【未完・更新終了】ポケットモンスター 新たなる旅路 作:よっしい
さて、1章も今話で最終回!バトルカレーバイキング編ラストです!今後に展開に関わる重要な描写もいくつかあるとかないとか…。
それでは、本編へ参りましょう!
《前回までのあらすじ》
ブロックタウンジムでの激戦を終え、昼食をとることにしたホムラとユウリ。よっしいやダンデによる紹介のあった、バトルカレーバイキングを予約し、ダブルバトルとカレーを満喫することに。すると、そこで出会った、アローラの実力者であるヨウとミヅキとのダブルバトルの勝負が始まったのであった…!
《ホムラ視点》
PM 1時18分頃 バトルカレーバイキング ブロックタウン支店
「アシレーヌ、『うたかたのアリア』‼︎」
「パオパオ、遠距離から全体に『つららおとし』!」
「ストリンダー、ジュナイパーに『どくどく』からの『ベノムショック』を撃ってホムラのサポートに徹するよっ!」
「ジュナイパー、『かげぬい』5本で確実に射止めてね〜!」
「シレレ〜♪」
「キルララッ!」
「リッダァ‼︎」
「ジュナッパー!」
4体の攻撃が混ざり合う。
パオパオのつららでジュナイパーの足場は凍りもうどく状態になり、『ベノムショック』も当たった。アシレーヌは歌いながら回避し、ストリンダーのみに攻撃を当てることに成功。ジュナイパーの矢は、つららによって4発が弾かれ、最後の1発は狙いを逸れてストリンダーに命中した。
「ストリンダー、大丈夫?」
「リッ…ダァ!」
流石のユウリのストリンダーでも、あの2発の攻撃をモロに喰らってしまえば余裕はなさそうだ。
…まぁ援助はいらないだろうけどね。
「アシレーヌ、ストリンダーを『サイコキネシス』で倒しきるんだ!」
「パオパオ、ジュナイパーをさっさと倒そう!『つららおとし』!」
「今度こそパオパオに『かげぬい』を当てて!」
「ストリンダー、アシレーヌに『どくどく』と、『ベノムショック』を2匹に当てて!」
「シレェェ…」
「キルララッ!」
「ジュパパッ!」
「リッダァ!」
全員の攻撃が入り混じり、爆煙が再び発生。
すると…
「シレッ⁉︎…シレェェ‼︎」
「ジュパァァッ…‼︎」
アシレーヌとジュナイパーに攻撃が命中。そしてそこをパオパオの氷柱が襲う!
「アシレーヌ!」
「ジュナイパー!」
煙が消え去ると、ジュナイパーが地面に伏し、アシレーヌは表情が悪くなっていた。
「ジュナイパー、戦闘不能!」
…なんだろう、すごく勝負が僕ら中心に進んでいて不気味さを感じる…。
「あ〜、惜しい!もうちょっとだったね…。ありがとう、ジュナイパー!ゆっくり休んでね。
……さて、じゃあお願いするね、ネクロズマ!」
「マヒナペアーッ‼︎」
おおっと、ラスボスが出てきたようだ。
ネクロズマ(あかつきのつばさ)、通称は月食ネクロズマ。
ルナアーラの光を取り込み、よりパワーアップした姿で、ルナアーラの放出するエネルギーを使って攻撃を行う。よっしいも持っているポケモンだ。あいつ、ネクロズマは2体従えているし、ルナアーラも持っているからな…。相変わらず末恐ろしいやつだ…。
そんなことは置いておいて、彼のネクロズマと違う点で特筆すべき点は、やはり、色違いだという点だろう。ネクロズマが色違いだった場合のみ、ルナアーラが通常の色でもピンクに光るらしい。つまり、それほどに特殊な個体だということだ。特殊個体は、なにか特別な行動をしてくる可能性が十二分にある。特にチャンピオンのポケモンだ。何をしでかすか分かったものではない。例えば初手から神ワザを余裕でぶっ放せたり、熱気だけでフィールドを支配したり…。ともかく、注意すべきなのは確かだ。
(いざとなったらほげたがなんとかしてくれるはず…!)
