【未完・更新終了】ポケットモンスター 新たなる旅路 作:よっしい
どうもこんにちは、よっしいです。
突然ですが、みなさんには伝えなければならないことがあります。
ノリと勢いだけでも、小説は書けます(迫真)。
ということで今話は、前回の次回予告通り最初から非常に
それでは本編を、どうぞ!
《ホムラ視点》
拝啓。世の中に生きる皆さんへ。
語尾が少々おかしいですが、許して欲しいンゴ。*3
突然ですが、助けてくださイヌヌワン。*4
…あ、いえ
「すぅ〜…すぅ〜…」
同年代の異性が僕の膝枕の上で寝ているこの状況をなんとかしていただけませんかね⁉︎
時は昨日に遡る。
グラカイを鎮めて、ホテルを予約し終わったあと、昼時にユウリが起き、そのタイミングでグラカイに挨拶に行き、お見送りまでした。そのあとホテルに戻り、ユウリと夜の特訓を行なったのだ。
「エースバーン、かえんボール!」
「ほげた、テラバースト・金紅!」
「エバァス!」
「ほっげぇ!」
ズギャァン!
2匹の攻撃がぶつかり、相殺される。
「まだまだァ!ばくえんほう‼︎」
「ほっげぇぇぇぇ!」
ゴシュオオオオオオ!
「エバァス⁉︎」
「そこまで!だね。いい勝負だったね、お疲れ様!」
「ああ、いい勝負だったな。…ところでユウリ。」
「ん?どしたの?」
「…いつも愛用してるグレーのニットカーディガンは着なくていいのか?…っつか、着ないと寒くないか?」
因みにだが、現在の外気温はなんと9度。例年よりも特に今日は冷え込んでおり、11月になるまでは基本半袖の僕ですらモコモコ長袖の上に赤のジャケットを着て、やっと暖かいレベルだ。
しかも、今日は伝説2匹の異常気象の影響で明日体を壊しそうで非常に心配だ。特に、この気候でなんも着ていないのに加えて、今朝のグラカイとの戦闘でも風邪引く要素満載だったくせにまさかの風呂に入ることもなかったユウリは危険だろう。…というか、この人ホントに明日風邪引かない自信あるのかな?
「いや、全く〜?少しも寒くないけど?なんならこれでも暑いし。今8度とか絶対嘘でしょ?」
「…。」
僕は思った。もうダメだこの人は、と。
恐らく、体の感覚神経が麻痺しているのだろう。でなければ暑いなんてワード、今この状況で出てこない。目もキョトンとしているし、間違いなく本心だ。見栄を張っているようには一切見えない。というか、ユウリはそんな変なマウントは取らない。
「…一応聞くが、ユウリ、明日自分が風邪を引く心配は?」
「ん〜?微塵もないよ〜?」
…あぁ、もうダメだ。死亡フラグ(死なないけど)が立ってしまった…。モウオシマイダァ…。
しかも、これで明日僕のつきっきり看病がほぼ確定するという…。嗚呼、誰か助けてはくれないだろうか…。
「ぼ、僕は明日体調崩したくないし、早めに寝るよ。」
「そっか〜。それじゃ、おやすみ〜!あたしはもうちょっと練習しとくからさ!」
「…程々にな?」
「わかってるって!」
そして、その会話の翌日の今は…
「…エヘヘ、風邪引いちゃった⭐︎」
僕を膝枕にして寝ているのである。
?????
因みに僕には未だにこのシチュエーションが理解できない。
因みに僕は今ちゃんとマスクをしている…というかこうなるだろうと思ってマスクをして寝ていた。
しかし、このシチュエーションは予想の左斜め上だった。
だって、起きたら旅の仲間が
…ごめん、まじでどういう状態?
同年代の異性が?僕を膝枕にして寝てて?さらに添い寝までしてて?
…ちょっと情報量が多すぎるかもしれないな?
