【未完・更新終了】ポケットモンスター 新たなる旅路   作:よっしい

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遅くなりましたが、あけましておめでとうございます!

今年もよろしくお願いします!

昨年末はミスって先に書いていた最新話を誤爆で投稿してしまい盛大にやらかしてしまいましたが、今年もよろしくお願いします!

さて、では新年最初の一発は、天変地異との対決です!…なんか、新年早々物騒ですね…。

それでは、そんなことはさておきとして、早速本編へ参りましょう!


第二十一話 異次元バトル!VSゲンシカイキ‼︎

《ホムラ視点》

10/17 AM 10:10 ポートタウン船着場

 

時が来た。

 

父さんとの対決から2日、あの後マクロコスモスの人にアーマーガアタクシーを手配してもらい、ポートタウンまで送ってもらった2日後…。僕らはよっしいと合流していた。

 

「…あ、ホムラ!あの人じゃない?」

 

「あ〜……そう…だな。あれだな多分。」

 

そう言った直後に、よっしいがこちらに走ってくる。

 

「お〜い!2人共〜!」

 

彼が…そう、よっしいが颯爽と走ってくる。しかし、どこか焦っているようにも見える。

 

「ん?どした?なんか焦ってるけど…?」

 

「そこ居たらダメーッ‼︎」

 

「「え?」」

 

すると、先ほどまで少しだけ揺れていた水面(みなも)が、急に波を形成し、陸地の侵食を試みる。さらに、それは僕らのいるところを飲み込もうとし……

 

「ごるる、ドラムアタックで2人を守るんだ!」

 

「ごらぁ!」

 

刹那、ごるることゴリランダーがモンスターボールから出てきて、ドラムアタックで僕らへの被害をギリギリのところで防ぐ。

 

「ったく…そんなに海の近くに居たら、急な津波に対応できねぇぞ?今回は小さな波だったから良かったけどさ…。次からは気をつけること。いいな?」

 

「「はーい…。」」

 

確かに、今回に関しては津波の注意を怠った僕たちが悪い。ここ数日で色々ありすぎて忘れているが、相手は伝説のゲンシカイキした姿、簡単に言えば天災だということを忘れてはならない。ましてや、カイオーガの専門分野に近い津波などの災害に注意を払わないなど、言語道断だ。一地方のチャンピオンとして非常に不甲斐ない。

 

「…さて、それじゃあ行くか!ステルス機能付きヘリコプターで接近するぞ。間違っても一地方のチャンピオンが海に落ちるんじゃねぇぞ?」

 

「そんなドジ踏まないよ!」

「…多分大丈夫…だと思うけど…。」

 

僕は海に落ちない自信があるが、お隣さんに自信はない模様。…前、特訓してた時にワイルドエリアで滑って湖に転落して、ミロカロスに襲われたと聞いたことがある。…まぁ、それならこの反応になっても仕方ないか。

 

「ヘリはこっちだ。ホムラはリューくんを(あらかじ)め出しておいてくれ。」

 


 

バラバラバラバラ……

 

ヘリコプターに乗り込み、天変地異を巻き起こす2匹の元へ移動する。

 

「奴らの概要に関しては恐らくフレイムさんから聞いたと思う。だから、ここでは奴らとの戦闘形式に関しての説明をするぞ。」

 

「「オッケー。」」

 

「当然だが、今回は2体同時に相手をすることになる。初手でヘリから冷凍光線を放ったら、そのフィールドの上に俺たちは上陸する。最初はメガシンカポケモンと戦うが、それ以降は特に気にはしない。つまり、次以降はメガシンカ以外で戦ってもいいっつーことだ。」

 

「…その制約いらんくn(((」

 

「黙れこの野郎。」

 

よっしいにグリグリ口を塞がされた…!痛い…。

 

「さて、そろそろだな。よく動きを見ておけ。」

 

窓に注目すると、僕らから見て左から色違いのグラードンと、右から色違いのカイオーガが向かい合っているのがみえる。いずれも、まだゲンシカイキしていないようだが。

 

「グラァァァァァァ!」

「エリャァァァァァ!」

 

2匹が吠えると、彼らの体から(あお)(あか)の光が見え、それぞれがグラードンとカイオーガを光で呑み込む。

 

やがて光が収まると、ふと雨が降ってくるのが見え、いかにも夏の炎天下以上のギラギラな日差しが降り注いでいるのが見える。…もうこれだけでも地獄絵図だ。

 

「エリャァァァァァッ!」

「グラァァァァァァッ!」

 

そして、ゲンシグラードンのだんがいのつるぎとゲンシカイオーガのこんげんのはどうが混じり、こちらにまで衝撃が伝わってくる。

 

「…エリャァァァァァッ!」

 

ズギャギャギャギャァァァン!

