」と呼ばれている。
巨大な戦艦のような機動兵器で、ロケット型の戦艦の艦橋の代わりに腕のない人型が生えているような姿をしている。
現地点ではまだ未完成で、まだ開発途中らしい部分が散見されており、また、内部の制御ユニット内のカプセル内に少女が入っているようだが………。
後にこれの存在がジオンや地球連邦軍に大きく影響を与える事になる………。

【ウルベ・イシカワ】
サイド6にあるスペースコロニー「イズマ・コロニー」の軍人で、サイド6政府軍特務0部隊「スペシャルズ・ゼロ」司令官で少佐で、顔の右半分を覆った特徴的な形状をした銀のマスクが特徴の男性。
性格はこの世は力こそが全て!強大な力に勝るものは無いという「弱肉強食こそ全宇宙の真理」という思想を持つ冷酷な野心家で策略家。
ウィンから持たされたオブジェクトと呼ばれる謎の存在を研究、それを解明し、最強のMSを開発をし、サイド6のみならず、地球連邦やジオンすら支配しようと目論む。
後に彼の野望はサイド6及び「イズマ・コロニー」を崩壊に導くことになる………。

【スペシャルズ・ゼロ】
ウルべ少佐が率いるサイド6政府軍特務0部隊で、様々な非人道的な任務を主に行動する非正規特殊部隊で、時には味方ですら処理する事も厭わない。

【ウォン・ユンファ】
地球の商業特区(宇宙世紀における地球は、基本は全域的に自然保護区)ニューホンコンを拠点とするシンジケートにして、ホンコンの裏社会に強い影響力がある企業「ルオ商会」の筆頭頭の商人。丸眼鏡をかけた姿に愛嬌すら感じさせる。好物はチョコレート。
ホンコンシティの上空から落ちてきたオーパーツを回収し、ルオ商会が誇る研究機関でも解明できなかったため、貸しを作る為にサイド6政府に秘密裏に渡すことにした。
一見物腰の柔らかい飄々とした紳士に見えるが、元々はマフィアのボスであり、目的の為なら手段を選ばない冷酷非情さを持ち、内に秘めた野心は並外れて強く、自分自身によるホンコンやルオ商会のみならず地球圏全体やコロニー国家全ての支配権を永遠のものと目論む狡猾な野心家でもある。そのために裏社会に通じている。
ルオの娘であるステファニー・ルオが全権を握っているために服従を見せる一方、内心では彼女らを蹴落とし、ルオ商会を乗っ取ろうと目論んでおり、彼の策謀がホンコンに壊滅させることになる………。
また、ウルベとは商売相手として行っており、互いに「Mr.ウォン」、「ウルべ少佐」と敬称を付けて呼んでいるが、実態はお互いがお互いに本心を隠して利用し合っているだけの仲でもある。

【オブジェクト】
謎のオーパーツ。石碑の形をしたカプセルが特徴。
ホンコンシティの上空から落下、ルオ商会のウォンにより回収、ルオ商会誇る研究機関ですら解析不可能で、サイト6に秘密裏に運ばれ、イズマ・コロニーの秘密研究施設にて、ウルベ少佐の監視下の元、研究を行われていた。
解析不可能が多くて、オーバーテクノロジーだらけだが、研究によれば、「“()()()()()()()()”」と呼ばれるニュータイプの思念によって発生する力場を発生する事が判明する。
また、ラプラス事件に起きる前、イオリアが研究中で行われていたものと同一と思われるが不明。
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