【未完・更新終了】ポケットモンスター 新たなる旅路   作:よっしい

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どうもこんにちは、サプライズ投稿をしてみたよっしいです!
一応『【初見さん必見】全話一覧』で告知はしていたので、完全なサプライズではないですが…。
内容としては、は、当初はホムユウだけにする予定でしたが、筆者がどうしてもサトセレ不足なのでホムユウとサトセレを交えた2本立てです。
SSですが、両方とも本編を考慮していない、完全なイフストーリーです。
同じ時間軸なので、現行の本編より結構先のお話です。

それでは、ささやかなShort Storyをどうぞ。


《バレンタインSS》甘い甘い、ビターなチョコを


 

1本目「甘美なチョコを、夢の世界で」

 

とある年の2月14日の夜。ミナモシティのホテルにて。

少しお高いビジネスホテルに1人で泊まるその美少女は、顔を綻ばせながら夢を見ていた。

 

「まだかな…?」

 

雪が積もるミナモシティの海沿いの通路の電柱の下で、誰かと待ち合わせる少女。

 

先ほども言った通りこれは夢。夢の通り雪は積もっているが、今は2月14日の夜。さらには、()()()()()()()()()()()()()()と待ち合わせているのだから。

 

そして、待ち遠しい感情を抱く中待つこと数分。

 

「あっ!来た!お〜い!」

 

少女は手を振り、ずっと、ず〜っと憧れ、待ち焦がれ、待ち望んできた少年の姿を確認する。

ワールドチャンピオンとなっても、その元気溌剌でわんぱくな性格は一切変わっていなかった。

 

そして、それが少女にとっては本気で嬉しかった。

 

「待たせてごめんな、こんな寒いところで!」

 

「ううん、全然!」

 

夢の中だとわかっているのに、心臓が大きく鼓動を奏で、頭の中は嬉しいという感情以外存在していなかった。

 

やっぱり自分は彼に染まっているんだなと再確認したところで、少女は少年を見つめる。

 

自分とほぼ同じ背丈だったのが、少し伸びて自分よりも高い少年の姿。この逞しい姿が少女の心をさらにドキドキさせた。

 

そして、自身が好きで好きで…そして大好きな少年へ、チョコを渡す。不思議なことに、自分の手元からは、今朝ごろに見た、彼に渡したいチョコがあった。

それは、ピンクのハート型のパッケージの右上に青いリボンが巻かれているものだった。

 

「サンキューな!…開けてもいいか?」

 

「うん、もちろん!」

 

中も見て、これを渡せたらいいなと妄想していたが、夢の中でとはいえ渡せて、少女の心中は幸せ以外の感情は存在していなかった。

 

「おお〜!うまそう!食べても?」

 

「勿論いいよ!」

 

そう言いながら、ベンチに座って、2人で寄り添いながらチョコを食べる。

 

夢の中の彼は、しれっと少女の口にチョコを持っていき、食べさせてもいた。

その行動が、少女の感情をさらに昂らせた。

 

「ごちそうさま!すっげぇおいしかったぜ!ありがとうな‼︎」

 

「うん!それじゃあ、一緒にちょっとお散歩を────」

 

ピピピピッ!ピピピピッ!ピピピピッ!ピピピピッ!

 

そんな、本当にいいところで夢は途切れ、現実世界へと引き戻される。

これが、今の少女にとってはたまらなく惜しく、憎たらしいものだった。

 

「…もっと一緒に居たかったなぁ…。」

 

志を向ける先が、ゴールが、立つ場所が違うのだから仕方がないことではあるが、本心は、夢で見た少年と一緒にいたかった。あれがもし夢でなければどれほどよかったことだろう。

 

「また、会えるといいな、な〜んて。よぉし、今日も頑張ろう!」

 

だが、少女は信じていた、というか確信していた。そんな夢にまで見た自分の理想が、やがて現実となり、彼を自分の手中に収めることができることを。

 

