現時点までの人物紹介です。
このお話が始まって中々の文量になってきたので整理としてです。
本編が気になる方は読み飛ばしていただいても差し支えはありません。
【カン・ミョウメイ】
蒼燕帝国の勇者。
【照合の加護】と【加速の加護】【魔力湧きの加護】を授かっている。
蒼燕の人物にしては珍しく魔力を扱う。
身長182cm、体重80kg。年齢は22。
赤黒い髪は無造作に伸ばされている。長さは肩より長いくらいだが、よく切れるので正確な長さはもう少し短い。瞳は黒。獣のような男。
趣味はお菓子作り。
勇者になっていなかったら自分の店を開くことが夢だった。そうなれば最初のお客さんはフゥリで、きっとその次はホウファンだった。
甘党。フゥリが揚げた物が好きなので渋々付き合っていたが脂っこい物をあんまり多くは食べられない。料理を注文すると大抵はフゥリとミョウメイの前に逆の商品が置かれる。本人たちは慣れているので無言で交換し合う。
実家はない。
孤児。狩人だった老人に拾われ育つ。後に老人の天寿を看取り家を出た。今は軍の宿舎を一室私物化している。兵士は彼が怖いので何も言わない。一応許可は取っているが普段の言動のせいであんまり信じられていない。これについて言及すると怒るのはフゥリの方。
蒼燕帝国にしては珍しく魔術主体で戦う。
紫電を走らせる魔術は移動、攻撃、回避と万能。更に加速の加護で拍動、筋肉の収縮、電気信号、ホルモンの分泌、そして思考速度の全てを身体の負担という代金を払って前借りする。基本的な強さは本人由来。かなり人外の域に達している。単騎で強い。
仕事の一つが防御の低いホウファンのセーフティ。叛意を抱いた時や乱心した時に頸を跳ねる事もミョウメイの役目。それを言うとミョウメイは嫌そうな顔をする。
門の魔王討伐戦にて没。享年22。春の誕生日を控えた日のこと。
──[記録:彼女と彼の出会いについて]──
帝国の勇者は、黒い勇者だった。
あまりの荒っぽさに、彼が動くたび、皆が顔を顰める。
たとえ犠牲が出たとしてもそれが最大効率ならば彼は一切躊躇わなかった。
ある日、帝国の外れの村に疫病が流行った。
勇者は一報を国から預かり、誰よりも早く村に向かい
──その全てを焼き尽くした。
村人の焼ける怨嗟の声を背後に聞きながら。
勇者はまた、次の役目まで剣を研いだ。
その背後をつける1人の少女がいた。
狐族の彼女は、村から数ヶ月前に都まで出稼ぎをしていて病から逃れたのだった。
彼女は憎んだ。村を焼いた勇者を。
だから殺してやろうと、後をつけまわした。
付けて、付けて、付けて。
そのうちに、気がつく。
『このひとは、なぜみかえりもないのに、こんなよごれしごとをやるのだろう』
『どうして、にくまれるのに、わらっているのだろう』
そんなある日。
勇者がヘマをして重傷を負った。
地面を這いつくばり、必死に逃げる彼の前に、ゆらりと少女は姿を現した。
『俺さまに復讐しにきたか』
血だらけの顔で、勇者は凄惨に笑った。
『しっていたのですか』
後をつけていたことを。狐の少女は問うた。
『あの村のだろ。焼いたやつ』
勇者は答える。そして、先ほどとは違い、穏やかな顔つきになると地面に伏したまま力を抜いてしまった。
『やれ』
その言葉に少女は、勇者の眼前にしゃがみ込み──
──[記録終了]── 少女はその後、自身の名前をフゥリと名乗った
諡号は『義』
彼の葬列には彼に助けられた大勢が参列した。
以下、情報開示ができる人物について
【ルーク】
ソラナム王国の元勇者。【一刀の加護】と【天秤の加護】を有する。
身長189cm。体重78kg。年齢は18。
よく棚の上のものを取るのに使われる。本人は気にしてない。
麦のような薄い茶髪を後ろで括ってる。加護の関係で基本的に長い。たまにカランコエが結んでくれるので本人は任せている。
鳶色の目をしていて、他の人曰く顔つきは優男。
趣味は特にない。ソラナム王国時代、同い年くらいの兵士が趣味の話で盛り上がっていて危機感を覚え、色々とやってみた。が、読書も園芸も陶芸もしっくりこず。彼は無趣味のまま旅を続ける。いちおう現地で気になったものがあれば逐次試してはいる。諦めない男。