 

ゲンシカイオーガかられいとうビームが放たれ、ゲンシグラードンが凍りつく。加えて、こおりのフィールドが形成される。

 

「…ホムラ、そろそろリューくんをだして準備をしておいてくれ。コウさんに冷凍光線を発射してもらう。健闘を祈っているぞ。ドアを開けたらリューくんに乗って好きな場所へ着陸してくれ。」

 

「「わかった。」」

 

僕らがそう言ったのを確認すると、よっしいはヘリコプターの操縦席の方へ歩いて行った。

 

 

そして、数分待つと、ヘリコプターの扉が開く。

 

 

ズババババババババ……

 

 

扉が開くと、けたたましいヘリコプターの音が室内に鳴り響くと共に、豪雨と強烈な日差しが同時に僕らに届く。

 

「日差しは暑いのに雨は冷たい…。体壊さないかな…?ホムラは大丈夫?」

 

「なぜ僕に訊くんだい…?」

 

「…いいから答えて!」

 

「いや、普通に大丈夫ですけど?」

 

恐ろしい寒暖差ではあるが、これぐらいイケる。別に強靭な肉体は持ち合わせていないが、それでもこのぐらいの寒暖差は耐えられるだろう。

 

「…なら、よかった!」

 

「いいから行くよ?リューくん、出番だよ!」

 

「バウ!」

 

『冷凍光線、発射。』

 

ドピュゥゥゥ…ガキィィィッ……!

 

冷凍光線が一瞬放出され、海を一瞬で凍らせる。

 

「いくよ、リューくん!ユウリ、乗ったね?」

 

「うん!いつでもいいよ〜!」

 

「オッケー!リューくん、GO!」

 

「バウウウウ!」

 

リューくんが翼をはためかせ、ヘリコプターから離れる。

 

その瞬間、僕らに異常な量の大雨と、強烈な日差しが同時に降り注ぐ。

 

「相変わらずガチでやばい気象だな…。そんな奴らにはお眠りしてもらわないとな!」

 

「うん。そうだね。…なんか、心なしかグラードンもカイオーガもこっち見てる気が…?」

 

(あ、ホントだ〜……。………もう気づかれたの⁉︎)

 

刹那、グラードンとカイオーガが咆哮し、みずとほのおのエネルギー弾を構え始める。

 

「グラァァァァァァ!」

「エリャァァァァァ!」

 

「「うわわわわわわ…!」」

 

ヤバい。この状況は本気でマズい。もしかしたら上陸ですら不可能かもしれない…!

 

「リューくん、うまいこと躱して!」

 

「バウッ!」

 

エネルギーが発射され、僕たち、そして若干透明化が解けているヘリコプターの方向へ放たれる。どうやらヘリコプターの存在にも気づいているようだ。

 

 

ズギャァァァァァァァ‼︎

 

 

「バウ……ッ!」

 

残念ながら、リューくんにも掠ってしまったようで、痛そうな声を漏らし、急激に高度を下げる。

しかし、その高度の下げ方があまりにも強引すぎて、僕らはえげつない威力の風圧を受けた。

 

「「うわああああああああ⁉︎」」

 

グオッ…ドスン…

 

氷上…ではなく運良く岩の上に降りた僕たちは、降りてすぐにリューくんの手当てを行う。

 

「…これは…シンプルにワザの威力にビビっただけだね…。」

 

「バウウ…。」

 

あまり大したことない傷に、思わずそんなことを漏らしてしまうが、そこにユウリがフォローを入れてくれる。

 

「あはは…。まぁ次から気をつけてくれればいいからね〜。」

 

「バウウ…。」

 

「ごめんな、いきなり酷いこと言っちゃって…。次からは気をつけるよ。」

 

「バウバウ…。」

 

お互いに謝って、解決したところで…

 

「エリャァァァァァッ!」

 

カチコチカチィィッ‼︎

 

「バウッ!」

 

「リューくん、ナイス避け!ユウリ、そろそろヘイヘイを出して!」

 

「う、うん!お願い、ヘイヘイ‼︎」

 

「「「「「「へヘェイ!」」」」」」

 

ヘイヘイ達が出てきたのを確認した僕は、ユウリと作戦会議をする。

 

「よっしいがフィールドを凍らせてくれたとは言え、激しい戦いでこの氷はいつ崩れるか分からない。なるべく岩の上から指示を出そう。種族値的に考えて、僕はカイオーガをガンガン攻撃していくから、ユウリはグラードンをお願い。あと、カイオーガの攻撃には基本的に被弾しないように心掛けて。そこだけよろしく!じゃあ、背中(グラードン)は任せた‼︎」

 

そう言い、リューくんに乗ってカイオーガに接近する僕。去り際にふと後ろを振り返ると、ユウリは何故か赤面していたが…僕ってなにかそういうこと言ったかな…?

 


《ユウリ視点》

 

「ヘイヘイ、インファイト!」

 

「「「「「「へへヘヘヘヘヘェェェイッ‼︎」」」」」」

 

「グラァッ⁉︎…グラァァァァァァ‼︎」

 

「ううっ…硬いなぁ…。」

 

先程から何度も攻撃を当てているが、倒れる気配がまるでない。…というか、タイプ一致であるインファイトが効いているかどうか怪しいレベルだ。

 

「グラァァァァァァ!」

 

「「「「「「ヘェェイ⁉︎」」」」」」

 

「ヘイヘイ‼︎」

 

グラードンのだんがいのつるぎが直撃し、一旦退くヘイヘイ。普通なら賢明な判断だが、だんがいのつるぎは長射程の物理ワザ。即ち…

 

「グラァァァァァァ!」

 

「「「「「「ヘイイイッ‼︎」」」」」」

 

「うわっ⁉︎…退かせてくれないね…。」

 

だんがいのつるぎは、ヘイヘイ達に退く選択を取らせないということだ。

 

(それにしても、さっきからワザの風格は壮大だけど、それに見合ったダメージになっていない気がするんだけど…気のせいかな?)