そんなことを考え感じながら、夢見る少女は今日もポケモンたちと特訓に明け暮れる。

全ては自分の夢の実現のため、そして、少年との約束のために………。

 

 

 

⭐︎

 

 

 

ピピピピッ、ピピピピッ、ピピピピッ、ピピピピッ…

 

「……ふぁ〜あ…。なんか知んないけど、今日は起きれたぜ〜…。おはよう、ピカチュウ。」

 

「チャァァァァァ……。」

 

豪雪によりあたり一面雪景色となっている地面から目を逸らし、冬のまだ暗めな空へ目を向ける。

上空に目を向けると、今この空を見上げているであろう、夢の中に出てきた少女の顔が思い浮かぶ。

 

「…にしても、変な夢みたなぁ…。……元気にしてるかなぁ……。」

 

そんなことを言いながらも、まだまだ、彼の挑戦は一生終わることはない。

 

それは、誰が為でもなく、自分が挑戦者であり続ける限り、その道に、そしてその旅路に終わりが見えることはないのだ。

 

 



 

2本目「寒さなんか吹き飛ばすような最高の贈り物を、あなたに」

 

「寒い〜っ!」

 

今日は寒い。寒いけども、僕らがそれに怯える必要性は一切ない。なぜなら…

 

「確かに寒いけど…」「寄り添ってればだいじょーぶ!ってね!」

 

互いに寄り添い、互いの寒さを互いの暖かさで打ち消す。

僕らの間に、寒さなどという邪魔者が入る隙間はないのだ。

 

今日は2026年2月の14日。そう、バレンタインデーだ。

 

バレンタインデー…それは、寒く冷たい冬の日に温かいプレゼントを贈る日。

僕らは今、プレゼント譲渡会なるものがある、とある町の公園にやって来ている。

 

「さ〜て、どこから行こうかな?」

 

「どこでも!広場まで歩き終わったタイミングで渡すからね〜!」

 

ユウリは、いつもに増して嬉しそうだった。僕とこの日を共にできることが何よりも嬉しいようだ。

 

「よぉし、じゃあこっちから行こうか!」

 

「うんっ!」

 

オープン開催されていた雪合戦対決だったり、お祭りのときのように点在していた屋台を楽しんだりして、時にはサインを書いたりもしながら、その日は2人でたくさんはしゃいだ。

 

そして、広場に着く。

もう昼過ぎで、そこそこ雪がちらついていた。

 

ヒラヒラと舞い降りる雪を背景に、僕はユウリからプレゼントを受け取る。

 

「ホムラ。それじゃあ、渡すね。」

 

「うん。」

 

「はい!ハッピーバレンタインズデー!」

 

僕が渡されたのは、まるでクリスマスプレゼントかのようなプレゼントボックス。

 

「開けてみてもいいかな?」

 

「勿論!中には2つ入ってるよ!」

 

パカッと箱を開けると、中には…

 

「チョコの箱…ってこのメーカー、めっちゃ高いやつじゃん⁉︎」

 

中に入っていたのは、『カエンジシカカオ』というメーカーの豪華なチョコレートセット。

少年少女のお財布事情にはとても厳しい製品には違いないのだが、それでも買ってくれたとは…!

 

「ありがとう、ユウリ!」

 

「どういたしまして!もう一つあるから見てみて!」

 

「うん!……これは…?」

 

箱の中に入っていた包装紙をさらに破くと、中からは小さな箱…そう、小さなオルゴールが現れる。

 

「これは…オルゴールかな?」

 

「うんっ!自作なんだ!」

 

「えっ、自作⁉︎」

 

少なくとも僕は作業している場面を見ていないが…?