「…あのぉ、ユウリさん?僕を膝枕にするのやめてもらって…」
「やだ。」
「ん〜〜〜〜………」
うん、2文字で断られた⭐︎
(マジでどうしたらいいんだコレ?外に出たらほぼ100でバカップル扱い&ネットミーム化は間違いないぞ?…うん、なんだろう、後者は論外として前者に関しては別にいいと思っている自分がいることに非常に危険と恐怖を感じているが⁉︎)
「…ユウリ、朝ご飯作らなきゃだから…」
「やぁ〜だ!いやと言ったらいや!」
「まったくもう…。」
(ダメだ、風邪で頭がヒートアップしてて正常な判断ができなくなってる…。しかもなんかよくない欲が増してませんかね⁉︎)
「もっとギュッとしてたい…。」
ホムラに効果は抜群だ!
ホムラの急所に当たった!
「………グハァ(瀕死)」
(なんだこの火力は…。高い、高すぎんぞこれ…。僕の記憶の中では初めて他人にこんな発言されたし…。なんかすごく心が…高揚してる⁉︎)
ブンブンと頭を振ることで思考回路をまともにする。
(落ち着けホムラ…。このシチュエーションで興奮するお前ではないはずだそうだろう…?)
「ホムラぁ…。もうちょっと上行くよ?」
「へぁ?」
すると、彼女の顔がグイッと僕の目前まで迫る。
「…………………」
(まずい。あまりの破壊力とえっちさを前に、沈黙してしまっていた。…なぜにえっちさ?)
因みにだが、今この状況では、頭の中では否定しているが、えっちさ大アリだ。
自分の目前の少女は、顔を真っ赤に染め、頬はピンク色に染まっている。さらにそこにハァ、ハァと吐息が漏れており、同じベッドで寝て体を密着させているため、少々気持ち悪いが、ユウリの体のめっちゃいい香りと体温も感じるし。極めつけは密着しているため、胸の鼓動までハッキリ聴こえるのだ。…僕の胸部に間接的に触れているブツに関してはここでは触れないことにする。
「ホムラぁ…テレビ付けて〜?」
「そんなこと言われても取りに行けないし…。」
(だって貴女にガッチリホールドされてますからねっ‼︎)
このままでは本気で僕の理性が死にそうだ。僕だって欲に支配された猿にはなりたくない。
「ユ、ユウリ!一旦マジで離し────」
「やだ。」
「ノウ!」
(ヤバいヤバい。このままじゃマジで死んじまうって!)
いろんな意味で僕が死にかけていたところにガッツリ赤面しているユウリからさらなる爆弾が投下される。
「別に…ホムラならあたしに何してもいいし。」
(………⁉︎)
拝啓、
どうしてこんなにも明らか僕専用の可愛い生物を生み出してしまったのですか(白目)。
死にそうです、ガチで☠️
いやまぁとりあえず助けて…あ、無理ですか?
神様に対してジョークの手紙を書いていると、ユウリがさらに僕に体を近づけて、否が応でも相手に自分を認識させる。
(マジでっ!死ぬッ‼︎)
これはジョークも言えないレベルでヤバい。本気で理性が飛びそうだ。ついでに意識も。
ぐぅ〜〜〜……
「「あ…っ」」
すると、僕のお腹の音が鳴り、若干申し訳なくなったからかユウリがホールドを解除する。よし、今がチャンス‼︎
「はい、脱出!」
「………」
「…ユ、ユウリ?」
彼女は急に下に俯いてしまったので容態を確認すると…
「え…っ?」
「………ううっ…。」
大粒の涙をこぼして泣いていた。
(え、え、え゛え゛っ⁉︎)
どうすりゃええんやこの状態!
「…ううん……。」
そして最終的にはベッドの上から抱きついてくるユウリ。…僕はキミ専用の抱き枕ではないぞ?
「もうちょっと…そばにいて…。」
ホムラに効果は抜群だ!
ホムラの急所に当たった!
マジでやめてくださいその攻撃。死にそうです。
「わ、わかった…。でも今から料理するから、顔に火傷負っちゃうとマズいし後ろから抱きつくぐらいにしといて?」
…う、後ろから抱きつくぐらい…?あれ?僕ミス────
ギュッ。
「…わかった。これでいい?」
服越しで触れる暖かい感覚、耳にかかる、少し乱れていて荒いけれどしっかりと甘い吐息。さらに、風邪による高温現象などの要因で普段よりも温かい体の温もり。
(うん、これでいい?じゃねぇ‼︎)
思春期男子にはこんなの効果抜群じゃ済まない。健全な男子諸君であればまず間違いなく押し倒してR-18作品ルートへ一直線なレベルだ。
(ただぁ!僕はR-18には断じて踏み入れませぇぇぇん!*6)
「お、おう!い、いい、ぞッ⭐︎」
「ほんと〜⁉︎やった〜!」
抱きつきながら頬を僕の髪に擦るユウリ。…はやくいつもの正常なユウリに戻ってはいただけないだろうか?