 

ワザのスケールはデカいが、ヘイヘイに大したダメージは入っていないように見えた。連射できる威力が低い系のワザとは聞いていないし、なにかがおかしい…?それとも、あまりレベル自体は高くない…?

 

「グラァァァァァァ!」

 

「ッ!ヘイヘイ、そろそろ本気出しちゃおう!」

 

「「「「「「ヘヘヘェェェイ‼︎」」」」」」

 

ヘイヘイが陣形をつくり、メガシンカの態勢へ移行する。

 

「グラァッ…!」

 

なにかマズいものが来ると判断したのか、ワザを構えようとするグラードン。しかし、あたし達はお構いなしにメガシンカを行う。

 

「原始の壮大な力に負けないくらい輝いちゃおう!ヘイヘイ、メガシンカ‼︎」

 

「「「「「「ヘイ、へヘェェイ‼︎」」」」」」

 

いつものようにメガシンカし、臨戦態勢を崩さずに槍と盾を構えるヘイヘイ。

 

「はいすいのじんでまずは強化!」

 

「「ヘイッ!」」

 

「「「ヘヘヘェイ!」」」

 

「ヘッヘヘェェイ‼︎」

 

中央のヘイチョーが叫ぶと同時に、赤い光を発生させ、より強力なオーラを纏うヘイヘイ。当然、グラードンもこれに気圧(けお)されるような伝説ではなく、威勢のいい咆哮をあたし達に返し、攻撃を開始する。

 

「グラァァァァァァ‼︎」

 

 

ゲンシグラードンの『ガイアボルケーノ』!

 

 

刹那、氷の地面が破裂し、衝撃的な温度の火柱が立ち、思わず後退りしてしまう。

 

「ヘイヘイ!インファイト‼︎」

 

しかし、火柱の上に盾で浮きながらあたしの指示を待っているのが見え、あたしは指示を出す。すると、ヘイヘイから容赦のないインファイトの一撃が……

 

ズドドドドドドドッ!

 

「グ…ラァァァァァッ……」

 

グラードンの足を奪い、体勢を崩した。水中に片膝をつき、なんとか連続した攻撃に耐えているが、今にも倒れそうだ。

 

そう、今にも倒れそうなのだ。それも()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「…やっぱり、あんまり強くない…。どうしてかなぁ…?」

 

伝説にしては弱すぎるという違和感が抜けない。一体何だろう、この違和感は…?

 


《ホムラ視点》

 

「エギュラァァァァァ!」

 

「回避からのはかいこうせん・群青!」

 

「バウウウウウウウ!」

 

ズドォォォォン!

 

轟音が響き、ゲンシカイオーガが怯む。

 

(…なんだろう、手応えが一切無い…。津波も、大した威力で攻撃してこないし…。)

 

相手はれいとうビームや津波などの攻撃も織り交ぜているのだが、正直なところ、リューくんへのほぼ影響力は0に等しい。れいとうビームは最初よりも威力が低いし(のろ)く、津波に至ってはハイスピードで通過するだけで突破できるし…。カイオーガには失礼だが、本当にこれが原始の力に目覚めた姿か疑いたくなるレベルだ。

 

「リューくん、かみなり!」

 

「バウウウウ!」

 

ズッシャァァァン‼︎

 

「エギャァァァァァァァァ‼︎」

 

メガシンカですらしていないリューくんのかみなりを受け、叫ぶカイオーガ。そしてこの状況に生じる違和感、それは最早断末魔とも捉えられるカイオーガの叫び声。やはり、何かがおかしい。まるで何かに力を抑制されているかのような…?

 

「エギャ…ギャァァァ…ッ…。」

 

カイオーガは倒れた!

 

「…はぁ?」

 

理解不能だった。何故なら、カイオーガはそのままゲンシカイキが解除され、海中に沈んでしまったのだから。

 

すると、よっしいから着信が来た。

 

『……もしもし!やっと繋がったか!』

 

「おん、よっしい。倒したけど、これからどうすればいい?」

 

『一旦引くぞ!恐らくだが、そこにいるとマズい…。そいつらはグレン団による捕獲作戦でかなり体力が削られていたみたいで、だから分担しても難なく倒せていたんだ。』

 

「…うん、それで、何で引く必要が…?」

 

『…どうやら今からあいつらが暴走するっぽいんだよな…。』

 

「……はぁ?倒したのに、なんで?」

 

『それは追って説明する。とりあえず、ユウリと素早く合流してヘリに乗ってくれ!今すぐだ!』

 

「わかった。それじゃ。」

 

『ああ、マジで急いでくれよ⁉︎お前らの命がかかっているレベルだ!頼んだぞ!』

 

プツン…

 


 

バラバラバラバラ……

 

「よぉし2人共、ひとまずお疲れ様。」

 

「いや、それはいいんだけどさ…。」

 

「なんでさっき倒したのに復活するの?」

 

「…実はな、あいつらは元から海底洞窟で生息していたところ、その在処がグレン団にバレて捕獲されそうになったんだ。」

 

「「グレン団に⁉︎」」

 