実家はソラナムの煉瓦職人の家。
父と母、姉がいた。勇者になったのは13の時。
カランコエとの契約の証は紋章で、右手の甲にある。
身体強化魔術と生活魔術、初級水魔術を習得している。ほぼ便利な道具扱い。戦闘で使用するのは身体強化くらい。戦い方は基本的に身の回りにあるもの全て使えるものは使ってくスタイル。カランコエと出会う前は剣をジャラジャラぶら下げていた。とても重くて本人は肩がよく凝っていた。今はカランコエ+予備の短剣がいくつかだけ。
装備は基本的に各関節を守る革の防具に胸部は金属で補強されている。寒い時はここに外套をつける。
旅の目的は魔王の全討伐。
【カランコエ】
第二の禁忌を破った魔女。
自力で魂を剣の形に鍛造した。その代償として暫くの間、研究所跡地に縛られていた。実は生命維持“だけ”なら食事の必要はない。
身長138cm。体重は20kg。魔女なので人とは所々異なる。年齢は? 。
白髪を背中に届くくらい伸ばしている。無頓着なので髪型とかは特にない。アスナヴァが気がつくと結んでくれる。
紅い瞳に普段は眠たげな顔。特に眠いわけではない。
趣味は特にないひとパート2。
しかし彼女の場合はあんまり経験そのものがないのでルークとは違う。よく気にしているのは聞いたことのない歌。無意識に歌詞を追いかけて、覚えようとしている。披露する日はくるのか。
出自に関する記録は特にない。
四人の血が繋がらない姉がいた。みんなだいすきだった。
勇者との契約の証は前髪。一房、勇者と同じ色になっている。
ありとあらゆる物を剣にする『鍛造の魔法』を使用する。
魔力を含むものや、生き物を無理やり鍛造するにはそれなりに彼女の魔力を消費する。それを踏まえても規格外の力。便利。
最近の展望は日記を書いてみようかなと思ってる。旅の目的は世界を壊すこと。
【アスナヴァ=ニイ】
カフチェク共和国、ツヴェート救護団、白布小隊の元小隊長。
身長174cm、体重は言わない。年齢は25。髪は銀。肩口で切り揃えられていて少しクセがあり一部が外ハネしている。瞳は水晶の色。
瞳と同じく、水晶のように、硬く、透き通った印象を纏った人物。
外はねする髪を気にして、普段はペルシークの香油を使ってケアをしていた。倹約癖のある彼女の唯一と言っていい贅沢だったがドゥシアー島には持っていかなかった。その分包帯を詰め込むために。
趣味は読書とお酒に合うおつまみ探し。
読書は表向きは実用書を好んでいるが、絵本のようなものも好き。本人は隠しているが、白布小隊はみんな知っていた。
酒は好き。酒に合うものはもっと好き。新しい街に来ると無言で主目的の傍ら、探している。
ルークの髪が特に手入れしてないのにツヤツヤなのが乙女的にはだいぶ悔しいが、香りが好みなので何も言わない。ちなみにカランコエからは甘い香りがする。
元々は共和国の有力な家の産まれの女性。
後に自身が妾の子である事を知る。紆余曲折を経てツヴェート救護団に拾われ、魔物討伐に救護団が同行する際の武力担当として当初配属された。
救護団が解散してからはルークに同行する。
貫通力の強い細剣術を習得している。
だが、彼女の強みは基礎治療術と応急処置技能。それと初級ながら探知魔術を使用できる幅広さ。怪我したら彼女が処置してくれる。いつも薬草と消毒の香りがうっすらしている。
カランコエは言わずもがな、ルークも色々な経験がまだ足りない部分を補う頼れる女性。子供は見境なく可愛がる。
旅の目的はルークを支えること。
以上となります。
シュンカちゃんの情報が無いのは仲間はずれとかそういうわけでは決して無く、今回の人物紹介が本編中の情報を使って行っている為です。決して!! 次は彼女についての情報が増えているはずなので、載ります。
追記
ルーク君3センチ縮めました。深い意味はないです。
彼の国はだいたいデカいです。
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