(……いつかこれが毎日になったりしないよね…?)
これが毎日になろうものなら僕の理性は秒で消し飛んで、身も心も一瞬でユウリ一色に染まってしまうだろう。というかなるに違いない。
(理性が飛んだ瞬間にユウリに堕とされそう…。)
今この状況を見ていると、それが現実で起こりかねないという恐怖も感じる。
「…よし、できた。」
そうこうしているうちに朝ごはんのサンドイッチができた。
因みにだが、ユウリにはお
「「いただきます。」」
そう言い、僕ら2人は食べ始める。その間はユウリも朝のテンション上がっていた状態から徐々に平常運転になったのか、さっきからずっと顔を赤らめて俯きながらお粥を口に運んでいる。
これはもしかしなくても自分の過ちに気がついたやつだ。
いつもならユウリのためにもスルーするところだが、さっきは度がすぎるくらい
「さっきから顔が真っ赤だが、大丈夫か?」
「…えっ⁉︎あっ、いや〜、ちょ〜おっと熱が上がっちゃったかなぁ〜…あはは…。」
「酷くなるといけないし、薬買ってこようか?」
「え…。や…やだ…。」
「なんか言った?」
「やだ…。薬、いらない…。」
「…それはなぜ?」
「………今はひとりになりたくないから…。」
(ホント、相変わらず正直者だなぁ、君は…)
正直に白状したユウリに、僕はこう続ける。
「…分かった。でも、薬は必要だから僕の常備薬を使うよ。ガラルではユウリはいつも元気だっただろうし、風邪も殆ど引かなかったから常備薬持ってないでしょ?」
「え…なんでわかるの…?」
「君の考えてることは僕にはお見通しさ。…まぁ、あるんだったら薬がいらない理由を常備薬にするだろうからね。」
僕がそう言い切ると、自分の思惑がバレているのが恥ずかしいのか、ユウリはさらに赤くなった顔を下に向けて、食べるのに集中する。
(…まぁ、ユウリだって年頃の女の子だし、自分の考えてることが相手に筒抜けだったら恥ずかしいか。)
な〜んて頭では思っているが、実はホムラは気づいている。
ユウリは、ホムラの発言に対して「かっこいい」と思っていることに。
拝啓、全世界にいる皆さんへ
おはようございます。どうしてまだ助けが来ないんですか?教えてください。
なんか知らないけど、もっと恐ろしい状況になっているし…。
だれか僕を救ってはくれないでしょうか?
…え?そのままお前らいちゃらぶしてろって?理性死ぬわ。
「………」
「………」
ご飯を食べ終わった後、なぜかまた同じベッドの上で向かい合う僕ら。
そう、ベッドに押し倒されたのだ。
(風邪引きの癖に力強すぎるんだよッ!)
食べ終わった瞬間に秒でベッドに押し倒されてベッド上に磔にされた。その時、ありえないぐらい力が強かった。例えるなら、それこそキテルグマだとかそのレベルだ。
なんか、ドクター顔してユウリを頑張って治療する予定だったはずなのに、患者に押し倒されてる…。え、なに?R-18?させないよ?僕の理性が持てばの話だけどね⭐︎(多分無理そう)
「えへへ…♡ホムラの顔が近くにあると、安心するなぁ〜♪」
「ウ〜ン、ソウダネ〜。」
(とりあえず、だれかはやくたすけてくれ…。)
しかし、僕が脳内で切実な願いをしても、非情にも言葉の暴力(キュン死系)に殴られる。
「このままホムラを食べちゃおっかな…?」
ブルッと体が身震い…しなかった。
(あ、ヤバい。なんか体が受け入れ体制に入ってる…。)
このままでは本当に食べられてしまいそうな…。い、いやだ!R-18ルートだけは避けなければ!