「ネクロズマ、応用ワザ『月光のシャドーレイ』!」
「『ふいうち』を撃ったら絶対に当たらないように回避!」
「ストリンダー、応用ワザ『パンク・オーバードライブ』!」
「マヒャァァァ‼︎」
「キルルッ⁉︎」
「リッダァ!…ダッ…‼︎」
「ストリンダー‼︎」
パオパオが『ふいうち』を当て…る前にまさかの発射。高速すぎてパオパオはついていけず、モロに喰らい、後方に大きくノックバック。そのままパオパオがワザを使おうとしたストリンダーに当たり、2匹揃って壁に叩きつけられてしまう。
パオパオはなんとか耐えることができたが、ストリンダーは衝撃で体力が無くなり、ついに戦闘不能となってしまう。
「ストリンダー、戦闘不能!」
「ストリンダー、お疲れ様〜…。いい活躍だったよ!ありがとう。……それじゃあお願い、ザシアン!」
「ウオールド‼︎」
ユウリは、次はザシアンを出した。
特性『ふとうのけん』の効果でこうげきを1ランク上げて、淡い赤色の光を纏う。
「余所見はダメだよ!アシレーヌ、『うたかたのアリア』!」
「…っと。音を氷柱で弾いて!『つららおとし』!」
音系のワザは、実体はなくても凍らせることが可能。上手く行けば、氷柱は音を防ぐカーテンのような機能をしてくれる!
「させないよ〜!『シャドーレイ』!」
安心しかけた刹那、紫の光線が氷柱を全て吹き飛ばす。
バブルを纏った音は、味方の場全体に響く。少しはダメージを受けているが、あまり大したダメージではない。さらに、体力の限界も近いのか、バブルが粗くなっており、避けるのがかなり容易になっている。
「…シレェ…ェッ…。」
「アシレーヌ!」
そうしているうちに、バブルを放出しつづけていたアシレーヌがもうどくのダメージで倒れてしまった。
「アシレーヌ、戦闘不能!」
「ありがとう、アシレーヌ。全力でキミの意思を繋ぐからね。……それじゃ、頼んだよ、ネクロズマ!」
「ラオオッ‼︎」
ダークボールからは色違いのネクロズマが降臨する。やはり、色違いの日食ネクロズマだ。
これで相手側の役者が揃った様で、満面の笑みを2人共浮かべていた。
「さぁ、いくぞ!『メテオドライブ』!」
「いくよ〜っ!『シャドーレイ』〜!」
「ラオオオオン‼︎」
「マヒナペアーッ‼︎」
オレンジと薄紫の眩い光がフィールド上を包み込み、莫大な量のエネルギーが放出される。
「パオパオ、避けに専念するんだ!無理に戦えば一瞬でやられる!」
「ザシアン、無難に回避して!」
「キル、キルッ……キルララッ⁉︎」
「ウオッ⁉︎」
避けようとしても、相手は的確な狙いでこちらを狙ってくるのに加え、光で視界が制限されてこちらもかなり指示が出しづらい状況下になっている。数的にはこちらの方が余裕があるし、伝説のポケモンであるザシアンがいるとは言えかなり厳しい戦いになるだろう…。
「パオパオ、『つるぎのまい』!」
「!…オッケー。ザシアン、『つるぎのまい』!」
「キルララッ!」
「ウオールド!」
おっ。どうやら僕の意図は伝わったようだ。そう、僕らの考えは…
「いくぞ、『つららおとし』!」
「応用ワザ『きょじゅうざん・豪剣』!」
ゴリ押しで攻める!