「ああ、そうだ。そこで、自衛のためにあいつらが元々持っていた『べにいろのたま』と『あいいろのたま』でゲンシカイキしたんだ。君たちは、その状態のグラカイ*1と戦ったんだ。」

 

「で、なんでそいつが復活するのさ?」

 

「なんかヤバいエネルギーでもこの地下に眠ってたりするの?」

 

「…それがな、さっきヘリでここら辺の地下を探知してたら、メガエネルギーがここら辺に徐々に集まってきているのが確認できたんだ。」

 

「…つまり、それでゲンシカイキするってこと?メガエネルギーで⁉︎」

 

「ああ、そのまさかだ。あいつらはどうやらメガエネルギーもゲンシカイキのトリガーになりうるみたいだ。メガエネルギーは元々伝説のポケモンが持つエネルギーだから、あいつらの動力源も一緒なんだろうな。」

 

「「なるほど…。」」

 

つまり、伝説のポケモンが持つエネルギー、通称メガエネルギーは、基本ゼルネアスやイベルタルが持つエネルギーだが、それと同一の動力源で動く伝説のポケモンもおり、それがグラカイで、だからその動力源のエネルギーがチャージできたら、そりゃあ復活してゲンシカイキできるよね、って話だ。そして恐らく、暴走する原因はそれが過剰に集まっているからだろう。要は、暴走メガシンカならぬ『暴走ゲンシカイキ』なるものが今からグラカイの身に起こるということだ。

 

 

「グラァァァァァァァァァ‼︎」

「エリャァァァァァァァァ‼︎」

 

 

「…よく見ておけ。化け物様の降臨だ……。」

 

真下を見ると、海中から浮上してくる2つの影が。

サイズと(おぞ)ましいオーラからして、明らかに一般のポケモンではないだろう。

 

そして、()()()()()()()()()()()()()の奴らが海上へ浮上する。

 

 

 

「「ギャオアアアアアアアアッ‼︎」」

 

 

 

「…あれは……相当ブチギレてらっしゃるな…。はやいところ対処しないと、マズいぞ…。」

 

「それにしても、なんでここって暴走メガシンカポケモンがたまに発生するの?」

 

「どうやらこの辺は自然エネルギーで溢れているみたいでな。驚異的なエネルギーがメガエネルギーとなって、稀に一箇所に集中することがあるんだ。そのエネルギーを求めてやってきたポケモン達のうち特に強い個体がエネルギーを独占して、暴走メガシンカするほどのエネルギーを貯めてしまうんだ。その結果、最終的にエネルギーが暴走して、暴走メガシンカが発生するんだよ。風の噂では、ミアレでも同じような現象が起きてるんだとか。そんなことをマスカットさんに言われた覚えがある。」

 

「へぇ…。」

 

「ちなみにだが、ポケモンはその過剰なまでのエネルギーに苦しめられる。だから、暴走メガシンカポケモンを鎮めることは、そのポケモンを助けることも意味するんだよ。」

 

「…じゃあ、さっさと鎮めてやらないとだな。」

 

「うん、そうだね…。」

 

「さて、そろそろ着くぞ。着いた瞬間に、2人共回復済みのリューくんとヘイヘイを繰り出して、メガエネルギーが貯まる前になるべく削るんだ。」

 

「「了解!」」

 

そして、ヘリは着陸し、扉が開く。

 

ガシャァァァァ……

 

目の前には、僕らに睨むような目線を向けつつ、苦しそうな(うめ)き声を上げていた。

 

「…大丈夫だよ、今あたし達が鎮めてあげるからね!」

 

「グラァ……。」

「エリャ……。」

 

2匹はすぐにユウリの言葉を信じた。どうやらよほど苦しいらしい。同時に、信じることでこれから暴走する自分たちを救ってくれるという事実に安堵しているようにも見えた。

 

「…大丈夫?今───」

 

 

「「ギャオオオッ!」」

 

 

ユウリが近づこうとすると、声を荒げるグラカイ。どうやら、そろそろみたいだ。

 

「…わかった。大丈夫、鎮めてあげるからね。」

 

「僕たちに任せて思う存分暴れていい。だから、頑張ってなるべく抵抗してくれ!」

 

「俺たちを信じて、抗ってくれ。…大丈夫、きっと君たちを助けるから。」

 

彼らは安堵し、瞑目する。…暴走が始まりそうだった。

 

「2人共、ポケモンを…。」

 

「「うん。」」

 

全員静かにポケモンを出し、ポケモン達も一切声を上げずに、ただただグラードンとカイオーガの暴走の始まりを黙って見ている。

 

ゴオオオオオオオオオオ………

 

やがて2匹の体から紅色と藍色の光が漏れ出し、メガシンカの繭の代わりのように、紅色と藍色の球体の結晶を作り出す。それぞれには、Ω(オメガ)α(アルファ)の紋様が浮かび上がっていた。

 

エネルギーが急速に集中することを肌で感じ、ついにその時が訪れる。

 

 

 

キュオイイイイイイイイイッ………パリン………!

 

 

 

「「ギャァァァァァァァァァッ‼︎」」

 

 

 

ズオッ……!