「あたしをここまで本気にしたのは…他でもないホムラだからね?」
「〜〜〜!」
(マズいマズい可愛いすぎる…。ユウリの顔を直視しちゃいけない…!なんか
などと勝手にひとりで戦っていると…
「…え〜と、なぜに抱きしめ…?」
「…ホムラを抱きしめたい気分だったんだもん…。」
「………」
今更ではあるが、さっきからかなりユウリからのスキンシップが容赦なくなっている気がする。
完全に僕の理性を
「もうちょっとだけこうさせて…♡」
加えて、ユウリのセリフに♡、つまり愛情がこもっていることも気になる。
僕は鈍感ではないので、ユウリから感じる恋心的なものに気づいてはいたとはいえ、まさかここまでの感情だとは思いもしなかった。
(すっごい想いが重い…。ここまでになるほどなにかした自覚が僕にはないのだが?)
一応思い当たる節としては、日頃の行動と言動、後は3日前の父さんのヒント…。
(あれで、実質僕とユウリが過去に一緒にいたっていうことになるんだけど…)
僕には一切記憶が戻ってこなかったし思い出すこともできなかったけど、もしかしたら自分の体、そして本心は気がついているのかもしれない。自分たちは前に会っていたと。そして、
すると、ユウリがさらに僕に近づいてくる。物理的な距離は0だ。
「…ホムラぁ…♡ハァ…♡ハァ…♡」
ユウリの上目遣いをした顔をみると、直視できないぐらいに可愛いかった。とろんとした垂れ目に、風邪によって赤く染まった顔。密着させた体から感じるユウリの高い心拍数に、マスクを貫通してくるレベルの
僕は、かろうじて耐えているが、心拍数はいつもよりもかなり上がっているし、目の前の無防備すぎる
「ホムラ…?どうしちゃったの?もうあたしに堕とされちゃうの?」
「ぐ…ッ!い、いいや!まださ‼︎僕はまだ…耐えられ…。」
最後まで言おうとしたところで、ユウリから手が伸び、僕の頬に添えられる。
(…えっ?これはまさか…?)
「ホムラは、堕としたくないけど堕ちてほしいなぁ…♡ねぇねぇホムラ…。ちょっと失礼…♡」
そして、添えられた腕をつたるようにして少女の顔はだんだん近づいてきて────
ロトロトロト!セレナから着信です。ロトロトロト!セレナから着信です。
「「!⁉︎」」
ユウリのスマホロトムが鳴り、着信を伝える。
「わわっ、すぐでなきゃ…」
「いいや、ユウリはここで待ってて。風邪引きさんは電話控えなきゃ。」
「んむぅ〜…。」
ちょっとむくれるものの、素直にそこで待つユウリ。
そして、僕が電話に出る。
「はい、もしもし?」
『もしもし、ホムラかな?久しぶりね!ユウリは?』
「異常気象のせいで風邪ひいて療養中だよ。」
『…へぇ〜?じゃあ、邪魔しちゃったみたいね?』
「…いいや、押し倒されてたから
『…よしわかった、聞かなかったことにするわ。』
「ところで、何か用でもあるの?」
『えぇ、それを言っていなかったわね。先日のリーグで、アタシがよっしいに負けちゃったのは知ってるよね。』
「…あ、ああ。まぁ…。」
先日デルタチャンピオンマッチが再び行われ、セレナがよっしいと戦った。結果は、よっしいが2体残しでセレナが敗北。本人にとっては正直これ以上ない地雷のはずなんだが…もしかして無敵か?この人…。
『あ、負けたことに関しては気にしなくていいわよ?レッドさんが負けたんだし、アタシも負ける覚悟だったからね。…メガマフォクシーのおかげであそこまでいけたけど、メガシンカがなかったらよっしい戦にはいけててもよっしいに3体残しの大差を付けられてた可能性もなくはないわ。ホントに冗談抜きで異次元よ、
「ところで、用件…」
『あぁ、言ってなかったわね。近頃、グレン団が伝説の鳥ポケモンのファイヤーを捕獲したっていう報告があったわ。』
「えっ⁉︎」