「ゴリ押しかな?わたしたちのネクロズマはそんなのじゃ突破できないよ〜!真ワザ『ルナシャドーレイ』!」
「ゴリ押しじゃあぼくらには勝てないぞ!真ワザ『ソルメテオドライブ』!」
「マヒナペアーッ‼︎」
「ラリオーナッ‼︎」
「今だ、パオパオ!『ふいうち』に変更!」
「キルララッ!」
その一撃は、攻撃をしようとしていた月食ネクロズマに命中。しかし、ワザは実行され、パオパオは薄紫の光に呑まれてしまった。
「パオパオ!」
「キ…キルララッ…!」
パオパオはこの一撃でやられるつもりで攻撃したのだが…やはり僕のパオパオはタフだ。
「!ありがとう、パオパオ!応用ワザ『わざわいのつららおとし』で全体に出来るだけダメージを与えてくれ!」
「キルララッ!」
一方ユウリは、ザシアンの応用ワザを日食ネクロズマに直撃させた後、そのまま真ワザを回避する方針で行くようだ。ザシアンに回避の指示を出すユウリ。月食ネクロズマの攻撃は短く、パオパオに6秒ほど照射しただけで終わったため、日食ネクロズマの攻撃の回避に専念できる。
「ザシアン、月食ネクロズマに気をつけながら避けて!」
「ウオ…ウオッ⁉︎」
しかし、日食ネクロズマの的確な狙いには抗えず、そのまま攻撃が直撃。さらに…
ザシアンの防御ががくっと下がった!
薄い青色の光が、ザシアンの能力減少を示す。
恐らく防御か特防がダウンしたのだろう。ザシアンが体を気にしている様に見える。
「ユウリ、ここは一気にキメた方がいい!一斉に応用ワザを撃って、ここで倒しちゃおう!」
「うん、わかった!ザシアン、応用ワザ『きょじゅうざん・豪剣』!」
「パオパオ、もう一度応用ワザ『わざわいのつらら』!」
「ウオールド!」
「キルララッ!」
ザシアンはまだしも、パオパオは体力的にこれが最後の攻撃になる。
そんなことを察知したからか、2人は息の合った合体ワザでこちらに対抗してくる。
「こっちも全力で!」
「お相手するよ〜!」
「「真ワザ‼︎」」
「『ソルメテオドライブ』!」
「『ルナシャドーレイ』!」
「ラリオーナッ‼︎」
「マヒナペアーッ‼︎」
4つのエネルギーが同時に放たれる。
パオパオの放った氷柱はネクロズマ2匹に命中するが、あまり大したダメージにはなっていない様に見えた。
ザシアンは、2匹目掛けて突進し、エネルギー放出の3秒程前に一刀両断し、速攻でユウリの前に帰る。
そして、2匹のネクロズマは、眩い光でフィールドだけでなくこの階を照らし、爆発的な勢いのエネルギーを大量に放出する。
4匹によるエネルギーの衝突は、爆煙によって結果が一時的に伏せられる。
「パオジアン、ザシアン共に戦闘不能!」
「うそぉ〜⁉︎」
「…マジかぁ…。」
結果は、こちらの惨敗だった。しかも、比較的体力の余裕がある様に見えたユウリのザシアンまでもが倒れてしまった。やはり、防御を2ランクもダウンさせられたのがかなり痛手だったか…。
となると、こちらの残り1体(合計2体)は相棒に託すしかない。
果たしてエースバーンとほげたの2匹で伝説2体に勝てるのだろうか…?
「…ありがとう、ザシアン。見ててね、絶対勝つから!」
「最高の活躍だったよ、パオパオ。残りはほげたに任せて!」
…さぁ、カレーひとつをかけた壮絶な戦いも、この4体で終わり。
「最高のフィナーレといこう、ほげた‼︎」
「
「ホゲェッ‼︎」
「バアアアッス‼︎」
「ユウリ、間違いなく彼らは最終兵器を持っている。そうなれば、メガシンカを使ったためにダイマックスでの耐久が出来ないほげたは耐えきれない可能性が高い。前線は僕に任せて、ユウリは後方から援護射撃をお願いしてもいい?」
「…オッケー、任せて!エースバーン、体力を温存しながら戦うよ!『かえんボール』連射!」
「ほげた、前線突っ走るよ!『くさわけ』チャージ!」
「ホゲホゲホゲホゲ〜…」
「バス!エー…バス!バスバスッ!」
各々がネクロズマ2匹の攻略に動き出す。
一方ヨウとミヅキは…
「…ネクロズマ、そろそろいい?」
「準備はいいかい、ネクロズマ?」
「マヒナペアーッ!」
「ラリオーナッ!」
なにやらネクロズマに確認をとっていたようだ。
…さあ、次は何がくる?