 

 

 

復活のその瞬間、さっきよりも勢いが強い大雨とおおひでりが発生したのに加えて、彼らから恐ろしいレベルの覇気を感じた。

 

「うわわっ⁉︎」

 

「恐ろしい覇気だね…。」

 

「これぐらいへっちゃらじゃないと、と言いたいところだが…やはりさっきまでとは覇気の質がまるで違う…。マジで月とカムカメだぞこれは…。」

 

僕やユウリだけでなく、よっしいやポケモン達まで圧倒されて、声も出せないでいると、彼らが攻撃を仕掛けてきた。

 

「エリャァァァァァァァァ!」

「グラァァァァァァァァァ!」

 

グラードンのソーラービーム!

カイオーガのれいとうビーム!

 

「……!しまった!らいらい、『しっぷうじんらい』!」

 

「らぁい!」

 

ズシャァァァン!

 

2匹の攻撃を打ち消し、そのまま接近するらいらい。

 

「らいらい、Xにメガシンカだ!」

 

「らあい!」

 

 

「さらなる力を掴んで超えよ!いざ、メガシンカ‼︎」

 

 

「らいらあああい‼︎」

 

 

らいらいはメガライチュウXにメガシンカし、カイオーガとグラードン相手にヘイト役を担う。

 

「今のうちに構わず攻撃してくれ!」

 

「「オッケー!」」

 

(とはいえ、まずは一旦相手の行動を見た方が良さそうだな…。恐らくそのためにヘイトを買っているんだろうし…。)

 

伝説相手に長期戦は禁物だ。いきなり強力な攻撃でゴリ押されてしまえば、こちらはひとたまりもなくなってしまう。さすがによっしいのことだし、それは理解しているはずだ。それなのに長期戦を招くヘイト役を担ったということは、こいつらの動きをよく見ておけ、というメッセージだろう。でなければ、わざわざ物理専門のメガライチュウXになる必要はないから。

 

「ヘイヘイ、はいすいのじん!」

「リューくん、りゅうのまい!」

 

バフを積みながら、グラカイの行動パターンを観察する僕とユウリ。

 

「…近接戦と中・長距離戦で戦い方がガラッと変わるみたいだね。」

 

「…ああ。最初の勝負でそれは理解できたんだが…。他にもアルゴリズムがありそうだと思わないか?例えば…真ワザのタイミングとか。」

 

「……そう、だね…。いや、やっぱりそうだ。攻撃ワザ数回の後に『ガイアボルケーノ』と『タイダルストーム』を同時に繰り出してる。これでジリ貧に追い込むのが相手の戦略かな?」

 

暴走中なのに、まるで普通に意識があるかのように頭のいい立ち回りをしてくるグラカイに驚きつつ、相手の作戦がわかってくる。

 

「…さて、そろそろ行かないとまずいかな。」

 

「だね。ライチュウも苦戦してそうだし…。」

 

すると、丁度そのタイミングでよっしいが僕らにアイコンタクトを送る。内容的にはそろそろ来い、といったところか。

 

「言われなくても、だな!よし、行くぞユウリ!」

 

「うん、もちろん!」

 

さぁ、グラカイのためにも、ちゃちゃっと鎮めちゃいますかね!

 


《ユウリ視点》

 

「ヘイヘイ、インファイト!」

「リューくん、はかいこうせん・群青!」

「らいらい、こうらいごう!」

 

「「「「「「ヘヘヘヘヘェェェイ!」」」」」」

「バウオオオオッ!」

「らあああい!」

 

ドドドドドドッ!

ドビビビビビビ!

バヂヂヂヂヂヂ!

 

「グラァァァァァァァァァ!」

「エリャァァァァァァァァ!」

 

「「ううっ…!」」

「クソ…ッ!」

 

あれからずっとダメージを与え続けているが、こちらが劣勢。らいらいも最初のヘイト役を担った時のダメージが響いてきてしまっているし、リューくんもヘイヘイも疲れの色が見え始めていた。

 

「全員メガシンカしてるっていうのにこの強さ…!」

 

「んなこと言ってる場合じゃねぇ!さっさか次だ‼︎」

 

「ヘイヘイ、インファイト!」

「リューくん、はかいこうせん・群青!」

「らいらい、インファイト!」

 

ドシャアアアアアアッ!

 

 

「「ギャオオオオオオッ‼︎」」

 

 

「クソッ!マジでこいつらなんなんだよ⁉︎なんでこんな耐えてるんだ…⁉︎」

 

よっしいでも予想外のようで、声を荒げ始めている。

 

「それでも攻撃するしかないよ…!リューくん、はかいこうせん・群じょ────」

 

すると、地面が割れ、明らかにヤバそうな水の弾幕がたくさん…。そう、アレだ。

 

グラードンとカイオーガの『てんぺんちい』!