『マジよ。ってな訳で、次の狙いは恐らく近日出現報告があがったサンダーだって言われてて、その子をあなたたちと一緒に守りきってねってフレイムさんから頼まれて…。』
「父さんから?」
『…あぁ、そうだったわね。あなたにとってはお父さんね。そうよ。フレイムさんから直々に連絡があったの。…なんでアタシかは知らないけど。』
「…わかった。それっていつになりそう?」
『わかり次第連絡するけど、多分数日〜一週間後、早くて3日後だと思う。』
「オッケー、ありがとう。僕たちで力になれるなら、協力するよ。」
『ユウリは大丈夫そう?』
「ああ、後で事情は説明しておくよ。多分協力してくれると思うし。」
『助かったわ、本当に。それじゃ、また会いましょ!バイバイ!』
「おう。また会おうな。」
プツン……
そして、なんやかんやあって18時になった。
もう既に外は暗く、ホテルの部屋の中に差し込む光は殆どないくらいだ。
「………」
「えへへ…♪」
一方の僕はというと、ユウリの膝枕となり、なぜかずっと無心で彼女を撫でていた。
あの後、破壊力のあるセリフをバカみたいに言われ続けて、スタミナが完全に0になってしまった。最早ユウリのセリフ一言一言に対して感情を抱いている暇すらないぐらいにメンタルダメージがすごかった。とにかくやばかった。…ガラル人ってみんなこんなに野蛮なの?って思うくらい。
ちなみにだが、唇は重ねていない。セレナとの電話の後からはそういう気分ではなくなったらしく、そういう行動はしなくなった。…まぁ、その代わりにドキドキさせられる言動が過剰に増えたが。
「…ユウリ、そろそろ…もう…休みたい……。」
「…わかった。いいよ。」
彼女は立つと、僕の隣に腰を下ろして、自らの膝をポンポンと優しく叩いた。
あ、これ絶対呼ばれてるやつだ。しかも状況的に膝枕だし。
「…おいで♡」
薬を飲んで体調は良くなっているので、間違いなくこれは自分の意思でやっている。他の人にも同じようなサービスをしていたのかと疑いたくなるぐらいだ。恐ろしい…。
「…おいでよぉ〜…。」
ちょっとプスッとした顔をして、僕を更に誘惑。正直なところ、僕はこの連撃に耐えられる自信はない。そんなこんなで…
「…わ、わかったよ…。」
「やったぁ♡」
極上に甘い声を室内に響かせながら、膝枕をするユウリ。ふと上を見てみると、すぐそばに彼女の顔があって、本気で僕を堕としにきていることがよく伝わってくる。今日に関してはマジで、油断したら即終了だろう。敢えて何かとは言わないが。
そういう関係になるとしても、一連の出来事に一区切りついてから…具体的には僕のマスターボールからポケモンを出せるようになってからだ。それまでは、絶対に堕ちるわけにはいかない。だって、それはまた違うから。自分の責務から逃げているから。
だからこそ、そういう意味でこの状況が死ぬほど辛いのだ。
堕ちれるならさっさと堕ちてしまいたい。
「えへへ♡ホムラのほっぺたプニプニだね…♡」
「そりゃあ毎日ケアしてるからね。…ユウリも、相変わらず綺麗な肌だね。」
そう言い、反撃のつもりでスッと彼女の肌を触る僕。でも、今の無敵状態のユウリに、その攻撃は寧ろ逆効果だった。
「やったな〜?」
そう言い、じゃれつきながら激しいスキンシップをするユウリ。あまりにも激しいものだから、僕は一瞬で怯んでしまった。
「…おっそろしいな、ガラルチャンピオンは…。」
「…どうする?降参する?」
「したら終わりそうだから、しない。」
「…へぇ?したらなんで終わっちゃうの?」
「R-18になっちゃうでしょ。」
「じゃあ、あたしがそうさせちゃおっかなぁ〜?」
「可愛いからって許されると思ったら大間違いだぞ、ガラルチャンピオンさん。」
「可愛いからこそ、冗談が許されるんだよ?パルデアチャンピオンランクさん?」
お互い(なぜか)一歩も譲らない攻防が続く。