「「『フォトンゲイザー』!」」
これは『フォトンゲイザー』!…これはまだ最終兵器ではなさそうだな。エースバーンに当たってしまうと厄介だから、『ばくえんほう』の炎をクッション代わりにして使うか。
「よし、ほげた、応用ワザ『ばくえんほう』で炎のクッションを作って!」
「ほげえええええ!」
作戦通り、炎のクッションの役割を果たしている『ばくえんほう』は、『フォトンゲイザー』をうまく受け止めて、空中で爆破させることに成功。しかし、まだ猛攻は始まったばかりだ。
「「今度は『プリズムレーザー』!」」
『プリズムレーザー』⁉︎それはヤバいな…。高火力すぎるし広範囲だしで、ほげたのワザだとエースバーンまでカバーできそうにない厄介なワザ…。これは自分で避けてもらうか。
「ユウリ、エースバーンに避けの指示を!僕だけじゃカバーしきれない!ほげた、攻撃の着弾点に気を遣いながら避けてね!」
「わかった!エースバーン、光の軌道をよく見て回避して!」
「…厄介だなぁ、あの2人…。」
指示が相変わらずうまいんだよな、ユウリ…。そりゃあダンデさんに5連勝しちゃいますわ…。
なんてことを考えているうちに、ほげたもエースバーンも回避し切ることに成功。真ワザの同時使用よりかはまだマシだった。
「ヨウ、どうする?」
「う〜ん…一旦回復を挟もうか。『あさのひざし』!」
「りょーかい!『つきのひかり』で回復してね!」
僕らが避けに専念しているうちに、ネクロズマ2匹は回復をする。…それはヤバいな。
「ほげた、応用ワザ『ばくえんほう』でもう一度攻撃!」
「ホゲェ!」
再び炎を放出し、攻撃を試みるほげた。
狙い通りネクロズマ2匹に命中するものの…
「「『プリズムレーザー』発射‼︎」」
2人は『プリズムレーザー』の指示を出す。
「しまっ…!ほげた、今すぐ下がって!」
「…ヤバい!エースバーン、すぐに避けて!」
しかし、無情にも2匹には攻撃が命中してしまった。
特に、攻撃の中心部で攻撃を喰らってしまったほげたにはダメージが大きい…!
(次は何がくる…⁉︎)
『プリズムレーザー』を撃ったため、少しこちらに時間はあるが…次の攻撃はマトモに喰らったらかなり危ない状態になるだろう…。
しかし、そう考えながら策略を練っていた僕の耳に入ったのは、衝撃の一言だった。
「ミヅキ、やろうか、
「…りょーかい!んじゃ、一気にやっちゃお〜!」
「
ここでZワザは本当にマズい。ユウリのエースバーンは耐え切れるか…!
「エースバーン、頑張って避けるよ!」
「いや、多分Zワザが来る…!ユウリはキョダイマックスワザで確実に耐えてくれ!ほげた、僕らは耐えられる様に頑張ろう!応用ワザ『ばくえんほう』発射準備!」
「…!オッケー、わかった!じゃ、エースバーン、大ワザかましちゃおっ‼︎」
「バス!」
ユウリはエースバーンをボールに戻し、ゼンブイリングを準備する。
ダイマックスのマークにカーソルを合わせて、そのまま両手で空中に投げる。
「フィナーレ、いっちゃうよ〜!エースバーン、キョダイマックス〜‼︎」
「バアアアアアッス‼︎」
巨大なボールからまだ元気そうなエースバーンが飛び出てくる。
「エースバーン、『キョダイカキュウ』をチャージして準備!」
