「―っ...ここは、どこだ?」
俺は目を覚ますと知らない天井を見上げていた。いや、知ってたら逆に怖いけどな
「あ、気づきました?」
声がする方向を向くと長髪で頭の右側に花?を着けた少女が立ってるんだが、この娘はまさか...
「あ、水をここに置いておきますね?タツミー!イエヤスー!あの人が目を覚ましたわよー!!」
長髪の娘-サヤが二人の名前を呼んで出ていったが...間違いねぇな。ここは主人公タツミの故郷の村だな...よりによって目を覚ました場所とはこことわよ..笑えねぇぜ
―――......こえ.....す...?聞こえますか?
頭の中にあの幼女の神様の声が響きやがった?気のせいだよな?
―――よかった。無事にあの世界に着いたみたいですね
気のせいじゃなかった...っていきなり落としてんじゃねーよ!!
―――すみません!まさか制限時間があったの忘れてて...
いや、それは忘れるなよ。けっこう重要だろ
―――はい...ですからサービスとして身体能力なども上げて起きました!具体的にはクー・フーリン並みになりますね。そして鍛え抜けばエスデスさんでしたっけ?あの人と互角以上に渡り合えます!!
最早チート気味だろそれ!?なんで英雄と同じぐらいになってる上にあの将軍と渡り合えるレベルになれんだよ!!
―――お、お詫びですので。あ、そろそろ時間なので!!
あ、おい!待ちやがれ!!...一方的に会話を切りやがったなあいつ!
「おお!本当に目を覚ましてるな!!」
「イエヤス、あまりうるさくするなよ?」
ドアの方を向くと案の定主人公タツミとイエヤス、サヨがゾロゾロと入って来た
「迷惑をかけたみてーだな。俺は...カイだ。それで俺の紅い槍があったと思うんだが、どこにあるか知らねーか?」
「俺様はイエヤス!こっちがタツミであっちがサヨだ」
「えっとカイ...さんの槍ならそこにあるわよ?」
....マジかよ。気づかなかったが指差された方にあったとわな
「なぁ!目を覚ましたばかりで申し訳ねーけど俺と勝負してくれよ!」
...は?勝負してくれとな?どうすっかな...
「無理に決まってるでしよタツミ。カイさんは目を覚ましたばかりなのよ?」
現状の身体能力を確認しておくのも悪かねーかな
「いや、構わねーよ。その代わりに槍を準備してもらえーか?」
「え?いいのか!槍?槍ならカイ、さんのが...」
「こいつは危ねーんだよ。色んな意味でな」
「...わかった!直ぐに準備してくる!!」
~10分後~
「まぁこんな感じか」
タツミから槍(危なくないよう刃は潰してある)を受け取ってから慣らしのためにある程度くるくる回したりして、重さに慣れてからタツミに視線を送る
「なら準備はいい?」
「おう!」「ああ」
タツミと俺はそれぞれ武器を構える
「始め!」
まずは様子見にこの一撃でっと思い突きだしたら...
「ゲフッ!?」
まさかタツミが避けきれないで一撃で倒してしまった