ふと気がつけば、言い合いを始めてから30分も経っていた。
「…そろそろご飯食べなきゃだね。」
「そう…だけど、それを作るためにも一旦ホールドを解除してくれないかな?」
「え〜?なんで〜?朝は許してくれたのに…ホムラのいじわる…。」
「これこれ、そんなこと言わないの。ユウリは一応風邪引いてる身なんだからさ。」
「むぅ〜〜〜…。そんなだったら、もう晩御飯なんてい〜らない!」
そう言われた瞬間、僕の視界が天井へ向く。
「おわっ⁉︎」
今日何度目かわからない情景。僕はまたしても押し倒されたようだ。…でも、今回は
ユウリは力を入れていないし、僕が脱出を試みればすぐに脱出できる状態。でも、不思議と脱出できない。まるで
すると、ユウリが急に怪訝そうな目になり、僕に訊く。
「なんで逃げようとしないの?」
答えたい。答えたいが、答えが見つからない。何故だかわからない。
この
拝啓、テレビ…じゃなかった。パソコンやスマホ、タブレット端末の前の紳士及び美女諸君へ。
コホンゲフンゴフッ…。このトキメキとはなんだか、教えてほしい。…ん?なになに?うるせぇ色男って?……ちょっと脳内よっしいは黙っとけ。
なんだろう、感じたことはある。でも、ここまで強く感じたことはなかった衝撃。目の前の少女の魅惑から逃れられない。これまで出会ってきたどんな人よりも美しく、そして儚く見える、この感覚…。恋心…なのだろうか…?
いや、まぁ……知っての通り、愚問か。
「おーい、ホムラー?」
いつもの調子に戻りつつあるユウリ。どうやら、調子に乗りすぎた自分にストップをかけるためにこうしたようだ。賢いな、相変わらず…。
(そして、綺麗だ……。)
あまり心に思ったことを純粋に言いたくはない。だってそういう年頃だから。普段はボケツッコミ両刀の
(この気持ち、伝えたい…。)
完全に立場が逆だ。今ので何度目だの何だの言っていたけれど、本当はやられる度にドキドキが大きくなっていって、今爆発しそうなのだ。
そして、冷静な僕が止める間もなく、僕はこう言った。
「…だって、君があまりにも綺麗だから。」
「………⁉︎⁉︎⁉︎」
ユウリの顔が、わかりやすくショックを受けていた。顔に『衝撃』の2文字が書いてある。そして、僕はこのときあることを確信し、同時に自分にこう言い聞かせた。
(拝啓、僕の理性。ドンマイ⭐︎)
しかし、僕の予想と裏腹に、ユウリはこう言った。
「そ、それは満更でもないんだけど…。」
「だけど…?」
「お腹…空いちゃった⭐︎」
「…。」
さっきまでの甘い感情は一瞬にして跡形もなく消し飛び、代わりに一つの感想が脳内に現れる。
いや、晩飯いらん言うたの誰やねん。
こうして、僕ら2人の夜は終わり、翌日…。
「ゴホッ、ゴホッ…。」
「………風邪、うつしちゃったかな?」
「…いや、風邪引きにずっとベッタベタされてたのもあるけど、僕がセレナとの電話以降マスク外してたのが悪いし、実は僕
ちなみに、これはガチである。
「え…?早めに寝るとか言っておいて…?」
「それは…返す言葉もない…けど!昨日のアレは酷かったからね⁉︎」
「うぐ…っ。ご、ごめん、昨日は…。風邪のせいで正常な判断ができなくなってたのもあるけど、イタズラしたくなっちゃって…。」
「だからと言って普通あそこまでやる⁉︎」
「や、やるよ‼︎」
成程、世の中の親たちが少年少女2人で旅をするのを全力で止めてくる理由の一つがわかった。
「そ、そんなことより、今日の朝のカレーを……」
「風邪引きにカレー食わせるな!鬼畜かよ⁉︎」
「え?夏野菜カレーだよ?今から買いに行くけど───」
「チョイスヤバいて!しかも今季節外れだから高いし!」
栄養にはいい。ただ、少なくとも子供のお財布にはキツいだろう。あと、カレー食う前提なのがヤバい…。僕の昨日作ったご飯覚えてないのかよ…?