「バアアアアアッス!バアアアアアアアア……」
カキュウにエネルギーを溜め始めるエースバーン。
一方で、ヨウとミヅキは、ゼンブイリングにウルトラネクロZをはめて、Zポーズをとりながら言った。
「超ゼンリョクでこのワザ、ぶつけるよ!」
「超ゼンリョクで攻撃しちゃうよ!」
ネクロズマ達も、それに呼応するように雄叫びをあげる。
「「Zワザ『てんこがすめつぼうのひかり』‼︎」」
2人がそう宣言すると、ネクロズマ2匹が光出し、水色に淡く輝きを放つ、色違いのウルトラネクロズマに変化した。
「「「「いっけえええええええええええ‼︎‼︎」」」」
全員が絶叫し、4匹が一斉にワザを放つ。
ドシュオオオオオオオオオオオッ‼︎
部屋中が物凄いオーラに包まれ、地面までもが揺れる。
そして、光は1分半程で収束した。
結果は…
「ホゲェ…!」
「バアアアアアッス‼︎」
「「シギャアアアッ‼︎」」
まさかの全員生き残り。しかし、ほげただけは残り体力が少ないように見えた。
「ほげた、まだいけるか⁉︎」
「ホゲッ!」
おお、さすがは頼れる相棒!本当に頼もしい存在だ。
「ナイスだ。『かえんほうしゃ』!」
「『ダイワーム』で攻撃!」
「「真ワザ発動だ‼︎」」
「ホッゲエエエエエエ‼︎」
「バアアアアアッス‼︎」
「「シギャアアアッ‼︎」」
再び4体のワザが激突する。
ほげたのワザはあまり効かず、エースバーンの『ダイワーム』はよく通っているように見えた。恐らく、エスパー・ドラゴンタイプに変わった影響だろう。
まぁそれでも確かなダメージにはなっている様で、ネクロズマが少し顔を
「ほげた、いまひとつになってはいるけど、確実にキミの攻撃は効いてる!だから、焦らず攻撃していってくれ!」
「ホゲッ!」
ふんす、と鼻息を漏らし、今度は防御態勢に移行する。
次はネクロズマからの攻撃だからだ。
「「シギャアアアッ‼︎」」
「ホゲェ⁉︎」
防御に『かえんほうしゃ』をクッションに使ったものの、『ソルメテオドライブ』は回避出来ない。当たってしまい、ノックバックしたほげたに、僕は速攻で指示を下す。
「ほげた、無理せずここまで戻って来い!やられたら元も子もない!」
「ホゲ!…ホゲェェッ‼︎」
「ほげた‼︎」
しかし、僕の声も虚しく、ほげたは『ルナシャドーレイ』を照射され、地面に伏せていた。
「ホゲータ、戦闘不能!ホムラさんは脱落です!」
「…あちゃ〜…。負けちゃったか。」
こればかりは仕方ない。
しかし、僕は1人じゃない。
「「シギャア…シギャア…ギャァァァッ‼︎」」
「ネクロズマ、大丈夫⁉︎」
「ネクロズマ!あとちょっと、頑張って!」
ほげたがここまでネクロズマを追い込んでくれた。
そう、ネクロズマはもう
これでエースバーンの攻撃で2匹とも仕留めることができる!
「ホムラ、ホゲータ、本当にありがとう!じゃあ、最後は一気にキメるよ〜!」
「エースバーン、『キョダイカキュウ』‼︎」
「エバアアアアアアアス‼︎」
「「ネクロズマ、真ワザで対抗して‼︎」」
「「シギャアアアッ‼︎」」
ネクロズマ2匹が真ワザを放つが、やはりと言ったところか、威力はかなり落ちているように見えた。そう、これも『ばくえんほう』の新しい追加効果の、相手の能力ダウン!