 

 

ズギャギャギャギャギャァァァッ‼︎

 

 

「バウウウウ!」

 

「リューくんッ‼︎」

 

「らいらい、こうらいごうで止めるんだ!」

 

「らあああああああああッ‼︎」

 

 

 

 

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガァァァァッ‼︎

 

 

 

 

「らああああああああああッ‼︎」

 

「らいらいッ!」

 

らいらいは、立つことはできたが、もう既にほぼボロボロの状態だった。

 

「…しっぷうじんらいの追加効果で防御と特防が上がってなかったら確実にやられてたよね…。」

 

「ああ、そうだな。…でもな、生き残ったとしても課題は山積みだ。下を見てみろ。」

 

「「下?」」

 

下を見てみると、まさかのゾーン2つが共存していた。どうやら通常のゾーンみたいだが、しずくゾーンとだいちゾーンだろうか。

 

「これはマズいね…?」

 

「当然だ。2人共、もう1匹出す覚悟で頼むぞ。1匹に固執しちゃダメだ。」

 

「いや、その必要はないよ。…リューくん、はかいこうせん・光芒を準備だ!」

 

「あ、あのワザ!」

 

「…へぇ。例の真ワザか。」

 

ホムラが、例の土壇場で覚醒した真ワザをリューくんに指示する。

 

「エリャァァァァァァァァ!」

「グラァァァァァァァァァ!」

 

「らいらいッ!」

「ヘイヘイ!」

 

「らぁぁぁい!」

「「「「「「ヘイヘヘイ!」」」」」」

 

すると、よっしいのらいらいが激しい光に包まれてたちまち姿を変え、メガライチュウYに変化する。そしてそのまま疾風迅雷の勢いで駆け抜けていく。

 

「こうらいごうッ‼︎」

「インファイト‼︎」

 

バッギャァァァァァァン!

ズダダダダダダダダダダァ!

 

「「ギャァァァァン‼︎」」

 

2匹が悲鳴を上げる。

 

 

「「今だッ‼︎」」

 

 

そして、あたしとよっしいが同時に合図をし、上空から光に包まれながら光を集中させているリューくんの姿が。完全にはかいこうせんの発射体制だ。これだけダメージを与えて隙を晒せば、はかいこうせんは確実に通るだろう。

 

 

 

「発射ァァァ‼︎」

 

 

 

「バウウウウウウウウウウ‼︎」

 

 

 

ズドビビビビビビビビビビ‼︎

 

 

 

ドガァァァァァン!と爆音が鳴り響き、伝説2匹の断末魔のような叫び声も聞こえる。

 

誰しもが勝った、そう思った時だった。

 

「エリャァァァァァァァァ!」

 

カイオーガのタイダルストーム!

 

カイオーガのタイダルストームが、降り注いだ。

 

ズギャギャギャギャギャァァァッ!

 

「えっ。」

 

それも、あたしに。

 

水の弾幕が、あたしに向かって降り注ぐ。なんだか、周りがスローモーションに見えてくる。流石に死にはしないだろうが、喰らったら大怪我確定だ。

 

ギャギャギャァァァァッ!

 

音が止まった。あたしの前にいたのは、他でもない、盾を構えてあたしを(まも)る…いや、(まも)るヘイヘイだった。

 

 

「「「「「「ヘイヘヘイ!」」」」」」

 

「ヘイヘイ…!ありがとう!そうだよね。ポケモントレーナー、ましてや一地方のチャンピオンたるもの、最後まで油断しちゃいけない!」

 

「「「「「「ヘェェイッ!」」」」」」

 

「ヘイヘイ、いくよ!」

 

「「「「「「ヘェェェェェイッ‼︎」」」」」」

 

気合い十分!さぁ、油断してないでちゃんとトドメを刺さないとね!

 

「ユウリ!無理だけは絶対にするんじゃないぞ!」

 

「うん、わかってる!でも、大丈夫だよっ!いっけぇ!インファイト!」

 

「「「「「「ヘェェェェェイッ!」」」」」」

 

ズダダダダダダァ!

 

「グラァッ…!」

 

先ほどよりも拳の数は減っているが、確実に大きなダメージを与えている。

 

「エリャァァァァァァァァ!」

 

「カイオーガは僕達に任せて!リューくんっ、はかいこうせん・群青!」

 

「バウウウウウウウウウウ!」

 

ドビビビビビビ!

 

「エギャァァァ⁉︎」

 

先程のはかいこうせん・光芒のダメージが響いているのか、もう体力は殆ど残っていないように見える2匹。だけど、押し切るにはもう一押しできるなにかが欲しい。

 

「ラスト一発!らいらい、2匹になみのり!」

 

「らぁぁぁぁぁい!」

 

ズパッシャァァァン!

 

「グラァァァァァァァァァ!」

 

なみのり自体は先程も使っていたが、弱っているからか太陽の勢いは落ちており、その分だけ火力が上がっている。

 

「グラァッ!」

「エリャッ!」

 

グラードンのだんがいのつるぎ!

カイオーガのこんげんのはどう!

 

「らぁぁぁぁい!」

 

「らいらいッ!」

 

ドサァ…

 

らいらいは倒れた!

 

らいらいは倒れたが、そのお陰で2匹に隙ができた。

 

「今だよ、ヘイヘイ!」

「今だ!リューくん!」

 

「「「「「「ヘイヘヘイ‼︎」」」」」」

「バウウ!」

 

「エリャァァァァァァァァ!」

「グラァァァァァァァァァ!」

 

2匹はそれぞれかみなりとソーラービームを使用して、あたし達のワザを阻止しようとしてくるが、もう遅い。いくら溜めが早かろうが、いくら精度が上がろうが、当たらなければ本末転倒だ。

 

「インファイト!」

「はかいこうせん・光芒!」

 

「「「「「「ヘェェェェェイッ!ヘイイイッ‼︎」」」」」」

「バウウウウウウウウウウ!」

 

ズダダダダダダダダダァ!