 

「自作と言っても、かなり前…それもチャンピオンに就任した頃に作ったやつだけどね。クラフト講座みたいなのに行ってきたんだ!この間、ママに送ってもらったんだ〜!」

 

「へぇ〜。ちょっと聞いてみてもいい?」

 

「勿論!」

 

キリキリとハンドルを回すと、そこからは曲が流れ始める。

 

「この曲って…アカシア*1?」

 

「そう!あの曲だよ!」

 

サビの部分だけ流れ、少し間を置いてからまたサビが最初から流れる。

 

「ありがとう。ものすごい価値のある、すごく強い気持ちのこもった、これまでの何よりも素敵なバレンタインのプレゼントだよ!もらうことができて、本当に嬉しい!ありがとう‼︎」

 

「…!」

 

途端、ユウリの顔がぱあっと明るくなり、少し…いや、結構頬を赤らめ、こう言う。

 

 

「どういたしまして!」

 

 

プレゼントの価値は、値段で決まるものじゃない。値段はあくまで目安だ。結局は、いくら高いものを渡されても、そこに感情が無ければ意味はない。でも、強い感情がこもっていればいるほど、そのプレゼントにはものすごい価値がある。ユウリから贈られたプレゼントは、本当に、本当に最高のプレゼントだった!

 

 

よぉし!これはホワイトデーは張り切らないとだ‼︎最高のプレゼントをユウリに届けよう‼︎

 

 

こうして、2月14日の聖日は明け、また日常が戻ってくる。

その一方で僕は、次なる特別な非日常へ向けて、奮闘するのであった。

*1
現実世界とのリンク点です。今作でもバンプさんの曲です。名曲ですので、聴いたことがない方は、ポケモン公式からYouTubeにあげられているMVも一緒にみてみてください!




サトセレ

こいつらまじでむちゃくそ描きやすい。この人らが恋愛してるところがめっちゃ想像できるのと、サトシだったらこれはこう言うな〜だとか、セレナだったらここはこうするでしょ、みたいなのが頭にパッと浮かんでくるので、めちゃんこ描きやすいです。ホント最高だわこの2人組。
アニポケXY製作陣のみなさん、ありがとうございました‼︎一生推します‼︎
ということなので、1月下旬でも言及した通り、次回以降のSSや本編でもじゃんじゃんピックアップしていきます。…まぁ、本編での登場は次の幕間の3話分でやるので、少し先の話にはなりますが。
ちなみにですが、今回は並行世界、即ちデルタ地方のある世界へ行けなかった世界線の話です。
デルタ地方のある世界へ行った世界線ではどうなっているかと言えば……幕間編までお待ち下さい。

ホムユウ

こちらも本編とリンクしていないです。
今回のSSは『対照的』をテーマにしたSSなので、こちらは現実の話にしようと思ったのですが…無理でした。というか多分無理です。まず間違いなくその時が来たらやっちゃいます、バレンタイン回は。ということで、今話はこちらもifですが…そこ以外は結構対照的になっているんですよね。皆さんはいくつこの仕掛けに気付けましたか?

あとがき

不意打ちバレンタインSS、いかがだったでしょうか?
今話は不意打ちサプライズということで、1本目と2本目を対照的に描いてみました!
今話の構成としては、1本目がサトセレで、2本目がホムユウでしたが、どうでしたか?また感想などをいただけると嬉しいです!
そして、もしこの作品を読んだその時間が、これを読んでいるあなたへの素晴らしい時間になったならば、筆者として非常に嬉しいばかりです。

この作品の次回更新は2週間後の金曜日になっていますので、またそちらで。
来週はベイブレード小説の更新ですので、是非是非覗いていっていただけると嬉しいです。


寒く冷たい冬の空とは対照的な、温かい日常があなたを待っていることを願っています。


I hope you can have very happy Valentine's Day…


良いバレンタインの日を…。

ホムラの最初の1匹は誰だと思う?

  • 伝説のポケモン
  • 御三家(最初の3匹)
  • 色違いの伝説のポケモン
  • 幻のポケモン
  • 色違い御三家
  • 色違い幻のポケモン
  • それ以外(コメント欄に記入を!)
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