「「「いっけええええええええええ‼︎」」」
また、エネルギーが衝突し、眩い光がフィールドを包み込む。
しかし、その光は10秒程度で収束。そして、その光の先には、キョダイマックスが解除されたエースバーンと、地面に倒れかけている2匹のネクロズマが居た。
「「ネクロズマ!」」
ヨウとミヅキが心配しながら声をかける。
すると、2匹から炎のエフェクトのようなものが発生する。
ボッ……。
小さかったが、鮮明に聞こえた炎の燃える音が、静寂に包まれた部屋に響き渡る。
「「シギャアアアッ……!」」
ドサァァァッ……。
そして、ネクロズマ2匹が地に伏せ、光が失われていき、日食及び月食ネクロズマの状態に戻る。
刹那、バトル終了の合図が耳に入った。
「ネクロズマ2匹、戦闘不能!よってバックのカレーを手にしたのは……ホムラさんとユウリさんだ〜!」
部屋中に野次馬の歓声が響き渡る。どうやら僕たちは勝ったらしい…。
「お疲れ様、ユウリ!やったね!…ユウリ?」
ユウリは、少し下を向いて動かない。
「たんのしかった〜‼︎」
「うおっ、ビックリした‼︎…あ、興奮しすぎて、興奮を抑えてただけだったのね…。」
「本当に楽しかったし、最後のコールまでヒヤヒヤした〜!それもこれもホムラのお陰だよ!ありがとう‼︎」
満面の笑みでこちらにお礼を言ってくるユウリ。
(…ん?この光景、どこかで……。)
すると、僕の頭に情景が流れ込んでくる。
一面緑に覆われた原っぱの中で、バトルのお礼を少女が言ってくる。
「一緒に戦ってくれてありがと!」
…満面の笑みなのは分かるのに、肝心の顔は分からない。
まるで霧でもかかっているかのように、ボヤけていて見えないのだ。
「うん!またやろうね!ポケモン勝負!」
僕は、今より少し高めの声でそう返す。
いつの話だ?そんな記憶、今さっきまで無かったぞ…?
「お〜い、ホムラ〜?どうしたの?さっきからなんかハッとしたような顔してるけど…?」
「………ああ、ごめん。さっきの返事するよ。どういたしまして。また一緒にやろう!」
「…!…うんっ‼︎」
そんなに僕の返事が嬉しかったのか、少し頬を紅くして、彼女はそう言った。
「いやぁ〜、強いなぁ、2人とも!」
「ホント、参りました!って思わず言いたくなっちゃうレベル!楽しかったよ!」
「2人共、対戦ありがとう!いい勝負になったね。」
「楽しかった、ありがとう!…さぁてカレーカレー♪」
そんなことを話し合っていると、シェフのおじさんが話しかけてきた。
「少年少女諸君よ。素晴らしいバトルすぎておじさん感動しちゃったぞ…。と、いうわけで、君たちのバトルした、3回分のカレー、4人共好きなだけ食べていいぞ!」
「「「「え⁉︎いいんですか⁉︎」」」」
マジか‼︎この部屋のレアカレーを3つ選んで食べていいと‼︎
「一応確認ですけど、オーナーさんには確認は…」
「アンビリーバボーだったぞ、君たち!是非是非持っていきたまえ!会計も半額にしておくぞ‼︎」
奥から声が聞こえてきた。… …うん、太っ腹すぎない⁉︎
「ちなみにだが、こういうのは結構しょっちゅうあることでね…。まぁ経営もずっと黒字だし、全然いいよ。たっぷり食べていきな!」
「「「「ありがとうございます‼︎」」」」
こうして、僕ら4人は、この後もバトルを続けて、好きなカレーを時間いっぱいまでたくさん食べたのでした…。
PM 3時JST
「楽しかった〜!」
「来てよかったね〜!」
女性陣2人が言う。
「楽しかった。もっかい行きたいな〜…。」
「お金もあんま使わなかったし、いい勝負も沢山できるしでいいお店だったね!」
僕とヨウからもかなり好評だ。
はっきり言って、まぁそりゃ人気出ますわな、といった内容だった。見つけたらとりあえず行ったほうがいい。
まぁヨウはああ言っているけれど、4階にずっと居ると2000円ぐらいはかかる。
…まぁ結構安い方だけどね。
今日数時間は彼らと行動したが、行き先は違うようなので、ここで一旦お別れだ。
「じゃあね、2人共!」
「またどこかで会おうね〜!」
「また、今度はフルバトルしよう!」
「バイバ〜イ‼︎」
別れの挨拶をし、彼らと別れる。
いざ話し合ったら分かったのだが、彼らは相当仲がいい。互いに信頼し合っているし、意識し合ってもいるみたいだし。友達同士がこう言う関係でいてくれたら嬉しいな、の理想系のような関係性をしていた。