ドビビビビビビビビビ!

 

「グラァァァァァァァァァ!」

「エリャァァァァァァァァ!」

 

カイオーガは倒れた!

 

「グラァァァァァァァァァ!」

 

「うわわっ!」

「倒し切れない…⁉︎」

 

カイオーガは倒したが、まだグラードンは倒し切れていない!どうやら、通常ワザでは火力が足りなかったみたいだ。

 

グラードンのてんぺんちい!

 

「マズいぞユウリ!ヤツのてんぺんちいだ!最後の足掻きだろうが、喰らったらワンチャンポートタウンが消し飛ぶかもしれねぇ!」

 

しかし、らいらいは先程のなみのりの後に喰らっただんがいのつるぎで倒れているし、リューくんは疲れ果ててメガシンカが解除されている。実質戦力になるのはあたしのヘイヘイだけだ。

 

「「「「「「ヘェェェェェイッ!」」」」」」

 

ヘイヘイは再びインファイトを打ち込むが、グラードンがチャージをやめる気配はほとんどない。

 

「…ッ!」

 

このままでは、あたし達だけでなく町ひとつが消し飛んでしまう。それだけは絶対に嫌だ!

 

 

「ヘイヘイ!負けないでッ‼︎」

 

 

 

すると、その言葉を受けたヘイヘイは、オレンジ色の気迫を漲らせ、グラードンに突撃する。

 

 

 

ヘイヘイの『グランドクラスター』!

 

 

 

上空に舞い上がり、一本の槍に心を込め、空気を蹴って踏み出す。そして、グラードンの喉元へ突き進む。

 

 

その姿に一切の迷いはなかった。

 

 

「グラ…アァァ…ッ…。」

 

ズシィィン……

 

 

グラードンは倒れた!

 

 

「終わっ…たぁ〜……。」

 

しかし、そこであたしの意識は途切れてしまった。

 


《ホムラ視点》

 

「終わっ…たぁ〜……。」

 

ドサッ…

 

疲れ果てて力尽きたのか、ユウリはその場で寝てしまった。

 

まぁ、無理もない話だろう。今は昼の12時ぐらい。お腹が空く時間帯だ。

 

「お疲れ様、ホムラ。ユウリもそうだったが、いい指示だったぜ。特訓会はこれで終わりだ。ユウリが倒れているところ悪いが、俺はちと時間がないから帰らせてもらうぞ。」

 

「ああ、お疲れ様。よっしいも、キレッキレだったよ。」

 

「ハハッ、そうか。それじゃ、またな!…ユウリが風邪引かないように配慮してやれよ?」

 

「もちろんさ。…でも、ヘリに乗った後も僕はタオルで頭拭いたけどユウリは拭いてなかったし、今寝てるけどすっごい体濡れてるし…。」

 

「お前にとっては最高のサービスかもな?」

 

「ちっ、違うから!別に僕は…」

 

「はいはい、いいですよ。それじゃ、気をつけるんだぞ。…また何かあったら呼んでくれよな。基本いつでも対応してやるし。」

 

「助かるよ、ホント。じゃ、またね。」

 

「ほいよ。んじゃさいなら〜。」

 

リザードンを出して、さっさと飛んでいくよっしい。

そんな彼の慌ただしい姿を見送りながら…

 

「あの〜、ユウリさん、いい加減起きてくれませんかね?」

 

「ん〜、むにゃむにゃ。」

 

「…とりあえず、ヘイヘイはボール出してあげるから戻ろっか。」

 

「「「「「「ヘイヘイ!」」」」」」

 

ピュルルルルン…

 

「リューくん。…悪いけど、ユウリを僕のバッグの中に入ってるタオルで包んであげてくれないかな?僕はホテル予約しなくちゃだから…。」

 

「バ、バウッ!」

 

地味に動揺しているリューくんに申し訳なさを感じながら、僕はホテルの予約を済ませるのであった。

 

To be continued…

*1
グラードンとカイオーガの略称




ワザ

今回から、新ワザ以外は基本『』はなしです!理由は単純、面倒だから!『』を出すのが非常に手間ですからね…。スピード重視の今作においては、別に要らないのではと判断しました。先程も書いた通り、新ワザだけは『』をつけるので、その点だけよろしくお願いします!

ガイアボルケーノ

ゲンシグラードンの真ワザです!元ネタは、ポケカのゲンシグラードンEXの『ガイアボルケーノ』で、ポケカの効果は素点100の、『場にスタジアムが出ているなら100ダメージ追加。その後、そのスタジアムをトラッシュする。』でしたが、よっしいによる説明通り、ポケカの効果をリスペクトしたような効果になっています。
ワザのデメリット効果は、自分の攻撃と特攻をワンランク下げること。肝心の効果は、フィールドが通常の状態でなければワザの威力が2倍になり、その発動範囲内のフィールド効果を消すという効果。フィールドが通常でなければ良いのですが、それはゾーンやエレキフィールドなどのことも指しています。相手が発動したものでも強化され、ワザ使用時に消失します。天候も発動対象ですが、唯一天候は消失しません。