「…じゃあ、お粥カレーを…」
「そんなおぞましいもん食いたかねぇよ‼︎」
「え〜?好き嫌いはダメだよ〜?」
「料理内容的に風邪引きには食わせちゃダメだろ!カレーかお粥のどっちかにしなさいな!あともっかいいうけど、僕食欲あんまりないからね⁉︎」
「あんまりないだけでしょ?今叫びまくってるんだし、カレーぐらい入るって。」
「マジの鬼畜やめろ‼︎」
こうして、この日は昨日と違って、平和で愉快な1日になったのでした…。ちなみに、翌日は僕の風邪がガッツリ悪化しました⭐︎いや、何してんだよ。
でも、そんな平和な日を脅かす存在は、すぐそこに迫っていることを僕たちは忘れていた。
《コウメイ視点》
『いよいよ計画は明日だ。心してかかれ。』
「了解。ジュモクタウンにある『ダイジュモク』にいる、サンダーの捕獲ですね。」
『あぁ、そうだ。先日のバトルの経験から考えてラティオスだけでは駄目なら、さらに強力な戦力を連れていくのがいいだろう。あまり駆り出してしまうのは好ましくないが、先日確保したファイヤーなどをな。』
「…前から思ってたんですけど、何故そんなに
『小さな力は確かに1人じゃ何もできないが、いくつもの力が集まることでやがて大きな力となる。その小さな力を舐めてはいけない。さらに、彼のバックにはマクロコスモスや、マスターボールに入ったポケモンまでついている。油断してはいけないし、彼を手中に収めれば、マクロコスモスはともかくとして、マスターボールのポケモンを手にすることだって可能なハズだ。』
「…マスターボール?なんでそんな存在を知っているんですか?」
『…昔、私は彼と会ったことがあり、実際にそのボールの存在を見たことがある。そこからは確かな存在感と桁違いのオーラを感じた。だからだよ。』
「そう…ですか…。では、確実にサンダーと、いずれ彼を手中に収めてみせます。」
『今回は欲張りすぎてはいけない。サンダーの捕獲を最優先にしてくれ。…よっしいくんに我々の動きがバレている可能性が高い。もしかしたらホムラくんやユウリもこちらに向かってくるやもしれない。気をつけてくれ。』
「了解です、ボス。必ずや、ポケモンたちのための世界の実現のため、尽力してみせましょう。」
『ああ、期待しているが、本当に気をつけるんだぞ。』
「わかっていますよ…。」
To be continued…
激甘描写
これからもたまに出てきます。ある章が終わったのを境に、その描写も多くなります。苦手な方はご注意ください。
あとがき
序盤からすっごい甘さでビックリしたと思いますが、僕が本気で激甘描写を描くならこんなもんじゃないです。覚悟しておいてください(?)それと同時に、このような描写が苦手な人はご注意下さい。今回のは序の口ですから…。それでは、次回予告です!
ホムラ 「いやぁ、風邪が治って一安心…とはいかないんだよなぁ…。」
ユウリ 「えーっと、さっき改めて説明聞いたけど…サンダーを守らないといけないんだよね。」
ホムラ 「そうそう。あと1人助っ人が来るみたいだけど…誰なんだろう?」
ユウリ 「う〜ん…セレナ本人が来るとかかな?」
セレナ 「その通りよ!あと2人、今回は連れてきているんだけど…」
ホムラ 「あと…」
ユウリ 「2人も…?」
セレナ 「そう、後2人よ!誰かって?…う〜ん、それはねぇ…?ということで、次回ポケットモンスター新たなる旅路!」
ホムラ 「『グレン団再来!』」
ユウリ 「『サンダー防衛作戦‼︎』絶対守り切るよ!」
セレナ 「流石はバカップル、息ピッタリね。」
ホムユウ「誰がバカップルだ!」
セレナ 「そういうところよ。」
ということで、次回はセレナ再登場&2人のキャラクターが登場!一体誰と誰なのでしょうね?みなさんも是非是非予想してみて下さい!それでは、また次回にお会いしましょう!バイバイ‼︎
次回 第二十三話 『グレン団再来!サンダー防衛作戦‼︎』
ホムラの最初の1匹は誰だと思う?
-
伝説のポケモン
-
御三家(最初の3匹)
-
色違いの伝説のポケモン
-
幻のポケモン
-
色違い御三家
-
色違い幻のポケモン
-
それ以外(コメント欄に記入を!)