「…行っちゃったね。」
「うん。なんか、楽しい人たちだったね。」
「…うん。あんまり交流できなかったのが悲しいぐらいだなぁ…。」
確かにそうだ。欲を言えばもう少し交流したかった。でも…
「大丈夫、きっとすぐ会えるさ。この世を冒険していれば、ね。」
おっと、ちょっとクサいセリフだな、今の。
ユウリは、少し頬を紅く染めて、
「それもそうだね。」
と言った。…頬を紅く染めているが…クサいセリフに恥ずかしさを覚えたのだろうか?それとも……まぁ、いいや。考えてもしょうがない気がする。
そんな話をしながら、僕らは僕らの道を歩いていく…。
《読者視点》
グレン団支部
「本気ですか。」
『ああ、私は本気だ。これも世界を救うため。悪いが決行してくれ。』
「いえ、全然大丈夫です。いや、この前言っていたこと、ガチでやるんだな〜って…。」
『ポケモン達を救うためには、多少の犠牲も
「…そうですね。ボスの言う通りです。分かりました。頑張ります!」
プツン…。
「…我々が、ポケモンだけでなく人類のためにも頑張らなければ…!」
To be continued…
深淵のかげぬい
前回を書いたときは使う予定だったワザ。
発動条件が場全体のポケモンを『かげぬい』状態にすること。
ゴーストタイプの特殊ワザで、矢を何十本も連続発射し、影を爆破させて攻撃するワザです。
応用ワザの中でも殲滅力が高く、自分と比べてレベルの低いポケモンの群れにはよく効きます。ここにZワザの『シャドーアローズストライク』がキマると、より高打点となり、ほとんどのポケモンを倒しきれます。…まぁ、矢はかなり脆く、ほとんどの攻撃が、掠っただけで消滅してしまうという結構大きな欠点もありますが…。
月光のシャドーレイ
ネクロズマ(あかつきのつばさ)の応用ワザで、よっしいのワザをパクったものです。
『シャドーレイ』の威力強化版で、瞬間火力が高いです。デメリット効果なしで、HPが減っていくと徐々に威力が上昇していきます。さらに、連射できるのもいい点となっています。
日光のメテオドライブ
ネクロズマ(たそがれのたてがみ)の応用ワザで、こちらはヨウさんオリジナルのワザです。
『メテオドライブ』の威力強化版かと思いきや、相手のぼうぎょかかいひりつを1ランク下げるという効果も持ち合わせています。ただし、このワザに関しては反動で連射できないのが難点。
ソルメテオドライブ
ネクロズマ(たそがれのたてがみ)の真ワザです。この世界では、爆発的なエネルギーを一気に使用し、空中で爆発を伴いながら突進するワザとなっていて、相手のぼうぎょを2ランクも下げてしまい、50%で怯み、40%でやけどを相手に押し付けます。ただし、反動のダメージを負ってしまうのには注意が必要です。…まぁウルトラネクロズマだと反動を受けず、少しの間(約8秒)だけ動けなくなるだけなのですが…。
ルナシャドーレイ
ネクロズマ(あかつきのつばさ)の真ワザです。小説の展開の都合上わかりにくかったですが、この世界における『ルナシャドーレイ』は、一度しか使用が出来ない代わりに、薄紫の淡い光を一気に放出し、一瞬で敵を焼け焦がすワザになっています。殲滅力がずば抜けて高く、回避も難しくなっていますが、一度しか使用ができない欠点も存在しています。…まぁ本編の通り、ウルトラネクロズマの場合は何度でも使用可能ですがね(その場合は連射ができなくなっています)。
あとがき
今章のラスト一話、これでおしまいです。
さて、これにて1章は完結!
次回の14話で一旦幕間のお話を挟んで、15話から2章となります!次話含めて、2章の内容は14話公開日のお楽しみです!
1章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
幕間や、2章からのお話も、引き続き読んでいただけるととても嬉しいです!
それでは、また次章でお会いしましょう!
次回 十四話 ホムラとユウリ 過去の秘密
ホムラの最初の1匹は誰だと思う?
-
伝説のポケモン
-
御三家(最初の3匹)
-
色違いの伝説のポケモン
-
幻のポケモン
-
色違い御三家
-
色違い幻のポケモン
-
それ以外(コメント欄に記入を!)