タイダルストーム

ゲンシカイオーガの真ワザです!元ネタは、これまたポケカのゲンシカイオーガEXの『タイダルストーム』ですが、『ガイアボルケーノ』と違って効果は全くと言っていいほど違います。ポケカでは自分についているエネルギーを自分のベンチポケモンに付けつつベンチのEXも叩ける素点150のワザでしたが、今作では広範囲にみずのエネルギーをぶちまけて攻撃し、相手を一気に殲滅する範囲攻撃のワザになっています。
ワザのデメリット効果は、みずワザが変化ワザ含めて一定時間使用できないこと。ただし、天候があめ系の状態だったり、ゾーンがしずくゾーン系の場合はデメリット効果が消えます。ワザ自体の効果としては、相手の防御と特防が確定でワンランク下がります。ただし、デメリット効果がない状態の時は、通常攻撃になります。

らいらい

よっしいのライチュウです。常にライチュウナイトXとライチュウナイトYの両方を常に懐に忍び込ませており、本来ならダウトですが、公式戦では特例として容認されています。容認された理由としては、その体質。らいらいは、特異体質のため、メガシンカの姿の変更を容易に行うことができ、いつでもその姿を切り替えることができます。そのため、よりバトルを盛り上げる要因として特例で許可されているんです。特性はひらいしん、性格はれいせいで、メガライチュウYの時でもあまりハイになりすぎず、高速で動き回りながらもしっかりと状況を把握し、判断ができます。もちろん、よっしいもチャンピオンマッチなどでらいらいを重宝しています。ワザも、通常では覚えられないインファイトを、でんきエネルギー付きで放つことができます。

しっぷうじんらい

威力80の物理先制ワザと、威力120の特殊ワザの2つの種類のワザを使い分けられる、らいらいの応用ワザです。デメリットなしでたくさん撃つことができます。効果としては、相手をマヒ状態にし、50%で相手の防御と特防を下げる。相手に状態変化がなかった場合は、自分の防御と特防を上げる。といった効果になっています。

こうらいごう

威力190のでんきタイプの特殊ワザです。らいらいの真ワザで、漢字で書くと『皇雷豪』。皇は紅とも掛けており、雷の色は鮮やかな紅色に、黄金色が少し混ざった鮮やかな色。名前の通り、雷の王様的なポジションのワザで、自身の最大火力レベルの攻撃のためか、解放条件はメガシンカ/でんきorステラテラスの状態であること。デメリットは、一定時間でんきワザ全てが使えないこと。効果は、メガライチュウXなら物理攻撃になる。相手をマヒ状態にし、同時に物理ブレイク/特殊ブレイク状態にする。30%の確率でエレキフィールドかいかずちゾーンを展開するが、HPが半分以下の場合は、EXエレキフィールドまたはEXいかずちゾーンを展開するようになる。

てんぺんちい

天変地異を起こして攻撃する、グラカイが使った威力210の神ワザです。全てのタイプに効果抜群となり、防御効果を強制貫通。さらに、周囲に自然エネルギーを充満させて、自分に常時回復やゾーンなどの有利なフィールドを展開します。デメリット効果は、一度しか使用できないこと。ただし、自然エネルギーがまた集まれば再び使用できます。

グランドクラスター

ヘイヘイの『真ワザ』です。応用ワザより先に真ワザが覚醒しました!槍を持って、相手に突き刺して攻撃するワザです!防御状態無効、ダメージ軽減貫通、みがわり貫通、こらえる貫通、耐久効果のある特性貫通が付いているスグレモノです!デメリット効果は、メガシンカしている時にしか使えないことと、連続使用ができないことと、反動で一定時間動けないこと。ここからどこまでデメリットを減らせるか、ユウリさんの腕の見せ所です!

あとがき

今回も読んでいただいてありがとうございました!
新年最初から天変地異の伝説達との相手でしたが、いかがだったでしょうか?
是非是非、感想・評価で教えていただけると嬉しいです!

それでは、次回予告です!

次回予告

ホムラ 「ふぅ、天変地異との勝負、大変だったぁ…。」

ユウリ 「…ん…っ。ホム…ラ…?」

ホムラ 「おっ、おはよう、ユウリ。朝ご飯できて────」

ユウリ 「…待って…。行か…ないで…?」

ホムラ 「ほえっ?えっ、頬熱…っ⁉︎…と、とにかく!次回、ポケットモンスター新たなる旅路!」

ユウリ 「………ホムラぁ…。」

ホムラ 「ほらユウリ、タイトルコール!…まぁ仕方ないか。『風邪引きユウリとドクターホムラ!』…もしかしなくても、僕次回めっちゃ苦労するってこと…?」

というわけで、次回は今作史上初の超絶激甘回!XYであった、サトシ風邪引き回のパロディです!…っつか、あの気候で風邪引かない理由はないですよね…?ってな理由で、ギリ生き残ったホムラとガッツリ風邪を引いたユウリの、2人だけの色んな意味で危ない療養生活開始!…ホムラの理性は果たして持つのか⁉︎R-18にならないといいですが…。
ドッキドキの次回、お楽しみに!それではまた次回にてお会いしましょう!

次回 第二十二話 『風邪引きユウリとドクターホムラ!』

ホムラの最初の1匹は誰だと思う?

  • 伝説のポケモン
  • 御三家(最初の3匹)
  • 色違いの伝説のポケモン
  • 幻のポケモン
  • 色違い御三家
  • 色違い幻のポケモン
  • それ以外(コメント欄に記入を!)
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